スイス　ぐるっと一回り17日間(8) 憧れの氷河特急に乗る8時間　ツェルマットからサンモリッツまで

2019/07/05 - 2019/07/05

いよいよ列車の旅も佳境に入り、楽しみにしていた氷河特急に乗リました。
全長291ｋｍ　8時間の列車旅です。特急と言っても、時速35ｋｍと言う低速。『世界で一番遅い特急』をキャッチフレーズにしていました。
　こんなに長く列車に乗って飽きないか、お尻が痛くならないかとスケジュールを決めるときに迷いましたが、ここはこれに乗らないと！
　氷河特急と言っても、温暖化の影響かどうか氷河は後退して殆ど見られません。一番高いところのオーバーアルプ峠で少し見られたくらい。
途中でランチを食べるのも楽しみの一つ。
また、イヤホンを通して日本語を含む6カ国語で見所は説明してくれるので、途中は飽きないです。写真はそのポイントで殆ど写しています。でも、内容はきっちりと覚えているわけではないので・・・

　現在は氷河特急にまとめられていますが、前半のディッセンティスまでのマッターホルンゴッタルド鉄道（スイス国鉄）とそれ以降のレーティッシュ鉄道（私鉄）がつながったものです。また、クールからサンモリッツまではベルニナ急行（レーティッシュ鉄道の観光列車）と並走しています。後半、ツゥージスから　サンモリッツまではアルブラ線といって、たくさんの橋、カーブ、トンネルが続く見所（世界さん）となっています。一番有名なのが、ランドバッサー橋ですね。高さ65ｍ。
　氷河特急のホームページによると、「7つの谷、291の橋、91のトンネル」を駆け抜けるとか。
　長かったけど十分楽しめました。
列車の窓は開かないので、どうしても窓ガラスに映り込んでしまいました。写真がきれいじゃなくてすみません。


6／26　　伊丹⇒羽田　　
　　27　　羽田　⇒　ミュンヘン　泊
　　28　　ミュンヘン　⇒　ザンクトガレン　⇒　チューリッヒ　　チューリッヒ泊　https://4travel.jp/travelogue/11516790
／29　チューリッヒからグリンデルワルド　（Golden Pass Line)　https://4travel.jp/travelogue/11517620
　　フィルスト観光　　　　グリンデルワルト泊（３泊）
　　　https://4travel.jp/travelogue/11522644
　30　ユングフラウヨッホ観光　花咲く絶景ハイキング
7／1　　メンリッヒェン観光
　　2　　グリンデルワルドからモントルー観光　ツェルマットへ（Golden Pass Line)　　（ツェルマット泊　３泊）
　　3　　マッターホルン 　ハイキング　 （ゴルナークラート鉄道）　　
　　4　　マッターホルン、スネガ、ハイキング）
★ココ⇒5　　ツェルマットからサンモリッツへ　(Glacier Express)　サンモリッツ泊　２泊
　　6　　ピッツネイル観光
　　7　　サンモリッツからティラーノ観光　ルガーノへ移動 (Bernina Express) パノラマカー　　ルガーノ泊
　　8　　ルガーノからフリューレン経由でルツェルンへ移動　ルツェルン泊　（３泊）
　　9　　登山鉄道でリギ山へ　観光　　リギ山鉄道
　　10　　ベルン観光
　　11　ルッツェルンからサンクトガレン経由でミュンヘンへ移動
　　12　ミュンヘン空港から関空へ
　　13　朝　関空着
　

エリア 氷河急行(スイス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

氷河特急のルート、ツェルマットからサンモリッツまでの標高差を表したグラフ

ツェルマット　1604m
ブリーク　　　670m
オーバーアルプ峠　2033m
クール　　　　585m
アルブラ線　　1400m-1800m
サンモリッツ　1775m

