2019/03/02 - 2019/03/17
2位(同エリア10件中)
ウェンディさん
- ウェンディさんTOP
- 旅行記379冊
- クチコミ2264件
- Q&A回答130件
- 2,142,964アクセス
- フォロワー349人
気が遠くなるほどの遠い昔。
地球の中の奥深くで生まれた小さな元素から、透き通った破片が生まれました。
破片は何万年という悠久の時間の中でゆっくりと成長し、クリスタル(水晶)へと変わりました。
やがて、地殻の変動と共に地中深く眠っていたクリスタルは、地球の大気の中へと顔を出しました。
真っ暗だった地中から出てきたクリスタルたちが見る、美しき大地の風景。
青い空と澄んだ空気。
その明るい光、煌めく星空の瞬きにクリスタルたちは、歓喜の声を上げました。
優しいお日様の光はクリスタルに反射し、結晶の表面には青い空の色が映り込み、クリスタルの谷は光り輝いていました。
剣の様に鋭い水晶の結晶はドラゴンの鱗の様でもあり、クリスタルの谷は輝く翼を有する龍の巣にも見えました。
誰にもその存在を知られずに存在していたクリスタルの谷
クリスタルの谷は長い間、平和の中にありました。
物欲を有する哺乳類がその存在に気が付くまでは…
ニンゲンと呼ばれる哺乳類がやってきて、永劫ともいえる長い瞬を生きるクリスタルを無残にも折り、持ち去ったのは、クリスタルの一生の中でもつい最近の事。
クリスタルたちは嘆き悲しみました。
輝く翼をもつ竜となり天へと駈け昇り、同胞を持ち去ったヤツラにクリスタルの剣で仕返しをしたいと…。
しかし、クリスタルは鉱物。
その場からは動く事すらできません。
ロライマ山に煙る霧雨は、クリスタル谷の水晶たちが失われた仲間を偲び、零す涙なのかもしれません。
[表紙写真: ロライマ山の中央部 クリスタルの谷にて撮影]
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
☆★☆2019年3月-ギアナ高地トレッキング 旅程☆★☆
・3/2 NRT18:25-DFW-MIA21:38 マイアミ宿泊
・3/3 MIA- BLA(ベネズエラ)プエルトオルダス宿泊
・3/4 Paraitepuiへ移動(9時間)パライテプイ宿泊
・3/5-3/11 ロライマ山 6泊7日 トレッキング
3/5 Day1:パライテプイ村→クカナン・キャンプ
3/6 Day2:クカナン・キャンプ→ロライマ・ベースキャンプ
3/7 Day3:ロライマ・ベースキャンプ→カラカス・キャンプ
□3/8 Day4:カラカス・キャンプ→The Prow→クワティ・キャンプ
□3/9 Day5:クワティ・キャンプ→プリンシパル・キャンプ
3/10 Day6:プリンシパル・キャンプ→クカナン・キャンプ
3/11 Day7:クカナン・キャンプ→パライテプイ村
・3/12 Puerto Ordasへ移動(9時間) プエルトオルダス宿泊
・3/13 エンジェルフォールへ カナイマ宿泊
・3/14 エンジェルフォール遊覧飛行 プエルトオルダス宿泊
・3/15 BLA18:00-MIA21:00
・3/16 MIA06:50-CHI-
・3/17 NRT15:30
☆★☆2019年3月-ギアナ高地トレッキング 旅行記☆★☆
【1】旅の序章 -アクセス・安全情報・トレッキング準備編
https://4travel.jp/travelogue/11487969
【2】ロライマ・トレッキング Day1 -プリプリ悪魔の洗礼
https://4travel.jp/travelogue/11491355
【3】ロライマ・トレッキング Day2&3 -魔境の台地へ
https://4travel.jp/travelogue/11524363
【4】ロライマ・トレッキング Day3(PM) -水溜まりの楽園
https://4travel.jp/travelogue/11525847
【5】ロライマ・トレッキング Day4 -世界の果てThe Prowへ
https://4travel.jp/travelogue/11536306
【6】ロライマ・トレッキング Day4&5 -サイバー攻撃で通信がダウン
