2019/11/11 - 2019/11/13
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beanbagさん
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この旅行記のスケジュール
2019/11/13
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電車での移動
難波(6:00発)→極楽橋(7:34着)南海高野線急行・高野山行
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奥の院前バス停
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バスでの移動
千手院橋(西)(10:58発)→大門南駐車場(11:04着)山内路線バス
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バスでの移動
大門(11:42発)→高野山駅前(11:58着)山内路線バス
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その他での移動
高野山(12:05発)→極楽橋(12:10着)南海高野山ケーブル
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電車での移動
極楽橋(12:15発)→橋本(12:54着)南海高野線
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電車での移動
橋本(13:08発)→天下茶屋(13:51着)南海高野線急行・難波行
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電車での移動
天下茶屋(13:57発)→関西空港駅(14:38着)南海線空港急行・関西空港行
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飛行機での移動
関西国際空港(15:10発)→羽田空港(16:25着)ANA990便
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11月13日(水)晴れ
4県攻略の最終日は和歌山県、高野山です。
期待外れに終わった前日の比叡山に比べ、この日は新鮮な驚きの連続でした。
その最たるものが南海電鉄高野線。昔、河内長野駅まで仕事で乗ったことがありますが、その時は新しい路線で線路がまっすぐ、スピードの出る電車という印象でした。今回は、これまで乗ったことのない橋本以遠、極楽橋駅を経て終点の高野山駅まで。様相が一変します。
《経路》
11月11日 横浜ー羽田空港ー小松空港ー福井ー東尋坊ー永平寺ー福井(泊)
11月12日 福井ー比叡山ー京都ー奈良ー大阪(泊)
11月13日 大阪ー高野山ー関西空港ー羽田空港ー横浜
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス ANAグループ 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝5時前、ホテルの部屋で朝食。昨日買っておいた柿の葉寿司です。
アパホテル<なんば駅東> 宿・ホテル
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ホテルを出て南海なんば駅に向かいます。
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昨夜確認しておいた通路はまだ開いておらず、結局、正面入り口に周りました。
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コンコースのエスカレーター。以前も何度か利用しました。
そういえば昔はここに大阪球場があり、南海ホークスのフランチャイズ。ホークスが身売りしてからは近鉄バファローズの試合を何度か見に来たことがあります。なんば駅 (南海電鉄) 駅
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6:00発 急行高野山行き。こんな早朝に出発するのは、極楽橋までの直通は特急を除けば1日に2本しかなく、帰りのフライトを考えると他に選択肢がほとんどないからです。
ちなみに、極楽橋から高野山までは高野山ケーブルに乗り換えるので、この急行は本来、極楽橋行きですが、電光掲示板には高野山の文字が誇らしげに輝いています。 -
私鉄ターミナルとしては阪急大阪梅田駅に匹敵する立派な駅です。
関空行きの特急ラピートが入線しています。 -
折り返し高野山行き急行が入線。
南海電鉄 高野線 乗り物
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乗客はまばら。こんな早朝、目的のある人しか乗りません。
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世界遺産の仁徳天皇陵を過ぎたあたりから河内長野までは昔の記憶通りほぼ真っ直ぐな線路が続きます。街はまだ夜明け前。
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太陽はまだ金剛山地の向こう。
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林間田園都市を過ぎたあたりでようやく太陽が顔を覗かせます。
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橋本駅。この辺りは未体験ゾーン。
橋本駅 (和歌山県) 駅
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単線になります。
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お待ちかね列車交換。
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はるか頭上に道路橋。紀の川フルーツラインです。
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急勾配、急カーブ、鉄橋、トンネルの連続です。
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レールの軋み音が響き、列車が喘ぎながら進みます。
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また列車交換。
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そして鉄橋とトンネル。
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あたりは山々に囲まれ、見下ろせば不動谷川の深い谷(うまく写せませんが)。
