2020/10/03 - 2020/10/05
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公共交通トラベラーkenさん
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2020年10月3日(土)~10月5日(月)の2泊3日、Go Toトラベルを利用して10数年ぶりの日光を訪れました。コロナ禍で外国人観光客が激減した日光ですが、少しずつ日本人客が戻ってきているようでした。
東武鉄道「まるごと日光東武フリーパス」を利用して東京からの往復と日光エリアのバス乗り放題になります。さらにこのチケットで9/7~10/6の期間限定で特急料金 50%オフになるという大盤振る舞いです。さらにさらに東武トップツアーズの「日光・奥日光まんきつ2DAYパスポート」を2200円で購入、日光東照宮をはじめとした主な観光施設がすべて無料になりました。その上Go Toトラベルキャンペーンで割引された宿泊代金の15パーセント相当の地域共通クーポンまでもらってしまいました。おかげでご当地についてからはほとんどお金を使わない旅になりました。
旅行記その3は日光東照宮エリアです。改修工事が終了してきれいになった東照宮を巡ります。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2泊目の朝食です。夕食・朝食ともに時間が来ると全館放送で「お食事の準備ができました。降りてきてください」というアナウンスが入ります。合宿所みたいなノリです。
今日の朝食も各種お惣菜バイキングです。やはりビジネスホテルの画一的な味がします。とても美味しかったです。 -
チェックアウトを済ませてホテルをでます。初めておおるりグループのホテルに泊まりましたが、値段相応の雑な対応がかえって心地よい、不思議なホテルでした。おそらく宿泊客が皆納得の上で宿泊しているので雰囲気が良いのかもしれません。
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バスを待つ間、湯ノ湖の岸辺を少し散歩です。
温泉が流れ込んで白く濁っている場所があります。大きな魚が集まっていました。鯉か鱒か、よくわかりません。 -
金谷ホテル歴史館バス停まで一気に降りてきました。最終日の観光スタートです。先ずは大谷川の方へ下っていきます。
浄光寺というお寺に来ました。浄光寺 寺・神社・教会
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憾満親地蔵御首
この後訪れる予定の憾満が淵の並び地蔵にあった親地蔵の頭部です。
明治35年大谷川の大洪水で、2体の親地蔵が流され、1体の頭部のみ発見されここに安置されました。 -
このお寺にはたくさんお地蔵様がいるのですが、個性的なお顔のものが多いような気がしました。
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墓地エリアの奥の方に安置されている「導き地蔵尊」
真ん中のお地蔵さまが導き地蔵尊らしい。1550年造立、現存する日光最古の石仏と言われています。 -
なかなか威厳のあるお顔です。
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思案顔
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平泉成さん的なお顔
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ばれないように居眠りしている
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恰幅の良い石像もありました。
案外楽しめるお寺でした。 -
大谷川を渡って憾満ヶ淵に向かいます。
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この辺りは観光客も少なめでひっそりとしています。この日は小雨が降っていたので、なおさらです。
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もうだれも住んでいなさそうな木造の住宅が並んでいました。荒れた感じはなかったのでもしかしたら何かで利用しているのかもしれません。
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苔むした石碑の上に栗のイガイガ。
すっかり秋になりました。 -
川沿いのお寺、慈雲寺とあります。
本堂は明治35年、足尾台風により大谷川が氾濫した際に、たくさんのお地蔵様と一緒に流されてしまったそうです。昭和48年に復元されたコンクリートのお堂が残っています。慈雲寺 寺・神社・教会
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山の斜面に続く大きな岩の上にきれいな花が咲いていました。
たぶんダイモンジソウだと思います。 -
憾満ヶ淵
水量が多く、迫力があります。霊庇閣 名所・史跡
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「川岸に巨岩があり、岩上に晃海僧正(こうかいそうじょう)によって造立された不動明王の石像が安置されていましたが、その不動明王の真言(しんごん)の最後の句から「かんまん」の名がついたといわれています。」と観光案内にあります。
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「上流の絶壁には、弘法大師が筆を投げて彫りつけたという伝説のある「かんまん」の梵字が刻まれており弘法大師の投筆とよばれています。」
うっすらと何か書いてあるような? -
数えるたびに数が違うといわれることから化地蔵とよばれる地蔵群。
苔むした姿が風景に溶け込んで神秘的な雰囲気を作り出しています。化地蔵 名所・史跡
