毎年恒例、両親結婚記念日プレゼントの1泊2日夕日ケ浦カニ食べ旅行。<br />今年は45周年のサファイア婚ということで、いつもと違うお宿をチョイスしてみました。

カニ食べついでに綾部に寄り道　グンゼ博物苑＆山家城址公園の紅葉

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2019/11/15 - 2019/11/16

2位(同エリア77件中)

エリア

綾部(京都)

同行者: 家族旅行

一人あたり費用: 1万円 - 3万円

交通手段: 自家用車

旅行の手配内容: 個別手配

＜1日目＞
いつものように金曜の午前で仕事を切り上げ、車で丹後半島へ。
途中、道の駅京丹波味夢の里（http://ajim.info/）でコーヒーブレイク＆野菜のお買い物。ブルーベリーの手作りチーズケーキが美味しかった♪
pacorinはビンボーなので、リーズナブルさ重視でここ数年は民宿ちっくなお宿を選んでいましたが、今年はいつもよりちょっと旅館らしいところを選んでみました。

海舟
https://www.kaisyu.co.jp/
お部屋は全室オーシャンビュー。7階のお部屋だったので良い眺めでした。
屋上の展望デッキへ。水平線に沈む夕日の美しさが有名な夕日ケ浦ですが、冬場は山の向こうに日が沈みます。
11月初旬の解禁を迎えると、夕日ケ浦はカニの街になります。

夏場だったらここから水平線に沈む夕日が楽しめることでしょう。

展望デッキからの眺め
https://www.youtube.com/watch?v=55NJjS_-KZA
お宿から道路を隔ててすぐに海なので、浜辺に出てみましょう。
「夕日の路」というお散歩デッキもありますよ。
運転しながら沈む太陽を見て来たんだけど、沈んだ後の空の色がすごくきれい！！
夕日ケ浦にはかれこれ10年ぐらい来てるけど、一番きれいかも♪
4月～10月だったら、浜辺に「ビーチブランコゆらり」が設置してあって「映え」なんだけど、冬場は収納されてしまうんだって。

水面に映る色も素敵*:.。.:* ゜( n´∀｀)n゜*:.。.:*
反対側はこんな色。灯台がチカチカ光っています。
やっぱこっち側だわ～*:.。.:* ゜( n´∀｀)n゜*:.。.:*
油断していると大きな波が打ち寄せてきます。
https://www.youtube.com/watch?v=UYpXDRkxm-8
波打ち際で三脚立ててる人がいたけど、濡れちゃわないのかな～？

さて、そろそろ戻ろう。
夕食は和牛ステーキ付きのカニフルコースを予約していました。タグ付きブランドガニじゃないやつね(^_-)-☆
カニ刺しと天ぷらが大好き～お肉も美味しかった♪焼きガニは蓋をして蒸すとパサっとなるから、普通に焼く方が美味しいと思うけど。
料理長が作ったカニ味噌珍味もカニの身たっぷりで美味しかったので、瓶詰を買って帰りました。
茶碗蒸しが巨大で具沢山でびっくり。さすが、「一晩泊ればトドになる」お宿です。ボリューム満点。
ゆでガニは冷凍だったと思うけど、一匹お持ち帰りに。鍋は足の部分をしゃぶしゃぶしてフワっとなったところをいただくのが最高にうまし☆やっぱ生ガニじゃないとね。3杯分のカニを投入したダシでつくった雑炊は当然美味しいよね～
最後のデザートまで、苦しくなるほど食べてしまった～鍋で食べきれなかったカニもお持ち帰りで。

お腹が落ち着いた真夜中に、貸切状態で温泉に入ってからお休みなさい。夜通し温泉に入れるのはポイント高しです。
＜2日目＞
おはようございます。朝から雨が降っていました。と思ったら虹が！！浜辺から虹が始まってる！
アーチをたどると・・・そこで虹が終わってる！！一瞬で消えてしまったけど、朝からいいもの見れました♪

朝風呂は混んでいたのでパスして朝食へ。ご飯が進む系のおかずです。モリモリ食べちゃいました。
天気が良ければ夕日ケ浦の日帰り温泉「花ゆうみ」に行って、グラウンドゴルフで遊ぼうと思っていましたが、雨降りだったので綾部にやってきました。道中けっこうな雨に降られたけど、綾部に着くころには青空に♪
グンゼ博物苑
https://www.gunze.co.jp/gunzehakubutu/

グンゼ博物苑は創立100周年を記念し、大正時代に使用されていた繭蔵を改造して1996年に開苑しました。
グンゼ発祥の地が綾部だったとは、ここをチェックするまで知りませんでした。
まずは入ってすぐにある今昔蔵で、歴史をざっくり把握。グンゼって元は「郡是」だったんですね。