高野線は、箱根登山鉄道と宇奈月トロッコ電車を足したようなまさに秘境鉄道、エキサイティングな路線でした。 -
終着の極楽橋駅。
極楽橋駅 駅
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ここでケーブルカーに乗り換え。改札口を通らず、そのまま乗り続けられます。
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南海高野山ケーブル・極楽橋駅
高野山ケーブル 乗り物
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所要時間は5分。ICカードで乗り続けられます。
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ターンアウトで列車交換。
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高野山駅に到着。
高野山駅 駅
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ここから山内路線バスで奥の院まで向かいます。
1日フリー乗車券が840円でしたが、帰りはほとんど歩くつもりだったので片道420円を後払い。
しかし、予想以上に本数が多く便利だったので先々で乗車、結局フリー乗車券を買った方がお得でした。高野山内路線バス 高野山内線 乗り物
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ケーブルの乗客全員が乗るので満席。
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終点の奥の院前バス停。
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ここから中の橋コースを奥の院 弘法大師御廟まで歩きます。
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杉木立の中、整備された石畳の歩道が続きます。
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浄土真宗開祖の親鸞の墓碑があります。
「奥之院には、真言宗の聖地でありながらも宗派に関係なく多くの墓標が集まっている。法然や親鸞といった日本仏教の名僧たちの墓碑も数多く存在する。奥之院に数多の墓碑が集まったその理由は、「釈迦の入滅後、56億7000万年後にこの世に降りて来る」という弥勒菩薩、その下生の地が高野山であると信じられていたからである」(『図解高野山のすべて 』)そうです。 -
英霊殿の紅葉。訪れる人もなく、静かに佇んでいます。
高野山奥の院 寺・神社・教会
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そんなわけで織田信長の墓もあります。
本能寺で遺体は見つかっていないそうですが。
こうした戦国武将や大名の墓や供養等を探すのも奥の院の楽しみの一つです。 -
御廟橋
弘法大師御廟のあるこの先は写真撮影禁止です。御廟橋 名所・史跡
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なので燈籠堂を望遠で‥。
その裏に弘法大師御廟がありますが、流石に立派な御廟でした。高野山奥の院 寺・神社・教会
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豊臣家墓所
帰りは一の橋コースを歩きます。 -
崇源院墓所
信長の妹・お市の方の三女にして、徳川二代将軍・秀忠の正室、三代将軍・家光の生母「お江(ごう)」のお墓。
墓石の高さは6.6m、一番下の基段は畳8帖ぶんの大きさ。「一番石」「一番碑」と呼ばれ、奥の院で最も大きい五輪塔だそうです。 -
姿見の井戸
この井戸を覗き込んで、自分の影が映らなければ、三年以内に亡くなってしまうという言い伝え。幸い私の影は映っていましたが、安心はできません。 -
汗かき地蔵
汗かき地蔵 (高野山奥の院) 寺・神社・教会
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中の橋
中の橋 名所・史跡
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伊達政宗墓所
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大師の腰かけ石
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武田信玄・勝頼墓所
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薩摩島津家墓所
山内地図に唯一記載された信州真田旧伯爵家墓所は見逃しました。
高野山の入り口の九度山に真田屋敷を構えた真田家はやはり特別な存在のようです。 -
一の橋から奥の院を後にします。
他にも数え切れないほどの墓所・供養塔がありますが、キリがないのでこの辺で。
関西企業の供養塔もたくさんあります。終身雇用の日本ならでは。高野山 一の橋 名所・史跡
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沿道にはたくさんの宿坊が並んで良い雰囲気、まさに宗教都市です。
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こうした宿泊インフラが充実していることが、外国人観光客を引き寄せています。
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もちろん日本人も。
弾丸トラベラーには縁がありませんが‥。 -
苅萱堂
苅萱堂 名所・史跡
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紅葉も見ごろ。
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摩尼宝塔
第二次大戦のビルマ作戦で、再び祖国の土を踏むこともなく、異国の山野に眠る戦没者の霊を慰めるために建立されたそうです。本尊は、ビルマ(現ミャンマー)から寄贈された「釈迦如来」。成福院 摩尼宝塔 名所・史跡
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小田原通り周辺の商店街
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千手院橋を通り抜けて、
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壇上伽藍に向かいます。
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紅葉真っ盛り。
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イチオシ
