北八ケ岳　北横岳ー蓼科山縦走・＜北横岳＞登山

2021/03/27 - 2021/03/28

【概要】

南北八ヶ岳の両方に「横岳」が存在するため、北八ヶ岳に位置する横岳は北横岳（きたよこだけ）と呼ばれている。北横岳は、本格的な雪山登山を始める人向けの山としても人気がある。八ケ岳スカイブルーの中、北横岳・蓼科山から八ヶ岳の連なりはもちろん、南アルプスに中央アルプス、御嶽山、北アルプス、遠く浅間山まで見渡す。原生林に山森林北八ヶ岳エリアの要素を味わいながらの、本格的な登山を楽しむ。


【山業目的】

雪山の北八ケ岳　北横岳ー蓼科山を登山し、360°日本三大アルプスの絶景楽しんだ後、早春のキャンプ泊・温泉で疲れを癒す。

【山業ルート】

北横岳ー蓼科山　縦走ルート

３/２７北八ケ岳ロープウェイ山麓駅 - 山頂駅 （準備） - 坪庭 - 北横岳ヒュッテ - 三角点ピーク - 北横岳（休憩） - 亀甲池 （休憩）- 天祥寺原 - 蓼科山荘 - 蓼科山山頂ヒュッテ - 蓼科山（休憩） - 蓼科山山頂ヒュッテ -　2,113m三角点 - 女神茶屋　-　蓼科山登山口駐車場　-　蓼科湖「蓼の花」キャンプ場（キャンプ泊）　-　３/２８湯の川温泉「河童の湯」

エリア 白樺湖・蓼科・車山(長野)

• 旅行の満足度: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

9:00　北八ケ岳ロープウェイ山麓駅
関東から外環道・中央高速道で2時間半諏訪南出口を降りて、一般道を３０分を走る。目的地のヒラタス蓼科スノーリゾートは、スキー場・北横岳登山の玄関口となっています。

北八ケ岳ロープウェイ山麓駅
標高1,771m。冬季ロープウェイ営業時間は、9:00～16:00です。

北八ケ岳ロープウェイ山麓駅
駐車場は、４割ぐらいの駐車率。駐車場に余裕があります。

北八ケ岳ロープウェイ山麓駅
「登山口　北八ケ岳　北横岳・縞枯山」の標柱があります。山麓駅より坪庭まで、ロープウェイでは約７分、登ると１時間以上かかります。

9:25　北八ケ岳ロープウェイ山麓駅
ロープウェイに乗って、坪庭に向かいます。ロープウェイ代は、大人・一般　片道1,200円、往復2,100円です。今日は、縦走をするので片道切符となります。

