2019　スイス、イタリア鉄道紀行（11) 　　 予定変更して訪れたトゥーンは最高でした

2019/05/01 - 2019/05/01

初めてのスイス、イタリア旅行はチューリッヒから鉄道を利用してミラノへ、
その後別のルートを利用して再びチューリッヒに戻るコースでした。

●今回の旅行記は6日目の後半。中世の街トゥーンへの日帰り旅の様子です。

+++ルート概要++++++++++++++++++++++++++++++++
初日 ： 香港-チューリッヒ　　　　　　　　　　　　　　　（夜行便）
2日目： チューリッヒ空港駅 - クール ‐ティラーノ-ミラノ　〈ミラノ泊〉
3日目：　ミラノ-ベネチア-ミラノ　　　　　　　　　　　〈ミラノ泊〉
4日目：　ミラノ-インターラーケン-グリンデルワルド-ハーダークルム
　　　　　-　グリンデルワルド　　　　　　　　〈グリンデルワルド泊〉
5日目：　グリンデルワルド-ツェルマット-ゴルナーグラート-
　　　　　ツェルマット-グリンデルワルド　　　〈グリンデルワルド泊〉
6日目：　グリンデルワルド-クライネシャイディッグ-トゥーン　　　
　　　　　 -グリンデルワルド　 　　　　〈グリンデルワルド泊〉

　　　→今回はココ。 インターラーケンオストから３０分ほどで行ける
　　　　トゥーンへのショートトリップです。

-------------------------------------------------------------------------

7日目：　グリンデルワルド-ルツェルン-チューリッヒ空港駅　
　　　　　チューリッヒ-香港　　　　　　　　　　　　　　　（夜行便）
8日目：　　香港着
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

エリア トゥーン(スイス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

６日目の後半です。インターラーケンオストに着いたら今日もランチは駅前のCOOPレストランで。スイスは物価が高いのでこのレストランは助かります。

駅に戻って、12：30発Basel行インターシティに乗車。始発でしたし、お客もまばらだったので楽に着席できました。

二等車車内はこんな感じ。始発で荷物が軽いときは二等車でも十分ですね。ボックス席でテーブルと電源がついていました。しかし、途中Spiezで満席になりました。

30分ほどの乗車でトゥーンに到着です。

インフォ―メンションで地図がもらえるということだったので向かったのですが、あいにく昼休みで閉まっていました。が、手前のチケット売場のラックに地図があったので助かりました。

地図を頼りに旧市街へ。青い水をたたえたアーレ川の橋を渡ります。

橋を渡ったところは中州になっていてさらに進んでふたつめの橋からガイドブックに載っている水門が見えました。水門は帰りに寄ることにして先を急ぎます。

橋を過ぎると突き当りが三差路になっていて左に行くと旧市街です。Obrere Haupt gasse　という通りで途中から歩道が建物の二階部分になっている珍しい通りです。

道の両側は商店街になっています。多くの店の入口は二階部分にあってショーウィンドウがヨーロッパらしくお洒落に飾られていました。

歩道が2階になっているのは数百ｍぐらいでその先は普通の石畳道になっていました。さらに進むと広場があり何かイベントをやっています。昼間っからビールを楽しむ人たちがちらほら。いいなあ。

広場の反対側から山のほうを見上げるとお城が見えました。

横の階段を上っていくと城に行けそうなので途中まで階段を登ってみましたが、きつそうなので断念しました。

先ほどのObrere Haupt gasseを反対側を戻って歩いていたら水飲み場を見つけました。試しに一口飲んでみたら冷たくておいしい。ちょっと汗ばむぐらいの陽気でしたので丁度よい水分補給ができました。ペットボトルの湯冷ましを全部捨ててここの水に入れ替えました。

城への案内板があります。が、このルートもきつそうなのでパス。
地図によるとこのあたりに上に登るエレベーターがあるはずなのですが。

結局車道を通ってゆるやかな坂道を上って行くこと数分。教区教会の入口が見つかりました。

教会への道を歩いていくと眼下にこんな素敵な眺めが。

教堂への階段を上っていくとそこが絶好の展望スポットになっていました。眼下に旧市街、その向こうにトゥーン湖、そして雪山とコントラストが素晴らしい。まるで中世の時代にタイムスリップしたような光景です。

丘の上にも水飲み場がありました。市内にいくつも水飲み場があります。いずれも冷たくておいしい。これが本当のアルプスの天然水ですね。

教会から歩いて数分、トゥーン城に到着です。

お城の中庭。アーチの向こうはカフェになっていました。城の中は博物館でしたが今回は時間があまりないので入りませんでした。

城の塔。旧市街から見上げていたお城の部分です。

外観だけ眺めて道を引き返します。同じ道でも行きと帰りでまた違った趣があります。

教会へ戻る手前で旧市街に降りるエレベーターがありました。自動販売機があったのでエレベーターのチケットかと思いましたが、中にある駐車場関係のチケットのようでした。

エレベーターで一番下まで降りるとその先はトンネルのような通路になっていて、その出口がココ。さきほど通ったObrere Haupt gasse　でした。なぜ入口が見つからなかったかと思ったら入口は車道部分つまり一階にあったのです。往復ともに二階を歩いていたので気づかなかったというわけです。

水門近くまで戻ってきました。河畔にアイスクリームの店があったのでひと休み。ベネチアを訪れたときは肌寒くてジェラートを食べる気分ではありませんでしたので、今回の旅では初アイスです。

水門の中です。通れるようになっていました。

湖側は穏やかですが、反対側はこのようにダムになっています。敵がやって来た時水をせき止めて街を守るために作られたそうです。

駅に戻る途中、また水飲み場を見つけました。ひとつひとつ個性があって洒落ています。

この先、ガードの左側が駅です。

トゥーン駅の切符売場。結構混んでいて待たされました。奥がインフォーメーション、この時間は開いていました。

トゥーン15：23発のユーロシティに乗って帰ります。復路はは途中から乗車するので、一等席にしました。ひじ掛けを持ち上げると電源がありました。

インターラーケンオストでBOBに乗換えます。一等車は最後尾の12席のみ。

BOBの電車にもトイレがついていました。

川沿いを走ります。

帰りも代行バスに乗換えてグリンデルワルドに戻ってきました。なんと気温21℃。2日前は9℃でしたからびっくりです。

雨の場合に備えてトゥーンかベルンを代替ルートとして考えていたのですが、トゥーンにして大正解でした。現地滞在二時間半ほどでしたが主なところは回れましたし、何よりも天候に恵まれて最高の景色を堪能することができました。ツアー客がいないのもポイントですね。