蛇腹路と呼ぶようです。
壇上伽藍 寺・神社・教会
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壇上伽藍 東塔
大治2年(1127年)創建。天保14年(1843年)焼失後、140年たった昭和59年(1984年)に再建。
なお、解説はWikipediaと金剛峰寺HPに依拠しています。壇上伽藍 寺・神社・教会
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三昧堂
延長7年(929年)建立。現在の建物は文化13年(1816年)の再建。壇上伽藍 寺・神社・教会
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西行桜
三昧堂の前の桜は、このお堂を修造した西行法師手植えの桜と伝えられています。 -
大会堂(だいえどう)
鳥羽法王の皇女である五辻斎院内親王が、父帝の追福のため建立。現在の建物は嘉永元年(1848年)再建。壇上伽藍 寺・神社・教会
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愛染堂
建武元年(1334年)、後醍醐天皇の綸命によって建立。現在の建物は嘉永元年(1848年)再建。壇上伽藍 寺・神社・教会
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根本大塔
伽藍の中心として高野山開創当初から着手され887年完成、現在の塔は昭和12年(1937年)再建。壇上伽藍 寺・神社・教会
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金堂
初代の堂は弘法大師が弘仁10年(819年)造営、承和5年(838)完成と伝わっています。現在の8代目の堂は、昭和9年(1934年)落慶。鉄筋コンクリート造、屋根は入母屋造。壇上伽藍 寺・神社・教会
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御影堂
大師の持仏堂として創建され、現在の堂は弘化4年(1847年)再建。壇上伽藍 寺・神社・教会
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准胝堂
973年以前の初代創建、現在の堂は明治16年(1883年)再建。壇上伽藍 寺・神社・教会
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孔雀堂
1200年初代建立、現在の堂は昭和55年(1980年)再建。壇上伽藍 寺・神社・教会
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西塔
仁和3年(887年)初代塔建立、現在の塔は5代目で天保5年(1834年)の再建。高さ27.27m。壇上伽藍 寺・神社・教会
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山王院
1174年以前の創建で1845年再建、御社(明神社)の拝殿として建てられたそうです。壇上伽藍 寺・神社・教会
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御社
弘法大師が弘仁10年(819年)に山麓の天野社から地主神として勧請し、高野山の鎮守としました。現在の社殿は文禄3年(1594年)の再建で重要文化財に指定されています。壇上伽藍 寺・神社・教会
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六角経蔵
別名荒川経蔵。1159年初代創建、現在の蔵は1934年再建。壇上伽藍 寺・神社・教会
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基壇付近に把手がついており、回すことができます。一回りすれば一切経を一通り読誦した功徳が得るといわれています。
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中門
819年創建。1843年に焼失後172年ぶりの再建で、平成27年(2015年)4月2日落慶。壇上伽藍 寺・神社・教会
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増長天(左上)、広目天(右上)、持國天(左下)、多聞天(右下)の四天王像が安置されています。
以上で壇上伽藍は見終わりました。 -
霊宝館には入りませんが、入り口の紅葉が見事でした。
高野山霊宝館 美術館・博物館
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繊細な色合いです。
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金剛峯寺
徒歩で向かいます。金剛峯寺 寺・神社・教会
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正門
金剛峯寺の建物の中で一番古く、文禄2年(1593年)に再建以来、現存。 -
大主殿
屋根の上に2基の天水桶が設置されています。 -
大玄関と小玄関
大玄関は天皇・皇族や高野山重職だけが出入りするそうですが、ちょうどこの日は真言宗各山会の密教学芸賞・密教教化賞の授賞式で、次々と受賞者が入っていく姿をフランス人ツアー客が興味深く見学していました。 -
大玄関梁のレリーフ。
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大玄関入母屋の破風にも精巧なレリーフが。
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正門を内側から。
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経蔵
庭の池には珍しいガマが植えられ、蒲の穂が伸びています。 -
主殿と大玄関
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鐘楼
金剛峯寺の前身の青巌寺の鐘楼。その構造形式から万延元年(1860年)に大火で類焼後、大主殿などの建物と共に元治元年(1864年)に再建されたものと考えられています。 -
大広間の奥の持仏間
せっかくなので内部も見学します。襖絵以外は写真撮影できます。 -
庭園の紅葉
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蟠龍庭
弘法大師御入定1150年・御遠忌大法会の際に造園。2,340平方メートルの石庭は、国内最大級。 -
上壇の間
以前は天皇、上皇が登山された際の応接間として使用された所です。 -
書院造様式です。
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奥書院
以前は皇族方の休憩所でした。 -
誰が乗ったのでしょうか?
