2007/10/24 - 2007/11/06
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コロコロパッカーさん
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2000年ごろから注目を浴び出したイエメン、2007年に2週間ほど旅行することができたのは、今でも本当にラッキーだったと思っています。
ご存知の通り、その後ほどなくして内戦が始まり、今に至ります。
最近イエメンのことを聞かなくなったなと思った矢先、一昨日、久々に日本のテレビでイエメンのニュースが報じられました。
・・・残念ながら、空港で爆破テロでした。
日記を見ると、イエメン人がただただ親切で、観光客をだますこともなく、子供たちが無邪気で素晴らしい国だと書かれていました。
あの頃子供だった子たちが内戦の犠牲になっているんじゃないかと思うただただ胸が痛いのです。
長引く内戦で10万人が犠牲に、25万人が飢餓に瀕していると言われています。当然コロナも広まっているはず。
それなのに世界はイエメンを忘れようとしているかのよう。あんなにお世話になったのに、私もイエメン人が今なお危機に瀕していることを忘れかけていました。
というわけでは、シリアに続き、イエメンのことをもう一度じっくりと振り返りたいと思います。
生きているうちにもう一度サナアに行きたい・・・という夢がかなえられるように、祈りを込めて2週間のイエメン日記を綴ります。
- 旅行の満足度
- 5.0
-
10/22 20:05オマーンからの飛行機は、一旦21:00にシャルジャに到着
10/23 9:00シャルジャ発、10:35イエメン空港に到着。
サナアの空港、第一印象は「小さい」。
空港のATMではドルとリエルどちらも下せました。
当時、ビザはアライバルで取れたので、難なく入国。5500リアル。
セキュリティのおじさんがミニバス乗り場を教えてくれて、途中まで案内してくれた。Oh親切な国!
アラビア半島の国と言えど、サナアは標高が2300メートルと、結構高いので、日本の秋のような体感温度です。意外と寒い・・・
空港から街までは、タッバーブというミニバスで。
タッハーブはボロボロで、ドアを開けたまま走る仕様。
あまりのボロボロさに、つぎはぎを貼られたミニバスの絵が日記に書かれていた。我ながら分かりやすいな。60リアル。
ミニバスの中の人も親切で、皆して乗り換えスポットのハサバまで連れていってくれた。
ハサバでバスを乗り換え(20リアル)、タハリール広場を目指す。
降りたところで地図を見てあわあわしていると、親切な人がこっちだと教えてくれる。
そういう国でした、イエメン。
写真は初日の宿ホテルアルナスルの部屋から。標高は2300mぐらいらしいけど、草木がかなり少ないため酸素濃度は富士山のてっぺん程度なのだそうです。
2000m台でも環境によっては高山病の注意が必要ということを学びました。 -
初日のホテル、アルナスル。2000リアル。イエメン初日、これが高いか安いか分からない。
窓の外に、憧れのサナアの街並み・・・
初日はホテルの周りをちょろっと散策。
硬いパンを使ったシュワルマがあって、少しのお肉とチリ、野菜は結構入っていた。50リエル。
ジャガイモサンドを40リエルで購入。多分当時のお金で20円ぐらいかな。物価は安い。
イモ、卵、マサラ、チリが入っていて、インドのサンドイッチにも似たスタイル。
ぶどうは500gで50円ぐらい。
初日の晩御飯は普通の食堂へ。
女一人で入っても全然気にも留めていないようで、良い。
何を頼んでいいか分からず、「とりあえずごはん。」
サフランライスが出てきた。
それにナスと芋の野菜炒めとコーラをつけて350リアル、高いの安いのか分からん。 -
初日は高山病が少し出た様子。空気は下界の70%って日記に書いてあるけど本当か?
