2021/04/15 - 2021/04/16
348位(同エリア434件中)
実結樹さん
この旅行記のスケジュール
2021/04/15
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日中線しだれ桜 桜のトンネル
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旧「会津村松駅」跡
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この旅行記スケジュールを元に
満開の日中線のしだれ桜を堪能した喜多方の旅です。
「ラーメン」と「しだれ桜」と「蔵の街」だけではない喜多方観光のもう一つの目玉、
会津大仏のおわす「願成寺」& 会津ほまれの醸造元:ほまれ酒造の「雲嶺庵」の庭園と酒蔵を見学してきました。
初日4/15(木)は総歩数34,447で喜多方の街をずっと歩いて巡りました。
でも、折角行った「雲嶺庵」は定休日 (u_u)
リベンジで翌日は宿で無料で借りられた自転車で「雲嶺庵」とその先の「願成寺」まで行くことができました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自転車 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
【初日 2021/4/15(木)】
喜多方に来た一番の目的:満開の「日中線のしだれ桜」。
12:45 喜多方駅近くの桜並木道の起点から出発し、
SL広場や圧巻の桜のトンネルを抜け、ゆっくり70分かけて、 -
13:55 「会津村松駅」跡まで歩いて来ました。
この先まだまだ桜並木は続くのですが、もう顔がピンクに染まりそうなほど桜は堪能したので、この辺で一応並木道とはお別れです。
全長3㎞あるといいますが、多くの人もこの先までは行っていませんでしたね。
帰りのシャトルバスの乗り場もここにありました。
本当は、宿で借りられるチャリを押して桜並木は見て、
ここから県道を更に北に行った先にはサイクリングで行こうと思っていた「雲嶺庵」があります。
でも、荷物を一旦預けに行った時、喜多方観光コンシェルジュでもある宿の女将さんが、
「自転車はさくら観光に却って邪魔になる」とアドバイスしてくれたので徒歩で来ました。
さあて、この時点でスマホに訊くと「ここから雲嶺庵まであと1.1㎞」と言っています。 -
なら、歩いても行けそうじゃん・・
国道459号線との交差点から県道333号線に入り真っ直ぐ北上します。
桜並木が並行してまだ左手に続き、その向こうに冠雪した「飯豊山(いいでさん)」の山並みも見えます。 -
14:15 約20分で「雲嶺庵」到着。ところが、
ガ~ン!
無情にも定休日の札がかかっています >_<)
私のスマホの情報や、家にある2012年版の古いマップルでは「年中無休」となっていますよ。
でも、駅の観光案内所で貰った最新パンフレットにはよく見たら確かに「木曜定休」と書いてありました。
私としたことが痛恨のミスです。
※Googleに修正情報を提供し、今は私が見た営業案内は木曜定休に改められています。会津ほまれ 雲嶺庵 名所・史跡
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こんなに遠くまで歩いて来てしまったのに、来たからには戻らなければなりません。
14:55 傷心?の内に途中にある「旧甲斐家蔵住宅」や、
今夜の食事処に予定している「会津田舎家」近くの「おたづき蔵通り」などを散策し、今日の午後の観光を終えます。旧甲斐家蔵住宅 名所・史跡
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【旅行2日目 2021/4/16(金)】
08:30 「喜多方の宿あづま旅館」チェックアウト。
なまじっか、昨日わざわざ歩いて「雲嶺庵」まで行ったのに振られたので、今日は予定変更して根性でリベンジする積もりです (^^;
荷物は宿で預かって貰って、無料でチャリをお借りします。
レンタサイクル屋さんまで行かなくてもいいだけでも大変嬉しい宿のサービス。
素敵な彼の助手席に座って、ビュ~ン!と連れて行って貰えないオバハン一人旅は寂しいもんですね (u_u)喜多方の宿 あづま旅館 宿・ホテル
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私は日頃「チャリンコ◯◯ちゃん」と異名を取るほどのスーパーママチャリライダー。
宿の女将さんが、
「雲嶺庵までは山に向かってずっと坂道だからきついですよ」とアドバイスしてくれたけど、この程度なら平坦な道にしか思えないことを、昨日確認済みでもあります。 -
変速ギアを使うこともなく、分かりやすい一本道を軽快に走って25分、
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08:55 会津ほまれの蔵元「ほまれ酒造」の醸造所着。
これは東側の裏の方から見たところです。
入口近くに広い駐車場は整備されていますが、チャリ置き場は特に見つからなかったので、この白壁の脇に停めました。 -
09:00 「雲嶺庵」開苑
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表にまわってこちらが玄関です。
この際、折角チャリで来ているので、この先にある「会津大仏」がある「願成寺」までも行こうと考えています。
昨日歩きで来て入苑できてしまっていたら、今日改めて出直して来てお寺まで行こうとは思わなかったかもしれません。
