2019年8月　英国　その25（おしまい）　イングランド：チェスター

2019/08/20 - 2019/08/21

ウェールズからの帰りにはチェスターにちょっと寄り道。
チェスターは見所が多くて、街歩きが楽しいところでした。

イングランド、スコットランド、ウェールズと巡った今年の夏休みも、これが最後の訪問地となりました。

エリア チェスター(イギリス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー

駐車場を探して30分以上ウロウロ。
やっと外に出られたのは4時過ぎだった。

壁だけかと思ったら、運河もあるのね。

ローマ時代の壁ですって。
ウィキペディアによると；
「（チェスターの）都市としての始まりは、西暦79年頃、当時ブリテン島を支配していたローマ人がウェールズとの戦争に備えて基地を建設し、定住したことである。チェスターは「陣営」を表すラテン語のcastrumが語源で、これはマンチェスターやウィンチェスターも同様。」

オリジナルだったら、1900年前くらいからある訳ね。

ではチェスターの街歩きスタート。

ウェールズ大公旗に載っている赤いライオン。

別のサイトによると、チェスターの起源は；
「古代ローマ時代の西暦79年ごろにウェールズとの戦いに備えてローマ軍が築いた街が起源とされ、9世紀から10世紀にはテーン人（バイキング）に支配され、アルフレッド大王の娘エゼルフリダの時代にはデーン人から取り戻し、以後、城塞都市としての機能が強化され、現在も旧市街を取り囲む形で城壁と城門が残されており、イギリス国内では最も保存状態の良い城塞都市といわれています。」

間もなく出てきた壮麗な建物はタウンホールだと思う

人が集まっているから何かと思ったら、街の地図だった。
これを見ている間に夫とはぐれた。

確か川の方へ行きたいと言っていたので、きょろきょろしながら、とりあえず川を目指す。

「チェスター大聖堂 / Chester Cathedral：10世紀にデーン人からの略奪を逃れるために聖ワーバラの聖骸をスタンフォードシャーからチェスターへ移し教会を建てたのが始まりで、1092年にベネディクト派の修道院となり、1250年に現在の建物ができ、16世紀のヘンリー8世の時代に大聖堂となりました。」

ルウェリン大公なのかな？

ずーっと昔、初めて友人とロンドンへ来た時に、電車に乗ってストラトフォード・アポン・エイボンに行ったのを思い出した。
あの街もこんな白と茶色の家がいっぱい並んでいた記憶があるなぁ。

なかなか壮観です。

ここで見かける英国人男性はほぼ同じような格好している。
黒か紺色のジャンパーにパンツ。
日本だと簡単に見つかるウチの夫も、ここでは紛れてしまって目立たない。

イーストゲート&イーストゲート・クロック。

ザ・クロス

このままでは会えそうにないので、もう一度さっきの地図の場所に戻ってみよう。
案内所があったので、あの中にいるかも。
地図の場所に戻ったら夫がいました。
「はぐれた時は現場から移動しないで待つ」を実践したそうです。

無事再会を祝って＆今日も昼抜きだったので、昼夕兼の食事にします。
手近にあった、イタ飯屋Caluccio'sで晩御飯。
チェーン店なんでアチコチにありますが、初めて入りました。
ここでもサイダーを注文。
イタリアの？サイダーは飲みやすかった。

前菜の盛り合わせ。
サイダーにも合うよ。

私はグリーンボールと言ったかなぁ、ベジタリアンメニューのブロッコリーとマッシュルームがメインの料理を注文。
薄いパリパリの煎餅みたいなのがパンの代わり。
これは美味しくて、量があってもヘビーじゃないので、かなり気に入りました。

