2020秋の東北 1：村上 北陸道から日本海東北道で鮭の街へ(まだ新潟)

2020/10/31 - 2020/10/31

今回の東北旅行は東北のすばらしさに出会った旅でした。自宅の関西からは遠くなかなか足が向かない地でした。東日本の震災で多大な被害を被り、また過疎が進んでいる地域ですが、日本の自然や工芸、歴史、食を含めた文化そして人のやさしさがそこにはありました。GOTOキャーンペーン開始前から計画し予約していましたが、キャンペーンのおかげでさらに楽しむことが出来ました。

★10月31日　村上井筒屋〇→笹川流れ→酒田：若葉旅館①
11月 1日　最上川→雄勝→横手増田佐藤養助漆蔵資料館〇→角館：町家ホテル②
11月 2日　田沢湖→乳頭温泉郷、鶴の湯別館〇、休暇村乳頭温泉郷③
11月 3日　アルパこまくさ→宮古なあど〇、宮古浄土ヶ浜、田老、休暇村宮古④
11月 4日　陸前高田（震災津波伝承館)→猊鼻渓→中尊寺→厳美渓いつくし園⑤
11月 5日　達谷窟毘沙門堂→松島島巡り、松島さかな市場〇→銀山温泉銀山荘⑥
11月 6日　蔵王温泉→米沢(上杉伯爵邸〇、米沢城跡)→小国→上下浜マリンホテル⑦
11月 7日　富山市(すし玉〇、ガラス美術館、富岩環水公園)→和倉温泉金波荘⑧
11月 8日　福井丸岡町山口谷口屋〇→越前大野


未明に自宅を出てこの日は山形県酒田までの長距離ドライブです。昼食は東北に入る手前の村上の井筒屋に11時15分の予約（予約受付は11時と11時15分のみ）を入れているのでそれに間に合うようにしなければなりません。そのためサービスエリアでの休憩は15分間まで。新潟県は東西に長すぎる～。でも旅の始まりのルンルン気分なので疲れはあまりありません。村上では鮭のすべてを食すことができます。飽食の時代にもったいないが話題になり始めていますが、食べること食べられることに感謝していた時代に鮭という恵みを大事にしていたのでしょうね。いつも思うことは食事の後の食べ散らかしを見ると悲しくなってきます。作っている人や準備や片づけをする人にも感謝をして食事をしてほしいな。

エリア 村上・岩船(新潟)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

未明の出発、ひたすら高速を走ります。

金沢手前で夜が明けてきました。

まだまだ走らなければなりません。

無理をして事故を起こしたくありませんので、サービスエリアで少しばかり休憩も入れていきます。

北陸新幹線とも交差します。

もうすぐ新潟県です。

ずっと天気が良ければいいのですが。

米山SAで初めての給油です。

「荒海や佐渡に横とう天の川」松尾芭蕉の碑があります。

佐渡が望むことができます(写真じゃわからないですね）

佐渡にいつかは行ってみたい島です。

北陸道が終わり日本海東北道に入ります。磐越道で会津にも行けるんですね。

11時前に村上に到着しました。予約時間に間に合いました。井筒屋さんは奥の細道紀行時に芭蕉も泊まった旅籠ですが、今は泊まることはできません。

今はコロナ禍対策のため席を少なくされています。私たちは座敷ではなく1階のテーブル席をお願いしていました。

多くは食べられないと思い7品と10品のメニューをお願いしています。最初に鮭のお寿司と酒浸しをいただきます。

炭火焼きにする火鉢が出てきます。最初は鮭の皮をあぶって、次に塩引きの切り身を焼きます。

左にあるのが鮭の皮を焼いたもの。

土鍋ごと炊いたご飯も提供されます。お茶漬けでもいただけます。10品は鮭の酒びたし、鮭手まり寿司、酒びたしの皮、鮭の焼漬、はらこの味噌漬、鮭のかぶと煮、鮭の生ハム、鮭の白子煮、鮭昆布巻、塩引鮭で、それに土鍋炊きご飯、だし（村上茶+生揚醤油+鰹節）、薬味（三つ葉・海苔・お漬物） 、ひとくち甘酒になります。

写真奥が待合、硝子戸の中の座敷と２階でも食事ができます。

物販もしています。

待合もこんな感じ

月～土には、まちなか循環バスも走っています。

吉永小百合さんのJR大人の休日倶楽部でも撮影された鮭専門店きっかわさん

塩引き鮭は熟成と塩抜きに時間をかけているそうです。

斜め前の家の上にも鮭がぶら下がっています。

きっかわさんのお店の奥には鮭がたくさん

頭を下にしているのは首つりにならないように、お腹が完全に切られていないのは切腹にならないようにしているそうです。

大切に作られています。

近くで見るとちょっと怖いですが。

鮭を余すことなく食べることができるのですね。

囲炉裏でちょっと一服もできます。

店の外にはこんな車も。

きっかわさんのそばにある十輪寺茶や 越後岩船家さん

お腹いっぱいですが食べます。

ついでに夜食の大福も買いました。

海鮮一鰭さんも鮭の料理がいただけます。小さな図書館みたいなスペースもあります。

すぐ近くの小学校の所に市役所の観光者用の無料駐車場があります。おしゃぎり会館やイヨボヤ会館も、もっと村上を散策したいのですが、宿泊地の酒田までまだ100㎞ほどありますので村上を離れます。