https://4travel.jp/travelogue/11539851
【7】ロライマ・トレッキング Day5&6-不思議な絶景のロライマ山
https://4travel.jp/travelogue/11715107
【8】ロライマ・トレッキング Day6・7&帰路 -拷問坂を往く
https://4travel.jp/travelogue/11772791
【写真:トレッキング5日目の朝 ロライマ山ブラジル領の東壁より昇る朝陽】 -
2019年の3月に相棒と二人でチャレンジしたロライマ山のトレッキングは、毎日が波乱万丈で、7日間のトレッキング中で退屈する瞬間は一度も有りませんでした。
トレッキング中、様々な体験をしてきましたがトレッキング中盤の4日目・5日目に味わったのは非日常過ぎる経験。
それは、まさか一国の大統領がそこまでする!?というもので、ガイドから起きてしまった事実を聞いた時は、私自身が頭が真っ白になり軽くパニックを起こしそうになった程でした。
幸い元来が楽天的な私だったので立ち直りも早かったですが、まさかまさか…の事実が次々と明らかになり、独裁者国家;ベネズエラでは、国が発表する情報でもどこまでが本当で何処からが操作された情報なのか…その真偽を判断することが難しく、正確な情報を1つ手に入れるのも大変だ!という事を実感しました。
ベネズエラ旅行記-6は、ガイドが衝撃の発言をする場面から始まります。
そして、ロライマ山の中央部にある秘境;クリスタルの谷の紹介も・・・。
失われた世界“The Lost World”の不思議な大自然と、汚れた国家のトップの発言・・・。
ロライマ山での日々は、想定外が満載でした。 -
2019年3月8日 ロライマ山トレッキング4日目 午後
トレッキング4日目の午後、ロライマ軍艦の舳先であるThe Prowで歩き出す準備をしていた私たちは、ガイドから衝撃の発言を聞かされた。
ガイドのFelixが私たちに語った言葉は、
それは「クレイジー・マドゥーロが、遣りやがった」というもの。
マドゥーロはベネズエラの独裁者であり国の権力を全て牛耳っている大統領なのだが、その状況はここ何年も変わっていない筈。
そのマドゥーロが、いまさら何をやったのだろうか?
(写真:ロライマ山北端 ガイアナ領The Prow) -
イチオシ
ガイドのFelixの言葉「クレイジー・マドゥーロが、遣りやがった」の意味が分からなかった相棒と私は、とりあえずそのマドゥーロ大統領が何をやったのかを尋ねたのだが、
その答えはまさか、そんなことが・・・ある筈ないでしょ!
でも、独裁者政権のベネズエラならばありえてしまうかも…という内容だった。
Felixが言うには、昨日から衛星電話の調子が悪く地上との交信ができない状態が続いている。
最初は岩陰だったので衛星からの電波状態が悪いのかと思っていたのだが、ロライマ山頂の遮るものがないThe Prowの場所でも衛星の電波を掴まえることができない。そして、電池を交換しても状況は変わらない・・・と云う事は、考えられることはただ1つ!
西側諸国からの内政干渉に業を煮やしたマドゥーロ大統領が、ベネズエラ国内に西側諸国からのまっとうな情報が入ってこない様に、そして、ベネズエラの国内情報が西側へと漏れ出ないようにと通信衛星のベネズエラ中継地点の回路を遮断してしまった!
(写真: The Prowの先端から雲海に浮かぶテプイを眺める) -
まさか、そんなことが・・・あるはずがない。
ベネズエラ大統領が衛星通信の回線を切るなんて、そんなこと…。
一国のまともな大統領ならばするわけない所業だが、Crazyならば考えられなくもない。
ともかく衛星電話はある意味、私たちの命の通信の様なモノ。
この衛星電話を通して、ガイドは私たちの状況を逐次エージェントのボスに伝え、そしてエージェントからも最新の情報を貰っていたのだが、ロライマ山頂域に入って2日間、その通信が途絶えてしまっていた。
衛星電話が使えないという事は、ロライマ山をトレッキング中の私たちの身に何か事故がおきたとしてもソレを地上に伝える手段がなく、私たち自身も信頼できる筋からの情報を得ることが出来ないことを意味する。