夫はペンネパスタ。
普通だって。

私はデザートのパンナコッタまでペロリといただきました。
美味しかった～。

ザ・ロウズとか言うらしいですが、2階もずっとつながっていて、ビルからビルへと渡り歩いて行けるようになっています。
食後の散歩に2階を通って川方面へ向かいます。

2階はこんな感じ。

向かい側も2階へ上がれるようになってました。

階段下はお店になってるんだな。

普通の茶色いビルにはめ込み下みたいなチェスターっぽい建物。

ディ川にでました。

この川の水運がこの街の発展の重要ファクターだったんでしょうねぇ。

このポスト、壁にはめ込み式？

横から見ると、すっぽりハマってます。

では、ポストの横から壁の上に登っていきます。

壁の上と思わなければ普通に素敵な遊歩道。

目の位置が高いので、いつもの景色が違って見えます。
この辺り（壁沿い）のアパートは結構なお値段だそうですよ。

時々広い場所もある。
思っていたより壁の上を歩く人は多いので、こういう場所があると便利だね。

ちょっと遠いけど、面白そうな施設が見えてきました。
どうも遺跡のようです。

多分、ココの事だと思う。

「デワ・ローマン・エクスペリエンス / Dewa Roman Experience：古代ローマ時代の遺物を展示している施設、「デワ」は、古代ローマ時代のチェスターの町の名前です。」

ここには柱が立っていた様子。
壁の上を歩きながら見学。
いいですね。

この壁沿いから見る街並みも良いです。

ここなんてとても美しい。

壁と言っても、ところどころに屋根のあるところがありました。
昔は何かの倉庫だったのかしらん。

中は凄く急な階段になってました。

この壁は古そうですねぇ。
ローマ時代の遺跡でしょうか。

あ、イーストゲートの時計が見えた。
アッチに行こう。

1897年というと、ヴィクトリア女王の在位60周年記念のお品ですねぇ。

さっきはあのあたりからゲートを見上げていました。
なるほどなるほど。

ミレニアムの記念かしらん？

大きな教会が見えてきました。
きっとチェスター大聖堂だと思う。

「チェスター大聖堂 / Chester Cathedral：10世紀にデーン人からの略奪を逃れるために聖ワーバラの聖骸をスタンフォードシャーからチェスターへ移し教会を建てたのが始まりで、1092年にベネディクト派の修道院となり、1250年に現在の建物ができ、16世紀のヘンリー8世の時代に大聖堂となりました。」

やっぱりそうでした。

タウンホールの側から見た時には結構地味だと思ったけど、壁から見ると広大な敷地に華麗な教会が建っているのがよくわかります。

リスも散歩してました。

ここで青空説法するのかしらん。

壁の上の散歩はかなり楽しかった。

最初に見た運河です。
駐車場はこの近く。
チェスター観光はとりあえずここで終了。
チェスターは見所の多い街です。
残りは次回のお楽しみにとって置きます。

駐車場から出て、すぐに見えてきたとあるパブ。

レッドドラゴンだ！
こっちのドラゴンの方が、ホテルのより上出来。
チェスターはイングランドだけどもね。
ドラゴンはかっこいいから仕方がないか。

別の日。
マージートンネルを抜けて、チェスター近郊のチェシャーオークスアウトレットへショッピングに出かけました。
結構長い旅行だったけど、しっかりショッピングできるのはこの日が最初で最後。

ショッピングモールはかなり広くて、ヴィスタのアウトレットよりもお店が多くて、充実しています。
レストラン・カフェも沢山あるので、今日はちゃんと昼飯食べるよ。
Harry Ramsdenは夫が子供の頃からあるフィッシュ・アンド・チップスの有名チェーン店だそう。
入ってみた感じはファミレスだね。
日本でもなじみのスタイルなので、取っつきやすいです。

色々チョイスがあって、私たちが選んだのはタラのフィッシュ・アンド・チップス。
美味しかった。
でも、どこで食べても、大概おいしいんだよなあ。
デカイが、今回の旅行で食べた中では一番小さい。
このくらいがちょうどいいよ。
お皿の新聞紙模様は、昔は新聞紙にくるんで持ち帰ってた（きっとそうだったはず）名残かなぁ、なんて想像してました。

ショッピングの最後はカフェで締め。
シュークリームは日本の方が絶対美味しい。

夕飯は義妹が作ってくれました。
リバプールの郷土料理、スカウスです。
ジャガイモ、玉ねぎ、にんじん、豚肉を小さく刻んで煮込んであります。
そういえば、スーパーで1㎝角くらいの野菜パックが売られてたわ。
味は薄味の肉じゃがに非常に近いので、私にも食べやすい。
まぁ、材料もほぼ同じだしね。