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並び地蔵の先、階段を上ると、人工的な造作物が見えてきます。google map には東京電力リニューアブルパワー(株)日光第一発電所と表示がありました。
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こういう風景も大好きです。
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もと来た道をもどります。下の方にも東京電力リニューアブルパワー(株)日光第二発電所の建物がありました。近くまで寄って見物させてもらいました。
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東京電力として現存する最初の水力発電所なんだそうです。これは良いものが見られました。
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発電所に流れ込む水路も透明です。
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こんなに間近で発電施設を見たのは初めてでした。
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明治26年(1893年)建設とあります。水力発電一世紀を記念したモニュメントを作ったそうです。
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これがそのモニュメント。
木陰に隠れてひっそりとありました。流れ落ちる水流を表しているようですね。自然とテクノロジーの完全なる調和の象徴しての水力発電施設を表現しているような気がします。 -
浄光寺の近くに戻ってきました。通りに面した家の入り口には石の釜みたいなものがあります。
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底から勢いよく水が出ていました。各家で水を利用する設備のようです。
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磐裂神社
日光西町五社の一つらしい。磐裂神社 (匠町) 名所・史跡
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小さな拝殿の裏の塀にたくさんの石像がありました。
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ここの石像もなかなか味わい深いものが多くて楽しめました。
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なかなか手の込んだ彫刻もあります。
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いいお顔をなさっています。
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期待して訪れた神社ではなかったのですが、思いのほか楽しめる場所でした。
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続いて金谷ホテル歴史館に入ります。併設するベーカリーから店内から入館します。ここもパスポートが使えます。
金谷ホテル歴史館 美術館・博物館
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「金谷ホテル」発祥の建物です。
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2階にはイザベラ・バードが止まった部屋もあります。
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江戸時代の武家屋敷の建築様式をそのまま残す建築遺産でもあります。
なかなか複雑なつくりをしているので探検気分で見学できます。 -
次は日光田母沢御用邸記念公園です。パスポート利用。
日光田母沢御用邸記念公園 名所・史跡
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明治時代の銀行家・小林年保の別邸に、赤坂離宮などに使われていた旧紀州徳川家江戸中屋敷の一部を移築し、大正天皇のご静養地として造営されました。
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内部の写真撮影は自由に行えます。
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公開エリアだけでもかなりの広さです。すっきりと整った美しさを感じ内装ですが、細かい部分の装飾などを良く見ると大変手が込んでいます。
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丸窓の向こうには有名なシダレザクラが見えます。花の季節に来てみたいです。
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豪勢な襖絵がたくさんあります。
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江戸時代後期、明治、大正と三時代の建築様式をもつ集合建築群で、現存する明治・大正期の御用邸の中では最大規模のものです。これほどの建物が一般公開されているというのは素晴らしいことだと思います。
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庭園も歩けます。棕櫚縄で縛った石が置いてあるところは、「関守石」や「止め石」といって進入禁止の印なんだそうです。
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庭園には防空壕があります。