(写真:Felixの話を聞きながら、The Prowの景色を眺める。
絶景に心ときめき☆彡、陥った状況に心臓のビートが早くなり、心拍数上昇中) -
ガイドのFelixは自国の大統領に対し憤慨しているし、衛星電話の回線が大統領により切られてしまったという情報を聞いた私たちもかなり動揺した。
だけれど私たちが狼狽え、この先どうすべきなのかを考えたとしても、この時に我々が居たのは地上から遥か切り離され、文明の手が届かないTHE LOST WORLD・・・失われた世界だ。
相棒や私がちっぽけな心を悩ませても切断された衛星通信の回線が復活する訳では無いし、この場所で私たちが平常心を失う方が、よっぽど状況としては危険。
今、悩んでも仕方がないことは心の隅に畳んでおき、危険が無く落ち着ける場所に居る時にゆっくりと開いて、再考すべき。
この状況で私たちが心せねばならぬことは、本日の宿営地であるクワティ(Coati)ホテルへと無事に帰ること。
この先の未来に何かが起きるとしても、それと今は別。
Lost Worldから現実世界へと戻った時に、その時に起きていることの対処方法を考えるしかない。
そう話し合った私たちは、心を落ち着け、危険な岩場を抜けるクワティ・ホテルへの帰還ルートを歩き始めた。 -
イチオシ
この日は朝から気温がうなぎ上りだったので、午後は雲が出て一雨来るかと思っていたのだが、予想に反して午後になってもテプイの上は晴れ。
テプイの水たまりは水鏡となり、空に浮かぶ雲を映し出していた。
それを見て、クレイジーな大統領がやったことに対し「どうしよう」と悩むことがなんとなく馬鹿馬鹿しい気分になってきた。
自分の力ではどうしようも無いならば、今は状況に抗う時ではない。
起きたことを受け入れ、今出来ることをする・・・つまり、世界にここにしかない唯一のLost Worldを愉しむのが今の私のすべきこと。
元来が楽天的な私は、立ち直るのも早かった。 -
トレッキング4日目のこの日は、朝7時前にロライマ山頂のカラカス・ホテルを歩き始め、午前中にロライマ軍艦の船首に当たるThe Prowへと向かい、The Prowからの絶景をランチを食べながら堪能した。
そして、これからの午後はキャンプ地へと戻るだけだ。
戻るだけと言ってもコースタイムが3時間の岩場を歩く道なので、それなりに時間はかかる。 -
ロライマ山頂の南側(ベネズエラ側)は平地の部分とエッジとなった谷の部分がハッキリと分かれた丘陵地帯的な地形だったが、北側のブラジルやガイアナ側ではその景観がベネズエラ側とは異なっていた。
ガイアナ側のテプイには鋭くえぐられた谷は見られずに、その代わりに平らな窪地が広がり、その窪地の底には水分を多く含んだ砂が集まり植物の繁茂する緑地帯を作り出していた。
緑地帯にニョキニョキ生えているように見えるキノコ岩は、もともとは大きな岩だったのにその柔らかい部分が浸食され、コアの堅い部分だけが残ったのだろう…と推測される形。
ロライマ山は元々が大きな一枚岩が浸食されて出来たテーブル・マウンテン。
理論的には、山頂部分ではベネズエラ側もガイアナ・ブラジル側も基本は同じように岩の浸食が起こる筈なのだろうが、風向きや台地の僅かな勾配差で、その岩の浸食度合いには1000年単位の時差が生じているのかもしれない。 -
そんな岩の浸食度合いが異なるロライマ山の山頂では、自然が作り出した芸術作品があちこちにゴロゴロ。
取り残されたような大きな岩が乗っかるのは、突き出た二本の足の上。
そしてその大岩の上には、二片の岩がまるで誰かが故意に乗せたかのようになっていたが、これ全てが自然の仕業だそうだ。 -
歩きながら周りを見渡すと、どうしてこんな形になったのだろうかと首をかしげたくなる様な自然が作り出したアートが沢山あった。
-
台地に突出する大きな丸岩の近くでガイドのFelixが足を止め、ちょっとこれを見て欲しいとあるモノを手渡してきた。
-
手渡されたのは割れて中が空洞となった石で、外側はロライマの山頂にゴロゴロしている黒岩と似ているのだが、その割れた内側は赤茶色を呈していてロライマ山頂では見かけない感じの質感。
確かにこの辺りでは珍しい石かもしれないけど、コレがどうしたというのだろう?
