【おさんぽ水族館ログ】サンシャイン水族館 2019年5～8月

2019/05/27 - 2019/06/06

動物園・水族館には良く行くし写真も大量に撮っているけれど、旅行としてカウントするのも違うんだよね…と悩んだきり、行き場を失っていた日帰り動物園・水族館めぐりの記録を淡々とUPしていくシリーズです。
飼育個体のメモも兼ねているので、わけの分からない詳細情報があったりするかもしれません。読み飛ばし推奨です(;'∀')

今回はサンシャイン水族館。
国内2頭目のバイカルアザラシの誕生を喜ぶあまり年パス購入しちゃいました。

エリア 池袋(東京)

まずは館内の一番大きな『サンシャインラグーン』水槽。
ヒョウモンオトメエイの仔が誕生したと聞いて急きょ訪問しました。

写真下の小さな円盤みたいなのが、その赤ちゃん。
ちっさ！！！( д) ﾟ ﾟ

2019年5月20日生まれのオス。名前はついていないようです。
この日は2019年5月27日ですから生後1週間？！
そりゃ小さいわけだー。

サンシャイン水族館 動物園・水族館

お母さん（上）ともこの体格差！

ヒョウモンオトメエイは日本での飼育数自体も少なく、繁殖となると更に珍しいです。私が知っている範囲では美ら海水族館が何度か繁殖成功しています。美ら海、サメ・エイの飼育技術が桁違いの施設ですね(◎_◎;)

ナルトビエイよりも小さい！！

名前の由来にもなっているヒョウ柄は、まだ水玉模様っぽいですね。

尻尾と体の比率！！！
尻尾の長さは大人と変わらないくらい長くて、ものすご～くアンバランスです。

『冷たい海』水槽のゾウギンザメ。
2019年3月から日本初の飼育・展示となりました。バイカルアザラシの仔と共に、年パス購入とカメラ新調の一端を担った動物です。

オーストラリアとニュージーランドの限られた地域にだけ生息し、現地では割とポピュラーな動物。食用にもされているようですが、生息数の減少により最近は保護されているようです。
最近の研究で、シーラカンスよりも進化のスピードが遅い原始的な脊椎動物だということが判明。
軟骨から骨に進化した謎や、（既知の）免疫系の細胞がないのに強力な免疫を持ち寿命も長い（15年くらいらしい）という謎…。これらを解明すれば人間にも役立てられるのでは？と医療面でも注目が集まり、世界の各界で研究が進められている超HOTな動物です(*ﾟ0ﾟ)

そんなゾウギンザメは5月13日、19日、22日と産卵し、卵が隣の水槽で展示されていました。

6ヶ月後に孵化し幼魚の公開まで至りましたが、残念ながら成魚にはなれなかったとのことです。世界的にも飼育下で孵化した個体の飼育記録は1年ちょっとみたいですね。
稚魚の公開中にも訪問しているので、このシリーズが続けば写真が登場する予定です。

爬虫類エリアのガイアナカイマントカゲ（ギアナカイマントカゲ）。

ワニのようなゴツさと体色の美しさを併せ持ち、主食は巻貝という変わったトカゲです。
日本だとタニシを与えていることが多いようです。まだ食餌時間に遭遇したことがなくて（混んでる水槽は避けているので見逃してるだけかも…）、いつか見られる日が来るといいなぁ。

赤ちゃん誕生の掲示が誇らしげなバイカルアザラシ水槽。
それもそのはず。バイカルアザラシは世界的にも繁殖例が少なく、日本では今回で2頭目の繁殖成功です。

暗い、照明の色が青い、他の水槽の反射がキツイ、観覧面が少ない…と写真を撮るにはかなりの高難易度。
リニューアルして見やすくなるかと期待していたのですが、あまり変わらなかったですね(；・∀・)　ガラス面の結露がなくなっただけでも良いかなぁ。

レオ（♂／1977年頃生まれ／野生個体）
ラム（♀／1977年頃生まれ／野生個体）

そして、仔のメロ（♂／2019年3月27日生まれ）

生後3日頃から人工哺育になりましたが、現在は両親と一緒に暮らしています。

訪問時は生後2ヶ月。
泳ぎ方もぎこちなく、前肢をパタパタと大きく動かして立ち泳ぎしていました(*´ｪ`*)

バックヤードにスタッフさんがいるのか、水槽奥の様子を伺っていることが多かったです。

両親と遊ぶ姿も！

仔アザラシは水中より陸にいる時間のほうが長いです。が、展示場にはほとんど陸がありません。バックヤードと出入り自由にすることで陸部分を確保しているわけですが、そうなると表からは見えなくなります。（水槽脇のモニターにライブカメラで映しているので間接的には見られます）
水中に来てくれても、長時間の立ち止まりはNG。
直接観察するには根気と運が必要でした。

