香川県の丸亀市にある猪熊弦一郎現代美術館にカナダを拠点に活躍するアーティストジャネットカーディフ(1957～)の作品を見て聞いて楽しんで来ました<br /><br />丸亀市猪熊弦一郎現代美術館<br />20251213～20260215<br />大人1500円<br />大学生1000円<br />高校生以下無料<br />休館月曜日と1225から～31まで<br /><br />代表的な作品は「40声のモテット」2001年<br />モテット（motet）とは13世紀以来ヨーロッパで発達した聖書の詩編などを歌詞にもつ多声の宗教声楽曲のことです<br />16世紀の英国人トマスタリスの作曲した「40声のモテット」を素材に制作されたインスタレーションです

20251213 ジャネットカーディフ 40声のモテット丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

97いいね！

2025/12/13 - 2025/12/13

36位(同エリア648件中)

norio2boさん

香川県の丸亀市にある猪熊弦一郎現代美術館にカナダを拠点に活躍するアーティストジャネットカーディフ(1957～)の作品を見て聞いて楽しんで来ました

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
20251213～20260215
大人1500円
大学生1000円
高校生以下無料
休館月曜日と1225から～31まで

代表的な作品は「40声のモテット」2001年
モテット（motet）とは13世紀以来ヨーロッパで発達した聖書の詩編などを歌詞にもつ多声の宗教声楽曲のことです
16世紀の英国人トマスタリスの作曲した「40声のモテット」を素材に制作されたインスタレーションです

エリア

丸亀・宇多津・多度津(香川)

旅行の満足度: 5.0

観光: 5.0

グルメ: 5.0

同行者: 一人旅

旅行の手配内容: 個別手配

今日の猪熊弦一郎現代美術館は初めての経験があった
左側の壁の上部にある開口部から太陽光が入り黄色い彫刻の手前を照らしていた

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館美術館・博物館
12時過ぎに来たのでミュージアムカフェでランチのつもり

今日のランチの黒板がありました
11:30-15:00
1800円
油淋鶏
・根菜の炊き合わせ。
・ブロッコリーの部麻和え
・オリジナルドレッシングのサラダ
・おかかのまぜご飯
・じゃがいものポタッジュスープ
飲み物付き
※数量限定無くなり次第終了
入場料1500円

カウンターの右側に大きな作品があった
猪熊弦一郎「鳥と遊ぶ」1990
キャンバスにアクリル絵具
ミュージアムショップ
猪熊弦一郎現代美術館のオリジナル商品がならんでいます
特別展は3階です

エベレーターを出ると突き当たりの左側に特別展の入り口があります
手前を右側に見ると丸亀駅前の広場が見える
特別展の入り口
ジャネット・カーディフ
40声のモテット
解説パネル
書き起こしておきます

「ジャネット・カーディフの言葉
たいていの場合コンサートでは、観客は聖歌隊の前に座っている。しかしこの作品では、歌い手の位置で音楽を体験してもらいたい。歌い手一人一人は、それぞれの位置からのみ体験できる音の重なりを聴きながら歌っている。観客は展示空間全体を自由に移動することで、各歌い手の声と密接に繋がることができる。それは音楽の体験というものが聴く位置によって変化するものであることを明らかにする。私はまた、音がどのように物理的に彫刻的空間を構築するのか、そして観客がこの物理的かつ仮想的な空間をどう動き回るのかに興味がある。
スピーカーは、トマス・タリスの作品にもともと備わっている彫刻的な構造を実感できるよう部屋の周囲に楕円形に配されている。観客は、こちらの聖歌隊から向こうの聖歌隊へと場所を移動して音を聴くこともできれば、自身の周りで飛び跳ねたり呼応したりする音を聴くこともできる。そして40人全員の歌声が重なる時、音の波が身体を覆うような圧倒的な感覚を味わうことができるだろう。」
作者紹介のパネルもありました
書き起こししておきます

「本作は、トマス・タリス作曲の「40声のモテット」“Spem inAlium”を歌う40声部が、楕円形に配された40台のスピーカーから別々に再生されるサウンドインスタレーションである。
5声（ソプラノ、アルト、テノール、バリトン、バス）からなる8つの聖歌隊の音声を録音し、構成されている。
トマス・タリスは、彼の時代で最も影響力のあるイギリスの作曲家であり、今日最も人気のあるルネサンス期の作曲家の一人である。ヘンリー8世、エドワード6世、メアリー女王、エリザベス女王という4人のイングランド王国君主のオルガン奏者を務め、王室礼拝堂のジェントルマン（イギリス国教会の聖職者）として活躍した。彼の最も偉大な作品のひとつがこの40のパート、つまり5声✕8つの聖歌隊用に作った曲である。この曲が1573年にエリザベス1世の誕生を祝って作曲されたのか、それとも1556年にメアリー女王の40歳の誕生日を祝ったものかについては議論がある。」

楕円形に配置された40台のスピーカーからは59声5声部で構成された聖歌隊の歌声が再生されるという作品

と言っても何だか分かりづらいです

写真も動画も許可されていましたので動画をアップします
https://youtu.be/VkBxGP6nVd4?si=NGgsJn2d3UbGgecT
聖歌隊の仲間のひとりのように中で聞いている音楽が聞こえています
3階のとなりの部屋では猪熊弦一郎の作品がならんでいます
今回の猪熊弦一郎作品のテーマは「物が在る」

具象的な作品のなかから静物表現に着目した作品が展示されていました
美術館の側道の展示スペースにもジャネット・カーディフの作品8点が映像資料として展示されていた

カーディフとジョージ・ピュレス・ミラーとで共同制作された作品
イヤホンが置かれていて音声も楽しめる仕組みになっています

展示を見終わってランチタイム
ミュージアムカフェ
Cafe MIMOCA

カフェミモカグルメ・レストラン
今日はお好きなお席へどうぞ状態です

運良く数量限定の今日のランチが残っていました
カフェの外の広場には素敵な空間が広がっています

突き当たりに立ち上がった滝
その前には
黄色い猪熊弦一郎の彫刻作品と
奥にイサム・ノグチの助手を務めた和泉正敏の石の彫刻
今日のランチ
1800円
美味しく頂きました

動画撮りました
https://youtu.be/AMgjOugz_u4?si=Xl_iAiuaZ6NJFPyb
BGMは友人演奏のサティのジムノペティ

滝の方からカフェを撮して見ました
1階降りてミュージアムライブラリーへ行ってみた

壮大な美術書が揃っている
貸し出しは出来ません
ライブラリーの前に置かれたミニチュアモデル

美術館と図書館の複合施設になっている
3階から丸亀駅前広場を望む
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
特別展初日鑑賞を終えて

地下駐車場へは一旦美術館を出てから地下へ向かう階段を降ります
カウンターで駐車券に印字を貰って2時間まで無料でした