2020秋の東北 8：宮古 浄土ヶ浜のうみねこ

2020/11/03 - 2020/11/03

今回の東北旅行は東北のすばらしさに出会った旅でした。

乳頭温泉郷から宮古の浄土ヶ浜を目指します。盛岡市街地の手前盛岡ICで東北自動車道に入り、次の盛岡南ICで降り宮古方面に向かいます。北上川を渡ってすぐに新しく開通した都南川目道路を走りやがて国道106号線と合流します。仙北から雫石までの山間の区間は道路以外は紅葉真っ盛りでした。目に入るのは道路と一面の紅葉。そんな中を走ることができました。この旅行の中で一番感動しました。この時期ここに来ることができたことにほんとうにありがたいと思いました。なぜ写真を撮らなかったのかは自分でもわかりませんがそんなこと頭になかったです。

10月31日　村上井筒屋〇→笹川流れ→酒田：若葉旅館①
11月 1日　最上川→雄勝→横手増田佐藤養助漆蔵資料館〇→角館：町家ホテル②
11月 2日　田沢湖→乳頭温泉郷、鶴の湯別館〇、休暇村乳頭温泉郷③
★11月 3日　アルパこまくさ→宮古なあど〇、宮古浄土ヶ浜、田老、休暇村宮古④
11月 4日　陸前高田（震災津波伝承館)→猊鼻渓→中尊寺→厳美渓いつくし園⑤
11月 5日　達谷窟毘沙門堂→松島島巡り、松島さかな市場〇→銀山温泉銀山荘⑥
11月 6日　蔵王温泉→米沢(上杉伯爵邸〇、米沢城跡)→小国→上下浜マリンホテル⑦
11月 7日　富山市(すし玉〇、ガラス美術館、富岩環水公園)→和倉温泉金波荘⑧
11月 8日　福井丸岡町山口谷口屋〇→越前大野

みやこ浄土ヶ浜遊覧船は2021年1月11日をもって運航を終了されるので今回の旅行では必ず乗船すると決めていました。遊覧船陸中丸は2011年3月11日の地震、津波の時に船長の機転により沖へ避難して唯一残った船です。浄土ヶ浜周遊コースは、風光明媚な宮古の海岸美を楽しめる約40分のウミネコとの競演のクルージングでした。

エリア 宮古(岩手)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

宮古盛岡横断道路国道106号線は震災復興支援道路としていたるところで拡幅などの工事をしています。宮古市に入っての道の駅区界高原(くざかいこうげん）は大規模なトンネル工事により従来の国道から外れるので移転すると思われます。この日は祝日なのですがレストランは火曜日定休日でお休みでした。祝日に休むんだ。

次に来たのは道の駅やまびこ館

付近の山も色づいてきれいです。

宮古市街地を抜けて浄土ヶ浜ビジターセンターに着きました。遊覧船に乗るため売場に行って13:40発のチケットを買うと受付のおじさんが「その便は団体さんが入っているからお客さん多いよ、その次の便なら少ないよ。」と14:30の便を勧めてくれました。じゃあそれまで十分時間があるから昼食もゆっくりできるので道の駅みなとオアシスみやこへ行くことにしました。

道の駅みなとオアシスみやこ

うにねこのいるシートピアなあど。

宮古に来たから瓶ドン食っとかないと。

食券買おうとしたら、あら？もう売り切れてました。

で海鮮丼と

きのこ入りめかぶそば。意外と美味しかった。

窓際に座って船と港を見ながら食事です。

お腹いっぱいになって浄土ヶ浜に戻ってきました。14:30の最終便に乗ります。

ビジターセンターの中は浄土ヶ浜についていろいろと知ることができます。

遊覧船の乗り場まで少し離れているのでゆとりをもって行かないと走ることになったら年寄りにはきつい。でも走っている人見たら遊覧船の出航待っててくれます。

浄土ヶ浜はさらにもっと先にあります。

乗り場で待っていると団体さんを乗せた遊覧船がウミネコを従えて帰ってきました。ウミネコとカモメの違いがよくわかりません。ミヤァミヤァ鳴くのがウミネコ？

修学旅行生が大勢乗っていました。修学旅行ができるようになってよかった。でも油断するとまた感染拡大になりますね。

さあ、出発します。ウミネコが叫びながら船に寄ってきます。

子供や大人も船の中で売っているウミネコパン(100円）を買ってウミネコに差し出します。ウミネコが怖い子は投げてましたね。私も当然購入してウミネコにあげます。近くに寄ってくると眼がこわい。横から来るものと思っているといきなり上からも来ます。パンと間違えて指をつままれました。けっこう痛いです。

