今回の東北旅行は東北のすばらしさに出会った旅でした。<br /><br />休暇村陸中宮古を出発して三陸自動車道に入る前に3回目の給油です。岩手県立宮古病院の近くで国道45号線を外れ宮古市街地を通らずに三陸自動車道に入ります。三陸道は山手を走りますのでトンネルが多くありますが、山に近いため紅葉がきれいです。釜石、大船渡を過ぎ、通岡ICで降り高田松原津波復興祈念公園に向かいました。<br /><br />陸前高田は奇跡の一本松で有名ですが、津波によって市全世帯のうち7割以上が被害を受けられました。<br /><br />10月31日　村上井筒屋〇→笹川流れ→酒田：若葉旅館①<br />11月 1日　最上川→雄勝→横手増田佐藤養助漆蔵資料館〇→角館：町家ホテル②<br />11月 2日　田沢湖→乳頭温泉郷、鶴の湯別館〇、休暇村乳頭温泉郷③<br />11月 3日　アルパこまくさ→宮古なあど〇、宮古浄土ヶ浜、田老、休暇村宮古④<br />★11月 4日　陸前高田（震災津波伝承館)→猊鼻渓→中尊寺→厳美渓いつくし園⑤<br />11月 5日　達谷窟毘沙門堂→松島島巡り、松島さかな市場〇→銀山温泉銀山荘⑥<br />11月 6日　蔵王温泉→米沢(上杉伯爵邸〇、米沢城跡)→小国→上下浜マリンホテル⑦<br />11月 7日　富山市(すし玉〇、ガラス美術館、富岩環水公園)→和倉温泉金波荘⑧<br />11月 8日　福井丸岡町山口谷口屋〇→越前大野<br />

2020秋の東北 9：陸前高田てんでこ

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2020/11/04 - 2020/11/04

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今回の東北旅行は東北のすばらしさに出会った旅でした。

休暇村陸中宮古を出発して三陸自動車道に入る前に3回目の給油です。岩手県立宮古病院の近くで国道45号線を外れ宮古市街地を通らずに三陸自動車道に入ります。三陸道は山手を走りますのでトンネルが多くありますが、山に近いため紅葉がきれいです。釜石、大船渡を過ぎ、通岡ICで降り高田松原津波復興祈念公園に向かいました。

陸前高田は奇跡の一本松で有名ですが、津波によって市全世帯のうち7割以上が被害を受けられました。

10月31日　村上井筒屋〇→笹川流れ→酒田：若葉旅館①
11月 1日　最上川→雄勝→横手増田佐藤養助漆蔵資料館〇→角館：町家ホテル②
11月 2日　田沢湖→乳頭温泉郷、鶴の湯別館〇、休暇村乳頭温泉郷③
11月 3日　アルパこまくさ→宮古なあど〇、宮古浄土ヶ浜、田老、休暇村宮古④
★11月 4日　陸前高田（震災津波伝承館)→猊鼻渓→中尊寺→厳美渓いつくし園⑤
11月 5日　達谷窟毘沙門堂→松島島巡り、松島さかな市場〇→銀山温泉銀山荘⑥
11月 6日　蔵王温泉→米沢(上杉伯爵邸〇、米沢城跡)→小国→上下浜マリンホテル⑦
11月 7日　富山市(すし玉〇、ガラス美術館、富岩環水公園)→和倉温泉金波荘⑧
11月 8日　福井丸岡町山口谷口屋〇→越前大野

エリア

陸前高田・住田(岩手)

旅行の満足度: 4.5

同行者: カップル・夫婦（シニア）

交通手段: 自家用車

旅行の手配内容: 個別手配

高田松原津波復興祈念公園
虹でお出迎えしていただきました。
美術館のような高田松原津波復興祈念公園です。奥に見える堤防まで行きます。
途中にある東日本大震災による犠牲者への献花台
堤防から見る海岸にはたくさんの植樹がされています。木が育つとまた違った風景が広がるのでしょうね。

高田松原津波復興祈念公園は東京ドーム約30個分と広大です。2021年3月に完成予定です。
右手が海岸です。
陸前高田ユースホステルも遺構として残されています。当時は休業中で幸い無人だったそうです。
殺風景な中にある奇跡の一本松。陸前高田ユースホステルの真後ろにあったため残ったと言われています。
修学旅行生でしょうか生徒さんたちも堤防に向かっています。

東日本大震災津波伝承館に入ります。
テレビでの中継や様々な報道によって当時の現地の悲惨さを見て知りましたが、ここに展示されているもの以上の衝撃があったことを思い出します。
このようなことが現実に起こったのだと当時の映像を見ると胸が痛みます。
2011年3月11日14時46分に発生した地震とそのあと襲う津波により多くの人の人生が変わってしまった。社会も変わってしまいました。その後遺症は今も続いています。
伝承館はゾーンごとに別れています。1．歴史的と科学的視点　2．大震災津波の事実　3．命を守るための教訓　4．支援に対する感謝と前に進む被災地の姿
道路啓開とは災害発生時に緊急車両だけでも通行できるようにガレキなど処理し救援ルートを確保することです。

地図の赤い線ようなくしの歯作戦により沿岸部への救援ルートを確保したことで迅速な応急復旧が可能となります。
震災直後から写真のようなくしの歯作戦が行われました。
当時の現場では自分の危険を顧みず人々を救う助けるために懸命に取り組まれた多くの人々がいました。そのため亡くなられた方も少なくありません。
国内外から多くの支援がありみんなで助け合うことの大切さが心に沁みます。
恩恵をもたらし、時には厳しく残酷な自然と共生していくことを日々考えておくことが自然災害を乗り越えていくことにつながりますね。

きれいな道の駅高田松原
まつばら食堂では海の幸を味わえます。
たかたのゆめは陸前高田市の農業の復興を目指してJTから特別に提供を受けた種もみで作られたお米です。
高校生が作った缶詰３種。さば味噌煮、さば水煮、イワシ味付
海産物コーナーもあります。
震災の支援でご縁が深まった鳥取県から出店しているすなば珈琲も入っています。
関西に在住していると気になるのが東南海地震です。発生率が30年以内に80％と言われてから数年がたっています。30年後というわけではなく30年間のどの時点をとってもということなので、今日明日発生してもおかしくないという予測です。1995年の神戸淡路の震災を経験してすでに25年になります。みんなの気持ちの中に地震に対しての油断が出てきていますし、すでに当時を知らない世代もいます。台風、洪水、コロナウィルスとたくさんの試練がありますが、どうやって命を守り家族を守り社会を守って行くか、こうして学んでいくことで将来につながっていきますね。
「てんでこ」とは、「それぞれに」、「各自で」という方言です。「てんでこ」多くの悲しみと引き換えに生まれた教訓ですね。