2019/08/13 - 2019/08/13
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PHOPHOCHANGさん
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3日目は既に最終日です、短っ。
今日は2時までに高崎へ戻ってレンタカーを返さなくてはなりません。
富岡製糸場は9時からなので、混まないうちに着いておきたいところです(混雑の為、8時45分に開場したそうです)。
前日、前々日と打って変わって晴天かつ猛暑の中、ツレをどれだけ連れ回せるでしょうか?
世界遺産である富岡製糸場は、明治5(1872)年に建設された日本で最初の官営模範製糸場です。 主要建物は、ほぼ創業当初の状態で良好に保存されています。
日本の近代化だけでなく、絹産業の技術革新・交流などにも大きく貢献した工場であり、敷地を含む全体が国の史跡に、初期の建造物群が国宝および重要文化財に指定されています。
更に詳しくは、こちらをご覧ください。
www.tomioka-silk.jp/tomioka-silk-mill/
- 旅行の満足度
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- レンタカー JRローカル 徒歩
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市営駐車場は無料だとばかり思ったら、それはかなり離れた別の場所でした。此処は時間制で、2時間で300円程度です
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群馬県の郷土かるたである上毛かるた。その中の1枚が富岡製糸場前のマンホールになっています。他の43枚はまだ登場していない(2018年11月現在)そうですが、もし全て揃えば「上毛かるたマンホール巡り」なんていうのも楽しめるかもしれません
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富岡製糸場!
新1万円札の肖像への採用も決まり、再来年のNHK大河ドラマの主人公にも選ばれた、今一番熱い明治の実業家渋沢栄一も設立に尽力した富岡製糸場は今年で世界遺産登録5周年を迎えました。
今は令和の時代ですが、昭和62(1987)年まで操業を続けていたって、PHOにとってはついこの間的感覚で、驚きは否めません -
東置繭所(国宝)。
主に繭を貯蔵していた建物です。2階に乾燥させた繭を貯蔵し、1階は事務所・作業場として使っていました。長さおよそ104mにもおよぶ巨大な繭倉庫です。
手前の白い家屋は高圧変電所 -
検査人館。
生糸の検査などを担当したフランス人男性技術者の住居です。首長館と同様、コロニアル様式が採用されています。後に改修され現在は事務所として使用されています。2階には政府の役人や皇族が訪れた際に使用された「貴賓室」が在ります -
女工館。
日本人工女に器械製糸の糸取の技術を教えるために雇われたフランス人女性教師の住居です。こちらもコロニアル様式が採用されています。後に改修され食堂や会議室として使用されました -
繰糸所(国宝)。
横長で巨大な置繭所と違い、入口も小さく外からちょっとしか見えないのですが、中へ一歩入ると驚きの光景が広がります -
繭から糸を取る作業が行われていた建物です。長さ約140mの巨大な工場で、創設時にフランスから導入した金属製の繰糸器300釜が設置され、世界最大規模の器械製糸工場でした。小屋組みにトラス構造を用いることで建物の中央に柱のない大空間を作り出すことが出来ました
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圧巻です☆
PHOはこの施設が門を入ってすぐの東置繭所って(来るまで名前を知らなかった)建物の中に在ると勘違いしてました。だってあの横長の建物とズラッと並んだ機械とが頭の中で結び付いてたのです -
自動繰糸機
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こういうの見ても全然ピンと来ません。理系の学校を出たのに「文学少女」と呼ばれていただけあって、卒業後に役に立ったのは料理の味付けの勘だけです
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PHOは手先が不器用なので、とても扱えそうに有りません★編み棒すら持てないのです(手が吊る)
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繰糸場内部は、昭和40~55年の間に設置された日産製の自動繰糸器が設置されています。現存する繰糸器は昭和62(1987)年3月の操業停止時の状態で保存されています
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診療所・病室。
この建物自体は昭和15(1940)年、片倉経営期に建てられましたが、製糸場内の診療制度は官営時から操業停止時まで続きました。官営当初は設立指導者がフランス人だったため、医師もフランス人が常駐したそうです -
実は渡り廊下好きだと判明w
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首長館(くびなが、って読まないでね)。
指導者として雇われたフランス人 フランソワ・ポール・ブリュナが家族と暮らしていた住居です。コロニアル様式で、床が高く、建物の四方にベランダが回り、窓にはよろい戸を付けた風通しの良い作りとなっています。ブリュナが去った後は工女の寄宿舎や教育・娯楽の場として利用されました -
ブリュナは横浜の商館で生糸の検査人をしていましたが、蚕糸業に関する知識を見込まれ、明治政府に雇用された富岡製糸場設立の指導者です。明治3(1870)年に「見込書」(製糸場設立及び経営の計画書)を政府に提出して仮契約を結び、建設地の選定にも同行、同年11月に正式に雇用契約を締結しました。フランスから製糸場に必要な技術者の雇い入れや洋式の器械を日本人の体格に合うように改良したものを注文して取り寄せるなどしました。
ブリュナが住んだのは3年だけなんですね。なので首長館であったよりも、用途が変わって改造後に利用された期間の方がずっと長かったのです -
首長館内。
10時から中に入れる事が判ったので、少し待ちました。完全に講堂ですね。
喫茶スペースが設けられており、200円かそこらで珈琲が飲めるので、ツレを呼ぼうとしたら、もう別の場所で涼んでるとの答えが返って来ました。早いな -
出土品って?
