2020/12/20 - 2020/12/22
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kojikojiさん
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早めの夕方に石垣市内から戻って、ハブボールを飲んで一休みした後は晩御飯をどうしようかということになりました。元々考えていたホテルのレストランは前日の晩のツアーに含まれた晩御飯で行ってしまっていました。また石垣市内まで行くのもおっくうなので、妻はホテルのビュッフェでも良いと言いますが、それも寂しいのでガイドブックにあった「舟蔵の里」という八重山の郷土料理の店に電話して午後7時に予約も出来ました。石垣市内からフサキビーチ迄の道中には4日目に宿泊する「グランヴィリオ」があり、その近くに「舟蔵の里」があるのは観光バスやタクシーの車窓から見て知っていました。午後7時の少し前にホテルからタクシーに乗るとほんの数分で店に到着しました。約3000坪の敷地に古民家を移築した店は入口の前に立っただけでこの店にして良かったと感じました。扉を開けると三線の演奏が流れて旅情を誘います。
テーブル席のほとんどが予約済みでこの店の人気を感じました。ガイドブックなどにはコース料理が紹介されていますが、アラカルトで好きなものを注文しました。基本は八重山の名物の料理でしたが、どれも美味しくて楽しい時間が過ごせました。食事が終わるころに仲居さんが「ギャラリーをご覧になるのでしたら。」と声をかけてくださいました。ギャラリーは見たかったので暗闇を抜けて別棟に向かいました。ここはこの店のご主人が趣味で集められたもののようで、人間国宝の金城次郎さんなどの素晴らしい陶器がたくさん並んでいました。係の女生とも楽しくお話が出来て良かったです。帰りは女将さんがタクシーを呼んでくださいましたが、良い思い出が出来ました。ホテルに戻ってもまだまだ夜は長く、大浴場でゆっくり風呂に浸かった後は泡盛のカクテルを飲みながら島ラッキョウとジーマーミー豆腐をいただきました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス 船 タクシー JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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石垣市内からは早めの夕方に戻りましたが、部屋でのんびりしている間に表は真っ暗になっていました。
フサキビーチリゾート ホテル&ヴィラズ 宿・ホテル
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午後7時に「舟蔵の里」に予約を入れていたので、午後6時半に部屋を出ました。フロントまで歩いても15分くらいかかります。
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昨晩は夜景モードで写真を撮ったので、今日はオートで写真を撮りなおします。
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琉球新天地から売店を抜けて行きます。
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ヴィラの間を進んでもつまらないのでプールサイドを進むことにします。
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こちらの方がプールの水が綺麗に見えます。
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誰も泳いでいないとプールなのか池なのか微妙な感じがします。
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階段があるのでここがプールだと分かります。
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敷地の高低差に合わせて3段プールにしたのか、デザインで3段にしたのかは分かりません。
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夜のフロント棟も雰囲気があります。
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西向きに大きく開いたガラス面がとてもきれいです。
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ロビーのインテリアは夜景モードの方が風情があるかもしれません。
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フロントでタクシーを呼んでもらい「舟蔵の里」へ向かってもらいます。舟蔵というレストランはほかにもあるので運転手さんに尋ねてみると、元々は地名だったそうです。ここでこの壁がヒンブンと呼ばれる伝統家屋に設けられる壁だと気が付きました。
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広大な敷地なのでタクシーは中まで入って、立派な門構えの前で降ろしてくれました。ここまでタクシー代は600円もしませんでした。
舟蔵の里 グルメ・レストラン
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門を潜ると大きな水盤に花が浮かび、巨大な水甕が置かれてあります。これは水を入れたのか泡盛のための甕なのか。
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気持ちよい風が流れ、麻の暖簾を通り抜けて行きます。ガラス戸を開けると三線の音が流れ、仲居さんに名前を告げると奥の席に案内されます。
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4人掛けのテーブル席が7つほど並んでいますが、どの席にも予約された方の名前の紙が置かれていました。
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コースメニューもありましたが、アラカルトで好きなものを食べることにしました。
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伝統的な沖縄や八重山の料理ばかりなので期待が膨らみます。お昼はバーガーだけだったのでかなりお腹が空いてきました。
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まずはオリオンビールの生で乾杯です。
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今回のツアーはお昼がすべて自由だったのと夜も到着日と3日目はフリーだったのでプライベートな時間も多くて良かったです。ツアーに含まれていた2日間の晩ご飯も高級なレストランだったのも良かったです。
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久し振りの「豆腐よう」です。陰干しした島豆腐を3か月以上紅麴と泡盛に漬け込んであり、ねっとりとした甘みがあって美味しかったです。
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「地豆豆腐」は落花生と芋くずを合わせて作り、普通は甘いたれで食べますが、この店では揚げ出し豆腐にして出されました。フグの白子のようなふわふわな食感でした。染付の器もきれいです。
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「夜光貝やわらか煮」は昼間ユーグレナモールで貝細工のアクセサリーを売っていた方が「最近は夜光貝を出す店は少なくなったので、漁師さんがやってる居酒屋ぐらいしかない。」と言っていたので注文しました。柔らかく煮るには圧力釜などが必要で、蒸し器で蒸す場合も2時間程度かかるそうです。とっても柔らかくて味が浸み込んで美味しかったです。
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「石垣牛の炙り寿司」は2貫で1,200円ですが、一口600円のちょっとした贅沢してみました。塗りのお重かと思ったら陶器製でした。
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「もずくの天ぷら」は絶品でした。熱々のままで出てくるのをパウダーのような塩を付けていただきましたが美味しかったです。天つゆも出てきますが絶対に塩です。
器も竹製かと思ったら陶器製でびっくりしました。 -
ビールからシークワーサーサワーに変えました。お酒が進みます。
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「車海老の塩焼き」は崎枝湾の車海老を使っていて絶妙な焼き加減でした。頭の殻だけ取って殻ごとバリバリいただきました。
