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町の南の2つの教会から歩いて「フッゲライ(Fuggerei)」へ。<br />途中の道のりも楽しめました。<br /><br />隆盛を極めたフッガー家が1521年に設立した世界最古の社会福祉住宅。<br />低所得者のための集合住宅で、家賃は創設時と同じ1ライングルデン。<br />現在の貨幣では0.88ユーロとなり、もはや形式的なものになっているそう。運営は、現在も貴族として続くフッガー家の子孫3家(バーベンハウゼン家、グレト家、キルヒベルク家)がそれぞれ代表を出した一族長老会(フッガー財団)により行われているそうです。 <br /><br />以下、今回の旅程です。(☆印がこの旅行記の日です。)<br /> 4月30日(火) 福岡~羽田~フランクフルト~ゲンゲンバッハ<br /> 5月 1日(水) ゲンゲンバッハから黒い森の小さな村巡り<br /> 5月 2日(木) ゲンゲンバッハ~ドナウエッシンゲン<br />           ~コンスタンツ~メーアスブルク<br /> 5月 3日(金) メーアスブルク~ユーバーリンゲン~リンダウ<br />           ~メーアスブルク<br /> 5月 4日(土) メーアスブルク~シュトゥットガルト<br />           ~シュヴェービッシュ・ハル<br />☆5月 5日(日) シュヴェービッシュ・ハル~アウクスブルク<br /> 5月 6日(月) アウクスブルク~ドナウヴェルト<br />           ~ディンケルスビュール~ネルトリンゲン<br />           ~アウクスブルク<br /> 5月 7日(火) アウクスブルク~ウルム<br />           ~フランクフルト国際空港より帰国便<br /> 5月 8日(水) 羽田~福岡

2019年GW メモリアル旅はやはり南ドイツ!黒い森~ボーデン湖~ロマンティック街道 【37】アウクスブルク初日 フッゲライ

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2019/05/05 - 2019/05/05

39位(同エリア128件中)

ハッピーねこ

ハッピーねこさん

町の南の2つの教会から歩いて「フッゲライ(Fuggerei)」へ。
途中の道のりも楽しめました。

隆盛を極めたフッガー家が1521年に設立した世界最古の社会福祉住宅。
低所得者のための集合住宅で、家賃は創設時と同じ1ライングルデン。
現在の貨幣では0.88ユーロとなり、もはや形式的なものになっているそう。運営は、現在も貴族として続くフッガー家の子孫3家(バーベンハウゼン家、グレト家、キルヒベルク家)がそれぞれ代表を出した一族長老会(フッガー財団)により行われているそうです。

以下、今回の旅程です。(☆印がこの旅行記の日です。)
 4月30日(火) 福岡~羽田~フランクフルト~ゲンゲンバッハ
 5月 1日(水) ゲンゲンバッハから黒い森の小さな村巡り
 5月 2日(木) ゲンゲンバッハ~ドナウエッシンゲン
           ~コンスタンツ~メーアスブルク
 5月 3日(金) メーアスブルク~ユーバーリンゲン~リンダウ
           ~メーアスブルク
 5月 4日(土) メーアスブルク~シュトゥットガルト
           ~シュヴェービッシュ・ハル
☆5月 5日(日) シュヴェービッシュ・ハル~アウクスブルク
 5月 6日(月) アウクスブルク~ドナウヴェルト
           ~ディンケルスビュール~ネルトリンゲン
           ~アウクスブルク
 5月 7日(火) アウクスブルク~ウルム
           ~フランクフルト国際空港より帰国便
 5月 8日(水) 羽田~福岡

同行者
一人旅
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • オーベラーグラーベンを南から歩いて、この標識に従い更に進みます。