ガイドのFelixが主張するには、多分だがこの小さな石は隕石ではないか…ということだった。
Felixがこの石を見つけた付近には同様の石が落ちてはおらず、石自身も内部が空洞となっている割には質量があり、明らかにこの辺りの岩とは種類が異なると言っていた。
隕石だとしたら下界に持ち帰り、組成分析すればかなり面白い結果が得られそうなのだが、ロライマ山域では、山にあるモノは小石1つでも持ち出してはいけないという厳しいルールがあり、私たちはそのルールに従う義務がある。
残念だが、見つけた隕石も最初にあったその場に置いてこなければならなかった。 -
The Prowから歩き始めて2時間強で、午前中に荷物をデポしたこの日のキャンプ地であるクワティ(Coati)・ホテルへと帰ってきた。
(ロライマの山頂ではキャンプ地の事を全てホテルと呼ぶのが現地での習わしだ)
写真の岩山の何処がキャンプ地なの?と思うかもしれないのだが、その入口は隠れた場所にある。
写真左の部分。
黄緑の草と黒い岩の間に細い道があるのが分かるだろうか。
そこがホテルのエントランスだ。 -
エントランスの細道を進むと、ホテル内部に続くゲートがある。
-
ゲートをくぐると、ホテル内部は鍾乳洞と岩の柱が作りあげた巨大な空間(写真は午前中に撮影)で、天井は高く3m程度の高さがあり、閉塞感は全く無い。
-
私たちがクワティ・ホテルへと帰り着いたのは15:20。
その頃にはホテルに残ったポーター3人がテントを組み立て終わり、巨大空間には私たちの居室が完成していた。
この日は朝から33kmのロングトレックを歩いて足がクタクタだったのだが、“ホテルの周囲の湿地帯は食虫植物の宝庫”だと教えてもらっていた私が、このまま居室テントでのんびりとしている筈は無い。
靴をトレッキングシューズからスニーカへと履き替え足を軽くしたら、植物観察へと出発! -
イチオシ
ホテルの岩場を廻りこんだら、そこは食虫植物の群生地で、壺状になった葉の内側に昆虫を誘い込むウツボカズラの仲間のHeliamphora nutansが沢山生えていた。
食虫植物のウツボカズラは世界中に分布しその種類も様々だが、Heliamphora(ヘリアンフォラ)はギアナ高地でしか見ることのできない、ウツボカズラの中でも独自の進化を遂げた特殊な植物だ。
そして、このHeliamphoraは私がロライマの山頂で会いたかった植物の1つでもあったのだが、昨日とこの日の午前中に居たベネズエラ側ではその生息数が少なく、見ることができなかった。 -
この日、Heliamphoraに出会ったのは2回目。
1回目は午前中で、ガイアナ領のThe Prow付近でだが、そこにあったのは小さな株の集まりだけ。
でも、ここは違う。
岩陰の湿原はウツボカズラがびっしりと群生するお花畑で、その景色は壮観だった。 -
このHeliamphoraだが、下界で進化を遂げたウツボカズラとは一つだけ違うところがある。
それは、Heliamphoraは昆虫を消化する消化酵素を持たないという点。
通常、ウツボカズラと言う単語から連想するのは壺の中の腐敗臭を放つ消化液だが、Heliamphoraは蜜の薫りを餌にし壺の中に昆虫を誘い込むものの、その中の水はただの雨水で消化液ではない。
Heliamphoraはバクテリアの力を借りて水の中で腐敗した昆虫の体を分解し、その栄養を吸収しているそうだ。 -
ウツボカズラと言えば、昆虫を落としこむ壺のみがクローズアップされがちだが、よく見ると壺の遥か上部に何やらベル型のモノが…。
そう、実はHeliamphoraはかなりカワイイ花を咲かせる。
同じ食虫植物であるモウセンゴケのDrosera roraimaeも可憐な花だが、Heliamphoraだって負けてはいない。 -
湿原で食虫植物を堪能した後は、今度は私たちが湿原を愉しむ番。
いったんテントに戻り、必要なものをビニル袋に入れて、テントから徒歩10分の湿原へと向かう。 -
相棒と私が向かったのは、湿原の中にある天然プール。
皆にジャグジーと呼ばれている場所だ。
ロライマ山の山頂では低い部分に水が流れ込み、そこに水たまりが生まれる。
特にブラジル側は小さな水たまり、それも深さ50cm程度のものがあちこちにあり、そこは時としてトレッカーの為の水浴び場;ジャグジーとなる。 -
イチオシ
私たちも、ここでは日本式に全部を脱いでチャポン。
標高が高いこのエリアでは、小さい吸血昆虫のプリプリもいないので安心して水に浸かることが出来る。
