ワシントンモンタナ・大自然の17日間⑨鹿とお花と絶景のオリンピックＮＰからの夜は極寒の車中泊

2020/07/13 - 2020/07/13

2020年7月5日～21日の17日間、ワシントン州の３つの国立公園（マウントレーニア、ノースカスケード、オリンピックとモンタナ州のグレイシャー国立公園に、私の大好きな雪と緑の山を見に、ドライブにトレッキングにと大周遊してきました。
国立公園の間には、ド田舎あり、温泉あり、ラベンダー畑ありとそれぞれの町も満喫しました。

---------------
９日目
友人をシアトル空港に送り届け、今度は私はオリンピック半島へ。

オリンピック国立公園の美しさがとても気に入ったと思えば、夜は四苦八苦のキャンプ挙句の果てには車中泊となり、色んな意味で印象深い一日となりました…


※コロナのリオープン状況にあわせて、ルールに従って行動。

エリア オリンピック国立公園周辺(アメリカ)

９：００

ホテルからほど近いAmazon goに来ました。
利用するの初めて！

予めアプリを入れておけば素通りです。こういうの会社の近くにあったら便利だなあ。

その辺をお散歩して、10時すぎにホテル出発です。

１１：００

友人をシアトル空港に送り届け、私は今度はオリンピック半島に向かいます。

意外と３時間半ほどかかる長距離ドライブ。
ですが、途中の景色は海を通ったり、橋を渡ったりとまあまあ楽しめます。

１５：００

Mt Townsend Trailheadにやってきました。かなりの山奥で、国道から1時間以上悪路を走ります。

トレイルを歩く予定だったのですが、なんだかちょっと疲れていたので、２００ｍくらい歩いて引き返しました。

ここまでの道程が悪路で時間かかったのと、これから歩き出す人もいなかったのと、ノースカスケードで山歩きにだいぶ満足したのもありますが、一番は駐車。

駐車場が小さくいっぱいだったので、何とか道路脇に止めようとしたのですが、道も狭いので山道の崖側ギリギリで…
傾斜もあったのでゴロンと行きそうで本当に怖かったし、道のぬかるみにタイヤがはまってこのまま落ちたらどうしようと泣きそうでした。

バクバクしながら車を停めなおしたので、気持ちが萎えてしまっていました笑
人里を目指してオリンピック国立公園を目指します。

１６：００

着きましたオリンピック国立公園！

ふもとの町から車で４０分ほどと極めてアクセスもよく、にぎわっていて、車で絶景ポイントまで行けるので、さきほどのトレイルヘッドで泣きそうだった気持ちが一気に元気になりました！

ドライブウェイを走っていて、突如目の前に山々が現れたときは大感動でした。

駐車場に車を止めて、まわりを簡単に歩くだけでも絶景が楽しめます。

お花もたくさん咲いています。

ハリケーンヒルトレイルが運悪く前日から工事のため閉まっていたのですが、歩かなくても十分綺麗。

ルピナスも満開でした。

絵になる～

そしてここはシカがたくさんいます！
駐車場にも降りてきてたり。

シカはのんびりご飯をたべてます。

ここまでハードな日程だったので、ゆっくりした時間に癒される。

簡単なトレイルを歩いていると、カナダの方面の海も見えます。

またシカに出会う。

Hurricane Ridge Visitor Centerは前にベンチがおいてあるのですが、その真ん前に山脈がどーんと見えるその形になっています。

珈琲をいただく贅沢！

さて、すでに18時すぎた。
そろそろ本日の宿に向かいます。

途中のレイククレッセント。
車をとめてしばし湖面を見る。

綺麗な湖です！が、何の変哲もないのでさっさと今日の宿に向かいました。
翌日、全く違う心持ちでこの湖を見ることになるとも知らず…笑

１９：３０

レイククレッセントの西端から走ること10分ほど、つきました本日の宿！

どうやらサイトは森の茂みの中の急な下り坂をおりていくようで
す…なんか嫌な予感・・・

うわあガチのキャンプ場だ！
もちろん電波もつながりません。トイレや水回りも一か所だけ。

車を止めて奥に向かうと…

本日の私のねぐら！ガチテント！

中を確認すると、寝袋も何もおいてありません…。
テントのみです。。。これはしんどい。。。

一応キャンプ場を探検です。

薪が５ドルで売られています。チャッカマンはあるな。

フライパンなどは借りれる模様。
エアビーで一泊５０ドルでしたが、よく見たら今の状況の関係で、寝袋は撤去していると書いてありました…確認不足＞＜

とりあえず暗くなる前に周囲の枝を拾って焚火を作らないと、寒すぎるし灯も何もないので、一生懸命枝拾い。

前の人が残した炭がほんの少しだけあるので、チャッカマンを使って着火を試みるも、燃えやすいものがなくてなかなか火がつかない…；；

車からなんとか紙ごみをかきあつめてきて、紙に着火できました。
が、炭が少ないのですぐ弱くなる…；；

昨日メトロポリタングリルで、パンを持って帰ってきたことを思い出し、その巨大紙袋も少しずつちぎって燃料に。。

なんとか火が安定してきた！

と言っても網も何もないので、フライパンで昨日のパンを焼きつつ、お鍋でお湯をわかします。車に積んでいたミネラルウォーターを大切に。

途中、お鍋がピットの中でごろんとひっくり返り火が半分消えるという泣きそうな事件もありましたが、なんとかお湯を沸かせてカップ麺に投入。

命の源パンをかじりながら待ちます。

とりあえずできた！
これほどありがたく食べたどん兵衛はないでしょう…

２２：００

あたりはすっかり暗くなりました。
やることも何もないので、ただただ焚火のめらめらする炎を見る時間です。
久しぶりに焚火なんてしたので、いろいろ大変な状況でしたがなんだかとても癒されました。温かいし、虫よけにもなるし、パチパチという音も心地よい。

火が弱くなったら、集めてきた枝や紙をちぎって放り込んで保っていましたが、それらもついに尽きてしまい。

火が完全に消えるまで見守りました。

テントはやはり寝袋なしだとあまりに寒すぎるので、車内で一泊を過ごすことに。ただ、着こみ方が足りなくて夜中寒すぎて身体が痛いほどでした。

とはいえ車外に出てトランクに荷物をとりにいくと、また体は冷え込んでしまうのでとりあえず3枚くらい重ね着している状態でなんとか眠ろうとがんばりました。

なかなか寝付けず、朝が来ることを祈るばかり…涙