    オーベラーグラーベンを南から歩いて、この標識に従い更に進みます。

  • しばらく行くとこの建物。<br />

    しばらく行くとこの建物。

  • この色合い。ネットやガイドブックで見覚えあり。

    この色合い。ネットやガイドブックで見覚えあり。

  • 「フッゲライ」ですよね。<br />門があるのですが閉まっており・・・

    「フッゲライ」ですよね。
    門があるのですが閉まっており・・・

  • こっちですよ~の表示の方向に歩くと、

    こっちですよ~の表示の方向に歩くと、

  • 「フッゲライ」の北側の通りに出ました。

    「フッゲライ」の北側の通りに出ました。

  • 入口はこちらのみなのですね。

    入口はこちらのみなのですね。

  • 左隣には併設のケラーが。

    左隣には併設のケラーが。

  • では、お邪魔致します。

    では、お邪魔致します。

  • 入場料6.5ユーロを支払って中へ。<br />入口にはこの施設の説明の日本語表記もありました。<br />この説明文によるとここフッゲライは「町の中にあるもうひとつの町」とも呼ばれ、専用の門や教会もあり、140の住宅が67軒の家屋に入っているとのこと。<br />見学時には入居者のプライバシーを尊重して下さい、とも書かれています。<br />このほかにパンフレットの日本語版もあり、ありがたく頂戴しました。

    入場料6.5ユーロを支払って中へ。
    入口にはこの施設の説明の日本語表記もありました。
    この説明文によるとここフッゲライは「町の中にあるもうひとつの町」とも呼ばれ、専用の門や教会もあり、140の住宅が67軒の家屋に入っているとのこと。
    見学時には入居者のプライバシーを尊重して下さい、とも書かれています。
    このほかにパンフレットの日本語版もあり、ありがたく頂戴しました。

  • 入場して振り返った眺め。<br />私のほかにシニアのグループの方も同じタイミングで入ってこられました。

    入場して振り返った眺め。
    私のほかにシニアのグループの方も同じタイミングで入ってこられました。

  • 壁を覆う樹木がすごい!<br />樹齢何年でこれほどになるのでしょう。

    壁を覆う樹木がすごい!
    樹齢何年でこれほどになるのでしょう。

  • 右手には小さな広場と小さなマイバウム。<br />このお向かいに「聖マルクス教会」という小さな教会があり、この広場はマルクス広場というようです。

    右手には小さな広場と小さなマイバウム。
    このお向かいに「聖マルクス教会」という小さな教会があり、この広場はマルクス広場というようです。

  • では、その「聖マルクス教会」へお邪魔します。<br />1582年建立。その後数回に亘り改築工事が行われますが、第二次大戦で破壊され戦後新しく立て直されたそう。<br />祭壇の近くまでは行けませんでしたが、観音開き式の中央祭壇はなかなかの美しさでした。<br />手前の黒い洗礼盤はルネッサンス様式だそう。

    では、その「聖マルクス教会」へお邪魔します。
    1582年建立。その後数回に亘り改築工事が行われますが、第二次大戦で破壊され戦後新しく立て直されたそう。
    祭壇の近くまでは行けませんでしたが、観音開き式の中央祭壇はなかなかの美しさでした。
    手前の黒い洗礼盤はルネッサンス様式だそう。

