2020秋の東北16：東北旅行最終地の米沢 上杉伯爵邸

2020/11/06 - 2020/11/06

今回の東北旅行は東北のすばらしさに出会った旅でした。

米沢は今回の東北旅行の最終地です。行きたいところがたくさんになってしまって、それをつないでいくとダイジェスト版みたいな東北旅行になってしまいました。日程や距離を考えると青森県も福島県も今回は行けませんでした。東北のすばらしさを知ってしまったのでまた東北に行きます！(行けるように宣言しておこう）

10月31日　村上井筒屋〇→笹川流れ→酒田：若葉旅館①
11月 1日　最上川→雄勝→横手増田佐藤養助漆蔵資料館〇→角館：町家ホテル②
11月 2日　田沢湖→乳頭温泉郷、鶴の湯別館〇、休暇村乳頭温泉郷③
11月 3日　アルパこまくさ→宮古なあど〇、宮古浄土ヶ浜、田老、休暇村宮古④
11月 4日　陸前高田（震災津波伝承館)→猊鼻渓→中尊寺→厳美渓いつくし園⑤
11月 5日　達谷窟毘沙門堂→松島島巡り、松島さかな市場〇→銀山温泉銀山荘⑥
★11月 6日　蔵王温泉→米沢(上杉伯爵邸〇、米沢城跡)→小国→上下浜マリンホテル⑦
11月 7日　富山市(すし玉〇、ガラス美術館、富岩環水公園)→和倉温泉金波荘⑧
11月 8日　福井丸岡町山口谷口屋〇→越前大野

エリア 米沢(山形)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

最初の計画では蔵王から南陽市を経て新潟に向かう計画を立てていましたが、妻の米沢牛が食べたいとの要望で変更しました。東根や天童などを計画から外して米沢に向かいました。米沢からは新潟荒川胎内ICから日本海東北自動車道で帰路につきます。と言っても帰路では富山市と和倉温泉に寄ります。

蔵王より下って山形上山ICから米沢に向かって東北中央自動車道を走ります。

米沢中央ICで降り市街地に入り上杉城史苑に

駐車場(無料）は広くて城跡や神社などの見学をする場合はみなさんここを利用されています。

雑多な感じはしない上杉城史苑です。

当然山形のお米も売っています。

城史苑周辺は広い公園になっています。

城史苑から米沢城跡に向かう沿道は赤が目立ちます。

伝国の杜は城史苑の向にあります。

城史苑から近い上杉伯爵邸。

昼食はせっかくなので米沢の郷土料理も食べられるここ上杉伯爵邸に決めていました。GOTOトラベルで今回お得な旅行をさせてもらいましたので東北最終日特別に奮発しました。

上杉伯爵邸の駐車場は赤い幟の先にある門から入ります。

お堀も綺麗に紅葉しています。

駐車場は冠木門ですが、そこではなく正門をくぐって行くと伯爵邸の玄関が見えます。

お屋敷の玄関はこのように立派な構えです。

靴を脱いでこの先で受付です。

このような着物も飾ってあります。

食事をするところはこのような座敷の部屋にテーブルが置かれています。私たちは予約しているからか眺めのよい廊下側に案内されました。

お庭を眺めながらの食事ができます。

妻「上杉伯爵って上杉謙信の親戚なの？」　歴史に興味はなくても謙信の名前は知っていましたが歴史の話をしてもムダなので、「そう、子孫ね」

献膳料理（昔から伝えられている伝統の料理と特別な日に出される料理）：上の段から米沢牛のいも煮、舘山リンゴの寒天、鯉のことこと煮、紫蘇巻き、冷汁、塩引寿司、うこぎご飯、おみ漬、味噌汁。　これだけのランチなら2000円ですが．．．

そして横の米沢牛のステーキ50gをつけるだけでぐっとお値段が5000円に上がります。高！でも確かに口に入れた瞬間に今まで食べた肉と違うとわかりましたし、ブランド和牛のステーキとなるとどこでもいいお値段していますね。写真のように50gだけとなると少なく感じてよけいお膳の大きさと比べてしまいます。

あとで庭に行ってみます。

祝い事か法事で利用されているグループもおられました。

受付けのそばにはこんな中庭もあります。

ご馳走様でした。

庭への入口です。誰でも入ることが出来て無料です。

横手増田町で見た雪吊り？雪覆い？がたくさんありました。

広い庭と格式が感じられる大きなお屋敷です。

上杉伯爵邸は14代茂憲伯爵邸として建てられましたが大正時代に火災で類焼し焼失しましたが、その後再建されたそうです。

庭を出て門に向かいます。

ここのイチョウもきれいです。

松岬神社の大きなイチョウの木が見事に色づいています。

毘と龍の旗のあるお堀の橋を渡ります。毘は戦での加護と勝利を願う旗印、龍は敵に総攻撃を仕掛ける際の旗印なのです。

橋から見るお堀端もきれいです。

上杉謙信公之像。謙信も米沢まで来るとは夢にも思っていなかったですね。

上杉鷹山公之像。像のそばに「なせば成る なさねば成らぬ 何事も 成さぬは人の なさぬなりけり」が記されています。

上杉神社は上杉謙信を祀っています。

豪華な門をくぐって本殿に。

明治9年に上杉謙信と鷹山を祭神として米沢城本丸跡に建立されましたがその後別格官幣社に指定され祭神は謙信のみとなり鷹山は松岬神社に分祀されました。

ここにもソーシャルディスタンス？

稽照殿は甲冑、武具、刀剣、美術品などを収蔵・展示する資料館です。

参道から少し上がったところにある招魂碑は戊辰戦争と西南戦争で亡くなった米沢藩士の慰霊碑。

正面の木立が松岬神社

橋に戻って松岬神社に行きます。

赤も負けていません。

鷹山公は藩財政を立て直した名君として知られ、天明の飢饉には領民一人も餓死者も出さなかったと伝えられています。

松岬神社です。読めますか？　「まつがさき」

座像の鷹山公。ケネディ大統領の長女で駐日大使をつとめていたキャロライン・ケネディさんは米沢市を訪れて父親のケネディが鷹山を称賛していたことに触れるスピーチをされていましたね。

上杉伯爵邸でお昼はうこぎご飯を食べました。さあ米沢を出立します。

米沢からは国道287号線、県道250号と北上し、そして国道113号線と合流しJR米坂線に沿うように道の駅白い森おぐに着きました。小国を抜けるともう新潟県です。工事やなぜかわからない渋滞などがあって日本海東北自動車道の荒川胎内ICまではけっこう時間がかかってしまいました。自動車道に乗るまでに関川で4回目の給油。この日の宿泊地の北陸道柿崎IC上下が浜まではまだ遠いです。