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ベランダが廊下
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寄宿舎(榛名寮)。
首長館の西側に隣接して大正7(1918)年に建てられた女性従業員のための寄宿舎です。各部屋が20畳以上の大部屋になっているのが特徴だそうです。
元は養蚕農家だったのを増築・改造したようで、学校みたいですよね -
ハート
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南側は鏑川に面しています。正門付近からは全く判りませんが製糸場は高台の上に在るのですね
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寄宿舎(妙義寮・浅間寮)。
昭和15(1940)年に建てられました。これ以上近寄れないのが残念です。
実は、これを見た時に「PHOの母校の校舎(当時)とそっくりジャン!」と思いました。卒業後まもなく取り壊されてしまいましたが、2棟並んだ横長の2階建てってトコまで同じで懐かしかったですw -
絶対、中見たくなりません?
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左(南)端までは来ましたから、次は右半分。結構時間かかります
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イチオシ
お富ちゃん!
富岡市のイメージキャラクターのお富ちゃんは14歳の女の子です。 -
思わずハグ☆
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東置繭所内でフランス式繰糸機(復元)で繭から糸を取り出す実演。息子が幼稚園でだか学童保育でだか、 繭をもらって手作業やった事有りますね
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さすがにシルクはお高いです
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2階へ上がってみました。置繭所らしさが判ります。今は閉まってますが、繭の乾燥を促すために窓の多い造りになってます
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骨組みが木造でも十分耐えられるんですね。明治の技術、侮れない☆
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乾燥場(だった所)。
東置繭所の裏は全面的に工事中でした。
こういう風に、見られない施設が在ったら、料金割引いてくれるとかの配慮が欲しいです(だから東置繭所の2階が期間限定で公開されていたのでしょうが)。
翌月足を運んだ旧岩崎邸でもそう思いました。PHOは敬老の日で無料だから行ってみたのですけどね -
現存する煙突は昭和14(1939)年に建てられた高さ37.5mの鉄筋コンクリート製の4代目の煙突です。 当初の煙突は煉瓦積みの基礎の上にヨーロッパから輸入した鉄の筒を高さ36mまで積み上げ、鉄の鎖を四方に張って支え、フランス製と思われる避雷針が付けられた鉄製煙突でした。 その高さは現在のものとほぼ同じで、煙突を高くする事で、黒い煙で生糸が汚れないようにしました。 又、工女や周辺環境にも配慮していたと考えられます。 明治17(1884)年の暴風雨によって倒れてしまい、現在は基礎部分が井戸枠として残っています
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桁が多過ぎて読めない!
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西置繭所(国宝)。
東置繭所と同様に2階は繭を貯蔵していた建物です。大きさ・構造は東置繭所とほぼ同じですが、1階の北半分の東面は官営期に蒸気機関を動かすための石炭置き場として使われてため東面には壁が在りませんでした。
現在は工事中で見学不可 -
確かに今は東置繭所が正門前なので、存在感的には負けちゃってますが、当時は東って居住区側でしたね。
こっちも見たかったよねぇ -
ブリュナエンジン(復元機)
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このレプリカは平成24(2012)年に富岡市内の商工会議所工業部会会員の企業38社で「ブリュナエンジン製作委員会」の立ち上げから始まりました。 このエンジンの設計図は見つかっていないため、ブリュナが輸入した当時のエンジンの保管されている明治村から特別許可を得て、展示品の外観を計測し、1/5の模型を作り動作検証作業を経て 平成27年に実寸の部品組み立て、動作検証の後にようやく完成しました。エンジン内部は実寸出来ていませんので、想像にて部品を製作したそうですってホント!
