イスタンブール てくてく４days_#3

2019/04/28 - 2019/05/03

イスタンブール初日
～アヤソフィアの巻～

ブルーモスクを後にし、スルタンアフメット界隈をうろうろ歩きながら
軽い昼めし場所を探します
おいしそうなキョフテ（煮込みハンバーグのようなもの）の店へ
トマトとジャガイモと青シシトウで煮込まれた一皿、むちゃ美味い！
うっかり写真を撮り忘れて食べちゃいました　
街中の食堂は、EFESビールとかアルコール類はだいたい置いてなくて、飲み物はコーラになるのが不本意ですが、これもイスラムの戒律のひとつだから仕方ありません。　逆にEFESビールがメニューにある店は、高級店か、観光客向けであることが多いですね。
お腹が落ち着いたところで、いよいよアヤソフィアへ。
その後は、意外に掘り出し物だったトルコ・イスラーム美術博物館。

　

エリア イスタンブール(トルコ)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

アヤソフィア
ギリシャ正教の総本山
ビザンツ建築の最高傑作
建立は360年、焼失後537年に再建される。
そしてコンスタンチノープルが陥落した1453年、スルタンアフメッド２世によりイスラム寺院へと宗旨換えが行われた。

とにかく圧巻　キリスト教とイスラムのせめぎ合い、邂逅
スルタンは、教会をモスクに造り替える一方、イスラム世界でのキリスト教の信仰に理解を示した
聖母像とステンドグラス、黒地の円盤に金文字のカリグラフィー、ミンベルと呼ばれる説教壇が、ひとつの画角に収まっている奇跡の光景

このアヤソフィア、２階も観光客に開放されているが、どこから上げればいいのか判りにくいので注意が必要
入り口からすぐ左を向いて、突き当たりから、２階へ続く石積みの斜路が現れます　どれだけの人がここを歩いたのか、石は磨かれたようにツルツルになっています　ステンドグラスのある大聖堂と違い、洞窟の中を進むようなこの暗い回廊を、昔は灯火のみで歩を進めたのでしょうか　闇と光と　人々はここで何を感じたのでしょう

２階、1931年に漆喰のなかから発見された、洗礼者ヨハネと聖母マリアに囲まれたキリストのモザイク画があります
イスラムのモスクでもあり、ギリシャ正教の大聖堂でもあったこの場所は、宗教対立の火種になりかねないデリケートな場所でありましたが、初代大統領・ケマル=アタチュルクはこの場所を博物館として一般に公開することを決定しました。

２階から観る大聖堂は圧巻　直径３１ｍの大ドーム
ドームは天空が極まるところを表しているんじゃないかと私は感じました
ここで、グレゴリアンチャントが歌われ、コーランが読まれ、多くの人が祈りを捧げたのですね

アヤソフィア 寺院・教会

アヤソフィアで昼寝する猫
入場ゲートでは結構並ぶことを覚悟しなければなりません　
いちいち入場券買うのは面倒で時間も勿体ないので、ここでMuseum Pass（85TL／５日間有効）を購入
イスタンブールの７つの主要なミュージアムのパスだが、トプカピとアヤソフィアがそれぞれ30TLだから、３箇所以上ハシゴならお得です
他に旅行記にありましたが、この後に行く、トルコ・イスラム美術博物館ならほぼ並ばずに購入できるのでオススメ

スルタンアフメット地区をぶらぶら
歩くことで、だんだん土地勘とか、街の歩き方とか、目の付けどころなんかが判ってきます

スルタンアフメット広場のすぐ横
ヒッポドロームの横（ブルーモスクの逆サイド）にトルコ・イスラーム美術博物館があります
スレイマン大帝時代の大宰相だったイブラヒム・パシャの邸宅
ミュージアムパス買ったので、ついでにと思って寄りましたが
トプカピの宝物殿とも違い、国立考古学博物館とも違う、美術的価値からの展示物、イスラーム文化のものが多く、且つそれ以前の素材も揃ってたりして、ここは是非寄るべき場所だと思いました　　涼しいし、しかも空いるのもありがたい

この旧市街までの水路の跡
大宰相の邸宅下には、アヤソフィアやトプカピ宮殿のスルタン、各所のハマム、市民の日常用水をまかなう利水システムが通過していました　

クルアーン（イスラム教の聖典）の写本
アラビア文字をカリグラフィー（飾り文字）調で綴った膨大な書物
この他にも、石像、金工細工などなど、まさにここが世界の中心であったことを展示物が雄弁に語っているようです　→next to go！

トルコ イスラーム美術博物館 博物館・美術館・ギャラリー