イスタンブール てくてく４days_#8

2019/04/28 - 2019/05/03

イスタンブール２日目　昼下がり
～大満足、ボスポラスクルーズの巻～

ひょんと飛び乗った定期観光船ではない、クルーズ船
船室には入らず、船尾の椅子に陣取りボスポラスの風に吹かれるのが特等席のようです
旧市街、新市街、アナトリア（アジア側）　イスタンブールは大きく３つのエリアに分けられますが、なんといっても海から眺めてみなければその魅力はわからないのではないでしょうか　
数々の美しいモスク、歴史的建造物　パシャ（貴族）たちの邸宅の面影が、次々に現れては過ぎていきます
テンション上がりまくり、シャッター切りまくりです
２人でデートしてる小舟があれば　物資満載の大型貨物船が移動していくのも見えます
すっかり、コンスタンティヌス帝から要請を受け援軍に向かったジェノバ海軍になり切ったモードで、ボスポラスクルーズを楽しみます

エリア イスタンブール(トルコ)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

さあボスポラスクルーズのはじまりはじまり
船は、乗客がある程度いっぱいになったら出港するようです
結構待った後、エミノニュの波止場を離れていきます
行き交う船も頻繁で、観光船を含めいろんな船が通り過ぎていきます

新市街カラキョイからボスポラスを北に向かうと、シハンギルモスク（1560年）、そしてこのチェレビモスク（1589年）と、モスク建築家として最も有名なミマール・シナンの造った美しいモスクが現れては過ぎていきます　ダブルミナレット（2本の尖塔）が美しい

金角湾を離れ　ドルマバッチェ宮殿が見えてきます

第１ボスポラス大橋を通過　アジアとヨーロッパの架け橋です　施工したのはたしか大林組のはず　

要塞ルメール・ヒサーリが近づいてきます　スルタンアフメッド２世のコンスタンチノープル攻略の戦略　15世紀に行われた攻防を追体験している感じです　船は第２大橋でＵターン　この先は黒海、ロシアへと繋がっています

アジア側はパシャ(貴族)の優雅な邸宅の名残を留めています　アジア側の中心はkadikoy(カドキョイ)　かつてカルケドンと呼ばれ、世界史でもお馴染み、451年、キリスト教の異端論争の公会議が行われた場所です　モスクのミナレットより電波塔？が高いのが気になりますが

ボスポラス海峡のかもめ
なぜだか、渡辺真知子の”かもめが飛んだ日”が頭の中でリフレイン

欧州の人も、やっぱり腕に恋人の名前を彫っちゃう

海の色も、行き交う船も、波止場に居る人も地中海的　いろんな海や海峡を見てきたけど、ここの風景は独特で、いうなればボスポラス的

そして、Kiz Kulesi(乙女の塔)を掠めて、船はシルケジへ戻っていきます
乙女の塔は、要塞島であり、灯台として使われた　占い師が王に、娘が18の時、蛇に噛み殺されるであろうと予言する　王は娘を幽閉し、娘はこの地で18歳を迎えた　18の誕生日、王は果物を詰めた籠を持って島を訪れる　籠の中に毒蛇が潜んでいて、予言どおり娘は死んでしまった　そんな悲しい伝説の伝わる島です

海軍はトルコとロシアの両方の旗を掲げています　海上警備は連携しているのでしょうか

トプカピ宮殿
以下、コンスタンチノープルの陥落からの引用
「わたしがあなたから欲しいと思うものは、ただひとつ。あの街をください。」　船は徐々に金角湾エミノニュへと戻っていきます

ボスポラスクルーズ、大満足！　時間があれば、ナイトクルーズにもう一回乗ってみるのもいいかもしれません
下船後、お約束のサバサンド15TLにやっとありつきます　エミノニュ広場、ガラタ橋のたもとには　明らかにサバサンドを売る船だと判るデコられた船が３隻ぐらいトルコ国旗をたなびかせて停泊しています　26年前は5TLで飾り気のない船だったような気がするけれど

橋の付近の店は人気で行列もできますが、鯖は小さく鉄板で焼いています
でも、橋からちょっと（100m）も離れると、炭火で焼いたデッかい鯖が入って12TLで売る店があります　すぐに飛び付かないのがポイントです　これはイスタンブールの店選び全般に云えることですが、商売上手だから、いいなと思ってもよく観察するのが大事

でもやっぱり美味いサバサンド！　これがあれば何もいらない
日本でも、サバフィレとキャベツ、ピクルス、オニスラがあれば再現可能
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