氷河特急のルート地図
左端下がツェルマット、右上がクール、右端真ん中辺りがサンモリッツ
見にくいですので、興味のある方は写真を拡大して見てください。

ツェルマット駅
7月5日の朝8時過ぎ
今日は約8時間の氷河特急の旅です。
この旅行のハイライトで、緊張して前屈みになってる（笑）

ツェルマット駅 駅

RE 8:52 Andelmat経由　St. Moritz行き
赤で表示されています
4号線ですね。

今日の荷物はスーツケースにバックパック
ちょっと重いなあ

記念撮影

22号車
スイスパスで乗れますが、座席指定は料金がかかります

氷河特急は2つの鉄道会社が運営しています。
一つがツェルマットからクールまでの、マッターホルンゴッタルド鉄道鉄道

機関車はモンテローザ！

機関車
ごっつい

隣にも止まっていた

2019年から1等の上のクラス、エクセレンスクラス、ができました。
座席指定料金がかなり高い！
でもここだけは乗る際にお出迎えしてもらえるようです。

エクセレンスクラスは21号車ですが、先頭車両
機関車の直ぐ後ろに接続されています。
私たちの車両は22号車なので、この後ろの車両になります

エクセレンスクラスには一番前にバーがあるみたい（気になるなあ）

赤マット！

22号車

座席は2人がけで端っこを選びました。
横の扉の向こうはエクセレンスクラスで、鍵がかかっていてこちら側から行くことはできません。
座席指定をするときに、反対側が景色がいいのはわかっていたのですが、4人掛けだったので選びませんでした。
端っこになったのは、ここしか空いてなかったから。
スイスでの乗車日のきっかり2ヶ月前　午前0時になったらPCで予約ができます(2019年）日本だと朝7時（サマータイム）なので、仕事に行く前にパソコンで取れます！
直ぐに満席になると聞いていたので、とれるかどうかドキドキしたのですがうまくとれました。
ここは横のドアをスタッフが出たり入ったり頻繁にするので、あまりお勧めじゃないかも。

反対側は4人掛け
予約してある場所はセッティングされています。

行き先などの表示はここ

いよいよ出発

山の斜面が迫っています

夫が進行方向が見える座席に座りました。
快晴なので、パノラマカーで景色がきれい

快晴

景色

放牧されてる

ツェルマットからどんどん下降してます

古い瓦

カーブを右に左に列車は山間を走ります

これは後ろの車両

特徴的な教会の塔

教会の塔（この地方の特徴的な塔らしいです）

氷河特急でだけ販売しているペットボトル

先頭を行く機関車

St. Niklaus 駅

道路が横を走っています

直ぐ横が川　激流っぽい

ここは大変深い谷になっている、絶景ポイント
谷に架かる橋

山の斜面に葡萄畑
スイスは隠れた（？）ワイン王国
生産量が少ないので、輸出してないとか

手前の放牧地には、見えづらいですが、羊が一列になって並んでる。黒い羊と白い羊がきれいに分かれてる。お互いに分かるんかな？

Stalden ストールデン

快晴

Visp 新しくなった駅らしい

鉄道拠点の一つ

ウィスプ駅 駅

レール幅が2種類あるとか

景色

街の景色

結構大きな街ですね

すれ違い

Brigブリーク
ここもリゾート拠点

駅の表示
一番上のSt.Moritzs行きがこの列車

大きな街

川に沿って、車道と線路が走っています

少し平坦な土地があれば、きれいな牧草地になっています

山間の草原と家々

迫る山

のどかな景色
家が草原に点在してる

先頭を行く機関車

大きく曲がってきた。後ろの車両

かなり大きくカーブしてる

そろそろランチの時間です。
楽しみ(*^_^*)

山間を進みます。

Fiesch駅
ユングフラウとアレッチ氷河の景観が楽しめる、ユネスコ世界遺産に登録されているそうです。ここからユングフラウ観光に行けるんですね。

ロープウェイ

駅の近くにある教会

小さな村

すごく長い橋

木材が積んである

ユングフラウは左側に見えます。

ここでもハングライダー

レストランなんでしょうか。
壁に人の絵が描かれています。

Munster辺り

ここは止まらない

山間の草原と家々

教会

川

草原が続きます

ロッジでしょうか

向こうにアルプスの山々

ホテルでしょうね

教会の尖塔が見えてきた

今までと違って、とんがっている

こんなひろい牧草を刈っている
全部するのは大変だろうな

山々

たくさんのロッジ・ホテルみたいな建物が並んでる。
何本もきれいに並んだ送電線と鉄塔も印象的

滝が見える

Oberwald駅
ここからフルカトンネルに入ります。

フルカ峠（2431ｍ）を越えるために作られたトンネル
1982年から創業　全長約17ｋｍ
このトンネルを通過するために、ローヌ氷河が見られなくなったとか。
1992年からフルカ山岳蒸気鉄道が夏期に営業している