炎天下を歩き、汗をタップリとかいたこの日、ジャグジーは自然からの最高の贈り物。
温泉の様に筋肉痛を取る様な効果は無いが、冷たい水で体を洗えるだけでもありがたかった。
(飲食用の水を採取するための水たまりもあるが、そこはジャグジーとは離れた場所にある。この辺りの水場で、何処が綺麗な水なのかはポーターが心得ている) -
ジャグジーで汗を流してキャンプ地へと戻ると、オヤツのポップコーンと暖かいココアが出来上がっていた。
日中は30℃近くまで気温が上がるロライマ山の山頂だが、ジャグジーから出た17時近くでは気温も下降曲線を辿っていて20℃を下回っていた。
だから、暖かいココアと出来立てのポップコーンは何よりのおやつだった。 -
ココアとポップ・コーンで躰を温めたら、再び外へ。
キャンプ地であるクワティ・ホテルの洞窟探検へと出かける。
このクワティ・ホテルの洞窟だが、実はここの岩の中に空洞を発見しキャンプ地として使えるように整備したのは、私たちを案内してくれているポーター・リーダーであるオラリオ父さん。
この洞窟は、オラリオがまだ結婚する前、血気盛んな若者だったころにロライマ山頂を探検していて見つけた洞窟で、その時に洞窟の奥にCoati(クワティ)と呼ばれる野生動物の骨があったので、この場所をクワティ・ホテルと名付けたそうだ。 -
洞窟の中は入り組んでいて、斜めに射しこんだ陽光がその中を美しく照らし出していた。
-
一方、陽があたらない洞窟の中央部分はちょっと薄暗くってヒンヤリ。
洞窟は奥が深く、子供だったら1日でも楽しく遊べそうな感じだった。 -
18時、夕陽が傾いてきたころ、ポーターのアレックスから「見せたい景色があるのだけど、疲れていないならば行きませんか?」とのお誘い。
連れて行かれたのは、キャンプ地から歩いて15分のロライマ山の東端の壁。
夕方になり気温が下がってきたことで、ロライマ山の東壁を覆い尽くしていた雲が切れ始め、崖下のブラジル側の密林が見えていた。 -
東壁側は夕陽が沈む方向ではないので夕焼けは見えないが、Roraimiha(別名Wei-Assipu)と呼ばれる小さなテプイやジャンブルの姿が夕闇の中に浮かびあがっていた。
これだけでも感動的な景色だったのだが、ポーターのアレックスが言うには「明日の朝に早起きできるならば、もっと素敵な景色が見られる」とのことだった。 -
そして、翌朝の風景がコレ。
2019年3月9日 ロライマ山トレッキング5日目。
4:50に起床した私たちはまだ夜も明けぬテプイの上を懐中電灯の明かりを頼りに歩き、昨夕に訪れた東壁へとやってきた。
引率してくれたのは、昨日の夕方と同じ、ポーターのアレックスだ。 -
イチオシ
アレックスは私たちよりも30分も早起きして、お湯を沸かしモーニングコーヒーを淹れ、ポットに入れてロライマの東壁へと持ってきてくれた。
相棒、私、アレックスの3人で乾杯!
私たちが無事にロライマの山頂で過ごせていることに、ロライマの山神の加護に感謝をこめて、Salud!と、珈琲を飲み交わした。 -
6:15
雲海に覆われた東の空の藍色がゆっくりとオレンジ色へと変わっていく。 -
ロライマの東壁から眺めるギアナ高地の夜明けだ。
-
雲の上から顔を覗かした朝日が、ロライマの台地をオレンジ色に染め上げた。
-
ロライマ山とクカナン山でしか見ることのできないStegolepis Guianensis(ステゴレピス・ガイアネンシス)が朝日の中に浮かび上がる光景も、朝のほんのひと時しか見ることの出来ない景色。
トレッキング5日目の朝も、最高の景色から始まった。 -
すっかり太陽が昇りきった6:40にキャンプ地のクワティ洞窟へと戻ると、朝食の準備が出来上がっていた。
この日の朝はベネズエラの母の味;アレパとチーズが朝ごはんだ。 -
朝食が終わったらすぐに歩き始め。
炎天下の中を歩く1日となるので、出来るだけ涼しい時間に歩き始める方が体力の消耗が少ない。
キャンプ地の出発は7:10だ。 -
この日に歩く行程は、ロライマ山頂のど真ん中にあるクワティ・ホテルから南端にあるプリンシパル・ホテルまでの15kmルート。
-
ブラジル側からスタートし、トリプル・ポイント(三国国境)を超え、ベネズエラ側へと抜け、南端にあるマーベリック・ポイントの真下まで歩く。
-
その途中に何カ所か寄り道をするのだが、最初の目的地はクワティ・ホテルから30分もかからない場所。
-
黒い岩壁の間を抜け、白い石ころが転がる細い道を歩いて行く。
-
