2019 チロルでハイキング三昧！ウィーンで博物館めぐり♪（６）最奥ツェム谷で石探しハイキングとクラウゼンアルムのヨーデル♪

2019/08/27 - 2019/08/27

2019年夏休み，みさぱぱ夫婦はまたまたオーストリアへ，チロルのツィラタールZillertalとウィーンWienを訪ねました．今回はANAの羽田-ウィーン直行便でチロル10泊＋ウィーン4泊の旅，チロルの山々のハイキングと古都の街歩き，そしてウィーンの博物館・美術館めぐりを存分に楽しみます．チロル滞在は日帰りで訪ねる目的地へのアクセスを考え，前半フューゲンに6泊，後半マイアホーフンに4泊と分けました．

第6日目（8月27日）はツィラタール最奥の谷のツェムグルント（谷）へホテル主催の石探しハイキングへ行きました．みさぱぱらは，これが楽しみでこのホテルを利用しているといっても過言ではありません．今年はツェム川のどの河原で探すのかとても楽しみです．そうそう休憩するクラウゼンアルムでのご主人の歌声を聴くのも楽しみのひとつです．

----- 旅のお品書き -----

■8月22日(木)　いざチロルへ！ANA直行便とレイルジェットでツィラタール入り
（宿泊ホテル：Aktiv und Welnesshotel Haidachhof 6泊）
■8月23日(金)　予行演習？霧のフューゲンベルクをハイキング♪
■8月24日(土)　中世のパイプオルガン響くクーフシュタイン城塞と街歩き
■8月25日(日)　中世の街シュバーツで銀鉱山の冷涼坑内トロッコツアー♪
■8月26日(月)　秘境気分を満喫！200m級断崖のクントラー峡谷ハイキング
→8月27日(火)　最奥ツェム谷で石探しハイキングとクラウゼンアルムのヨーデル♪
□8月28日(水)　晴天のシュピールヨッホ散策そしてマイアホーフン街歩き
（宿泊ホテル：Aparthotel Thalerhof 4泊）
□8月29日(木)　再挑戦！エーデルヒュッテをめざし登山ハイキング
□8月30日(金)　絶景！オルプラーヒュッテをめざし登山ハイキング
□8月31日(土)　パノラマ眺望！ペンケンベルクをハイキングで迷う？
□9月1日(日)　いざウィーンへ！街歩きそして3年振りアイスグライスラー
（宿泊ホテル：Boutiquehotel Stadthalle 4泊）
□9月2日(月)　理系好みのウィーン技術博物館と街歩き
□9月3日(火)　不思議なオーストリア応用美術館とピカソ絵画のアルベルティーナ美術館，窓口カフェへ
□9月4日(水)　定番！ウィーン自然史博物館とウィーン美術史美術館，オペラのライブビューイング♪
□9月5日(木)　帰国フライト，ウィーン空港（機中泊）～
　9月6日(金)　～羽田空港へ あ～あ帰国しちゃった！

いつもながら拙い旅行記ですが，最後までご笑覧頂ければ幸いです(^^)

エリア チロル(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

最終日，日中はホテル主催の石探しハイキング，夜は街の音楽会に参加します．昼間はたくさん歩くので少々多めに朝ごはんを頂きます．

Aktiv- und Wellnesshotel Haidachhof ホテル

この日の朝のメッセージボードには「10時，ツェム谷へ石探しハイキング，15時半戻り予定，楽しみましょう！」と書いてありました．予定どおりです．

Aktiv- und Wellnesshotel Haidachhof ホテル

お天気は快晴！
ホテル玄関前に参加者が集まっています．みさぱぱ夫婦はホテルオーナーの車に同乗させて頂きました．

Aktiv- und Wellnesshotel Haidachhof ホテル

出発前のホテル玄関前にて，オーナのハインツさんによるブリーフィングです．
ハインツさんは左脚アキレス腱を痛めていますが...みさぱぱ夫婦は乗せてもらうことになっているのですが，車の運転は大丈夫かしら？
予定どおり10時に出発しました．

Aktiv- und Wellnesshotel Haidachhof ホテル

11時半頃，ツィラタール最奥にあるシュリーガイスシュタウゼーSchlegeisstauseeへ行く有料道路ツィラターラーシュトラーセの料金所からちょっと行った左にツェム谷Zemmgrundへの入口に到着です．．ここに車を駐めてツェム谷へ入ります．クラウゼンアルムKlausenAlmの案内板がありました．