フルカ峠 山・渓谷

これがその蒸気鉄道

結構趣ある列車です

ギザギザの山

すごく尖ってますね

こんなのも

登ってます

スイスの山と谷

山

ゴムス地方
古い民家が残っています

かなり古い

Hospental

病院かと思ったら、ホスペンタル家があった場所とか

ホスペンタルは観光拠点のようで、観光バスがこの通りたくさん止まっています。

そうこうしているうちに飲み物が先に運ばれてきました。

頼んだのは一番簡単なコース。私のはベジタリアン用で、カレーだった(@_@)
こちら側は陽が照って、ごらんのように幅広の帽子をかぶってサングラス（笑）

これがベジタリアン用のカレー
量は少ない
頼んでいる人がちらほらいました。

反対側は涼しそう

いつもカーブ

座席まで配膳に来てくれます。

夫はお肉のコース
ちょっと美味しそう

ロッジ？家？

結構大きな街
アンデルマット
東西南北に走る列車がここを通るので、観光拠点になっている

アンデルマット駅から歩いて20分の所に「悪魔の橋」と呼ばれる観光名所があるそうです。この辺りだと思うのですが．．．
シェレネン峡谷

街の遠景

山羊かな？
家々のこんな近くにいるのね。
「悪魔の橋」のお話に出てくる「橋を作ってくれた悪魔に、村民が人間の代わりに投げ込んだ山羊」の子孫かしら？

走る列車から景色を楽しみながら、食事をいただくのもなかなか楽しい

雪山と列車、それに花

人工湖

雪のせき止め？

小川

列車から間近に雪が見えるポイントにやってきました。

列車が通ってきた湖沿いの道
こんな所にも人が！

やっと雪が見られた

それほど大きくない湖
オーバーアルプ湖

Oberalppass オーバーアルプ駅
峠は2046m
ここは氷河特急のルートの中で一番高いところ　2033ｍ

ロッジでしょうか。人がいます。

これはトンネル

川が光ってる

こんなトンネルみたいな所を通っています。

山の景色

向こうに見える雪をかぶったアルプスの山々
中央に見えるのは、グリムゼル湖のダム

Sedrun スキーリゾート

快晴！

上を見るとこんなに高い山

この辺り、標高2000ｍくらいある

民家集落から離れていきます

谷間から見える雪
頂上には雪がないですね

Sedrun駅

駅前のレストラン

アルプスの山々と集落

中心部から離れるともうのどかな景色

農家なんでしょうか

古そうな倉庫みたいに見えるけど

高い山を走っているのだけれど、このように整備されている
先頭の機関車

通過駅

石造りの橋を渡っている列車
最後尾側

どんどん進む

教会が見えてきた

駅の近く

次の駅が見えてきた

ディゼンティス修道院
17世紀に建てられた修道院と教会はバロック建築の傑作だとか

壁画がきれいに残っている

Musterというのは現地語らしい
ここまでが、ゴッタルド鉄道
ここから先は、レーティッシュ鉄道になります。

丸い屋根が印象的な教会？

様々な列車のグッズを車内販売で売っています。
絵はがきを数枚買って、自宅などに送りました。
今でも冷蔵庫に貼ってある(*^_^*)
切って込みで売っているので、宛先を書いて食堂車にあるこのメールボックスに投函したら世界中どこへでも送ってくれます。

