2019/12/08 - 2019/12/09
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Dwind_999さん
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ラオス北部の交通の要衝でもあるウドムサイ、この町も中国カラーが強く、あちこちに漢字の看板を目にします。
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12月8日(日)、ぎゅうぎゅう詰めのトゥクトゥク(軽トラ)に乗ってルアンナムターの長距離バスターミナルに来ました。
8時30分発のミニバスでウドムサイ(約120km)へ向かいます。ルアンナムター長距離バスステーション バス系
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ルアンナムターからは、上りよりもゆるい下り坂のほうが多い山あいの道を走っていきます。それにしても座席の足元が寒い。
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途中の何カ所かで人を乗せ、時おり車窓に集落を見ながら山間部を走っていく。
ほとんどの家に大量の薪が蓄えられていて、庭先で焚き木をして暖を取ったりする光景がよく見られます。
木材や竹を編んだ壁の家も多く、冷気が侵入する底冷えの中での生活は大変な忍耐を要することでしょう。暖房機能のないエアコンに不満を漏らす私なんか、ここではとても生きていけない。 -
なんのアナウンスもなく10時半頃に市場前で停まり、15分ほどの休憩。いつ出発するかもわからないので手早くトイレを済ませバスの近くで待機。
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12時30分頃、所要約4時間でウドムサイの北方面バスターミナル(Northern Bus Terminal)に到着。
ウドムサイのバスターミナル バス系
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バスターミナルから徒歩10分、メインストリートから西へ少し進んだ所にある「Sing Ha Hotel」に着きました。
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2階のデラックス・ダブルルーム、朝食付2泊で50USドル。
予約サイトに掲載されていた客室設備には冷蔵庫と電気ポットが記載されていたが、それがないのでデラックスの部屋じゃないのかもと思いレセプションの男にクレームを出しました。
スタッフが別な部屋のキーを持って一緒に2階へ向かうので部屋を変えてくれるのかと思いきや、なんと他の部屋から冷蔵庫を押し出しながら運び込もうとするのにはびっくり。
結局、暑い時期でもないし冷蔵庫はもういいよということで、電気ポットだけもらい受けました。部屋自体には特に不満はなかったが、比較的新しいホテルのわりにはお粗末さが露呈。 -
宿から数分歩いて、埃っぽいメインストリートに出ました。
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交通量はそれほど多くないので道路横断も比較的楽なウドムサイのメインストリート。
ラオスの地方都市はどこも信号機や横断歩道が少ないので、適当な間合いを見計らっての道路横断がふつう。 -
水深の浅いゴミが散乱する川に架かる橋を渡ると、右手にルーサイ市場があり、その付近が一番賑わいを見せる所のようです。
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ルーサイ市場の横を右に折れて進むと、大量の物資の搬入搬出作業などの光景が見られ、道路わきには衣料品などを商う露店が並んでしました。
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まるで普通の民家のような「Kanya's Restaurant」に入って遅い昼食。
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「Rice served vegetables with pork」(15,000kip=195円)とビアラオ(12,000kip)。普通のご飯をカオニャオにしてもらいましたが、その量が多くていくら好きだと言っても完食するのに一苦労。普段食べている量の3食分はあります。
ベトナム系の家なのか、店内の壁にはベトナムの国父ホーチミンの肖像画が飾られていました。 -
目にするとやはり足が止まる、カラフルなデコレーションケーキ。
わりと安いようなので一度買って食べてみたいが、鮮度が気になるのでなかなか手が出ません。 -
この町ではあまり見かけないベーカリーショップ。グーグルマップでBakeryを検索して出てきたのはこの1軒だけで、「Lanexang Bakery Oudomxay」という、わりと人気らしいバスターミナルそばのパン屋さん。
「Where are you from?」と親しげに訪ねてきた店の男から、3つのスイーツ類を買い(3つで14,000kip)、部屋に戻って美味しくいただきました。 -
翌朝の7時少し前、2階の部屋のカーテンを開けると、東の空を曙色に染める景観を台無しにする、空き地に散乱する瓦礫が目に飛び込んできます。
ネットで調べたウドムサイの早朝の気温は6度くらいでかなり肌寒い。
