パリでのんびり名所巡り(ツアー不参加)

2019/10/21 - 2019/10/21

ツアーに参加せず、パリの名所をバスを使って巡る旅をしてみました。

今回のポイント
・気になる場所があったら気軽にルート変更して観光できた
・パリ市内やセーヌ川岸をのんびり歩いて散策
・細い路地を通るのでパリの日常を垣間見れる
それでは、時系列に沿って記載していきます。

この旅行記の前提ですが、
・t+ ticket Carnet de 10(10枚回数券)を駅で事前購入しています
・閑散期の10月中旬の月曜日に移動しています
をご理解の上、読み進めて下さい。

ロンドンのようにスマートフォンで改札を通過できないため、紙のチケットを購入したのですが、小指の指ほどの大きさで、もっと大きいと思っていました。

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0

それでは旅のスタート場所である２９番線の始発駅のサン ラザール駅前からスタート。

駅を背にして50mほど歩き三角州のような場所に29番のバス停があります。

サン ラザール駅 駅

最新鋭のバスらしく、電光掲示及びバリアフリーな車内です。

29番線では、サン ラザール駅を出発→オペラ座→グレヴァン美術館→マレ地区→バスティーユ広場まで利用します。

出発してすぐ右手に煌びやかなオペラ座 ガルニエ宮が見えてきます。
午前中の早い時間のためかそれほど混んではいませんでした。

マレ地区ではかなり混み合った一方通行の細い道をバスが駆け抜けていくのですが、知り合いが話し合っていたり、玄関前をお掃除をしている方がいたり、宅配物を受け取っていたりと、一本裏通りを走っているだけあって、日常を垣間見ることが出来ました。
またマレ地区を走っている途中のバス停で、運転手さんと乗って来たお客さんのお婆ちゃんが話し込んでしまうような、のんびりとした路線です。

日常を眺めていると、あっという間にバスティーユ広場に到着。

オペラガルニエ 劇場・ホール・ショー

ガイドブックに載っているほど高さを感じないのは道路から塔までの距離があるせいでしょうか。

ここから69番線に乗ってシテ島前で降りる予定だったのですが、晴れ間が出てきたので徒歩でセーヌ川沿いを歩くことにしました。

バスティーユ広場 広場・公園

バスティーユ広場からセーヌ川に向かい始めてすぐに出会えました、シトロエン 2CVに!!!
なんという偶然。

セーヌ川沿いの散歩道絵と降りてみると、親子が写生をしていたり

物思いにふけっている女性が居たり

婦警さんが馬で歩いてきたりと、雑誌やテレビで観たことある風景が、目に飛び込んできます。

対岸へと目を向けてみると紅葉し始めていました。

船の乗客の方々が一斉にカメラを向けているので、私も同じ風景を見てみたら、火災にあったートルダム大聖堂の背面が見えました。本来であればもっと背中の部分が見えているはずなのですが、正面の対の塔のみしか見えません。

シテ島へと渡り、大聖堂へと向かいます。距離が近づくにつれ、痛々しい姿と足場が見えてきます。

すぐ横まで来ると、黒く焼け焦げてしまった部分も見えてきます。

タモリさんのようにポアンゼロの上で私も舞ってみたかったのですが、完全に壁で覆われてしまっているため、諦めざるを得ません。大聖堂周辺はパリ警視庁本部での刺殺事件があってまだ間もないこともあり、警察官の方はかなり多かったです。

正面からだけはまだ向かいの面影が多く残っています。

左岸へと橋を渡り振り返ります。
少しでも早い再建を願うばかりです。

ノートルダム大聖堂 寺院・教会

ここからは奥様のシティファルマでのお買い物の時間です。

化粧品や健康食品に興味がない私が店内に入ってみましたが、世界各国から集まった女性達が目をギラギラさせながらお買い物を楽しんでおり、女性のお買い物好きは国境がない事を理解できました。
同様に男性はお店の周辺で時間を潰していました。

お買い物を終えた私達は、ルーブル美術館へと徒歩で向かいます。

シティファルマ その他の店舗

中庭に入るとピラミッドがあり、月曜日ながら開館しているだけあってかなりの賑わいです。
セーヌ川左岸へと歩いて、オルセー美術館へ向かいました。

ルーヴル美術館 博物館・美術館・ギャラリー

休館日だけあってガラガラ。
六体の女性の銅像の前にも誰も居ません。

さぁ歩き疲れた私達は、73番線のバスに乗って次の目的地へと向かいます。

73番線はシャンゼリゼ通りを走り凱旋門へと向かう路線です。

シャンゼリゼ通りの手前側はファストファッションや薬局が多く「あれぇ～雰囲気が違うなぁ」って思ったのですが、半分を過ぎたあたりからブランドショップが軒を連ねてきました。かなりの人が歩いていますがバスに乗って快適に凱旋門へと走っていきます。
バスに同乗していた小学校低学年の男の子達がバス停を通過するたびに次のバス停の名前を綺麗なフランス語で喋っていました。こんな風景もバスに乗ったおかげですね。

オルセー美術館から凱旋門までは緩やかな登りで、通りの端から歩いていたとしたら、かなり疲れていたと思います。

凱旋門からシャイヨー宮へと徒歩で向かいます。

凱旋門 建造物

シャイヨー宮から見るエッフェル塔の壮大さに圧倒されました。
広場には噂通りスリの方々が多く、リュックを背負って来なくて良かったなぁとつくづく思いました。

エッフェル塔 建造物

雑誌に載っていたメリーゴーランドとエッフェル塔の組み合わせの写真が撮りたくて坂を下っていきます。

メリーゴーランドは柵で覆われてしまっているため、ちょっと残念でしたが、広角レンズを持っていった甲斐がありました。

ここからは地下鉄に乗って16区にある高級グロッサリーLa Grande Epicerieに向かいます。

2017年 16区にオープンしたLa Grande Epicerieでどうしてもお惣菜を買いたくてわざわざやって来ました。
店内はレストランやワインセラーが有ったりと食材に事欠きませんが、お惣菜コーナーがとても充実しており、アパートで食べるためにいろんな種類を購入してみました。
ここのお店はどの方に聞いても英語が通じるので、質問をしながらお買い物を楽しむことが出来ました。

お腹が空いていたのでコース料理のように1品ごと見栄え良く乗せることはしませんでしたが、どれを食べても本当に美味しい!!!

バケットは半分サイズがあったので、それを売ってもらいました。

パリでの外食はかなりかさむと聞いていましたが本当で、La Grande Epicerieでお惣菜をかなり買い込みましたが、ビストロで食事をする半額ほどで済みました。
のんびり気兼ねなく食事ができるのも良かったです。

バスを使った名所巡りは、人に合わせることなく、疲れたらベンチで休み、お腹が空いたらブーランジェリーに入ってサンドイッチやケーキを食べ、パリ市民の日常に触れることができる素晴らしいものとなりました。