木を切り開いて集落を作ったんですね。

この作物は何かな

気持ちのいい景色の中を快調に走っていきます。

ライン峡谷
約1万年前に起こった山崩れで形成された峡谷だとか。

ゴツゴツした岩肌

ここは氷河特急の絶景ポイントの一つ

スイスのグランドキャニオン！

ライン川の上流に当たるフォーダーライン川
水量が豊かだなあ
水力発電の水源となっているそうだ

大きな水力発電所があるとアナウンスがあったけど、この辺りかな

川の流れに沿って列車が走っているみたいに見えるけど、橋がかかっているようにも見えるなあ
ライヒエナウ(Reichenau)は2つの川が会うところ

この作物は何？

クール駅は私たちが今乗っているマッターホルンゴッタルド鉄道のスイス国鉄とクールからサンモリッツを経由してティラーノまで走っている私鉄のレーティッシュ鉄道が走っている鉄道拠点です。
2つの列車の線路幅は違い、スイス国鉄が1.4mほどであるのに対し、レーティッシュ鉄道は1ｍしかありません。だから、このように線路が3本走っています。

たくさんの列車の拠点になっている駅

わー、たくさんある

これは機関車かな

日本語表示もありました

私たちは氷河特急の最終地（起点）サンモリッツまでこの列車に乗りますが、ここで降りて、ベルニナ急行に乗り換えてサンモリッツまで行くこともできます。
同じ路線を走ります。

ベルニナ急行ですね。私たちは後日サンモリッツから乗りました。

クール駅

クール駅では少し待ち時間があったので、列車の外に出て身体を伸ばした（笑）

クールを出るとフォーダーライン川沿いに少し西へ戻り、ライへナウで南に下っていきます。

クール駅で殆どの人が降りてしまい、車両はこの通りガラガラになりました。

街は紀元前3000年前に集落ができたのが始まりとか。
すごく古い。
急峻な山に囲まれています。

山間に見えるのは教会の尖塔でしょうか
聖マルティン教会ではないかな

小高い丘の上に建っています

川を渡り

この作物は何？さっきから気になるね。

こんな高い山にもたくさんの送電線が走っています。

はっきりと分からないのですが、左側の山の上から下に伸びている3本のまっすぐな線がありますね。

この辺りにはお城が多いとか

川岸の崖の上に建っています。

どんどん進んでいきます。
進行方向が今までと反対になり、私が進行方向が見える座席になりました。

機関車が変わっていますね。そして、2等車が前になりました。

葡萄畑が見えます。整然とした畑

山の斜面に家が建っています。

道路の上にかかった橋ですね。

葡萄畑

途中の景色

こんな所にお城

教会と街

石造りの橋を渡る列車
上の方に送電線の鉄塔が見えてます。

Tiefencastel

少し平坦な所を曲がって行きます。

深い峡谷

ここでも岩肌はゴツゴツ

トンネル

橋です！

石造りの橋をくぐります

下を走る道路も“くの字”カーブ

写真左手側に線路とトンネルが見えます。

ランドバッサー橋が見えてきました。

ランドバッサー橋
高さ65ｍ
アルブラ線は氷河特急のツゥージスからサンモリッツまでの区間を言う。
1904年に難工事の末に完成

列車が通過

トンネルに入った

どんどん入っていきます。

出ました。それでもまたカーブ

フィリスール
ここからダボスに行く列車が出ています。

水力発電の鉄塔が2本建っていますね。

またカーブ

アルブラ線の途中の街

またまたカーブ

皆夢中で撮影

ずっとカーブ
ラックレールを使わずに山を登っているので、こうやってグルグル回りながら登ります。

トンネルの中

橋

ピンボケ

道路も鉄道も橋も皆カーブしてます。

またまた上まで登ってきた。
カーブにトンネル、橋

トンネルも石造り

緑が一杯

木々の向こうに橋

橋

山の景色
アルブラ峠の辺りかな

標高1400ｍくらい

サメダンを過ぎた辺りから平野になってきた。

記念撮影

サンモリッツの街です。
標高1775ｍ

たくさんの乳牛がいてのどか

街

着きました

向こうに見えるのが、レーティッシュ鉄道のベルニナ急行かな。
サンモリッツには2泊して、その後この列車に乗ります。

サン モリッツ駅 駅

サンモリッツ駅
8時間の列車旅
長かったけど、終わってみたら短かった。
とても楽しかった＼(^_^)／

左の列車が私たちが乗ってきた列車

ここもプラットフォームと道路の段差がありません。
駅を歩いているうちに外に出ているという不思議な感覚

よく晴れています。
湖は駅の前にある

サンモリッツ湖 滝・河川・湖