「願成寺」までここからどのくらい掛かるか、また拝観に要する時間も読めなかったので、先にお寺に行ってしまおうかなとも思ったのですが、「雲嶺庵」への到着も開苑時間ジャストで丁度いい。
誰も居ない貸切状態のうちに先にこちらを見てしまおうと思います。 -
自転車を停めた白壁の長屋の中は長い通路になっていて、歴代女優のポスターがずらっと掲示されています。
昔から輸送の関係もあって関東での販路開拓に重きを置いていたので、いち早く「宣伝」の力も取り入れていたと、後刻、案内ガイドさんが説明してくれました。
そういえば私も、お酒も飲まないほんの小さい時から「会津ほまれ」という銘柄は知っていたように思います。
この通路を抜けると、 -
2014年にリニューアルした試飲もできる販売コーナーになっています。
常時10種類以上の清酒、焼酎、リキュールなどを無料で試飲できます。 -
「昨日、桜並木から歩いて来たのに定休日でした。
今日はあづま旅館から自転車で来ました」とスタッフともお話ししました。
「ずっと年中無休で営業してきましたが、去年あたりから木曜定休になりました。
自転車でいらしたとのことなのでほんの少しだけですよ」と、
この藏を代表する一番オーソドックスな「純米酒 会津ほまれ」を小匙1杯くらい試飲させて貰いました。
試飲を提供するスタッフは皆さん利き酒師の資格保有者だそうです。 -
お酒自体はもちろん、普通のお土産や試飲用の蛇の目模様の特製お猪口も販売されていました。
各種お酒を纏めて10本以上購入している男性客が居ました。
「何処でも売っているけれど、蔵元で買うとひと味違うような気がする」とのことでした。
飲食店は「本店」主義の私と共通するかも・・
ここでしか買えない銘柄もあるそうです。 -
「会津誉」と書くと読み方が分からない場合があるので、
「会津ほまれ」として親しみやすいように配慮したそうです。 -
販売コーナーの向かいには庭園に張り出した休憩室?テラスがあります。
大きなガラス窓から庭園が一望です。 -
「雲嶺庵」では有料のドリンクサービスは行っていません。
でもちゃんと購入するつもりならここにゆっくり座って試飲もたっぷりできるのかも・・
だけど車で来ないとアクセスは不便なんですよね。
バスも通っているけれど本数も少ないし。 -
テラスは庭から見ると蔵に後付けされたような感じになっています。
更に、奥に進みます。 -
ステンドグラスが淡い光を投げかけている壁面にはお酒の瓶がズラリと並んで壮観です。
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さらに庭園沿いの明るい通路を奥に行き、
突き当りの上がり口で靴を脱いで -
お座敷に上がります。
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座敷の入口は多分元々こちらの玄関でしたが、試飲販売コーナーから直接来られるようにリニューアルされています。
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家人が生活した住居というより、このお座敷は来客をもてなす迎賓館のような役割だったのではないでしょうか。
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お座敷に座って南側から北東方面を見ます。
大きな全面窓ガラスから明るいお庭の景観が素敵。
朝一で来て貸切状態で独占しているのでなおさら贅沢な時間です。
座敷を囲む廊下も畳敷き。 -
昭和55年に創業者:唐橋幸作氏は勲五等瑞宝章に叙されています
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日本庭園「雲嶺庵」は昭和25年(1950年)に作庭された1,300坪の池泉回遊式庭園です。
会津ほまれ 雲嶺庵 名所・史跡
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庭園の命名は文学博士の綿貫哲雄氏。
雲間から磐梯山の山頂が望めることに由来しています。
でも、良いお天気でしたが私は確認はできませんでした。 -
建物は東に向いているので午前中だと綺麗に写真に納まります。
昨日、午後に来なくて却って良かったかもしれません。 -
大正時代に「ほまれ酒造」を創業した「唐橋幸作翁之像」
ちなみに、TBSの「サンデーモーニング」で毎週お目にかかる、メガネがよく似合うフリーアナウンサーの唐橋ユミさんはこちらの社長令嬢なんだそうな・・ -
北側から庭園を見ます。
未だ樹木が生い茂っていないので逆にすっきりしている景観かもしれません。 -
滝も流れていました。
私はこのお庭の奥深さがそんなに理解はできなかったのですが、
滝は何段にも落とされ、豪壮な雰囲気を醸し出しているんだそうです。 -
「雲嶺庵」庭園への外から入る門。
普通に試飲販売コーナー経由で来たのでは見落としがちですが、案内ガイドの最後に教えて貰いました。 -
門の脇の庭園の由緒書き
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一応ざっとお座敷と庭園を見終わって試飲コーナーに戻ると、先程のスタッフの方が、
「10:30~15分程度のガイド付き酒蔵見学がありますよ」と教えてくれました。この時点で、
09:25
あと、丁度1時間後に戻って来ると案内して貰えるんだ、ということが判明。
でも・・状況に因るな、と取り敢えず心に留め置くだけにしておきました。 -
09:30 再びポスター回廊を通って「雲嶺庵」を後にします
-
09:35 スマホはホントに有難い。
