青森・秋田旅行【２日目】リゾートしらかみで行く十二湖

2018/04/30 - 2018/05/02

青森・秋田旅行【２日目】は、リゾートしらかみに乗車して十二湖駅まで行きました。
あいにくの曇り空でしたが、大小様々な池をめぐるハイキングを楽しむことができました。山の空気はひんやりして気持ちがよいです。

エリア 白神山地(青森)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルのチェックアウトを済ませて、7:00頃アウガの【鮨処 三國】さんに伺いました。昨晩入れなかったため、朝ごはんのタイミングを狙いました。

先客は１組だけで、すぐに注文できました。
松寿司 ￥2500
陸奥湾のほたては評判通り、肉厚で柔らかく、甘みもあります。養殖ではない鮪も美味しかったです。
あわびと雲丹、海老もついていて大満足の10貫でした。

朝の青森港。デッキから八甲田丸が見えます。こんなところを毎朝散歩できたら幸せですね。
昨日ねぶたん号で通った青森港フェリーターミナルも旅情たっぷりで、津軽海峡を越えることをイメージすると、高揚感を覚えます。

茫洋たる海原を目の前にして、清々しい気分になります。波の音も耳に心地よいです。

さて、いよいよ【リゾートしらかみ】に乗車します。
2号車の《くまげら》です。
この日を一日千秋の思いで待っていました！

青森駅を8:10に出発し、目的地である十二湖駅には11:26に到着予定です。車窓から眺める日本海の絶景に期待します！！

青森駅から乗車すると、海が見えるまで長いです…(｡･ω･｡)

五所川原からは三味線の奏者が乗り込み、20分間のLiveがありました♪
生で演奏を聴くのは初めてです。迫力があるし、旋律がいいですよね。お客さんとの掛け合いのある民謡も歌ってくれて、車内はけっこう盛り上がっていました。

鯵ヶ沢まで来れば、海の景色が楽しめます。
ただし、曇り空なので海の色もどんよりとした灰色。

千畳敷の駅では15分間停車してくれます。
乗客はみんな降車して、ちょっとした散策を楽しみます。

千畳敷は青森県西津軽郡深浦町にある海岸で、津軽国定公園に属するそうです。
こちらの海岸段丘は、寛政4年（1792年）の地震で隆起したと伝えられています。津軽のお殿様がこの景色を気に入り、千畳の畳を敷かせ大宴会を開いたのが地名の由来だそうです。

海岸周辺は奇岩奇石が多いのですが、夏には海水浴とキャンプで賑わうのだとか。

再び乗車すると、車窓からしばらく絶景が眺められます。まさに眼福の一言に尽きますね。

定刻通りに十二湖駅に到着。
こちらの駅も線路の向こうはすぐ海。
コインロッカーに荷物を預け、11:35発の弘南バスに乗ります。11:50に奥十二湖駐車場着。ここから青池まで歩いて５分くらいです。

まずは、鶏頭場の池。
靄がかかって神秘的です。エメラルドグリーンの水面が美しく、あたかも絵画の世界にいるよう。

森閑として鳥の鳴き声が響き渡ります。非日常的な空間に深いため息。

かの有名な青池です。
天気がよければ水面の色も少し違ったのだと思いますが、透明度が高いのは一目瞭然。

以前写真で見たインクを流したような青色ではありませんが、水面に日光が反射していればさぞかしきれいだろうと思います。晴天の日に見られた方はラッキーですね。
自然の景観というのは、本当にお天気に左右されますよ。

多くの観光客は青池を見たら駐車場まで引き返すようです。もったいない。
ブナ林の小径を歩いて清々しい山の空気を吸いましょう。

ジブリの世界ですよね。もののけ姫が出てきそう。
ただ、この道を歩く人はほとんどいないので、一人旅の場合は避けたほうがよいかもしれません。私が歩いているときは、中年のご夫婦が前方にいらっしゃいました。

ブナやミズナラの広葉樹林が続く中、沸壺の池に到着。

青池よりこっちのほうがきれい？
コバルトブルーの水面に周囲の木々が映り、息を飲むような美しさです。ずっと立ち止まっていたい。

青池に遜色しない透明度。

しばらく歩くと車道に出て、十二湖庵があります。
森の中に突如現れるお休み処です。
沸壺の池の畔から湧き出している名水を使って点てた抹茶がいただけます。平成の名水百選にも選ばれました。落口の池の前です。

