４年ぶりの日本脱出はUKへ♪…しかし突然の強制終了【９】黒と白のチューダー様式建築群、城塞都市チェスター(その２)そして急遽帰国

2023/10/05 - 2023/10/05

2020年、コロナ禍に突入して以来、耐えること苦節4年、
やっと、ついに、日本脱出を決行しました。

その口火を切った先は、ＵＫ。

円安、現地の物価高、航空運賃の上昇など。。。
コロナ以前には想像出来なかった世界に踏み出すことになりました。
きっかけは、各国のエアライン運賃が高止まりしている中、たまたまエディハド航空の関空初就航便のチケットを格安で入手できた事。

ＵＫは子供の頃から行きたい国Ｎｏ.1でしたが
何故か今まで訪れる事なく、満を持しての渡航となりました。
とは言え、老化現象が進みつつあり、それがどの程度影響するか…　
と不安でもあり。。。

でも、どうしても行きたい！という気持ちは抑えられる訳もなく
マイペースと安全運転を信条に
ロンドン→オックスフォ－ド→コッツウォルズ→チェスター→ウェールズ→湖水地方→エジンバラ→ロンドンを巡る２週間、というルートの旅行を計画。

そして、準備万端で心弾ませて出発したのですが、旅は中断してしまったのでした。
ざっくりと説明しますと
ロンドンから順調にレンタカー移動し、4日目夕方にチェスター郊外のホテルに到着。　…と、ここで予想外のアクシデント発生！！
翌日は楽しみにしていた北ウェールズの古城群を訪ねることができる♪
とワクワクしていた矢先だったのに…
やむなく旅を中止せざるを得ない事態となり、
急遽手じまいしてヒースロー空港にＵターン、ホテルに一泊し、翌日帰国。
こんなに辛い経験は初めてでした。

よって、本ブログは中途半端なまま、後味悪く…終わります(-_-)
が！　この旅行の続きは、無事にリベンジ致します！

「 We shall return ! 」


＝＝全日程＝＝

2023年
◇10／2（月）
　　　17：25発　関空 (エディハド航空831便)
　　　　↓
　　　22：55着 アブダビ空港着

◇10／3（火）　
　　　2：05発 アブダビ空港発(エディハド航空388便)
　　　　↓
　　　6：45着　ロンドンヒースロー空港着
　　　【1】　レンタカ－でブレナム宮殿→オックスフォードホテルへ

　　　【2】　オックスフォード市内観光　

◇10／4（水）
　　　【3】　バ－フォ－ド　→
　　　【4】　バイベリー　→
　　　【5】　ボートン・オン・ザ・ウォーター　→　　　
　　　【6】　アッパー＆ローワー・スローターズ→ドーバーズヒル
　　　【7】　チッピングカムデン　

◇10／5（木）
　　　【8】　チェスター観光(その1)　　　　　
　　　【9】　チェスター観光(その2) ←◆今ここ！
◇10／6（金）
◆◆◆◆◆◆ 旅行中断・帰国 ◆◆◆◆◆◆

2024.10.21　EDIT

エリア チェスター(イギリス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

【10/５】夕方５時過ぎ～
チェスター大聖堂を出て、街歩きをしながらウォーターゲートに向かった。

もう少し街並みを見たいので、チェスター大聖堂の周りを、大回りしながら歩いた。

セント・ワーハラ・ストリートに面するミュージック・ホール・パッセージ

セント・ワーハラ・ストリートを進む。

ゴッドストール・レーン。ショップやカフェが並んでいるが覗いただけ。

セント・ワーハラ・ストリート。

セント・ワーハラ・ストリート。
木造の木組みを見せた半木造建築が連なっている。
これらは「チューダー」様式の建物（14世紀ころ）の復古版。
これらの特徴あるテューダー 様式の復活（リバイバル）建築は、モックチューダーとも呼ばれ19世紀後半に英国の住宅建築にあらわれた。

セント・ワーハラ・ストリートとイーストゲイト・ストリートの角にある典型的なテューダー ・リバイバル建物。

下層部がれんがや石造で上層が木造の建築が特徴。

中世の家屋や田舎のコテージを模倣した特徴の、急勾配の屋根、レンガなどで壁の隙間を埋めるハーフ ティンバー、背の高いマリオン窓、高い煙突、柱のある１階ポーチ兼通路、コンソールで支えられたドーマー窓が特徴

イーストゲイト・ストリート。
最初に入ってきたイーストゲートを出ていきます。

イーストゲートの西側手前の建物。
今はHSBC銀行になっている。

イーストゲートを背に、来た道ウォーターゲート・ストリートを南に見たところ。

イーストゲートを東に出て振り返ったところ。

この時計台に男性が一人立っていたが、天気が良い時はもっとたくさんの人がここに上がるらしい。小雨模様だったし、疲れてきていたので上がる気がしなかったが、
今思えば上がって間近で時計の装飾と、街並みを見ておけばよかったと思う。

フォアゲートストリートに面して、M＆Sがあったので、少し買い物。

M＆Sの中のスーパーマーケットの食品売り場があった。

こうして見ると円形競技場跡もあるし、まだまだ見どころはたくさんある。

町の中心はザ・クロスと呼ばれるＴ字路の交差点、というより変則な十字路。
ここから道は4方に走っていて城壁に設けられた4か所の城門まで続いている。
このザ・クロスに面してザ・ロゥズの２階(イギリスではレベル1)に上がる階段がある。
ここを上がった建物のストリート側に沿って、西方向はウォーターゲイト・ロウで南方向はブリッジ・ストリート・ロウが続いている。