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真然大徳廟
高野山第二世・真然僧正の御廟。 -
台所
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天井の煙抜き
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二石釜
大釜三基で一度に二石(約2,000人分)のご飯が炊けるそうです。昭和50年代まで、年末の餅つきの際に使われていました。 -
30分ほどで金剛峯寺の見学を終えました。
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お昼はネットで調べたこの店でと思っていました。ところが開店時間になっても一向にその気配がありません。店内の照明は点灯しているのに‥。
同じように待っていた人が電話しても要を得ない返事。店主にやる気がないのか、結局、この日は臨時休業の札が出ていました(後刻確認)。
仕方ないのでちょうど通りがかったバスに乗って別の店に向かうことにしました。 -
バスで向かったのは一山の総門である大門です。現在の建物は1705年に再建されたもの。
大門 名所・史跡
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両脇には金剛力士像(仁王像)が安置されています。東大寺南大門の仁王像に次ぐ我が国二番目の巨像と言われ、江戸中期の大仏師、運長と康意の作だそうです。
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お昼はこの店にしました。いつもは長い行列ができるそうですが、時間が早かったのですぐに入れました。
つくも食堂 グルメ・レストラン
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山菜釜飯定食です。
少し焦げすぎでしたが、味はまずまず。バスの時間を気にしながら急いで掻き込みます。 -
11:42発の山内路線バスがやってきました。バス停は店のすぐ前。
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11:58 高野山駅前に到着。
12:05発 高野山ケーブルで極楽寺へ。高野山駅 駅
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そこから南海高野線で橋本経由、天下茶屋まで戻ります。
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帰りは不動谷川の渓谷が写せました。
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これもそうです。
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九度山駅には真田六文銭の家紋が。
九度山駅 駅
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紀の川上流の河岸段丘が広がります。
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橋本で13:08発、高野線急行・難波行きに乗り換え。
橋本駅 (和歌山県) 駅
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車内は空いています。
順調に乗り継ぎできたので、関西空港到着が予定より早まりそう。
電車の中で、ANAアプリを使って1便早いフライトに変更しました。株主優待券でチケットを手配しておいて正解でした。 -
天下茶屋駅
ここで南海線空港急行・関西空港行きに乗り換えます。天下茶屋駅 駅
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13:57発の空港急行が入線。
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14:38 関西国際空港に到着。
関西国際空港 空港
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出発まで30分ほどですが、ラウンジに入って大急ぎでビールを1杯いただき、トイレを借りて搭乗口へ。
関西国際空港 ANAラウンジ (国内線) 空港ラウンジ
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15:10発 ANA990便。
残り5席のシートを確保できてラッキーです。 -
機材はA321。
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旅行中は本も読まず、音楽も聞かず、旅に集中していますが、ここまで来ると一安心。スピッツのニューアルバムを堪能します。
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羽田空港はなぜか沖留め、バス移動。でも、歩かなくて済む分、私は好きです。
羽田空港(東京国際空港) 空港
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空港リムジンで最寄駅に帰ります。
慌ただしい弾丸スケジュールで多少疲れましたが、予定通り完遂できて達成感が漂います。
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