室温は15度前後。エアコンは暖房機能がないので重ね着して対応するしかないが、寒さが腰の痛みに追い打ちをかけます。 -
7時からホテル裏手の別棟にあるレストランで朝食をとりましたが、これまた異常に少ない料理の品数に超ガッカリ。おまけにコーヒーはポットのお湯を注いで自分で作るものときた。
何も言わないのに目玉焼きを作ってくれたのは、ありがたかったけど。 -
漢字の看板が目に付くメイン通り。
そして人目もはばからず道端で、男女問わず手鼻をかんだり痰をはく光景がふつうに見られます。 -
メイン通りから左に入って階段を上がった小高い丘の上にはプータート寺院があり、金色の仏塔が建っています。
町のシンボルとして親しまれているプータートの丘だそうですが、ふだんは訪れる人も少なく、この日も若い男二人が寺院敷地内でスマホをいじってるだけでした。プータートの丘 自然・景勝地
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プータートの丘の上に建つ仏陀像。
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プータートの丘からはウドムサイ中心地の町並みが望めます。
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寺院の一角に、仏陀の物語の一部が描かれた壁画。そして太鼓とラオスのおみくじが置かれていました。
おみくじは、竹筒の中の棒を引いて、棒に書かれた番号の棚からお告げの紙を受けるというもの。 -
カフェが見当たらないウドムサイ市街地で、唯一カフェらしい店「Sinouk cafe」に入り、カプチーノ(20,000kip=260円)飲みながら一休み。
すぐ隣に系列のホテルもあるこのカフェ、ちょっとした中庭もあって落ち着いて過ごせました。女性スタッフがやってきて、「お味はどうですか?どうぞ庭を眺めながらゆっくりお過ごしください」と、たぶんそんなことを英語で言ってくれました。 -
ルーサイ市場前。
テレビ受信用なのだろう、傘をひっくり返したような大きなパラボラアンテナはラオスの風物詩みたいなもの。 -
ウドムサイで一番大きなショッピングモールのルーサイ市場。
Vivo(スマホメーカー)や「金行」のショップもあり、ここでも中国色濃厚。 -
プータートの丘とは反対の東側の丘へと続く階段を上がった所にウドムサイの博物館があります。
訪れる人の少なさが伺われる、枯葉が散乱する荒れ放題の階段を腰の痛みに耐え、一段一段ゆっくりと上がりました。 -
小さな仏塔の先に博物館がありました。
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もともと観光客も少ない町のウドムサイ県博物館(Oudomxay Provincial Museum)、中は電気も消えて誰もいない。閉館なのかなと思っていたら、建物の外にいた職員がやってきて館内の電気をつけてくれ、入場料の5,000kipを払って見学することができました。
展示物はそれほど多くなく、1階と2階に近現代のラオスの歴史や少数民族の紹介。
何故か日本のナショナルのカラーテレビも展示されてました。 -
ラオスには約50の少数民族がいるそうですが、2階にはラオスの代表的な少数民族衣装が部族別に展示されていました。
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需要があるだけに、竹を編んだかごを売る店をときどき見かける。
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15時過ぎ、宿から近いところにラオス赤十字(Laos Red Cross)が運営する薬草サウナ(Herbal Sauna)があるので行ってみました。
15,000kip(195円)払って、腰巻とタオル(かなり使い込んで薄茶色に変色)を受け取り、別な所で着替えて(ちゃんとした更衣室ではない)左奥にある木製の簡易ロッカーに服やバッグを入れます。 -
右手にあるのが男女別のサウナ室で、地元の人が数人来ていました。
数人しか座れない狭いサウナ室、中に入るとムワ~っとした熱気ある薬草の香りとともに白いスチームに包まれ、周りがよく見えないので座るのもおぼつかない始末。
思っていたよりも室内温度は高く汗が吹き出し、ミストで腰巻もすぐびっしょりになりますが、ハーブスチームが全身の毛穴を通して体内へ浸透していくかのようで、冷えて固まった腰の筋肉もやわらぐ気がします。 -
数分の間サウナ室で薬草のスチームを浴び、出てきては薬草茶を飲んで水分補給しながら休憩し、またサウナに入るということを繰り返す。
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約2時間のハーバルサウナ初体験でリフレッシュ。まとわりついたハーブの香りを体に感じながら坂を下って通りに出てくると、ワンちゃんが挨拶代わりに吠えながらお出迎え。
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夕食はフライドライス(15,000kip)とビアラオ缶。
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18時を過ぎた頃にはとっぷり日が暮れ、メイン通りから宿への数百メートルは街灯も少ない暗い夜道となり、犬に吠えられないことを願いながらとぼとぼ歩いて寒い部屋に戻りました。
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