釣鐘町の釣鐘

2020/03/29 - 2020/03/29

　大阪城の近くに釣鐘町というところがある。徳川家光に贈られた鐘が鐘楼につるされている。鐘がつるされている釣鐘屋敷跡を探すことにする。コンピューター制御で1日に3回突かれるらしい。12時に突かれるのでこれを見に(聴きに)いった。ついでに大阪城公園の桜も楽しもう。外出自粛要請があるので人出も少ないはずだ。
　今日は空気は冷たいが自転車で外出をする。最近は外へ出たらあかんような空気が漂っている。気持ちの良い屋外で、パーーーーと体を動かさないとストレスがたまる。
　ネットで大体の位置を眺めてから出発する。スマホなどというものは持っていないので出発時の記憶が頼りである。無事に到着できるか楽しみである。　

エリア 大阪城・京橋(大阪)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 徒歩

自転車を気分よく漕いでいくとこんな自動販売機がある。写真ではわかりにくいがネオンがキラキラと点滅している派手なものである。50円から販売している。

大阪市中央卸売市場 名所・史跡

　自動販売機からすぐ、阿波座に出る。いつもお巡りさんみたいな人が警戒している。疑問に思いながらも自転車を止めて聞くのが面倒なので素通りをしていた。
　今日はちょうどいいことに暇である。思い切って「いつも何をしているんでっか。」と聞いてみた。するとこの奥に中国総領事館があるということを教えてくれた。その警備をしているそうだ。日本のある思想を持った方が困ったことをしないようにしているのだろう。帰り道にここを通ると道路が封鎖されていた。数台の車が何やら大きな演説を流しながら通っていた。口調は非常に紳士的だが、内容は…。中国も日本もお互い気持ちよく付き合いたいものである。私がかって中国の奥地の山へ入ったときは、そこで知り合った漢族の人もチベット族の人もとても良くしてくれた

中国領事館 建造物

ここから本町通を東に進む。なんと、自転車の通り道が確保してある。こんなところにあるのはうれしい。違法駐車の車が道をふさいでいることは大阪市内では当然のことである。

目的地に近づいた所で北上する。中大江公園がある。

この公園をのぞくと何やら赤い桜がある。「ヨウコウザクラ」と書いてある。一寸散りかけているのが残念だが十分に美しい。

ソメイヨシノと比べると赤みがよくわかる。

こう公園の前の道は熊野街道である。

マンションの前に釣鐘屋敷跡がある。

大阪町中時報鐘 名所・史跡

　この鐘が家光から贈られたものである。

大阪町中時報鐘 名所・史跡

この突き棒が自動で動くらしい。どんな仕組みか興味深い。

大阪町中時報鐘 名所・史跡

釣鐘屋敷跡を示す石板がある。

大阪町中時報鐘 名所・史跡

　12時になると何やらギリギリという音がする。しばらくこの音が続く。棒は動かない。そして、瞬間的に「ゴーーーン」何が起きたのかわからない。また「ギリギリ・・・」・・・「ゴーーン」何が起こっているのか。静止している棒が一瞬で動いて鐘を突く。3回目で「ギリギリ」が棒の前の赤い部分からしていることに気が付いた。そして、よーーく注意をしていると、・・・・「Eureka（エウレカ）！！！」。アルキメデスさんと同調した気分になった。なかなか単純だけれどうまく作っている。感激をした。ここでは、種明かしはしません。興味のある方は現地へ行ってください。
　午前8時、12時、日没時に鐘をついているらしい。

　これで満足をして大阪城へ行く。あーーーー、すっきりした。

大阪城公園は堀の周りに桜が植えられている。

大阪城公園 公園・植物園

こんな移動手段もある。

桜は7分咲きぐらいかな。

さすがに人が少ない。

桜の木には、シートを引いての宴会は自粛するように書いてある。ほぼ皆さんは守って、ベンチで花見を楽しんでいる。でも、一部の人は…。これぐらいいいよね。なんでもダメと言ったら息が詰まってしまう。某国の首相夫人であられるアキレ婦人は、いろいろなところからいっぱいたたかれているけれどもいいじゃないですか。

左手の広場もシートはない。

人通りも少ない。

のんびりとした花見である。

花見を終えて遅めの昼食。牛丼がうまい。

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