2019　スイス、イタリア鉄道紀行（9） 　　日帰りでマッターホルンを見てきました　～　後編

2019/04/30 - 2019/04/30

初めてのスイス、イタリア旅行はチューリッヒから鉄道を利用してミラノへ、
その後別のルートを利用して再びチューリッヒに戻るコースでした。

●今回の旅行記は5日目。グリンデルワルドからマッターホルンへの日帰り旅
　後編です。

+++ルート概要++++++++++++++++++++++++++++++++

初日 ： 香港-チューリッヒ　　　　　　　　　　　　　　　（夜行便）
2日目： チューリッヒ空港駅 - クール ‐ティラーノ-ミラノ　〈ミラノ泊〉
3日目：　ミラノ-ベネチア-ミラノ　　　　　　　　　　　〈ミラノ泊〉
4日目：　ミラノ-インターラーケン-グリンデルワルド-ハーダークルム
　　　　　-　グリンデルワルド　　　　　　　　〈グリンデルワルド泊〉
5日目：　グリンデルワルド-ツェルマット-ゴルナーグラート-
　　　　　ツェルマット-グリンデルワルド　　　〈グリンデルワルド泊〉
　　　　→今回はココ。ゴルナーグラートからのマッターホルンの眺めです。

6日目：　グリンデルワルド-クライネシャイディッグ-トゥーン　　　
　　　　　 -グリンデルワルド　 　　　　〈グリンデルワルド泊〉
7日目：　グリンデルワルド-ルツェルン-チューリッヒ空港駅　
　　　　　チューリッヒ-香港　　　　　　　　　　　　　　　（夜行便）
8日目：　　香港着
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エリア ツェルマット(スイス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

グリンデルワルドから列車を乗り継いで、マッターホルンが望めるゴルナーグラート（3130ｍ）へやってきました。
駅前広場から右手を見ると展望デッキのようなものが見えたので行ってみることにしました。

そこは展望デッキではなくて、線路を渡る跨線橋でした。ここからの雪山の景色も見たことがないような素晴らしい眺めです。山にかかる雲が幻想的です。

少し雲が取れてきたマッターホルンです。どこからも山の形がはっきり見えますので何枚も写真を撮りたくなります。

跨線橋を渡った先にはホテルがあります。マッターホルンを見ながらビールを飲んだり食事をしたりしてくつろぐ人がたくさん。

ホテルのテラスの先には展望台への通路があります。が、ご覧の通り雪道。普段靴でしたので滑らないようにゆっくり登って行きます。

展望台の上に着きました。一番高いところです。広場になっているだけで他に何もありませんが、景色だけお楽しみくださいということなのでしょう。記念写真を撮りましたが、セルフタイマーで撮ると人にピントが合ってしまい後ろの山がはっきり見えません。山にピントを合わせてからシャッターを押すと良いようです。

ゴルナーグラートの気温は-6℃でしたが、太陽が雪に反射してまぶしいぐらいでしたので、それほど寒さは感じませんでした。

先ほどのテラスに戻ってホテルの中に入るとセルフ式のレストランになっています。物価の高いスイスにしてはそれほど高い値段ではありません。ピザ一切れとビールを選んで外のテラスで食べました。マッターホルンを眺めながらビールって最高です。

GGBの電車とマッターホルン。こうして見るとよくもここまで線路を引っ張ってきたなあと感心してしまいます。

ゴルナーグラートには2時間ほど滞在しました。帰りの電車は空いていました。窓が開く席でした。

帰りの電車から撮ったマッターホルンです。やはり窓が開けられると違います。いつのまに雲が取れていました。こんな日に来ることができてつくづく幸運に恵まれたと感じました。

後方にそびえるマッターホルン。

ツェルマット近くまで降りてきました。ここまで来るとあたりにはまったく雪がありません。

GGBのツェルマット駅には定刻に着きました。接続時間は15分あったのですが、MGBのツェルマット駅の切符売場が見当たりません。広場正面にある案内所で聞いて、5番ホーム中ほど右側にある売場に急ぎなんとか帰りの切符を買うことができました。

発車間際だったので飛び乗ったら自転車置き場でした。一等車の切符を買っていたのですが車両間の移動ができず、隣の駅で降りてダッシュして乗り移りました。

一等車内です。まぶしくて暑いほどでした。コートもマフラーも不要です。セーターも脱ぎたいぐらい。

VispでBasel行のICに乗換えます。接続時間は6分でしたが余裕で間に合いました。

一等車に乗ったら、またしても静穏車両だったので隣の車両に移動です。どういうわけか、真ん中に透明の仕切り版がありました。ご覧の通りガラガラです。

もはや趣味となってしまった一等車の電源探し。この列車の場合は椅子の上でした。車掌が検札にきて「次の駅で乗換えですよ。」
スイスの車掌さんは皆さん応対が丁寧で親切、好感が持てます。ただこの車両、降車ドアの取っ手が硬くてレバーを思いっきり引っ張らないと開きません。降りるときにちょっと焦りました。

Spiezで普通列車に乗換えです。接続時間は12分。隣のホームなので楽でした。一等車は4両編成のうちの一両の半分だけ。、二等席は満員で一等席との間の仕切りがオープンだったので結構騒がしい。

インターラーケンオストでBOBの電車に乗換えです。帰りもやはり二つ目のZweluitscinenから代行バスでした。

19時すぎ、グリンデルワルドに戻ってきました。まだまだ明るい時間帯です。山の上には雲がかかっていてツェルマットのほうが天候が良かったことが確認できました。ツェルマットへ行く予備日は設けていなかったので、天候に恵まれて本当によかったです。

つづく