会津若松へ日帰り旅行

2015/05/02 - 2015/05/02

2015年のＧＷ前半に、友人と会津若松へ行ってきました。

エリア 会津若松(福島)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: 新幹線 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

東京駅から新幹線で郡山までやってきました。
郡山に住んでいる友人と、駅構内で待ち合わせ。
私たちが乗る電車は、「フルーティアふくしま」という観光列車と連結していました。
スイーツをいただきながら、郡山から会津若松まで移動できるそうです。
いいな～。

びゅうで予約できるそうですが、きっとすぐにチケットは売り切れるんだろうな。

会津若松駅からはバスで観光地をめぐります。

まず、「満田屋」さんでランチタイム。

天保5年創業の味噌屋さんで、お蔵を改装した店内で味噌田楽を提供しています。

食後には、自宅用とお土産に味噌を買いました。（重い…）

満田屋 グルメ・レストラン

みそ田楽のコース。

香ばしくて美味しかったです。

バス停の目の前に、レトロな建物がありました。
会津若松は街全体が観光地化され、古い建築物がたくさん保存されてるのにびっくりしました。
かなりお金をかけて道も整備されているのがわかります。

会津若松城へ。
別名、鶴ヶ城です。

小学生のとき、修学旅行で来たのですよ。

戊辰戦争を経て、明治7年 （1874） に廃城となったのですが、石垣だけは残されたようです。

城内を見学しました。

現在の天守は1965年（昭和40年）に鉄筋コンクリートで復元されています。

敷地は東京ドーム6個分だそうです。
お城としては、東北有数の規模です。

鶴ヶ城公園内にある、千利休の子である少庵が建てたと言われる茶室・麟閣を見学します。

戊辰戦争後に城下に移築されていましたが、平成２年に元の場所であるこちらへ移築復元されました。

こちらの茶室は東国では珍しい草庵風の茶室です。

鶴ヶ城の歴代城主の家紋。

中世には葦名氏が支配していましたが、その後伊達氏が攻めて城を奪いますよね。
しかし、秀吉は政宗が落とした鶴ヶ城を蒲生氏郷に与えます。
近世は、上杉→再び蒲生→加藤→保科と城主が交替し、最後は松平容保です。

バスの時間までこちらで休憩。

味は……、忘れました。

バスで御薬園へ移動しました。

室町時代に葦名盛久が霊泉の湧きだしたこの地に別荘を建てたのがはじまりと言われていますが、その後も薬草を栽培する薬園として歴代城主に愛されてきたそうです。

中央に心字の池を配した回遊式の借景園です。

再びバスに乗り、会津武家屋敷へ。

期待感の高まる導入路。
事前情報ほぼなしでやってきましたが。

会津藩松平家譜代の家臣で代々家老職を務めた西郷家の屋敷です。
1700石取りの家柄だったとか。

とくに、幕末の西郷頼母は会津藩筆頭家老として松平容保を支えました。

会津武家屋敷 美術館・博物館

会津藩家老ともなると、屋敷の構えも立派です。
重厚感がありますね。

「殿、お帰りなさいませ」

御成の間。

御成御殿とも呼ばれ、身分の高い人迎える場所です。

松平容保公接見の場面。

厠の内部です。

天井板がなく、敵の侵入を防いだそうです。

御成の間に来客があった際、こちらの茶室で茶を立てたそうです。

屏風の前に置かれているのは、葵紋の入った台子です。

使者の間。

槍の間。

自刃の間。

ここで戊辰戦争時に悲劇が起こりました。
西郷家の婦女子21人は会津若松城下に官軍が攻めてくると、集団自決したのです。
屋敷に侵入した敵もその凄惨な光景に、茫然としたとか。

奥二の間。

祖母や女子の部屋で、山水図蒔絵書棚が立派です。

奥一の間。

家老の寝室ですが、父の部屋で遊んでいる子どもたちを母がしかっている場面。

化粧の間と子ども部屋。

女中の間。

行儀見習いの女中たち（藩士の子女）が、寝食を共にしていたそうです。

女中頭部屋。

奥玄関。

台所。

土間、溜まり、料理の間、配膳の間から構成されます。

屋敷内警備の家来たちが詰めていた、番所。

役人所。

屋敷内の事務仕事をする部屋です。

家臣の居宅。

独身者が屋敷の警備も兼ねて住んでいました。

旧中畑陣屋。

徳川幕府直参五千石の旗本、松平軍次郎の代官所を現在の矢吹町から移築復元したそうです。

嶺南庵麟閣という茶室。

鶴ヶ城の城内に作られた麟閣の遺構の流れを汲んで再現された茶室です。

飯盛山にも行きたかったのですが、惜しくも時間切れに。
旅のスタートがあまり早くなかったので、十分には回れませんでした。
七日町のカフェにも行きたかった。

東京からは遠いけど、会津若松にまた来たいです。
観光地として本当にすばらしい。