  • 祭壇を大きく撮ったものがないのですが、こちらで半分ほど。<br />祭壇画はキリスト磔刑図でした。

    祭壇を大きく撮ったものがないのですが、こちらで半分ほど。
    祭壇画はキリスト磔刑図でした。

  • 祭壇左にはキリスト磔刑の像。

    祭壇左にはキリスト磔刑の像。

  • 窓からは柔らかな光が。

    窓からは柔らかな光が。

  • 小さいけれど綺麗な教会でした。

    小さいけれど綺麗な教会でした。

  • 教会の先右側にはこんな場所。<br />アーチの向こうが気になりますが、そちらはのちほど。

    教会の先右側にはこんな場所。
    アーチの向こうが気になりますが、そちらはのちほど。

  • まずはまっずぐに延びるいわばメインストリート、ヘレンガッセ(Herren Gasse)を進みます。<br />

    まずはまっずぐに延びるいわばメインストリート、ヘレンガッセ(Herren Gasse)を進みます。

  • 通り左手の建物は「学校と教会守の家」。<br />現在は聖具室と牧師の住居だそうです。<br />ここフッゲライには17世紀に学校が設立されたのだそう。

    通り左手の建物は「学校と教会守の家」。
    現在は聖具室と牧師の住居だそうです。
    ここフッゲライには17世紀に学校が設立されたのだそう。

  • ヘレンガッセに交差する最初のガッセがこちらフィンステレガッセ(Finstere Gasse)。

    ヘレンガッセに交差する最初のガッセがこちらフィンステレガッセ(Finstere Gasse)。

  • 突き当りには小さな緑の門。

    突き当りには小さな緑の門。

  • 家々の屋根には同じ煙突が行儀よく並んでいます。

    家々の屋根には同じ煙突が行儀よく並んでいます。

  • ヘレンガッセの次のガッセとの交差点には・・・

    ヘレンガッセの次のガッセとの交差点には・・・

  • こちらの噴水。<br />ここは水道施設として使用されていたもので、1599年に初めて作られ、その当時は木製だったそうです。<br />

    こちらの噴水。
    ここは水道施設として使用されていたもので、1599年に初めて作られ、その当時は木製だったそうです。

  • 噴水のある十字路から右に延びるのがオクセンガッセ(Ochsen Gasse)。<br />青×白の矢羽根模様のような鎧戸がかわいいですね。

    噴水のある十字路から右に延びるのがオクセンガッセ(Ochsen Gasse)。
    青×白の矢羽根模様のような鎧戸がかわいいですね。

  • 通りの突き当りにあるのは夜間の通用門「オクセン門」。<br />ここの居住者は22:00以降はこの門に待機している夜警さんに門を開けてもらう規則で、その時は多少の心付けを渡すのが慣わしなのだそうです。<br />先程南から歩いて来た時に見たあの門ですね。そういえばこの通りの鎧戸と同じ柄の門でした。

    通りの突き当りにあるのは夜間の通用門「オクセン門」。
    ここの居住者は22:00以降はこの門に待機している夜警さんに門を開けてもらう規則で、その時は多少の心付けを渡すのが慣わしなのだそうです。
    先程南から歩いて来た時に見たあの門ですね。そういえばこの通りの鎧戸と同じ柄の門でした。

  • オクセンガッセの反対側に延びるのがミッテレレガッセ(Mittlere Gasse)。<br />

    オクセンガッセの反対側に延びるのがミッテレレガッセ(Mittlere Gasse)。

  • 通りの中ほどの14番地の家の玄関ドアの上に碑文が。<br />「フランツ・モーツアルト」の名前が見えます。<br />あのヴォルフガング・アマデウス・モーツアルトの曽祖父にあたる人物です。<br />1681年から亡くなる1694年までここの2階に住んでいたそうです。<br />そういえば昼間に「大聖堂」を訪ねましたが、その更に北側に「モーツアルトハウス」という名でモーツアルトの父レオポルト(1719年~1787年)の生家があるのですよね。<br />そこを訪ねることはできませんでしたが、こうして曽祖父のお宅の前には立てました。<br />そしてお隣の13番地は「フッゲライ博物館」になっていますので見学しました。

    通りの中ほどの14番地の家の玄関ドアの上に碑文が。
    「フランツ・モーツアルト」の名前が見えます。
    あのヴォルフガング・アマデウス・モーツアルトの曽祖父にあたる人物です。
    1681年から亡くなる1694年までここの2階に住んでいたそうです。
    そういえば昼間に「大聖堂」を訪ねましたが、その更に北側に「モーツアルトハウス」という名でモーツアルトの父レオポルト(1719年~1787年)の生家があるのですよね。
    そこを訪ねることはできませんでしたが、こうして曽祖父のお宅の前には立てました。
    そしてお隣の13番地は「フッゲライ博物館」になっていますので見学しました。