ツェム谷へのアプローチを歩き始めました．

最後尾を歩いているみさぱぱです．写真の奥がツェム谷の入口です．素晴らしい天気になりました．

丁度，こちらの方向（林の向こう側）にアルペンガストハウス ブライトラーナーAlpengasthaus Breitlahnerがあります．

この谷の奥には氷河があり，有名なベルリナーヒュッテ Berlinerhutteがあります．

それにしても素晴らしい天気になりました．写真の右側の丘のような場所はマーモットの生息地です．

ツェム谷の奥へ向かい歩きます．

大きな岩塊に寄り添うようにあるクラウゼンアルムKlausenalmが見えてきました．

クラウゼンアルムの手前にある大きな岩と立て看板です．

看板には...あらら，選挙用カードがぺたっと張ってありました．

クラウゼンアルムは帰りに立ち寄ります．

左足にギプスをして歩いているのがホテルオーナーのハイツさんです．フットボールで左脚アキレス腱を痛めたようです．こうなるともうプロフェッショナルですね．

ツェム川 Zemmbachは水量が多い清流です．

天気が良すぎて色が飛び，撮影が難しいです．

山から流れ出てくる冷たい清流です．この水は飲めました．

清流はツェム川へ流れていきます．

写真ではちょっと遠目ですが，銀色に輝く花 チャボアザミ Siberdistelも咲いていました．

谷間の崖には名も無い滝がたくさんあり，結構な水量が流れ落ちています．

目的の河原に到着です．どうやら2016年に来たときと同じ場所です．早速，参加者は足下を見ながらお好みの石を探します．

河原でお気に入りの石を探します．

おおっ！さっそく足下の砂場に緑色の脈のある石が埋まっています．ちょっと大きすぎて採れないです．

下流方向の様子です．

緑色の石ころを発見！緑閃石でしょうか．

スタート地点からかなり上流側へ歩いてきました．

ツィラタール独特の模様（妻曰くひじき模様，本当は角閃石です）のある石です．

小さなアルマンディン（石榴石）が入っている石です．

緑色は緑閃石を含む石，手前の白いのは石英（成分的には六角の水晶と同じ）でしょう．

晴天の下，新鮮な空気とアルプスの雄大な姿に囲まれながら石拾い...贅沢ですね．

戦利品（石ころ）を背負ったみさぱぱです．

戦利品（拾った石ころ）はホテルのノベルティグッズの一つであるリュックサックへ入れて運びます．

拾った石ころでリュックサックはずっしり重たいです．

一方，妻は軽い方のリュックを背負います(^^;)
中にはキャリーを持参して持ち帰る人もいました．彼らは車で来ているからね．そりゃキャリーで運ぶ程度に重くても大きくても持って帰られるますよね．羨ましい限りです．

さて，クラウゼンアルムにて休息...みさぱぱはヴァイスビアを頼んだつもりが，何故かアルコールフリーのビール（ドイツのErdinger）が出てきました．まぁいいか...とそのまま頂きました．

妻はサイダーです．

ハインツさんからチロル地方お決まりのシュナップスが振る舞われ，乾杯です．妻はアルコールが飲めないので，みさぱぱが一気に2杯頂きました．

ビデオ撮影の準備が行われていました．

クラウゼンアルムのご主人がアコーディオンを持ち座っています．隣には見たことのない女性が立っていますが歌手でしょうか...

撮影開始直前のカメラワーク調整ですかね．

撮影開始，ラジカセからヨーデルの曲が流れてきました．クラウゼンアルムのご主人が歌っている曲です．
この後，私たちが帰る頃まで撮影が続いていました．

きれいなアルプスの山です．何千メートルあるんでしょうね．

私たちが帰る頃にも撮影は続いていました．

もう一度振り向くと...撮影はまだまだ続いているようです．

アルムの近くにあるちょっとした飾りもステキです．

祠ですが...あれ？なんか変かも

クラウゼンアルムを離れる妻です．

ツェム谷の入口付近に駐めた車へ向かいます．妻のリュックは軽くていいなぁ～

帰り道は場所によっては日陰ができています．

15時過ぎにはホテルに戻り，拾って来た石を並べて整理します．今回は磨いてもらわず，そのままの形でかつ小さめの石を持ち帰るつもりです．

部屋で一息ついたので，テラスにておやつ軽食を頂きます．

Aktiv- und Wellnesshotel Haidachhof ホテル

おやつの時間ですが，昼間はアルコールフライだったので，みさぱぱは夕食まで我慢できずツィラタールヴァイスビアを頂きました．

Aktiv- und Wellnesshotel Haidachhof ホテル

ホテルのレストランのテーブル席からの外の様子，18時半頃ですがまだまだ明るいです．

Aktiv- und Wellnesshotel Haidachhof ホテル

ホテル滞在最終日の夕食メニューです．

Aktiv- und Wellnesshotel Haidachhof ホテル

ワインはヴルカンラント・シュタイヤーマルク Vulkanland Steiermark産ソーヴィニヨン・ブラン Sauvignon Blancを頂きました．これ，とても美味しかったです．

Aktiv- und Wellnesshotel Haidachhof ホテル

いつものようにブッフェからお好みで頂いてきます．

Aktiv- und Wellnesshotel Haidachhof ホテル

みさぱぱの前菜はパンとバジルペストのトマトカプチーノTomatencappuccino mit Brotwürferln und Basilikumpestoです．