お抹茶で一息ついて、しばし落口の池を眺めます。

池のほとりでお弁当を食べている方たちも。

こちらも絵の具のような濃い緑の水面がきれいで幻想的です。西洋絵画の世界。

見る角度、天候によって色が変わりそう。

車道をずっと下っていくと、中の池もあります。

エメラルドグリーンの水面がやはりきれいです。

せせらぎの音に心が洗われます。
都会での生活に疲れた私へのご褒美です(よね？)

さらに車道を下ると越口の池。

この世で本当に美しいのは、人の手の加わっていないものなんですね。だから自然の前では肩の力が抜け、深呼吸したくなります。この池は厳かな雰囲気さえ醸し出しています。

王の名を冠するだけあって大きいです。
王池に到着。

エメラルドグリーンの水面に周りの緑が映り込みます。額縁におさめたくなる景色。

二つ目の池。ほとんど人が歩いていなくて、少々不安になります。

真夏の日差しに映える緑の景色も見てみたい。
十二湖は夏がベストシーズンだと思います。

日本キャニオンまで徒歩８分とか…。
躊躇しながらも、時間はたっぷりあるので登ります。

途中すれ違った老夫婦が熊よけの鈴を持っていたので、自分も身につけておくべきだと思いました。時すでに遅し。
歩いても歩いても目的地が見えないので引き返そうかとも思いました。

うーん…。
期待していた景色ではなかった。私の後方から家族連れも追いついてきたので、心細さはなくなりましたが、いかんせん遠い。
帰り道は下りで早かったので、気分的なものかとは思います。

日本キャニオン。下から見るとこんな感じです。
グランドキャニオンには遠く及ばず。

最後の池、八景の池です。

これも曇天でなければなぁ。
かれこれ２時間以上歩いていますが、意外と元気！景色が目の保養になっているのと、空気がきれいなおかげで疲れを感じない？

まだまだ時間はあるので、バスでアオーネ白神へ。
閑散としています。

海老フライカレーを食べました。すでに15時近いです。

アオーネの湯に立ち寄ります。
入浴料は￥500、タオル使用料が￥250

清潔感がありきれいなお風呂です。他にお客さんはいなくて貸切状態！

十二湖駅17:05発のリゾートしらかみ４号に乗車。
夕日に染まる日本海を眺めながら秋田へ向かいます。

岩館～大間越間は列車の速度を落としてくれます。奇岩のつらなる美しい絶景がしばらく続き、リゾートしらかみに乗った醍醐味を味わえます。

能代に近づくともう海は見えなくなるので、たくさん写真に収めます。

18:56秋田駅着。

今夜のお宿はコンフォートホテルです。駅から近く、食事にでかけるのも便利。

GW期間で￥5000とは破格の値段！
かなりきれいで、お客さんが過ごしやすいように細かいところにまで配慮が行き届いたホテルです。
フロントの方も好印象。

お目当ての居酒屋が満席で、席が空くまで待つことにしました。駅のスタバでしばし読書タイム。
ダイエット中なので、ドリップコーヒーでがまん。

外観がおしゃれ♡

席数が多くゆっくりできます。

そして、食べログで調べて評価の高かった【秋田長屋酒場】さんに入店します。地元でも人気らしいです。

囲炉裏端のカウンター席に通されました。
お通しから美味しくて、これから出てくる料理に期待がもてます。

昔から好きな、天の戸の「美稲」。
このお店は天の戸の品揃えが豊富でうれしくなります。

店員さんといろいろお話しして、こちらをすすめていただきました。少し前までは発泡酒もあったとか。

この店は行商のおばさんが籠を持って席をまわり、注文をとるという独特のサービスがあります。
こごみの天ぷらとタラの芽の天ぷらを頼みました。

めぬきの刺身、いくら醤油漬け、練りウニなども食べたのですが、こちらのいくら花火巻きがとくに美味しかったです。

お寿司のメニューもあって注文したかったのですが、カウンターで他のお客さんたちとおしゃべりしている間に満腹になってしまいました。
１人で飲み食いしてお会計は￥6700でした。