足元の白い石ころだが、実はこの石ころはただの砂利石ではない。
石の一粒・一粒をよく眺めると、それぞれが結晶形をとっているのが分かる。
私たちが一歩を踏み出す度に足元でジャリジャリと音を鳴らす白い石。
それはクリスタル;水晶だ。 -
ちょっと大きめの割れている石を手とり、その断面を見ると、まるでタケノコのように水晶が生えていた。
私たちがやってきたのは、通称、クリスタルの谷(水晶谷)と呼ばれる水晶の鉱床が地上に露出している場所で、辺り一面を水晶の結晶石で囲まれたエリアだ。 -
クリスタルの谷には小川も流れているのだが、その川底の石も全てが水晶で、その一粒一粒が水の中でキラキラと輝いていた。
この水晶の川を見た時にふと頭に浮かんだのが、宮沢賢治の本“銀河鉄道の夜”に出てくる描写で、確か【白鳥の停留所】章のお話。
銀河鉄道に乗り込み、白鳥の停留所で降り立ったジョバンニとカムパネルラの二人が、水面が光り輝く川を見つけ、川底の石を掬い取るとその石が全て水晶だったという内容で、子供心に水晶が流れる川ってどんななのだろうかと夢想していたのを何十年かぶりに思い出した。 -
私も二人の登場人物の真似をして、川の中から小石を拾い上げて、手の中で転がしてみた。
物語の様に、川の水に手をつけても水面が光り輝くことはなかったが、手に取ったヒンヤリとした水晶の肌触りはいつもの川遊びの時に触る小石とは異なっていて、デジャブの様な不思議な感覚を味わった。 -
水晶は石英成分の多い透明度の高いものから、ローズ・クオーツの様なピンクが入った石まで様々な石がテプイの上に無造作に転がっていた。
-
イチオシ
私にはスピリチュアルな感性など全くないが、クリスタルで包まれた谷の中にいると、何だか気分が落ち着いてくる感じ。
美しい石にはヒーリング効果があるのかもしれない。 -
下界から切り離され、長い間、人に知られることもなく存在していた孤高の山;ロライマ山。
人間がその山頂へと登ることのできない険しさを有していたが故に、手付かずの美しいクリスタルの景観が残されていた。
遥か昔、地球の創世記時代、
地面の奥深くで、熱い湯の中に溶け込んだケイ素がゆっくりと結晶化し成長した水晶。
Lost Worldの名にふさわしいその姿を、この地にいつまでもとどめておいて欲しいと願うのは私だけではないだろう。 -
ロライマ山域では、小石1つでも下界への持ち出しは禁止されている。
だから、ここで見つけた水晶も見ているだけだ。
しかし、世の中には心無い人達も多く、ガイドのFelixによれば、この場所から大きな水晶の塊がいくつも盗み出されているとの話だった。
その昔はタワーと呼ばれる高さ1mほどの水晶の巨大な柱があったのだが、それも何者かによって持ち去られてしまったそうだ。 -
自然界に存在する”ケイ素”
そのケイ素がゆっくりと結晶に成長していったロライマ山の水晶の姿は光の剣にも、竜の鱗にも見える。
盗掘者がやって来た時に、この結晶が翼へと変わりドラゴンの姿となりクリスタルの谷を守ってくれるならばよいのにね…と思うが、そんなことが起きるのはファンタジーの世界だけ…なのだろう。 -
ロライマの水晶は、ゴンドワナ大陸の名残を残すロライマの山頂にあってこそ存在価値があるモノで、下界に降ろしてしまったら、ただの小さな石英の結晶でしかなくなってしまうのだが、盗掘者にはその理屈は通用しない。
2億年前の大陸大移動の時に地上に押し出されたのかもしれないクリスタルの結晶に触れ、その感触を味わい、ロライマの台地の光景を網膜に焼きつけることができた・・・
私は、それだけで十分に満足だ。 -
クリスタルの谷があるのは、ロライマの山頂を三分割するベネズエラ・ガイアナ・ブラジルの国境線があるトリプル・ポイント(三国国境ポイント)のすぐ近くなので、国境ポイントにも立ち寄る。
国境を示すのは白い三角錐のモニュメントで、ベネズエラ側、ブラジル側・ガイアナ側でデザインが異なる。
写真はベネズエラ側の三角錐で、背後に広がるのは見たガイアナ領だ。 -
ブラジル側の三角錐デザインはベネズエラに比べるとシンプルだが、ガイアナ側の三角錐はひどかった。
-
ガイアナ側の三角錐にはその昔は何がしかのプレートが嵌めてあったらしいが、私たちが訪れた時には残っていたのはプレートがあった事を示す痕跡だけ。
世界遺産のギアナ高地なのにちょっとかわいそうな状態だったが、それぞれの国の状態を考えるといたしかたないのかもしれない。 -