Aktiv- und Wellnesshotel Haidachhof ホテル

妻の前菜はバナナ ココナッツ ミルクドリンク Bananen-Kokosmilch-Drinkです．

Aktiv- und Wellnesshotel Haidachhof ホテル

みさぱぱの主菜はツィラタール地方の鹿肉 Hirschragout asu der Region Zillertalです．

Aktiv- und Wellnesshotel Haidachhof ホテル

妻の主菜はポルチーニ茸クリーム和えパスタ Bandnudeln in Steinpilz a la cremです．

みさぱぱのデザートは，桃スライスマリネと甘酸っぱいチョコレートムース Mousse von der Zartbitter-Schokolade mit marinierten Pfirsichspalten です．

Aktiv- und Wellnesshotel Haidachhof ホテル

妻のデザートは，ホイップクリームとアイスフルーツ Eisfrüchtebecher mit Schlagobers です．

Aktiv- und Wellnesshotel Haidachhof ホテル

みさぱぱ夫婦は仲良くなった二組のドイツ人ご夫婦と一緒にホテルを20時に出発しました．

Aktiv- und Wellnesshotel Haidachhof ホテル

音楽会は20時半から始まります．会場のFesthalleFügenは満員で人，人，人でした．

入場料は一人3ユーロで1ドリンク付きです．会場にいる日本人はみさぱぱ夫婦二人だけです（多分...）．以前，ツィラタールバーンのフューゲン駅で話しかけられたオランダ人が隣のテーブル席にいて，声をかけられびっくりしました．
みさぱぱはテーブルの向かい側に座った陽気なベルギーから一人で来た自称90歳（多分，80歳台かと思われますが）のおじいさんにドリンクを奢られました．

最後はチロル人なら誰でも知っている歌「Dem Land Tirol die Treue」です．
これは最高に盛り上がります．みさぱぱ夫婦は，この歌を一緒に歌うべくYoutubeで何回も聴き，フレーズを覚えました．流石に歌詞は覚えられないので，iPhoneに保存しておき，それを見ながら歌っていたら，ドイツ人から「あなた達すごいね！」と驚かれました．

拍手喝采！
チロルの人々による素敵な音楽会でした．帰りは23時近くになり，来るときと同じドイツ人2組のご夫婦と一緒にホテルへ戻りました．このご夫婦はとてもおもしろくて，彼らはiPhoneの翻訳ソフトを使い，ドイツ語→日本語へ翻訳した画面を私に見せてきて会話をしました．本当に楽しい人たちでした．

最後の夜のベッドメーキングです．ハートの形です．
明日朝，ここをチェックアウトして次の宿泊先マイアーホーフンへ向かいますが，その前に荷物を預かってもらいシュピールヨッホを訪ねてみることにしました．

Aktiv- und Wellnesshotel Haidachhof ホテル

この旅行記へのコメント （3）

• yoshieriさん 2019/11/17 21:45:21

  石の収集

  みさぱぱさん、こんにちは。
  並べられた石を見て、ほっこりしました。
  石の分からない人（私ですが・笑）からすると、ただの石にしか見えないのですが、きっとできる過程の違いとか、成分とか、貴重なものでしょうね。たくさんのコレクション、収穫でしたね、重いリュックもお疲れ様です！
  
  「Dem Lan Tirol die Treue」をYou tubeで聞いてみました。軽快な曲ですね。これを前もって調べていくなんて、すごいチロル愛です！地元の方にはうれしいでしょうね。
  
  yoshieri
  
  
  
  

  みさぱぱさん からの返信 2019/11/17 22:17:45

  Re: 石の収集

  yoshieriさん，こんにちは．
  
  メッセージをありがとうございます．
  石をご覧いただいて「ほっこり」されるなんて，
  いやぁ～yoshieriさんは石探しの楽しさが分かる方だと思いますよ．
  確かにおっしゃるとおり，石には生成過程や構成物質により多々種類が
  ありますが，見かけきれいいな石とか，おもしろい形の石等々，
  そんなアプローチで探すと意外にはまります．
  お近くの河原でも出来ます！　お試しあれ．
  
  チロル人なら誰でも知っている「Dem Land Tirol die Treue」は
  とても軽快な曲調ですが，実は戦争で引き裂かれた南チロル（現イタリア領の
  ドロミテ）を想う悲しい歌詞なんです．
  チロルの紋章は鷲なのですが，その片翼をもぎ取られてしまった！という
  悲哀がこもっている，でもそれをさらりと歌ってしまうところがチロル人
  らしいそうです．
  
  by みさぱぱ
  

  yoshieriさん からの返信 2019/11/18 18:12:29

  RE: Re: 石の収集

  
  みさぱぱさん
  
  そうでしたか。
  言葉がわからないので、行進曲のような軽快な曲調だけで判断してしまいました。
  そんな意味があったんですね。
  教えていただいて、ありがとうございました！
  
  yoshieri