北八ケ岳ロープウェイ山麓駅
運転間隔は通常20分間隔（混雑時は10分間隔）で運行してます。

9:40　北八ケ岳ロープウェイ
100人乗り大型ロープウェイが,登山客・スキー＆スノーボード客を乗せて動き出す。

北八ケ岳ロープウェイ
標高1,771m山麓駅から標高2,237m山頂駅まで約7分間で行く空中散歩を楽しみます。

北八ケ岳ロープウェイ
スキー場の雪が見えてくると、ワクワク感が増します。

北八ケ岳ロープウェイ
天気が良く、ロープウェイから八ケ岳・南アルプスの甲斐駒ヶ岳・仙丈ケ岳がクッキリ見えます。

北八ケ岳ロープウェイ山頂駅
約７分で山頂駅に到着。

北八ケ岳ロープウェイ山頂駅
山頂駅を降りると、寒さを感じると思いきや、風なく耐えられる寒さ。

北八ケ岳ロープウェイ山頂駅
大型ロープウェイの籠は、大きい。

北八ケ岳ロープウェイ山頂駅
思っていた以上に雪が少ないです。

北八ケ岳ロープウェイ山頂駅
空気が寒さで、ピーンと張り詰めている。

北八ケ岳ロープウェイ山頂駅
こじんまりとした駅舎です。

北八ケ岳ロープウェイ山頂駅
駅舎屋上からの景色。

北八ケ岳ロープウェイ山頂駅
中央アルプスも見えます。

北八ケ岳ロープウェイ山頂駅
山頂駅を出ると、そこは坪庭です。

北横岳の坪庭 自然・景勝地

北八ケ岳・坪庭
標高2,237ｍ。雪は未だありました。

北横岳の坪庭 自然・景勝地

北八ケ岳・坪庭
雪山登山のハイカーは、ここでアイゼンなどの装備を行います。

北横岳の坪庭 自然・景勝地

北八ケ岳・坪庭
案内標柱のキツツキ。

北横岳の坪庭 自然・景勝地

北八ケ岳・坪庭
雪があります。

北横岳の坪庭 自然・景勝地

北八ケ岳・坪庭
今回用意したアイゼンは、8本歯です。

北横岳の坪庭 自然・景勝地

北八ケ岳・坪庭
モンベルにつき、非常に装着が簡単です。

北横岳の坪庭 自然・景勝地

8本歯アイゼン・スパッツ装着状態（自宅撮影）

8本歯アイゼン・スパッツ装着状態（自宅撮影）
スパッツとの納まりも良好です。

8本歯アイゼン・スパッツ装着状態（自宅撮影）

8本歯アイゼン・スパッツ装着状態（自宅撮影）

北八ケ岳・坪庭
友人のアイゼンは、本格的な１２本歯。結果的に今回の縦走では、１２本歯アイゼンが最強である事を痛感することになる。

北横岳の坪庭 自然・景勝地

北八ケ岳・坪庭
友人は、軽アイゼンとなる４本歯。

北横岳の坪庭 自然・景勝地

9:50　北八ケ岳・坪庭
「北八ケ岳　坪庭　2,237ｍ」看板をバックに北八ケ岳登山隊の記念撮影。

北横岳の坪庭 自然・景勝地

北八ケ岳・坪庭
いよいよ北八ケ岳登山隊のスタートです。

北横岳の坪庭 自然・景勝地

北八ケ岳・坪庭
ここで装備を整えて、出発する方が殆どです。

北横岳の坪庭 自然・景勝地

しばらく進むと下りです。アイゼンのグリップ力を確かめながら慎重に下ります。

アイゼンにも慣れ始め、余裕のポーズ。

また進むと、勾配のある雪道登りが続きます。アイゼン類・チェーンスパイク類を装着していないハイカーは、ここで立ち往生していました。追い越しをかけて、進みます。

振り返るとロープウェイ山頂駅が見えます。

遠方は、南アルプス。左手前は、縞枯山の山裾です。

天気に恵まれ、スタートして３０分程で体も温まり、ミドルレイヤーを脱ぎます。

この辺の岩場では、岩が太陽熱により暖められため、融雪が進んでいます。露出している岩場でのアイゼン歩行は、慣れるまで不安定です。

八ケ岳ブルーに出迎えられる。八ヶ岳西南麓では秋から春にかけて抜けるような青空が広がりますが、これは＜八ヶ岳ブルー＞と呼ばれています。

10:44　北横岳ヒュッテ到着。
坪庭を出発して、約1時間弱です。

北横岳ヒュッテ 宿・ホテル

北横岳ヒュッテ
ヒュッテ前のオブジェ。

北横岳ヒュッテ 宿・ホテル

北横岳ヒュッテ
良い天気の中、記念撮影。

北横岳ヒュッテ 宿・ホテル

北横岳ヒュッテ
ここまでは、特に急登・急斜面の下りなく来れます。

10:58　北横岳・南峰登頂
坪庭より1時間10分で八ケ岳ブルーを堪能。左：八ケ岳連峰、右：南アルプス。

北横岳 自然・景勝地

北横岳・南峰
左：南アルプス、右：中央アルプス。

北横岳 自然・景勝地

北横岳・南峰
北横岳は、ツインピークになっていて、南峰は標高2471.6ｍ。

北横岳・南峰より
中央アルプス・乗鞍岳。

北横岳 自然・景勝地

北横岳・南峰より
中央アルプス・御嶽山。

北横岳 自然・景勝地

北横岳・南峰
八ケ岳～南アルプス～中央アルプス～蓼科山のワイドビューは、最高です。

北横岳 自然・景勝地

北横岳・南峰
プラネットモード360°撮影。

北横岳 自然・景勝地

北横岳・南峰から
八ケ岳の景色。蓼科山の全景を撮影中。

北横岳 自然・景勝地

北横岳・南峰から
蓼科山全景。南面には、雪がないように見えます。（この後、蓼科山を登頂したらそんな事はなかった。）

北横岳 自然・景勝地

北横岳・北峰
標高2,480ｍ。

北横岳 自然・景勝地

北横岳・北峰
登頂記念撮影。

北横岳 自然・景勝地

北横岳・北峰
北峰には脩那羅大天武（しよならだいてんむ）が祭られています。

北横岳 自然・景勝地

北横岳・北峰から
蓼科山の景色。

北横岳 自然・景勝地

北横岳・北峰
この後、北横岳・北面を一旦下り、蓼科山・北面を登ります。

北横岳 自然・景勝地

北横岳・北峰
北八ケ岳登山隊の登頂記念撮影。

北横岳 自然・景勝地

北横岳・北峰
パノラマ写真撮影。

北横岳 自然・景勝地

11:15　北横岳・北面下山
南面とは異なり、北面にはしっかりと雪が残っています。

北横岳・北面下山
コースは、このカラーリボンとトラバースだけが頼りです。

北横岳・北面下山
コースを見失わないように、慎重に下山します。このコースは、殆どの方が来ないので、雪山本来の醍醐味を味わうことが出来ます。

北横岳・北面下山
急勾配の下りが続きます。

北横岳・北面下山
踏みしめ固められていない雪質です。

北横岳・北面下山
坪庭～北横岳のルートとは、異なります。

北横岳・北面下山
この急勾配が写真で伝わらないのが、残念です。

北横岳・北面下山
雪がフワフワのため、体を少し斜めに構えております。

案内看板も雪に埋まりそうです。

11:50　亀甲池
北横岳・北峰より35分下りきった場所に亀甲池があります。ここからしばらくは、ほぼ平なコースとなります。

水のない池のようです。ここで小休止、アイゼン・スパッツなどの装備点検を行う。

雪原を歩いていると、この後登る蓼科山が見えます。

雪原ですが、この下に滝ノ湯川が流れています。

蓼科山が近くなってきました。

12:22　天祥寺原
蓼科山登山口の東約1km、滝ノ湯川に沿って進むと天祥寺原がある。夏には、熊笹に囲まれるらしい。

この分岐ポイントで90°右折し、蓼科山を目指します。

案内看板はあるので、迷わずに進めます。

蓼科山は、雪がないように見えます。

諏訪富士と呼ばれている蓼科山。

この辺の木々は、鹿の樹皮が食べられています。

滝ノ湯川の一部が露出し、川の流れとなっています。

この旅行記のコース図。この続きは、別冊の「北八ケ岳　北横岳ー蓼科山縦走・百名山＜蓼科山＞登山」をご覧ください。