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車海老が美味しかったので、友人へのお歳暮と共に我が家にもおが屑に入った生きたものを送りました。半冬眠状態でやってきましたが、塩水に入れたら目覚めて大暴れされて大変でしたが美味しかったです。踊りと天麩羅が最高でした。
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「イカスミこーじゅーじー」も最高に美味しかったです。イカスミリゾットのようですが、少しアルデンテのお米に甘いイカスミが相まって得も言われぬ至福の味です。かなり大盛なのもよかったです。
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お座敷にいらした家族連れの子供が三線に合わせて踊るのが可愛らしかったです。地元の家族連れのようでした。
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テーブル席もよいですが、お座敷も風情があります。
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入口に並んだ甕に入った泡盛の古酒も少し飲んでくればよかったかなと後悔しています。
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入口の脇で三線と唄は普段は座敷で行うのではないでしょうか。こんなところにもコロナの影響を感じます。
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玄関に置かれた古いシーサーは見事でした。この後はギャラリー ショップ邑(むら)で陶器を見せていただくことになっています。
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移築された古民家は毎日使われているので建物が生きているように見えます。保存されていても古民家園などは人が住まないので形は残っていても生きては見えません。
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サンゴ石灰岩の壁と琉球瓦の漆喰の壁も美しく再現されています。大きな甕は雨水をためるもののようです。
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相変わらず玄関前には気持ちよい風が通り抜けています。
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シーサー陶板はよく見る事がありますが、この獅子の頭は巨大な上に迫力がありました。
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この店のオーナーさんは陶器のコレクターでもあるそうなので由緒のあるものだと思います。
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レストランとカフェとギャラリーは広大な敷地に点在しているので、レストランを後にします。
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ギャラリーへは茶房棟の「カフェ Boat Station」を抜けて行くことになります。
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店の表にはウッドデッキがあり、浮き輪が掛かっていたり海をイメージしているようです。
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お客さんがいないので中を覗いてみました。
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この建物も古民家を移築したのだと分かります。手入れが行き届いていることが感じられます。
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ウッドデッキの先にギャラリーの建物が見えました。
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ギャラリー ショップ邑(むら)に着きました。妻はさっさと中に入っています。中に入ってびっくりしました。奥には販売している雑貨などもありましたが、入口奥の古い陶器のコーナーに釘付けです。
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人間国宝の金城次郎の白化粧地に呉須で魚と海老文を描いた大皿が数多くありました。魚の模様には「子孫繁栄」を願う意味があります。
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魚文花瓶もいくつか置かれてありましたが、ガラスケースの中なので写真に撮れませんでした。
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小橋川永昌(二代仁王)は沖縄の赤絵の再興と釉薬の研究をされた方で、この文様を考案されたそうです。口の立ち上がりは七宝紋という吉祥紋があしらわれ、肩には長寿を表す桃と子孫繁栄を願いザクロの模様が描かれています。七宝紋の窓には平和を表す龍の姿があり、雲は瑞雲などおめでたい模様尽くしです。他の窓には神が宿るといわれる松が描かれています。
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昭和10年代に思想家の柳宗悦や陶芸家の濱田庄司ら民藝運動の立役者が壺屋焼に出合い、本土へ広く紹介されています。壺屋の仁王窯へは4年前に行ったことがあり、古い物には手が出ませんでしたが、現在の物を購入しました。
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「舟蔵の里」の玄関にあった獅子と同じ作家さんの作品がここにも置かれてありました。
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雲龍文の壺は龍巻(タックワサー)という立体装飾を貼り付けるという技法で造られています。龍の躍動感が素晴らしいのと青い釉薬の透明感が素晴らしいです。
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こういった模様を見ると琉球と台湾や中国本土の影響の強さを感じます。
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赤土の壺に白土で盛り付けた作品もありました。こちらは2頭の龍が迫ってくるようです。
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中国の龍の爪は5本で沖縄は4本がスタンダードです。嘉瓶(ゆしびん)は祝いの席で泡盛を入れるのに使った酒器です。
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作家もののシーサーもいくつか置かれてありました。このシーサーは見事で欲しかったです。今から思えば30数年前に金城次郎の作品をいくつか買おうと思ったことがあったのですが、その時買っておけばよかったと思います。
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レストランで使われていた焼物(やちむん)も置かれてあったのですが、揚げ出し豆腐に使われていた染付の小鉢が無かったので買うに至らずでした。
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女将さんが懐中電灯を持って迎えに来てくださり、タクシーをお願いしました。
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陶器製のアンガマ(仮面)と木々の影が綺麗でした。タクシーはすぐに来たので、ホテルまで送っていただきました。運転手さんの話では店のご主人は九州の方で、現在は息子さんが厨房を預かっているとのことでした。
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フロントで翌朝のチェックアウト時のカートのことやフロントでの荷物の預かりなどを確認しておきました。とても親切に応対してくださいました。
フサキビーチリゾート ホテル&ヴィラズ 宿・ホテル
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部屋で一休みしてから大浴場へ行きました。戻ってからはまた部屋で飲み会が始まりました。翌日は移動なので島ラッキョウやジーマーミー豆腐を食べてしまわなければなりません。
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石垣島滞在中にはまったファミリー的の沖縄限定の泡盛です。明日は午前7時40分に出発なので早めに寝ることにします。
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