フランスひとり旅8日目～リヨンからスイス・ジュネーブへ日帰り 後半

2019/07/04 - 2019/07/04

な、なぜかエジプト感　満載！？

スイス・ジュネーブに到着したものの、
個人的にフランスからのアウェイ感がかなり漂って街歩きに戸惑うスイス。。
果たしてどんな日帰り旅となるのでしょうか。
そして無事帰路につけたのでしょうか。w

・スイスのトラムチケット購入にチャレンジ
・ジュネーブ美術歴史博物館のご紹介(オススメ)

エリア ジュネーブ(スイス)

スイスのジュネーブ到着

ホームから外へ出る際、
恐らくかつての入国審査場跡を素通り。
これでスイス入国です
スイスに来たのは
前回イタリアミラノからの電車で、
コモ湖付近の国境を渡って以来、2度目です。

で、到着したら、
わたしの場合、まず何をしなきゃって
帰りの電車情報を確保することです。w
家で調べても一緒なのですが
現地でwifi拾えれば問題ないやと思ってたら
そのwifiが今回使えないので困ったことです。。

というのも、今日は携帯を持ってきておらず
まさかの携帯番号認証のスイス鉄道無料WIFI。
普通はメールアドレスを登録すればWIFIが使えるようになるのです。

おかげでネットを使った調べ物ができなくなること確定
スイス日帰り旅がひとつ難儀に。。
マジか、、
かなり手痛い。

なお
SBB＝スイス鉄道の略字
だと確信に至るまでにも多少時間がかかり。。
鉄道を利用するなら知っておきましょう。

帰りの時刻を調べる方法。

まず思いついたのが、券売機で時刻表を検索する方法。
出発、到着、その日時がわかれば結果が表示されるのですが
スイス鉄道の券売機は情報がいまいち。
到着駅である
LYONパー・デュ駅が登録されていません。
LYONサンテクジュペリTGV駅
と
LYONジュネーブ駅
しか登録されていませんので意味なし。

あとは駅員さんに聞くしかありませんが
チケット窓口がそこそこ並んでて
それをたずねるためだけに並ぶのもなんか仰々しい気がしたので
インフォメーションカウンターで尋ねることに。
ここは確実にいきたいので珍しく英語でたずねました。
そしたら丁寧にこんな検索結果を出力してくれて助かりました。
終電が1931ジュネーヴ発、2122リオン着
できれば終電が急遽キャンセルになって途方に暮れないために
もう1本前の発着情報も欲しかったけど、
ま、いいか。
たぶん大丈夫でしょう。
根拠のない確信。

なお、同じ片道でも国外からスイス行きと
スイスから国外へのお値段は後者が断然高いという
4年前の学習の記憶があり
今回も往復チケットをリオンで既に購入済みです。

次に観光案内所を探したけど
ぱっと見、無くって諦める。。

行ってみたいとこも特に決めてないし、
あとでカフェでも入るかもなので
それまでの水分補給用にとりあえず水でも買おうかと思い
駅ナカのMIGROSへ。
前回スイス行きの際も利用したので
おなじみのスーパーです。
水は地元エビアンをお買い上げ。
1.05フラン
ちなみにフランって為替相場いくらだ？？w
調べられん、、
確か1ユーロくらいだったんじゃないか、、
だから今日は一日なんとなくこの感じで買い物することに。。