夜中に何度もトイレに行って、だいぶ体がむくんでいたことを実感。おかげで翌朝には体がすっきりしていた。
で、写真はどうなってるのかといういうと。
毎度のことなんですけど、女一人で旅行していると、よく扉をコンコンされたり、ドアノブをがちゃがちゃされたりするんすよ。
この日も誰かが開けようとしてきました。
ほんとに間違ってる人もいると思うんですが、合いかぎ一つで開くような扉ならちょっと怖い。
そんなときはこの篭城スタイル。写真のようにドアノブの下に物を積んでノブが下に動かないようにしておくと安心。 -
10/24
朝食はチャイ屋さんへ。卵サンドとチャイで気持ちのいい朝食。
80リエル。
イエメンはサンドイッチ屋さんが多い。
チャイもあって幸せ。
また、イエメン人はパキ人と違い、なぜか外国人をがん見したりしないので、こんな風に店先に堂々と座ってお茶できるのです。
安宿と言われていたマナハホテル(800リアル400円ぐらい)へ移動。
個室だけど狭くて汚かった。。。女性がオーナーやお掃除係になることが少ないイスラム教国のあるあるです。
日本から友人が来るまでの我慢。
日記には、「シーツ洗えよ」と書いてある。 -
これがサナアの旧市街!こんな通りがあちこちにあって幸せ。毎日迷子になりたい。
-
旧市街で日本人に声をかけられ、アルバシアサラームとかいう高級ホテル行って、お茶(レモード)をしました。
250リアルもしたらしい。町のチャイ屋なら15リアル。
この部屋はホテルの最上階です。
アラブのゲストホールは初体験だったので、感動しました。
その後、タージタルハやスルタンパレスのようなホテルをはしごして見学。
150もするチャイを飲んだ。日本にも、1杯1000円する紅茶もあれば、80円で買えるペットボトルもあるって考えると、あり得るのかな。
宿では、外大のアラビア語を学んでいる学生さんにも会った。
今から思うとすごいことだけど、当時確か、イエメンの学校に通っていると言ってたっけ。教科が多くて大変だとか。アラブが大好きな子だった。
警察かなんかを目指していたような・・・アラビア語が話せる警察官、めっちゃ需要ありそう・・・ -
高級ホテルから見たサナアの街並み。
サナアは一節では人類が住み続ける最古の街と言われていて、2ー3世紀ごろから1800年の歴史があるそう。
街の東にはヌクム山という山があって、盆地になっている。
南アラビア一帯を支配していたハバ王国がサナアに5kmの壁を築いたのだとか。
7世紀にイスラム教が入ってきたサナア。当時は100のミナレットがある街なんて言われていた。 -
結婚式にお邪魔しました。
イード(断食明けの休暇)が明けたこの時期は結婚式ラッシュ。
さっそく男性のお祝いの席にお邪魔してきました。
イエメンの結婚式は、男女別々に3日間続き、最後の夜に新郎新婦がはじめて顔を合わせるのだとか。(ほんとにほんとに生まれて初めてお互いの顔を見るカップルもいまだに多いのだそうです。)
入場式では、新郎がお花で飾ったランクルで登場、ド緊張している彼を、男性陣が取り囲んでテントに誘導します。
みんな写メ(当時はまだスマホは無かった)撮って、スプレーの泡みたいなのを飛ばして、盛大にお祝いしていました。 -
写真では分かりにくいのですが、テントなのにステンドグラス風の小窓が付いています。イエメンの建物はステンドグラスが好まれているようで、テントにも採用されているんですね。
アラビア語学科の学生さんによると、女性はホールを貸し切ったりして、もっとゴージャスにパーティをするそう。
皆、超ド派手なドレスを着こみ、見栄の張りあいとも取れるようなドレス自慢合戦が始まるそう。
街のドレスやさんで確認したところ、本当にド派手で、カラフル。(生地はナイロンで安くあつらえてある。)
「着る服が無いから行かない!」「これ、この間着たから着ていけない!」という会話もよくあるらしい・・・
そして、楽団はマスト!会場の上の階に楽団を呼ぶのがクールなんだそう。学生さんも、テープで良くね?と言ってましたが、イエメンでは、もうなにがなんでも楽団、めっちゃ金かかりそうだな。 -
結婚式は見栄のはりどころ。生演奏を用意して華やかに。
私たちがお邪魔したので、明るいうちから音楽を演奏してくれました。
本当は10時頃から盛り上がりを見せるらしい。 -
今日の主役。
頬っぺた見て、歯が痛いんじゃないよ。 -
彼らがかんでいるのはカートという噛みたばこ。
噛みたばこはミャンマー辺りからバングラ、インドなどでもよく見ますが、イエメンの特徴は、リスのようにほっぺたがぷっくら膨らむまでカートを詰め込むところ!
これが男の社交らしいっす。
「お前もカートやるか?」って。一回ミャンマーかどっかで試してみてめっちゃまずかったので遠慮しときます。
そして、腰に刺すのは立派なジャンビーヤという刀!
