2013/11/15 - 2013/11/15
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Yoheiさん
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□初めての海外一人旅、目的地はバルカン半島。
バルカン半島にはギリシャや旧ユーゴスラビアの解体で誕生した小国たち、そしてヨーグルトで有名な?ブルガリア等がひしめき合っている。どれも小国だが、比較的物価が安い国が多い。更にバルカン半島は歴史的な理由からモスクと教会が共存する珍しい地域でもある。
ヨーロッパなのに中東、ヨーロッパなのにアジア、そんな微妙な立ち位置にあるバルカン半島の国々。古くから「歴史の交差点」として発展してきた国々(ギリシャ~アルバニア~コソボ~マケドニア~セルビア~ブルガリア~トルコ)を旅しました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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□イスタンブール最終日!!
朝9時に30分に朝御飯を食べるために屋上テラスへ行く。今日もおじいさんが暖かく迎えてくれ、眼下の街並みを見ながら新鮮な朝ご飯を頂く。今日も残念ながら雲が多勢を占める空模様だ。最終日だというのに。写真はホテル前。アヤソフィア付近は安宿街とレストランが多い。イダ ホテル ホテル
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10時30分にホテルをチェックアウトした。不要な衣類などを捨てたお陰で、ザックは少し軽くなったが、8kgくらいはありそうだった。最終日の今日はこの荷物を背負いながら観光することになる。とりあえず世界遺産に指定されている「イスタンブール歴史地区」の風景を撮影すべく、スルタンアフメットからシルケジ駅方面へ向かう。
アヤソフィア 寺院・教会
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朝のシルケジ地区とトラム。
シルケジ駅 駅
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歩いていると雲間からかすかに青空と太陽が顔を覗かせた。このまま今日一日晴れて欲しいと願う。つい今し方、ホテルの支払いでリラとユーロを使い果たしてしまったので、最終日ではあるが1万円を両替することにした。バルカン半島の旅行は、食事代は安い代わりにホテル代がかさむ。東南アジアなら1000円以下で宿泊できるようなホテルも、3倍くらいはくだらない。
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□この旅2度目のスレメニィエモスクへ
ガラタ橋まで歩き、近くのYeni Camiを撮る。続いて晴れ間が覗いている間に、昨日も訪れたスレメニィエモスクへ。青空と白い大理石のコントラストが撮りたかった。イェニ ジャーミィ 寺院・教会
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スレメニィエジャーミーへ到着。丁度お祈りの時間に差し掛かっており、モスクからは大音量のコーランが流れ出した。周りのモスクからも、時を同じくしてコーランが流れ出し、イスタンブール中がだみ声に包まれた。当然お祈り中は、観光者がモスクの中に入ることは許されず、外側からモスクを撮影し退散した。
スレイマニエ モスク 城・宮殿
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□スパイス香るエジプシャンバザールへ!
再びガラタ橋付近まで降り、エジプシャンバザールへ。ここはグランドバザールに次ぐ規模のバザールで、別名スパイスバザールと呼ばれる。中には香辛料を筆頭に、絨毯、チャイの器、唐墨などが売られている。何を買うでもなく歩いていると、3年前にお土産を買ったことのある名物みやげ店の客引きに声を掛けられた。「俺のこと覚えてる?」と質問してみると、やや間があって「・・・もちろん!」と返してきた。「じゃあ俺が3年前に何を買ったか覚えてる?」と聞くと、「俺は先月からここで働き始めたんだ!笑」と。調子の良い彼から両替所の位置を聞き、1万円を両替した。エジプシャンバザール 市場
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別名スパイスバザールとも呼ばれるエジプシャンバザール
エジプシャンバザール 市場
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外にでると小腹が空いていることに気づいた。近くにあったキオスクで、ドネルサンドをオーダーした。値段はたったの2TL(約150円)なのに、トルコ風の飲むヨーグルトであるアイランまで無料で付けてくれた。アイランは塩味の強い飲むヨーグルトで、味に慣れると、油っぽいトルコ料理をさっぱりさせてくれる強い味方になる。道路端に座りながら、切り立ての羊肉のスライスを乗せたドネルサンドをムシャムシャ食べた。
イェニ ジャーミィ 寺院・教会
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空腹が少し満たされ、徒歩にてガラタ橋を渡り始める。途中まできた辺りで、突然小雨が降り始めた。強くなりそうだったので、急いで橋板の下に逃げ込んだ。ガラタ橋の橋板の下はレストラン街になっており(ほとんどの店はサバサンドを売る店だが)、ここを歩いていると誰かしらから客引きされるのだった。
案の定今日も客引きのおじさんに声を掛けられ、雨宿りがてらサバサンドを頂くことにした。ケバブを食べたばかりだったが、サバサンドは私にとっては別腹的存在なのだ。昨日とは違う店だったので、味比べといこう。
鯖とパンという異色の組み合わせのように思われるジャンクフードだが、毎日食べても飽きないのがサバサンド。食べ終えて外に出ることには、雨が止んでいた。橋を降りてカラキョイ方面へ歩き出す。ボスポラス海峡 海岸・海
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□モスクを片っ端から巡る!