田母沢御用邸には幼少の明仁上皇陛下が疎開されていたこともあるそうです。 -
観光を続けます。バス通りに面して建つ日光真光教会の建物が気になったので入ってみました。
ガーディナーという人が設計した石造りのゴシック様式の教会で、栃木県の有形文化財になっています。日光真光教会 寺・神社・教会
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神社仏閣が多い日光で異彩を放っています。
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設計者のジェームズ・ガーディナーは立教大校長を務めたアメリカ生まれの建築家。調べてみると、博物館明治村に移築された聖ヨハネ教会堂、横浜にある家外交官の家、日本聖公会弘前昇天教会教会堂などを設計した人でした。知らないうちに.彼の作品を見学させてもらっていたようです。
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この教会の設立にはアイリーン・マンという宣教師が資金集めなど尽力したそうです。
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近代に入ってか外国人も多く訪れた日光の地にふさわしい教会だと思います。
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重厚な石造りの教会はやっぱりいいですね。今年は海外旅行ができないので、ここで素晴らしい教会建築に出会えたのは大変幸運なことでした。
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大正期の教会建築の次は、奈良時代まで一気に時代をさかのぼります。
神橋 名所・史跡
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日光を開山した勝道上人一行が大谷川の急流を渡ることができず、神に念じたところ赤・青二匹の蛇が現れ橋となり、自らの背に山菅をはやし一行を渡らせたという伝説があるそうです。それでこの橋は別名「山菅の蛇橋」というそうです。
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ここもパスポート利用。貸し切り状態でした。
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神橋の向かいにある名水 磐裂霊水
日本で最も美味しい水と言われているのだとか。あさやレストハウス グルメ・レストラン
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日光金谷ホテル
Go Toキャンペーンでも私には敷居が高いホテルです。
せめて外観だけでも拝ませてもらおうと思いやってきました。日光金谷ホテル 宿・ホテル
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扉の装飾がすごいです。
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日本で最初の西洋型リゾートホテルなんだそうです。
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金谷ホテルから坂道を降りてきました。
日光物産商会の2階にあるカフェレストラン 匠という洋食屋でランチを食べます。日光物産商会 お土産屋・直売所・特産品
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明治時代後期、土産品店として創業した日光物産商会の建物は国の登録文化財の指定を受けています。なかなか見ごたえありでした。
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食事が運ばれてくるまで、お行儀悪いですが店内をウロウロさせてもらいました。
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料理が来ました。
サラダとスープ。
スープがとても美味しかった。 -
私はサマリンダ(ヨーグルトを加えたマイルドなビーフカレー)を注文。
さわやかな風味のとても美味しいカレーでした。 -
妻はハンバーグ。
これもすごく美味しかった。
ちゃんとした洋食を食べるのは久しぶりです。とても満足でした。 -
食後はいよいよ東照宮観光です。
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日光山 輪王寺三仏堂の前でお寺のお坊さんに声をかけられました。解説付きで参拝できるとのこと。ここもパスポートが使えるのでお願いすることにしました。
日光山輪王寺 寺・神社・教会
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平成の大改修が終了した本堂が大変美しいです。
内部には千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音の三体の大仏様がお祀りされています。
仏様のことなど詳しく説明してくれるのは良いのですが、鬼門除けのお札のやら、干支ごとの守護仏のお守りやらを各所で宣伝してきます。 -
大護摩堂。
こちらではお数珠を宣伝してました。
まだ東照宮などの観光が残っているのでできれば手短にやってほしいなぁ、などと素直で罰当たりな感想を抱いてしまいました。 -
東照宮です。
日光東照宮 寺・神社・教会
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石鳥居横の五重塔。
小学校の修学旅行でこれを初めて見てなぜかひどく感動した記憶があります。
そのあと陽明門をみてもっと感動しました。 -
有名な神厩舎の三猿