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この後は社宅群を見ましたが、時代的にPHOも知らない訳じゃない当時の住宅でした。
ところで、同じ世界遺産でも産業遺産は文化遺産や自然遺産と比べて華やかさに欠けるため、集客が難しいそうです。平日は来場者数が1000人切っちゃう日も有るようです。実は登録の3年後には来場者は当初の半分以下に減ってしまっていたそうです。
客数の多少で遺産の価値が変わる訳では有りませんが、入場料が減れば、維持に回せるお金も減るので、其処は切実です -
東置繭所。変電所が在るのと反対側です。これでグルッと廻りました。
風通しのために窓が多い事を実感出来ます -
社宅。
役員用では無いので長屋です。
イベント開催中で、宅内は何処よりも混雑してました -
富岡製糸場正面。
工事中の施設が多かったのは残念ですが、それでも思ったより見所は多く、時間がかかりました -
まちなか観光物産館 お富ちゃん家。
地元の物産品をはじめ、富岡のキャラクター「お富ちゃん」のグッズやシルク製品など数多く取り揃えています。無料で利用できる休憩スペースも増す在ります。電動アシスト自転車を無料で貸し出せるのも凄い! -
蚕推しですから、此処にも蚕型のマシュマロ
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鮎川湖。
まだ時間に余裕が有るので、同じ「富岡製糸場と絹産業遺跡群」の高山社跡へも行ってみる事にしました。ところが、ナビで示されたのがやたら狭い道ばかりで、しかも予想したよりずっと時間がかかってしまった為に、ツレはもう帰ろう的発言を繰り返しましたが、PHOは聞く耳持ちません(笑)。言い出したら引かない、諦めない貪欲さをツレは良く知ってるので、仕舞いには諦めた模様 -
高山社跡。
世界遺産『富岡製糸場と絹産業遺産群』の構成資産のひとつであり、国指定史跡でもある高山社跡は「養蚕改良高山社」の創始者・高山長五郎(1830-1886年)の生家で、養蚕法「清温育」の研究と社員への指導を行っていた場所です。
長五郎は明治6(1873)年「養蚕改良高山組」を組織し、自宅で養蚕法の改良と組合員への指導を行いました。明治17年には「養蚕改良高山社」と改称し初代社長に就任しています。その後、教えを請うものが増えたため明治20年に藤岡町に事務所と伝習所を移し、自宅は高山分教場として後進の指導を続けました。
現在は蚕室(養蚕用家屋)と付属屋が残っていますが、周囲にも蚕室の痕跡が認められるため、現存する建物だけでなく敷地全体が世界遺産構成資産、また、国指定史跡となっています。
推薦資産に加えられた理由は、田島弥平旧宅、荒船風穴と共通する優良品種の開発・普及のほか、「清温育」の手法だけでなく、その実施のための蚕室構造も開発したことや、教育機関として養蚕技術普及に果たした役割の大きさです。伝統的な養蚕農家は群馬県内にも重要伝統的建造物群保存地区として選定されている赤岩地区養蚕農家群など、いくつも現存しているのですが、技術革新と普及の観点からは、田島弥平旧宅と高山社が傑出していると判断され、この2件が構成資産に含まれました。
高山社跡情報館から竹林の遊歩道を数百m歩いて、再び通りに出た向かいです -
長屋門。
江戸時代後期の建築と考えられ、現在は瓦葺ですが、以前は板葺屋根だったと思われます。中には門番が住んでいた部屋があり、土間と小部屋に分かれています。
やっぱり江戸時代に造られてたんですね。武家屋敷みたいですモン。
が、何と真ん前に駐車場★在るなら言ってよ!暑い中歩かなくても良かったのに… -
平成30(2018)年10月に長屋門は修復・補強工事を完了し、展示室として一般公開されるようになりました。
東側長屋では修復工事に併せて得られた長屋門の建築部材や構造模型を展示しています -
母屋兼蚕室。
蚕室(2階にあたる所)には障子の欄間や天井のコマガエシが付けられました。
屋根には天窓(「気抜き」「櫓」「越屋根」とも言う)と呼ばれる換気用の小屋根が3つ在り、各部屋には火鉢が置かれました。これにより、通気を良くし、温度、換気の管理・調節が出来るようになっていました -
さすがにお屋敷
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床の間の脇のこういうの好きです
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2階は蚕室
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温度と換気の微調整を行うため、2階床下には火鉢を置くボックスが設置されました。また、換気のため棚の下は1階から2階へと空気が吹き抜けるように、開閉できる構造となっています
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蚕室から見た長屋門
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蚕棚
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外へいきなり飛び出せます。下へも飛び降りられそうです
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裏に焚屋(風呂)や桑貯蔵庫が在ったのに、暑さに負けて庭を歩く事をしなかったので(存在すら知らず)見ず仕舞いです
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お隣にも同じ造りのお宅が在りました。こちらは今も居住なさっています。ご親戚か、同じ苗字でした
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高崎ほるもん達磨亭。
高崎まで戻り、レンタカーを返して駅まで送られ、やっとお昼ご飯です。行きと同じ駅ビル5階にやって来ました。多分ツレは此処を選ぶだろうと思ったら、その通り。
この後は上野まで一緒に戻って、解散です。
最後までご覧いただき、有難うございました_(..)_
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