新橋発の喫茶店「パーラーキムラヤ」～新橋駅前ビルで昭和レトロブームを牽引している第一候補に挙がりそうな老舗の純喫茶～

2020/10/30 - 2020/10/30

最近、十代、二十代の間で昭和レトロブームが起きていると、テレビ番組で紹介していましたが、自分がよく足を運ぶ場所で昭和レトロを感じさせてくれるのは、新橋駅周辺のあるビルです。JR新橋駅の西口にある「ニュー新橋ビル」や東口にある「新橋駅前ビル」は、オープンして50年超経ちますが、ビル内の多くのお店もビルの開業当初から営業を続けています。

新橋駅前ビル1号館の地下一階にある「パーラーキムラヤ」は、昭和41年より営業しており、ビルの開業と歴史が重なります。同店で提供するモーニングや軽食は、一昔前まで多数存在した喫茶店では定番のものばかりですが、よくあるチェーン系のお店では体験できない手作り感が感じられるので、好きな人は何度も足を運びそうなお店です。

「新橋駅前ビル」は「ニュー新橋ビル」と同じく、建物の老朽化の理由により、残念ながら、2022年までに解体が予定されています。豊洲市場に移転した築地場内市場の飲食店の場合はそうでしたが、新しい施設に移転すると、雰囲気が様変わりし、昭和レトロ感は失われてしまうと思います。昭和レトロを体験したい人には、「新橋駅前ビル」が現存しているうちに、「パーラーキムラヤ」の利用をお勧めしたいです。

エリア 新橋(東京)

• 旅行の満足度: 4.5

新橋駅前ビルです。独特なデザインのレトロなビルです。

地下一階の入口です。

最近建てられたビルとは違った雰囲気です。

ビルの一階です。人気洋食店の前に行列が出来ています。

「小川軒」です。

昔の外観です。いつ頃でしょうか。

エレベーターでまた地下に向かいます。

昭和にタイムスリップしたかのような外観です。

こちらの看板もレトロ感がたっぷり感じられます。

サンプルケースに食べられるものが陳列されています。

朝食、軽食、ランチ等を提供しています。

昔の喫茶店の定番を揃えていますね。

中に入り、メニューも一応確認しました。

デザートは、プリンやアイスクリーム類が食べられます。

カウンターの奥で調理されています。

店内です。この雰囲気も昔の喫茶店です。

初回は、パスタの「イタリアン」をいただきました。

これにトマトソースを加えて炒めていれば、ナポリタンに変身するような一品でした。

タバスコを置いているお店は、最近減ってきているような気がします。

アイスコーヒーです。こちらも今風ではなく、昔ながらの好みの味でした。

プリンもいただきました。

ここのプリンは柔らかくなく、硬いです。

昔の新橋駅の駅舎です。今よりも全然風格が感じられますね。

1960年代、70年代にお店に訪問していても今とあまり変わっていなかったのではないでしょうか。

新橋駅前ビルにある狸の像です。どうも明治初期に新橋に狸の巣がたくさんあったようです。

今ではかなりユニークな外観と言えます。

一階にある町中華です。

新橋駅前ビルは、1号館と2号館があります。

その後、何度か利用しました。

日曜日以外は、営業しています。

この日はミックスピザをいただきました。

流行り系のナポリピザではないですが、昔の日本のピザもたまに食べたくなります。

店内です。

別の日にチキンライスを食べました。

コンソメスープです。

オムライスのようなビジュアルです。

チキンライスの上にスクランブルエッグがのっているような感じです。

照明も昔の地下街という感じがします。

別の日に食べたミックスサンドです。

お店の中はゆったりとした空気が流れています。

ランチタイムサービスも提供しています。

サービスに付く、ミニ野菜サラダです。

海老ピラフです。

アイスコーヒーです。

最近東京に増えている新しいビルの商業施設よりもこちらの方が落ち着きますね。

サラダです。

この日はホットドッグをメインに食べました。サラダと一緒に食べてちょうどよいボリュームでした。

プリンアラモードも食べたくなり、再訪しました。

プリンを主役に、アイスクリームや果物が盛られ、生クリームがかかっています。

喫茶店で食べられる王道のプリンアラモードです。

長らく続いてほしいお店です。

コカ・コーラのレトロな雰囲気を出しているポスターや看板は他国でも見ましたが、気に入っています。