ジャンビーヤはアラビア半島の文化で、オマーンでも売っているのを見かけました。
一番その風習が根強く残っているのがイエメンなんだそう。
かつては、柄の部分はキリンの角が好まれたようです。
部族社会を重んじるイエメンでは、有事にはいつでも戦いに加わる意思がある一人前の男の証として、今だに帯刀するのが一般的。
剣の横に携帯さしてる現代っ子も。
隣を見ると、剣さしたままネットカフェでネットしてる子もいました。 -
こんな小さい男の子も、ジャンビーヤつけてます。
ウィキによると、携帯が許されるのは14歳みたいからだけど。 -
テントの外でも一服中の人々。
ご飯はイエメン人の大衆食堂で。(まぁ汚いよね。)
調理台は一段高くなっていて、火力の強いガスでゴーーーー!!って音を立てて調理するやつ。
パンにおかずをつけて食べるのがイエメンスタイルらしい。
わし、日本人だしパンが2日続くと飽きるわ(笑)
付け合わせはというと。
たまごをぐちゃぐちゃにしたの→まぁおいしい。
豆をー以下同文→まぁおいしい。
肉をー以下同文→遠慮しておきます・・・
これにチャイつけて500リエル。 -
旅人に紹介され、いつも行った、世界で一番濃厚なミルクティやさん。
1と3分の1杯がデフォルト。3人で行くとグラスが6個。
なぜか毎回これなのだそうです。
ここのおじさんは一見アラビアン頑固おやじ風で、いつもムスっとしているんだけど、何度も通ううちにちょっとだけ打ち解けてくれた。
味もおいしいから私も他の旅行者に紹介したりして、口コミで旅行者が集まる場所になってた。
ここではインドネシア人にも会ったっけ。顔だけ見てるだけどイエメン人と変わらないな。 -
結婚式にお呼ばれした子供たちかな。人懐っこい。
イエメン人は、大人になっても気さくな人が多い。
ここで、思わず笑ってしまったイエメン人の一言。
「China?(ノー)Korea?(ノー)Japan?anyway welcome to Yemen!」
「アンタアルカイダ!?」(アンタはアラビア語であなた)
「アンタムシケラ!」(ムシケラは、アラビア語で問題という意味)
「アンタ、NO-!」(えー、全否定!?) -
そのあと皆でアイダホというスーパーへ。
イエメン、物はあまりないと思っていたけれど、雑貨も食品も品ぞろえは良かった。
当時の物価:
小さいLAYs 30リエル
国産?チーズ9個 120
水30
パイナップルジュース60
トマト4個で30
瓶のマヨネーズ 200ぐらい
国産ものもあった。基本的には貧しい国だけど、ここでも持っている人は持っているんだな。
ここでリンス購入。 -
10/25
せっかくなので、真っ黒いチャドル目出しスタイルで外出。
イエメンは原理主義ではないので必ずしもベールを被らなくてはいけないわけではないのですが、こうやって地元の服装を真似て出歩くと、人々の接し方も断然変わってきます。
敢えて不便な恰好をすることで、物の見方も変わるので、結構好きです。
この二人に影響され、私も(寒いし)アバヤ生活をスタートさせました。
日本人女子が3人そろって、目だけ出してネットしたりしてました。
不思議なことに、目しか出してないのに日本人ってバレるのよね。そんなに細いか?わしらの目。
昨日会った日本人の女子と一緒に、当時とても有名だったツアー斡旋をしてくれるおじさんのうちに伺いました。
商談はサナアの町中の建物の一画のおじさんの自宅という、旅人の口コミのすごさよ。普通そんなところでツアーは組まないよね。
ここで、ソコトラ島ツアーと、マリブツアーについて問い合わせ。
ソコトラは人が集まらなくて断念しましたが、マリブツアーの申し込みをしました。
お昼はちょっと遠くにあったパレスチナ料理のレストランへ。 -
ホブス、でっかいでしょ?ペンで比較。
私の知る限り世界で一番無駄にでかいホムス。
これはちょっとローティみたいだった。
付け合わせは人参やイモなどの野菜をトマトで煮込んだもの。スパイスが効いていて、イエメンの味となる。
ちなみにイエメンの食堂では、食事前にこの薄っぺらいビニールシートを敷いてくれるので、散らかし放題なのです。たまに、買い物ぶくろを引きちぎったようなのも出てくる。
一人200リアル。 -
その後ネット・シュワルマとチャイでお茶して、宿に戻りました。
途中で撮った写真を。
サナアは本当にイスラム教かと思うほど歩きやすい街。
街の売店にて。 -
写真を撮っていたら、店主が子供を笑わせてくれた。
-
グリム童話から飛び出してきたかのようなかわいい女の子にも会いました。
写真の撮りがいのある街です。。。 -
何書いてあるか分からない看板。
夕方、ソコトラ島行きのツアーメンバーが集まりそうにない旨をお伝えに、さっきのツアーコーディネーターのおじさんのところに伺い、行けないけどソコトラの映像を見せてもらった。
竜血樹、見たかったな。 -
夕ご飯は、今朝の二人とともにパレスチナ料理店の隣の食堂へ。
ここはぼったくることもなく一番好きでした。
調理台には、カートをきめたおっちゃん、黙々と仕事してます。
卵を炒める手つきがいいね! -
黒子ちゃん二人は写真に夢中。医大生だったっけな。今頃はお医者さんやってるのかな。
-
イエメン名物、サルタとオムレツを頼みました。一人100リアル。
サルタは、イエメン名物。
ミートソースみたいな味のトマトのスープに、フェネグリークでねっとりとさせたとろろみたいなのが乗っている、不思議な一品。
メモには、固まると豆が固まってくる、と書いてあるから、豆だと思っていたのかな。
初めて見た時はチーズかと思いました。
愛用している世界の郷土料理の本でレシピを知るまで、謎の料理でした・・・
石鍋がアツアツで、かなりおいしかったと書いてあります。 -
この日も結婚式に遭遇しました。
小さい子もおしゃれして参加。 -
奥に見える電球が結婚式の印。
-
楽団!
左の男のや楽団の男子たちのように、ジャケットを羽織るのがイエメン人のおしゃれスタイル。アラブの国々には、それぞれ男性のおしゃれスタイルがあって面白いです。 -
続く!
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