せっかく、ベネズエラ・ブラジル・ガイアナの三国を分割するポイントに居るので、国境跨ぎをしようと思ったのだが、残念ながら地面の何処にも国の境を示すラインは無い。
何となくの方向を向いて、1人でトリプル国境跨ぎを実行。 -
ガイドのFelixにも笑われたし、私たちの周りを飛び回っていた小鳥にも怪訝そうな目で見られた。
-
トリプル・ポイント近くには、UMA化石が残されている場所がある・・・と言われている。
UMAとはUnidentified Mysterious Animalの略称で、有名なのは英国のネス湖のネッシーなどで、ロライマ山頂でのUMAは巨大人間の足跡。
平たい石の上に、いくつもの人間の足跡の様な窪みがある。 -
UMAの足のサイズは30cm~35cm位で、足のサイズから人間の伸長を再計算すると軽く2mは超えるらしい。
でも、UMAの足跡と言われるものは、どう見てもポット・ホール。
かつて川底だった場所が隆起などで地上に露出した時に現れる小石が作った窪みだ。
勿論、コレをUMAの足跡と教えてくれたガイドのFelixもコレが巨大人間のモノではないことは承知の話。
けっこう、みんな引っかかってくれるのだけど、君は最初からポット・ホールを知っているので信じてはくれなかったね・・と笑っていた。 -
トリプル・ポイントのベネズエラ側の東には大きな陥没穴がいくつもあり、台地に大口を開けていた。
ロライマ山にはまだ詳細な状態がわかっていない陥没穴や鍾乳洞が複数あり、その穴は全て地下で繋がっていると云われている。
私たちがロライマ山の山頂に居た時にも、ガイアナ側の山頂エリアで鍾乳洞の地質調査中の2名のベルギー人研究者の方が何カ月もキャンプを張り、作業を続けていた。 -
イチオシ
そして、この陥没穴の近くで出会ったのが、昨日にパライテプイ村を出発し走ってロライマ山頂まで登って来たという元気なペモン族のポーターの二人組。
(私たちが2日半かけて登って来たロライマ山をたった1日半で登って来たのだからペモン族の体力は凄い!)
この二人は洞窟調査のベルギー人の研究者のためにやって来たという。
ベルギー人の洞窟研究者も衛星通信を使って下界と通信していて、食料などの支援物資の連絡を衛星電話でしていたのだが、衛星電話が不通となり研究者二人への連絡が取れなくなり、彼らの安否確認のためにポーター2名が派遣されたという。
そして、私たちはこのポーターから通信衛星が使えなくなってしまった本当の理由を教えてもらった。 -
衛星回線が使えなくなった理由・・・それは・・・、
米国によるサイバー攻撃でベネズエラ最大の発電所のメイン・コンピューターがハッキングされ発電施設が使えなくなり、国中に電気が供給されない状況に陥り、通信衛星はおろか携帯電話すら使えない状況にある・・・とベネズエラ大統領が声明を出したということを。
まさかのアメリカの攻撃・・・ですか…。
さすがの私も、その理由には口がアングリ・・・。
金に目がくらんだおバカさんだとは思っていたけれど、自分の私腹を肥やすために国家予算を費やし、発電所の保守にお金をかけなかったために起きた事故の理由を他国のサイバー攻撃のせいにするなんて、さすがに引いた・・・というか、呆れた。
ガイドのFelixや一緒に話を聞いた私たちのポーターたちも引きつった笑いしかなかった。
ねぇ、大統領さん、
宇宙人や地底人による発電所攻撃の方が、まだ真実味があったかもしれないよ・・・。
前の旅行記↓ ロライマ・トレッキング Day4 -世界の果てThe Prowへ
【5】 https://4travel.jp/travelogue/11536306
次の旅行記↓ ロライマ・トレッキング Day5&6-不思議な絶景
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この旅行記へのコメント (4)
-
- mistralさん 2020/03/15 19:51:07
- クリスタル。
- ウェンディさん
お久しぶりです。
台湾の旅行記にご投票をいただき有難うございました。
秘境を巡る旅、素晴らしいです。
ギアナ高地のトレッキングをされたんですね。
テレビのドキュメンタリーで映像を見ることが出来ても
実際、そんな地を歩くことができるなんて想像も出来ませんでした。
表紙のクリスタルのお写真と、添えられたコメントにノックアウト!されました。
クリスタルの先端のほの青い色は、空の青を映しているんですね。
地中深いところで成長したクリスタルが、地殻の動きから地表に押し出されて
青い空に出会った!