けっこうメジャーな俳優のサインが飾ってあるなあと思ったら、綾部本社がドラマのロケ地として使われたようです。
蚕糸業で始まった、ということでまゆ玉人形が飾ってありました。
道路を隔ててグンゼ記念館があります。昔の綾部本社、レトロで素敵な雰囲気です。
グンゼのあゆみが３つの展示蔵（創業蔵・現代蔵・未来蔵）で紹介されています。
イベントスペースの集蔵ではアートの展示会をやってましたよ。
創業蔵を見学。養蚕農家の様子。
「郡」は何鹿郡（現在の綾部市）、「是」は方針、進むべき道のこと。創業者の波多野鶴吉は、何鹿郡の方針として蚕糸業発展を志し、その思いを「郡是製絲株式会社」という社名に託しました。

印象的なのは波多野氏がキリスト教の洗礼を受けていたこと。会社規模の拡大にあたり、キリスト教信者で教育者の川合氏を招聘し、人間尊重の精神に基づき、社員教育がなされました。
しかし、蚕は気持ち悪い・・・(>_<)
なんだか昔からきちんとした会社だったんだなあと感心する展示内容でした。
「製糸工場や繭蔵の中は、この臭いが充満していました。」
→興味本位でかいでみましたら・・・鳥のエサみたいなクサさでした（笑）
この臭いが充満する職場は辛すぎるわ～(>_<)
敷地内には綾部バラ園があります。ボランティアの方が維持管理されているそうです。
あやべ特産館で、綾部市内のパン屋さんのパンを買い、「綾茶café」でパフェをいただきました。このパフェ、とても美味しかったです。シフォンケーキもふわふわで美味しかった♪
道光庵
創業者の波多野氏は、生前贅沢を望まず、従業員とともに「道光館」と呼ばれた社宅に暮らしました。その社宅の一部を移築したのがこちら。
お弁当持ち込みＯＫ、セルフコーヒーマシンもある憩いの場となっています。（木・金・土のみオープン）
中にお邪魔してみましょう。「至誠」は波多野氏が愛した言葉で、ご本人の直筆です。
この違い棚と床の間が、実際にあった社宅から移築されたもの。床の間の書も波多野氏によるものです。達筆だわ～

道光庵のお庭を拝見します。背の低いもみじが真っ赤に色づいていました。
立派な松の盆栽コレクション。
銀杏の盆栽の黄色が鮮やかです。
よくお手入れされています。
グンゼ博物苑、かなり立派な施設で無料、スタッフも親切なのに、商売気がなくてお食事するところがありません。まあそこが良いのかもしれないけど、なんだかちょっともったいない感じ。もっと多くの人に見てもらいたい施設でした。
かなりゆっくりしていますが、せっかくなので記念館の方も見学します。
グンゼ記念館
1917年（大正6年）に建設された洋風建築の旧郡是製糸本館本社事務所を利用した企業博物館です。
この錦絵、おもしろい♪煮繭の様子ですね。
創業当時から社員教育や福利厚生に力を入れていました。
レトロなミシン。

「京都府は、品質粗悪、殊に保存不良にして一も見るべきなし。」って、こっぴどい評価ですね。これをきっかけに品質改善に取り組んだんですね。

あ、ちなみに11月は品質月間です。（←職業病）
貞明皇后（大正天皇の皇后）行啓時、女官控室として使われたお部屋にも「至誠」の文字が。
随分長居してちょっとグンゼが好きになってしまいました。パンストはSABRINA買わなきゃ（笑）

道光庵に置いてあった紅葉情報のパンフに載っていたところに寄って帰ることにします。
山家城址公園
江戸時代に山家地区を治めた谷氏の陣家跡が公園となっています。
この翌日が「山家もみじまつり」で、イベントの準備をされていました。毎年４月上旬には「山家桜まつり」が開催されるそうです。
うーん、綾部でも色づきはいまいちなのかも。
夜のライトアップ時には雰囲気出るかも。
標高236m、比高130mほどだそう。
旅行記を書いていて知ったんだけど、この門の2階が資料館になっているそうです。門の下ではイベントの一環として、「甲冑を着て写真を撮ろう」みたいなのをやっていて、インドネシア系かな？イスラム女性が変身中でした。

きれいな葉っぱが見つからない。
カラフルなのもいいね。
こんなマニアックなところにムスリムの方が集団で訪れている謎。綾部でホームステイでもしてるのかしら？？
園内をひとめぐり。
晴れてくれてよかったです。
カラスをパシャリ。
竹林とのコラボ。
京都市内の紅葉も気になるけど、近所のお寺を見ている限りタイミングが謎な感じです。
お寺さんじゃなくて、自然なスケールの大きいきれいな紅葉を見てみたいな～
とは言うものの、こんなに人がいないところでゆっくり見せていただいたので良しとしましょうか。

それでは帰りまーす。
丹波の里　やまがた屋
https://www.tanbanosato.co.jp/

京都縦貫道がつながる前は、休憩といえば絶対にここでした。綾部から下道で帰ってきたので、久しぶりに立ち寄ってみたら、フードコートがリニューアルされていて、トイレもきれいになっていました☆
この後は縦貫でサクッと帰りました。
恒例行事も無事終了。帰ってからも持ち帰ったカニをほぐしてサンドイッチにしたり、カニオムレツにしたりで最後まで楽しみました。寄り道するところがだんだんなくなってきたこの行事だけど、できるだけ長く続けられるよう、親には元気でいてもらいたいものです。

近所の桜並木の写真でおしまい。