今、きちんと調べたら0.9ユーロだそうで。

なお通貨はフランなので用意しておらず
スイスでは全部カード払いです。

ジュネーブと言えば赤十字とかWHOとかぐらいしか思い浮かばない。
そんなとこ行っても見学できるわけない。
じゃ他に行ってみたい場所と言っても思いつかず。。

とりあえずトラムに乗って街の雰囲気を知るところから
ということで券売機へ。

ただ、ちょっと困ったことが。。

チケットの種類がよくわからないのと、
いまいちな価格設定だと思った。
確か1回乗車券か、その次が1日券しかないようで。
半日とか数時間とか10回カルネみたいなのが
見当たらない。
シンプルでいいと言えばいいのだが
もちょい安いチケットがあったら嬉しい。
あとどういう意味か
半額になるボタンがあり、、(写真の真ん中)
なんでこんなボタンがあるのか、、
わたしにはトラップに見えて仕方ないw
押せば安くなるが、
もし券察官に指摘されて罰金払えば
結局、正規のお値段で払えばよかった、、
と後味が悪い。
わたくし、実は5年前にパリの地下鉄でとっ捕まって
罰金を「クレカで」即お支払いした苦い経験があるのです！！
悪気は全くなかったものの、
何このチケット安いじゃん！？
と喜んで買ったら実は子ども用のチケットだったという。。
ただの大バカじゃんかと思うわけですが
ちゃんと見てるつもりでも何を見落としたり勘違いしたりするか
人間わからないものでして。。

それとチケットの乗車区分が細かく分類されており
10+というのが一番安い区分ですが
この地図自体、ちょっと見にくくないか？ということ。
トラムやバスがどれなのか
系統もどれが何番なのか
目印になるランドマークは小さくうっすら描いてある。
とか。
当然どれもが初の地名で余計に分かりづらい。
区分内なら乗り放題と言われても
のんびり乗ってられない気がします。
区分外へ知らずに出てしまいそうで。。

ま、でもここは10+チケットをお買い上げ。
右も左もわからない地で
バス代ケチって歩きすぎて疲弊するより全然いい。
8フランだそうで。

リオンのチケット相場と比較するに
1.9ユーロで1時間乗り放題だから
4時間で4回以上乗れれば元は取れるでしょう。

で、適当に乗ったものの、
どこへ連れてかれるか分からず
めちゃくちゃ不安。。

しばらく乗ったもののたまらず1回降りる。。
何やってるだ？w
ちなみに車内に改札機は無いようでした。

そうね、さっきの雑な地図より
こういう路線図の方がまだ分かりやすいかな。

この後、カフェか食事する場所を探して徘徊するも
店に入る踏ん切りがつかず、
街の様子を撮る余裕も失せております。。
街はとっても素敵なんですが
気になる方はグーグルマップでご堪能ください。。

行くあてもなく、
途方にくれてとりあえず撮った一枚。。
何が撮りたいでもない、上の空な風景写真、、w

またトラムに乗って揺られてると
水辺が見えたので降りてそちらを目指す。
するとどうでしょう！
ヨーロッパで見たことない、
ものすごい水量とウネリのある河？が目の前に！！！
大雨降ったあとの日本の河川の雰囲気あり。
でも雨のせいじゃないよね
水も綺麗し。
しばらくびっくりして眺めてました。
ヨーロッパの河は穏やかで緑色してるのが普通だと思ってるので。

この水流を遡るように歩を進めていくと
レマン湖とそこにかかる橋があるので
なんとなく渡ってみた。
ホントすごい水量で、
これがモンブランの雪解け水なのか
その山々に降った雨水が徐々に流れて
このようなダイナミックな景色を生んでいるのか。
その辺がちょっと知りたい。

実は後で知ったけど
これがリオンを流れるローヌ川の上流地点に当たるようで。

橋を渡りきった奥には、
いかにも観光客を集めそうな空気が感じられる場所が見えている。。。
ああいう場所が苦手なんですよね。
まださっきウロついた場所の方が落ち着くな。。

ということで
橋を渡ったら
ちょっと静かに座れる場所を探す。
CartierとLOUIS VUITTONの間くらいに椅子があり。
この辺はブランドが集まってる場所らしい。
そんなとこで水分補給とどっちに進むかグーグルと相談。。

賑やかな広場をさっさと抜けて、ぶらぶらしてると
坂道があり、教会の横を過ぎると
可愛いらしいメリーゴーランドが。
この辺まで来ると、突然、人がまばらになり、
自分には合ってるなと思った。
パティスリーなどもあるので
この辺の店に入ろうかと思い始めた。