ウォーターゲイト・ロウ。
2階（レベル1)部分の通路がずっと続いている。
雨に濡れなくて済むので駐車場に戻る道すがら、しばらく歩いてみた。

今日は人が少ない。

２階へ上がる階段はあちこちにある。

開口部の手前が少しナナメになっているところが多い。
ここに座っている人や寝転んでいる人もいた。

トリニティ教会とギルドホール。 トリニティ教会は14世紀に造られたものですがその後閉鎖されてギルドホールとして利用され、現在は市の施設として利用されています。

終点まで来て下に降りて、ウォーターゲートに向かう。

信号機も一応撮っとく。これを渡るときに下側のボタンを押すと道路の信号が赤に変わる日本と同じ方式だけど、横断歩道の手前に表示があるのが異なる。どちらがいいのだろうか。

ウォーターゲートが見えてきた。

これがウォーターゲート。　城壁の下を道路が走っている。
1788年、中世期に城門があった場所に、グルジア様式で造られた門。
当時はディー川がこのそばまで来ていたようです。

向かって右側から上に上がった。雨は止んでいたかな。

ウォーターゲートからの景色。晴れていたらもっと見晴らしがよかっただろうな。
真下には、チェスター競馬場。　　
世界最古の競馬場で、現在も運営されているそうです。

これが競馬場のマップ。

この建物が競馬場関連の建物らしく、向こう側に広い競馬場があるんですね。

ウォーターゲートはその名のとおり、かつてはディー川のそばにあり、
水運の盛んな港だった場所で、中世のウォーターゲートでの荷揚げ作業の様子を描いた、説明書きのボードがあった。

この辺はレンガ造りの建物が殆どです。

上ってきた側の反対側から出て、駐車場に向かった。

Linenhall Car Park　駐車場の出入口。

広い。

チェスター市街地の駐車場の駐車券発売機。
話は前後するが、駐車場の券売機の使い方について。
到着し駐車時に行う手順は、
１．車のナンバーを入力
２．支払い方法を指定。カード会社・番号を入れるか、タッチ決済。ふつうはタッチ決済。
３．駐車時間を選択する。
４．駐車時間がプリントされた駐車券は、フロントガラスから見えるところに置いとく。

駐車場の車両の出入りは、監視カメラで車のナンバーを監視しているので、不正をするとナンバーから追跡されて、使用者あてに取立て代行会社から反則金の支払いを請求される。
レンタカーの場合はレンタカー会社が、取立て代行会社に使用者情報を提供し、取立て代行会社から反則金の支払いを請求される。(通常は登録メールアドレス宛に送られる)
レンタカー会社は、情報提供した手数料(4千円から5千円程度)を、使用者のクレジットカードから強制的に支払わせる。
反則金は、使用者が請求先のサイトにアクセスして自主的に支払う。早く支払わないとどんどん請求額が増額していく。因みに駐車違反の場合は１万円程度がほっておくと倍になる。
日本の旅行者の場合、帰国してからメールが届くので、言われるまま争うことすらできず、しぶしぶ支払うことになる。これをほっておくと、たぶんブラックリストに載って、次回のUK入国時に何らかの支障になるのではないかと思う。

２時間まで３ポンド（600円）
４時間まで４ポンド（800円）
１０時間まで4.5ポンド（900円）
２４時間まで6ポンド（1200円）
長時間ほど割安となるが、ルールを守った駐車をしないと85ポンド（17000円）請求すると警告してる。

夕方６時頃、チェスター郊外の、ブルックモーリントン・バナストレホテル＆スパに着いた。

私達の部屋の部分の写真しかないけど、かなり広くていい感じのホテル。
部屋も広めで使い勝手はよかった。

郊外なので敷地も広く、樹木も多い。

しかし！　急遽ここで旅を中断せざるを得なくなり、
２泊した後、ロンドンに引き返すことになった。

【10/7】午前、チェスター郊外のスタンドで給油。　

１リッター約330円、　45リッター給油。
今は、円安が進んでいるので、日本の倍近い単価になる。

チェスターからヒースロー空港まで戻るためのルート。
リヴァプール近郊のマージー河を渡るルートは有料なので、有料道路ではない道路を走った。

ヒースローに近づいてきた頃、トイレ休憩も兼ねて休憩。
コスタコーヒーで軽くランチ。売店もあった。

前日、ヒースロー空港近くのホテル「ホリデー・イン・ロンドン」を予約したので
先ずチェックインし、レンタカーを返却することに。

空港のレンタカー会社に返却前に給油。

353円／リッター。　チェスターでの給油から18リッター消費していた。

車を返却した後、「ホリデー・イン・ロンドン」ホテルに戻った。
部屋の様子。

翌日【10/8】　早朝、バスでヒースロー空港へ。
殆ど買い物ができてなかったので、空港で紅茶などを購入し、
日本航空の羽田まで直行便で帰途についた。
機内食が和食メインで嬉しかった！特にきゅうりとわかめの酢の物の味が最高！
食後のデザートのアイスクリームも堪能できた。

【10/9】　帰国。

この旅は急遽中断するしかなかったので、非常に残念な旅となってしまいました。
短い滞在でしたが、訪問した場所は全て印象深く残っており
想像を上回るUKの景色の美しさ、建築物の素晴らしさなどに感動の連続でした。

このように、更に興味が倍増してしまったので、到底このままでは気が収まらず、
いつかまた訪れるつもりです。