カリブの海の水槽です。

ジャックナイフフィッシュ。
ジャックナイフ（折り畳み式のナイフ）のような姿と黒の模様が美しい魚です。

スパニッシュホグフィッシュ。
幼魚時代は黄色、成魚になると青や紫色になります。
この個体は黄色が多く体格も小さいのでまだ成長途中ですね。

カリブ海あたりの魚は姿や色に特徴がある種が多くて好きなのですが、国内の水族館ではマイナーな海域。ショップや個人のほうが飼育数が多いかもしれませんね。

屋外に出て、コツメカワウソの展示場へ。
展示されているのは3頭の親子です。

ラジャ（♂／2015年6月5日／マレーシアの動物園生まれ）
マハロ（♀／2014年8月7日生まれ）ピーター×シュラ
もみじ（♀／2018年10月30日生まれ）ラジャ×マハロ
　　　　　　　　　　　　　　　　　2021年11月15日に新江ノ島水族館

バックヤードでも複数のコツメカワウソが飼育されていて、サンシャイン生まれのコとはイベントや不定期のお散歩で会うことができます。

マスオ（♂／2001年9月2日／アロハガーデンたてやま生まれ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2015年に死亡
シュラ（♀／2003年1月29日／
　　　　　　　　　シンガポールのアンダーウォーターワールド生まれ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2021年7月にしながわ水族館
シュリ（♀／2003年1月29日／
　　　　　　　　　シンガポールのアンダーウォーターワールド生まれ）
ピーター（♂／2006年3月8日／東山動植物園生まれ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2021年2月16日に死亡
ジュン（♂／2011年11月20日生まれ）マスオ×シュラ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　現在はかみね動物園
ハク（♂／2012年10月19日生まれ）マスオ×シュラ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2020年2月11日に死亡
やまと（♂／2013年4月22日生まれ）ピーター×シュラ
おんぷ（♀／2013年4月22日生まれ）ピーター×シュラ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　現在は新屋島水族館のサン
すみれ（♀／2013年4月22日生まれ）ピーター×シュラ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　現在は新屋島水族館のソラ
ジーノ（♂／2014年2月21日生まれ）ピーター×シュラ
ニコ（♀／2014年8月2日生まれ）マスオ×シュリ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2021年7月にしながわ水族館

草原のペンギンエリアに、換羽中の雛がいました。

サンシャイン水族館にいるのはケープペンギンです。
飼育数が多く、名前がついていない個体（フリッパーのタグの色で識別）も多いので紹介は省略。

雛の綿羽がフード付きパーカーに見える(*´ｪ`*)

館内唯一の飲食店はタリーズ。2019年4月にオープンしました。
それ以前はカナロアカフェという名前で、食事からスイーツメニューまでけっこう凝った水族館らしいメニューを扱っていたんですよね。なくなっちゃって寂しい限り(´・ω・`)

この日は月曜日だったのですが、なぜかファミリーで混み合っていて館内は大混雑。
そしてタリーズも大混雑。
15時過ぎに店内に入ったらショーケースは空っぽ( ﾟдﾟ)

運動会の振り替え休日…とか？　何だったんだろう…。

販売はドリンクのみでしたが、目的はドリンクなのでセーフ！

『T'sスプラッシュ ブルーオアシス』。
サンシャイン水族館の限定ドリンクです。
炭酸は苦手で正直なところ味はよくわかりませんでしたが(;'∀')　限定と聞いたら飲まないわけにはいかない…！独特な味はしなかったので、たぶん甘いサイダーです。

ここからは6月6日に撮ったもの。

10日後くらいの再訪ですが、格段に泳ぎ方がしっかりしています！

泡で遊んだり、観覧通路側を覗きこんだり、色んなものに興味津々なようです。日々成長ですね（≧∀≦）

ここからは8月1日です。

たぶんマハロ。
1ヶ月前の2019年7月1日に出産したそうですが、仔は残念ながら3日後に死亡してしまいました。

たぶんもみじ。

1日1回、マリンガーデン（アシカのパフォーマンスと同じステージ）で行われる『カワウソ・グリーティングタイム』。

日替わりでやまと、ジーノ、ハクの誰かが登場します。
やまとのことが多く、この日もやまと。

ステージ上で遊ぶ姿を見ながら、スタッフさんがカワウソの現状や生態などを話してくれます。

オモチャの中に隠された食べ物を指で探っています。

無事に食べられてドヤ顔(｀･ω･´)

2ヶ月ぶりのメロは更に大きく、更にしっかり泳げるようになっていました。

観覧面で口をパクパクするのがマイブーム？のようです(・・?

ひっくり返ってもパクパク…パクパク…。

室内の最後にある『日本の清流』水槽。
アユ（写真の魚）やオイカワなど、日本の川に生息する魚を展示しています。
この水槽、なんといっても水槽内のレイアウトや照明が抜群に良い！水がちょっと濁っているところも含め、秘境の川に潜ったかのような感覚になります。

通路の反対側にソファが置いてあるので、座ってぼんやり眺めていたいところですが…。人通りの多さと隣のミュージアムショップの賑わいとで、なかなか落ち着いて見られないのがモッタイナイところです。