地上は純粋なクリスタルにとっては災いの多い地であることがわかったことでしょう。
その地のものは持ち出しが禁じられているにもかかわらず、絶好のお金儲けのための
標的とされてしまった。
それでも沢山のクリスタルに出会われ、その美しさをそこで楽しまれたウェンディ
さんには、たくさんのgift があったことと想像しました。
ウツボカズラの群生や神秘的なクリスタルを拝見していると
国と国が争い、サイバー攻撃を仕掛けたりする行為はなんて浅はかなことかと
思えてしまいますね。
mistral
- ウェンディさん からの返信 2020/03/16 22:59:06
- RE: クリスタル。
- mistralさん こんばんは。
台湾は私にとって近いけれど遠い国で、行きたいけれどまだ行けていない異国です。
台湾旅行記というとグルメや鉄板の観光が多いのですが、日本人の偉業を紹介した博物館や二二八事件など初めて聞く事柄ばかりで、テッパン観光以外の台湾の別の一面をmistralさんの旅行記から教えてもらいました。
3月に訪れたギアナ高地。
経済的に不安定なベネズエラということで直前まで中止も視野に入れていましたが、結果オーライで、大自然の中で様々な出会いがありました。
心無い人間たちが折って持ち去ってしまった水晶谷のクリスタル。
水晶たちはロライマ山の山頂で陽の光を浴びてキラキラ輝くからこそ美しいのに、盗掘者にはただの金の成る石にしか見えないのでしょうね。
ギアナ高地の文明世界とは離れた自然の中にいると、通常意識しない人間の愚かさというものを痛切に感じることが多々ありました。
また、日本が世界の中ではまだまともな国であるということも、ベネズエラのマドゥーロ大統領の発言からも実感しました。
旅は自分自身や自分が所属する社会を見つめなおすことのできる最高の機会。
コロナ禍が早く収束するとよいですね。
ウェンディ
-
- no-9さん 2019/09/23 10:03:18
- 初めまして
- ウェンディ様
いつもワクワクドキドキしながら拝見しています。
旅行記からは自然(地球)や現地の方との交流をアグレッシブにでも丁寧に楽しんでいらしゃっる感じが伝わって来て、いつかこんな旅してみたいなぁといつも思います。
また訪問させて頂きます。
No-9
- ウェンディさん からの返信 2019/09/24 23:27:33
- Re: 初めまして
- no-9さん はじめまして。
旅行記を読んでいただいてありがとうございます。
今回のベネズエラ旅は25年間働いた自分への癒し・ご褒美旅の筈でしたが、その実は、毎日が波乱万丈の日々で癒しの要素はどこにもなく、アドベンチャーとドキドキが連続する旅となりました。
ギアナ高地はTVの自然特集でも紹介されることが多いエリアですが、やはり写真やTVで見る旅と自分が実際に身体を張る旅は異なり、予想していた以上に自然は厳しく、期待していた以上に現地を愉しみ、一緒に歩いたポーターの方たちとも親しくなれ、そして、考えさせられることも多い旅でした。
そんなギアナ高地旅の7日間トレッキングで訪れたロライマ山の頂で、私たちは人間のエゴが壊してしまった龍の巣を目の当たりにしてきました。
クリスタルの結晶が無残にも折られ、踏み荒らさらえた結晶がパラパラと地面を覆い尽くした水晶の谷。
自然をこよなく愛する人がいる一方で、そのかけがえのない自然をビジネスチャンスとしてしか見ることのできないヒトもいます。
欲に支配されたヒトには、自然のもつ美しさや、一度壊した自然を元に戻すには気の遠くなるような長い時間が必要である・・・ということを理解する知性は残されていないのでしょう。
しかし、欲があるから、向上心があるからこそ、進化を遂げてることが出来た私たち;人間。
私たちが上を目指す気持ちを失ってしまったら、人間は退化をし始めるのかもしれません。
歴史を紐解き、自然を求めて旅をすることの多い私達ですが、毎回の旅で、いろんな矛盾点を突き付けられ、正解のない問答に小さな脳みそを悩ませています。
そんな独り言の様な文章を旅行記にツラツラと綴ることも多く、他の方の旅行記とは少し毛色の違う部分もあるかと思いますが、お暇な時にでも旅行記を眺めていただければ嬉しいです。
ウェンディ
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