この日はけっこう波があって船が揺れます。

揺れる揺れる、さらに船についてくるウミネコたちにパンをあげるのでみんなワイワイキャーキャーです。ちなみに妻はビビりなのでイスに座って見ているだけ。

こんな状態なので、最初の頃は船のガイドさんの話を聞いている人は少なかったんじゃないでしょうか。

インパクトの強いクルージングになっています。いい日にいい便に乗りました。チケット売り場のおじさんアドバイスありがとう。

ウミネコと岩に打ち付ける白い波。海からでないとなかなか見られないな。

小魚がいそうなところではウミネコもそれを知っているようで群がっています。ウミネコパンよりおいしいはず。でも遊覧船なくなったらウミネコたちパンがもらえなくなるのはかわいそう。

日出島とウミネコ。波が穏やかな日はまた違った楽しみなんでしょうね。昨日が雨でよかった。

ガイドさんの話と唄も楽しく聞かせてもらえます。でも来年1月に終了っていうのは寂しいです。

長い間お疲れ様でした。でも復興事業の一環として遊覧船を新造してクルージングは残して欲しいですね。

遊覧船を降りてトンネルをくぐって浄土ケ浜マリンハウスに来ました。青の洞窟のさっぱ船はここから出ていますが、この日は波があるから出ていないようでした。

さっぱ船はこんなボートです。

一旦ビジターセンターの駐車場へ戻って車で浄土ヶ浜レストハウスに来ました。レストハウスの左の屋根の少し下の柱に線が引かれています。あそこまで津波が来たそうです。

津波のあとの様子

レストハウスの中にはかっぱえびせんがいっぱい。うみねこも大好きでしょうが私も好きです。

本日はもう終了です。

ここからバスも出ています。

一見穏やかな浄土ヶ浜ですが・・・

けっこうな波が打ち寄せています。

湾内になってるのでここの波は静かです。

岩肌に傾いた日が当たっているときはオレンジ色できれいでした。

ウミネコも一休み

一方通行なのですが、台風の影響で道が通れない個所がありレストハウスから通り抜けができず、またビジターセンターに戻らなければなりません。そのため通行規制をされていました。

浄土ヶ浜から北の田老にきました。たろう観光ホテルは3月11日の津波で被害を受けましたが倒壊することなくこの姿で残り、後世に伝えるための「津波遺構」として保存されています。

でもよく残りましたね。

このあたり一帯は新しい建物ばかりなので何もかもなくなったということですね。

新しい堤防が出来て工事が進められています。

たろう観光ホテルから近い道の駅たろう。日の暮れるのが早くてもう暗くなり始めています。

三陸鉄道の車両形の箱のお土産

珍しく大きな形の田老のかりんとう。でもまだ味見していません。

この日の宿泊先は休暇村陸中宮古（写真は翌朝）

食事はビュッフェ方式なのでこの釜飯も自分でアレンジできます。（夕食の一部）

翌朝休暇村陸中宮古の早朝散歩のイベントに参加しました。ロビーに徐々に皆さん集まって案内の方を待ち出発です。

朝日が光っています。

道端には小さな花も

下りはいいのですが・・・最近運動不足で　

姉ヶ崎は切り立つ断崖の岬です。長い時間をかけて侵食したくさんの洞門や洞窟があり複雑に入り組んでいます。

右側に仕掛け網が白く伸びて見えています。

旅行先ではたいてい早起きして泊まった付近を散策します。空気が澄んでいて人がほとんどいなくて見慣れない風景がそこにはあります。

姉ヶ崎はウミネコやウミウの繁殖地でもあり、遊歩道が整備されて動植物の観察が楽しめます。このような旅行でなければ1日トレッキングするのもいいなぁ。

津波などなくて穏やかで豊かな海であって欲しいです。

昨日遊覧船で巡った海を断崖の上から望むことができてちょっと違った楽しみ方です。大きな島が日出島です。

平日の朝なので散歩に参加している旅行者はほとんど年配の方です。気持ちのいい散歩を終えて休暇村に戻ります。

朝食会場です。ここでもマスクと手袋をつけます。

毎日朝しっかり食べて、お昼も食べ、夕食もご馳走ですでに旅行太りになっています。