コロナ自粛生活中、近所の散歩で庚申塔に彫られた三猿をあちこちで見てきました。
トリはやはり東照宮の三猿にお願いしましょう。 -
以前の賑わいを取り戻すにはもう少し時間がかかるかもしれません。
見る側としてはゆっくりできてうれしいのですが。 -
上神庫の象
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そろそろ日が傾き始めています。
修理を終えてきれいになった建物に西日が当たり、とてもいい感じです。 -
陽明門
派手です。私たち夫婦はこういうド派手な建築が大好きなので、ここはまさに聖域です。 -
唐門
白と黒のコントラストが美しいです。 -
豪華絢爛、とても派手ですが、ブルーノ・タウトが言うような威圧感や退屈さ・珍奇さなどは少しも感じません。やはり育ってきた文化的な背景が違うと物の見方・感じ方が変わってくるのでしょう。
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ここもきれいに修復されたようです。
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細かい装飾がいっぱいに施された巨大建造物ほど美しいものはありません。
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眠り猫をくぐって奥宮へ進みます。
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207段の階段を登ります。
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宝塔の下には家康公の遺骨があるそうです。東照宮で一番神聖な場所ですかね。
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東照宮を後にして二荒山神社に向かいます。
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旅行中たくさんの神社仏閣を見てきたせいで、そろそろ感覚がマヒしてきています。
日光二荒山神社 寺・神社・教会
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楼門をくぐるとかわいいウサギがお出迎えです。
大黒様を見つめているそうです。 -
大黒様がいました。
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見てきた建物が全部すごすぎて完全に消化不良を起こしています。
全体的にあっさりと見物して先に進んでしまいました。 -
開運ねずみ。
そういえば今年は子年。私は年男でした。
先ほど輪王寺三仏堂で教えていただいた情報によると子年の守護仏は千手観音菩薩なんだそうです。 -
日光観光もそろそろ終盤です。
時間も迫ってきてどうしても駆け足観光になってしまいます。 -
輪王寺大猷院にやってきました。ここもパスポートで入れます。
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3代将軍徳川家光の霊廟があります。
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「権現造り」といって、拝殿・相の間・本殿と連なる独特な構造をしています。中に上がるとお坊さんが説明をしてくれます。狩野探幽の描いた唐獅子、天井にある140枚の龍の絵、家光公が着用した鎧など、興味深いものがたくさんあります。
またこちらでは破魔矢について詳しく解説もしていただけました。買いませんでしたが。日光山輪王寺 寺・神社・教会
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竜宮門
修学旅行の思い出を描く図工の時間にこの門の絵を描きました。
本当は陽明門を描こうと思ったのですが、使う色が多く面倒臭かったのでこちらにした記憶があります。 -
夜叉門を守護する四夜叉のおひとり、烏摩勒伽(うまろきゃ)。
かなり珍しいとお坊さんから説明がありました。
膝には象がいます。これが膝小僧の語源なんだとか。 -
最後の観光スポット、日光東照宮 宝物館。
これにて「日光・奥日光まんきつ2DAYパスポート」すべて使い切りました。
途中から全部使うことが目的になってしまっていたような感じもします。
閉館時間ギリギリだったのであまりゆっくり見ることができませんでしたが、東照宮に関するお宝が色々展示されていました。参拝の前に予習の意味で入っておくべきだったかもしれません。 -
神橋にもどってきました。夕日に美しく映える橋を撮影しようとカメラを構える人が何人かいました。真似して撮影してみましたが、普通でした。
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先ほどお昼を食べたお店の向かいからバスに乗って駅に帰ります。
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ホテルでもらった地域共通クーポンの残りを使ってお土産とお酒などを買い込んで、今回の旅行はすべて終了です。
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色々なキャンペーンを使わせてもらって、ずいぶん節約できました。
天気にも恵まれて素晴らしい旅行になりました。 -
大自然あり、歴史あり、うまいものあり、温泉あり。全部そろった理想的な観光地でした。おまけに東京からのアクセスもとても良い。
何か足りないものはないだろうか?珍スポットがないかも。 -
鶏めし弁当
とても美味しかった。 -
おにぎりは牛しぐれと山椒。
山椒むすびがとても美味しかった。
コロナで海外旅行に行けない分、今年は国内旅行にたくさん行けています。素晴らしい日本の観光地を再確認しています。
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