今日は風景写真(特にモスク)撮影に専念しようと思っていたので、Lonely Planetにプロットされているモスクマークを片っ端から廻ろうと決めた。最初はアタテュルク橋の付け根にあるSokullu Mehmet Pasa Camiへ。残念ながら現在改修中のため、モスク全体に覆いが掛けられていた。モスク横ではLonely Planetにも掲載されていない新たな橋が建造中で、経済発展とともにますます増える交通需要を捌ききれないイスタンブールの渋滞問題が、待ったなしの状況なのが窺える。アタチュルク橋 建造物
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Sokullu Mehmet Pasa Cami。
ソクルル メフメットパシャ ジャーミィ 寺院・教会
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続いてガラタ地区の中心部にあるアラブモスクを撮った。この辺りはトルコのウォール街、銀行や証券会社が集積する金融街だった。しかし一歩小路に入ると、小さな金属加工工場が密集し、職人街の様相だった。アルミニウム加工の専門工場、様々な径のボルトを専門に取り扱う工場・・・ぎっしりと軒を連ねていた。
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イスタンブールのウォール街と呼ばれている?
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□フェリーから見た海沿いの美しいモスクたち
トラム沿いをカバタシュ駅に向かって北へ歩き出す。ヨーロッパ側のボスポラス海峡沿岸には、美しくも巨大なモスクが所々に建っており、それぞれの写真を撮って歩くことにした。どのモスクも特徴的で美しい。写真は1580~1587に建造されたというKilic Ali Pasha Complex。クルチュ アリ パシャ ハマム エステ・スパ・マッサージ
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時折小雨が降り出す、観光には向かない天候だった。晴れた日は青空に映える大理石製のモスクも、今は雲との境界がはっきりせず、威厳が感じられない。写真は1823~1826年に建設された海沿いのNusretiye Mosuque。
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カバタシュ駅近くの1855年に完成したドルマバフチェモスクの写真を撮る。雨がだんだん強くなってきたので、カバタシュからケーブル式の地下鉄に乗って、中心商業地区のタクシムへ向かった。日本と同じく地震国で、起伏の激しいイスタンブールでは、ケーブル式の地下鉄が走っているのだった。
ドルマバフチェ ジャーミイ 寺院・教会
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□時間つぶしに再びタクシム
平日の夕方ではあるが、今日もタクシムは賑やかだった。数年前のイスタンブールでの政権デモの際は、タクシム広場がデモ隊のベースになった。今は、人こそ多いがとても落ち着いている。 -
Aya Triyada Churchというギリシャ正教会。教会なのに屋根がモスク的なドーム。
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Aya Triyada Churchの正面門。
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イスタンブール市内ではチェーンの喫茶店のSimit Saloneに入り、フルーツタルトとチャイをオーダーした。半日背負ってきた重たいザックを置き、一息つく。
日記を書いたりWi-Fiをいじっているうちに、辺りが暗くなった。曇りの日は、思い切って夜景撮りに専念するしかない。そう思い店を出た。太陽が沈んだお陰で気温がぐっと下がっている。ネックウォーマーと帽子を深く被る。写真はカラキョイ地区にある66.9メートルのガラタ塔。ガラタ塔 建造物
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タクシム駅からSishane駅、そこからガラタ橋方面へ夜景を撮りながら歩く。小さな路地には、土産物を売る露天が両脇を固めていた。イスタンブールの街は、坂にへばりつくように市街地が形成されているので、小さな路地がウネウネと存在する。そんな路地にふらっと入ってみるのも面白い。足腰に自信がない人でもカフェが至るところに存在しているため、気楽に休むこともできる。ボスポラス海峡を挟んで対岸の夜景を撮ると、起伏の「雛壇効果」のお陰で、とっても美しい写真が撮れるのだった。
ガラタ塔、ガラタ橋、そしてそこから見えるゴールデンホーンに建つモスクのライトアップをカメラに収めてゆく。この旅に三脚を持参しなかったことが悔やまれる。金角湾 海岸・海
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イスタンブール観光の最後に、本日2回目、この旅では3回目となるスレイメニエモスクへ。ライトアップがとても美しかった。このモスクは丘のてっぺんに建っているため、このモスクを美しく撮影するスポットが無いことが悔やまれる。次はヘリコプターに乗って、イスタンブールを空中散策したい。
スレイマニエ モスク 城・宮殿
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20時になり、到着時と同じ手段でアタテュルク国際空港へ戻った。今回の旅は、ヨーロッパの中でもマイナーな部類に入ると思われる、バルカン半島を旅した。モスクや教会、そして常に大国に支配されてきた歴史を持つ国々を駆け足で巡ってきた。ロシアの影響を受け計画された、無機質で共産圏的な街づくりは、東南アジアばかり旅行してきた私にとって、とても興味深いものだった。
スレイマニエ モスク 城・宮殿
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事前の予想と反して、マケドニアやアルバニアの街歩きが面白く、1泊で後にするのはとても勿体無い気分だった。アルバニア国境付近で車窓から見えた雄大な大自然は、いつかもう一度ここを訪れようと思わせた。
スレイマニエ モスク 城・宮殿
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