言うがままにチャリを漕ぎます。
県道をさらに北に進むと三叉路があり、ここで左折します。 -
09:41 押切川に架かる県道大平喜多方線の「願成寺橋」からの眺め。
旅行は何と言ってもお天気に限りますねえ。 -
09:55 「願成寺」の表門に到着。
少し行き過ぎて余計な時間がかかりました。
ソメイヨシノがまさに見頃です。
市内よりも少し遅いのかもしれません。 -
山門前の受付でひとしきり説明があります。
拝観料は300円。
開山は嘉禄三年(1227年)、法然上人の高弟:隆寛律師。
開基はその弟子:實成房上人。
大施主は、時の領主であり、頼朝の供奉員:佐原十郎義連公。
現在の堂宇は、慶長大地震後に会津藩主 初代:保科正之公、正経公、正容公(正信公)三代を通じて大施主となられたものです。 -
鐘楼の周りも桜が綺麗です
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浄土宗のお寺なので、鐘は1回撞いたら「南無阿弥陀仏」と唱え、鐘の音がおさまったらもう一度撞くようにと言われました。
料金は拝観料に込み。 -
本堂の御本尊:阿弥陀如来像は法然上人から直接伝えられたものだそうです。
賽銭箱には葵の御紋が描かれていました。 -
手作り感満載の境内案内図
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大佛殿
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10:15 「来迎三尊像」は国の重要文化財。
中央の高さ241cmの「会津大仏」は千体仏を付けた船形光背を背に、右に観音菩薩、左に勢至菩薩を脇侍として従えています。願成寺 寺・神社・教会
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大佛殿の前の「心字池」には大きな白鷺が来ていましたがシャッター間に合わず・・
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近頃、コロナの影響でとんと見かけなくなった手水舎が珍しく営業中になっていました。
受付の前を通ると先程のお寺の奥さん?が、「時間があれば寺内のパワースポットなどご案内しますが」と言って下さったのですが、まあ「会津大仏」を拝ませて頂いたのでこれで一応「願成寺」はクリアと致しましょう。
よし、酒蔵見学に間に合うぞ!
帰りは全体的に下り坂なのか、来る時に通って来て訳知りの道なのでチャリで軽快に10分、 -
10:25 「雲嶺庵」に戻って来られました。
先程会話した試飲コーナーのスタッフの方に、「ガイドをお願いできますか?」と伺いました。
10:30 私一人だけの為に女性社員の方が来てくれました。会津ほまれ 雲嶺庵 名所・史跡
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庭からグルっと廻って案内して頂けます。
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頭上の管を通って3階に在る米を蒸す工場に精米したコメが超スピードで送られるそうです
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名水を汲むこともできるので空のペットボトルもお忘れなく。
但し、水道水と違い当日中に飲み切って欲しいとの事でした。 -
喜多方の名水(仕込み水)
この酒蔵の酒は全てこの飯豊山系の伏流水(深井戸水)で仕込まれるそうです。
日本酒の成分の8割が水だとも書かれています。フ~ン・・
駐車場の脇にあるのですが場所を教えて貰わなければ見逃してしまうところでした。 -
槽場(ふなば)
仕込みを終えたばかりの醪(もろみ)が搾られて清酒と酒粕に分けられます。 -
このタンクは「千石タンク」。
(一石=10升)×1,000=10,000升
一つのタンクで1升瓶10,000本貯蔵できるんですね。 -
見学路沿いに説明パネルが何枚も掲げられていました
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瓶詰め行程は今日はやっていないので残念ながら見学はできませんでした
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昔はここに販売コーナーがあったそうです。
この長い白壁に沿った道はパンフレットにも必ず出てきて、撮り方によってはとても風情のある場所なんですが、なんか構図イマイチのこの1枚しか残っていません・・
案内ガイド無しでも自由に外から廻ることもできます -
2015年にはロンドンで毎年開催されている「インターナショナル・ワイン・コンペティション」の日本酒部門で「会津ほまれ 播州産山田錦仕込 純米大吟醸酒」が最優秀賞「チャンピオン・サケ」に輝きました。
2016年の「G7伊勢志摩サミット」で安倍首相から各国首脳へのお土産品にも選ばれています。 -
10:55 雲嶺庵発。
帰りはゆるい坂道の下りなので殆ど漕がなくてもチャリは軽快に進みます。
11:20 25分で宿に到着し、自転車を置き、直ぐ近くの「まこと食堂」で駄目押し4杯目の喜多方ラーメンでランチです。満古登食堂 グルメ・レストラン
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喜多方と鶴ヶ城の桜 2021/4/15~16
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