  • フッゲライの設立者、ヤコブ・フッガー氏(1459年~1525年)の紹介に始まり・・・

    フッゲライの設立者、ヤコブ・フッガー氏(1459年~1525年)の紹介に始まり・・・

  • 厨房などが昔のままに展示されています。

    厨房などが昔のままに展示されています。

  • こんなディテイルまでリアルに。

    こんなディテイルまでリアルに。

  • 窓からは小さな裏庭や南側の通りが。

    窓からは小さな裏庭や南側の通りが。

  • 続いてその南側の通りへ。

    続いてその南側の通りへ。

  • ヒンテレガッセ(Hintere Gasse)です。

    ヒンテレガッセ(Hintere Gasse)です。

  • どの棟にも壁に見事に木が這って。

    どの棟にも壁に見事に木が這って。

  • 緑がいっぱいです。

    緑がいっぱいです。

  • 小さなガーデンも。

    小さなガーデンも。

  • 整然とした造りが気持ちいい。

    整然とした造りが気持ちいい。

  • 反対側はノイエガッセ(Neue Gasse)。

    反対側はノイエガッセ(Neue Gasse)。

  • この表示の上部には聖人像が。

    この表示の上部には聖人像が。

  • 確かこの辺りにお手洗いがあってお借りました。

    確かこの辺りにお手洗いがあってお借りました。

  • そして先程の噴水の十字路へ戻りました。<br />最初に訪ねた「聖マルクス教会」に小さな塔があったことにここで気が付きました。

    そして先程の噴水の十字路へ戻りました。
    最初に訪ねた「聖マルクス教会」に小さな塔があったことにここで気が付きました。

  • 噴水。お水が出ていたらいい雰囲気だったでしょうね。

    噴水。お水が出ていたらいい雰囲気だったでしょうね。

  • そこから先程もちょっと見たオクセンガッセへ。

    そこから先程もちょっと見たオクセンガッセへ。

  • ここには見学用の住居があります。

    ここには見学用の住居があります。

  • 明るく清潔感のある寝室。

    明るく清潔感のある寝室。

  • いいですね~。

    いいですね~。

  • リビングでは先客さんがテレビ鑑賞中。<br />ここの案内ビデオでも流れていたのでしょうね。

    リビングでは先客さんがテレビ鑑賞中。
    ここの案内ビデオでも流れていたのでしょうね。

  • こちらはキッチン。<br />ここも窓が2つもあって外光が十分入って明るく気持ちがいいこと。

    こちらはキッチン。
    ここも窓が2つもあって外光が十分入って明るく気持ちがいいこと。

  • 清潔感溢れるバスルーム。

    清潔感溢れるバスルーム。

  • 小さな裏庭も。

    小さな裏庭も。

  • 静かで落ち着いた生活が垣間見れました。

    静かで落ち着いた生活が垣間見れました。

  • オクセンガッセからこんな通路が延びており、進んでみると・・・

    オクセンガッセからこんな通路が延びており、進んでみると・・・

  • 緑豊かな中庭に出ました。

    緑豊かな中庭に出ました。

  • ピンクのマロニエが咲いています。

    ピンクのマロニエが咲いています。

  • ヤコブ・フッガーさんの胸像もありました。

    ヤコブ・フッガーさんの胸像もありました。

  • お天気のいい日、ここで寛ぐのは最高でしょうね。

    お天気のいい日、ここで寛ぐのは最高でしょうね。

  • でも、日々観光客が押し寄せるのは大変かな。<br />かくいう私もその一人ですが。<br />

    でも、日々観光客が押し寄せるのは大変かな。
    かくいう私もその一人ですが。

  • ワンちゃんを飼っている人もいるのですね。

    ワンちゃんを飼っている人もいるのですね。

  • このアーチは確か入ってすぐに見た場所。<br />ぐるりと一回りしたようです。

    このアーチは確か入ってすぐに見た場所。
    ぐるりと一回りしたようです。

  • あの小さなマイバウムも見覚え有り。

    あの小さなマイバウムも見覚え有り。

  • この場所で居住者の皆さんが集われることもあるのでしょうね。

    この場所で居住者の皆さんが集われることもあるのでしょうね。

  • ゆっくり見学させていただきました。<br />時刻は17:30過ぎ。少し早いですが、町を歩いてお夕食へ参りたいと思います。

    ゆっくり見学させていただきました。
    時刻は17:30過ぎ。少し早いですが、町を歩いてお夕食へ参りたいと思います。

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