で、行き着いたのがココ。
どこ？w
公園です。
もうくたびれてん。。
椅子に座って目の前の景色を撮る。。
完全に惰性。。

こんな感じの公園。
ここで2時間弱、座ったまま居眠りを。。
天気は薄曇りで、ちょっとパラつく瞬間もあったけど
暑いながら、湖からの風が心地よく
随分過ごしやすい。
木陰に入ればバッチリ気持ちいい。。

前のスイスもこんな感じでした
そういえば。
でも今回はこれで終わらせたくない思いが。。
スイスで居眠りの罪悪感から
何をおもったか美術館にでも行こう！と思い。。
普段絶対行かないのに。

先日、宿主に言われたことも少し引っかかってました。
ちょっとぐらいお金出して美術館ぐらい行け、と。w

じゃ、どこかいいとこないかな？
と思ってグーグルで見てみたら
わたしの真後ろに美術館があるやん？
こりゃ運命に思えた

MUSÉES D’ART ET D’HISTOIRE DE GENÈVE
ジュネーブ美術歴史博物館

受付の人がどっかで見た顔だなと思ったら
シャンプーハットのてつじだったんだけど
写真なくてゴメン
クレカ受け入れてくださいますか？
とたずねると、
「ああ、っていうかタダやけど。」
みたいな返しでビックリ「ええ！？」ってなった。

ならば、なおさらここでお金を使ってあげたく。
お土産も買うし、カフェもあれば使いたい。
そう、大抵、美術館にカフェが併設してあることを思い出して
よくわからない店に入るより、つか別にそれでもいいんだけど、
静かに美術館でお茶するのが自分にはあってるかなと思いまして。

これでまたひとつわたしの旅スタイルが
確立したような気がしました。

まずはトイレに行って(ココ重要)
そしてカフェに行ってもクレカokかたずねます。
細くてギョロ目のカフェの親父さんに
「で何？」
と聞かれたので
目の前にあったケーキが食べたく
「タルテ」とだけ言う、ユヌをつけ忘れたけど。
するとショーケース以外のタルトもザッと紹介してくれて
「これください」と指差す。
「アップルのね」
「あと、カフェもお願いします」
これでカード挿してpin入力して完了。
タルトはめちゃくちゃ大きくカットしてくれた。

カフェ3.7フラン
タルテ7フラン
合計10.7フラン

「テラスで食べたい」と言ったので
トレイを出してくれて、中庭のテラスでお茶。
いいねえ、理想的。
お客はほとんどいない。

閉館まで2時間ほどだったので
十分すぎるかと思ったけど
結構面白く、飛ぶように時間が過ぎていく。
わたしは特に古代エジプトコーナーにハマりました。
こんなの置いてるとこ、多分世界中でもそんなにないんじゃ？
博物館とかホントに行ったことないけど。
こんなの間近に見られると思ってなかった。
しかも入館料払ってないんだけど。。

が、ガラスがない！
近い!
いろんなアングルで見られる!

割ときちんと展示してあるなあ

なんだかすごいぞ！？
コメントに中身がないぞ！

ええ！
まじか、、

パピルス→パピエ→ペーパーとはこのことなのか、、

小さな小さな装飾品や日用品の展示も充実
これは何？
ハンコ？
面白いなあ

色がついてる！
すごい！
数千年も前のものなのに、、。

漫画みたい
バカコメントですいません

ちょ、彫刻もすごい

指人形みたいな、、シュールだけど可愛いなw
お土産でこれのレプリカ売ったら
私みたいなのが喜んで買って帰るのを
スイス人はまだ知る由も無い、、

や、躍動感っ！！！
来年の年賀状は全面的にこれにしようかしらw
これで「新年おめでとう」と来たら度肝かな？
オリンピックイヤーだし、いいね(本気)

ちょっとー！
直射日光が当たってるんですけどー。。
入り口にフラッシュがダメとか書いてたけど
その前に～紫外線が～来～る～～。。

なお、館内の空調は扇風機のみのようで
学芸員の方は大変そうでした。。
軽くサウナも兼ねた美術館になっております。。

その館内が暑いことと関係あるのかわかりませんが
床鳴りがひどいですね
特に絵画の間。
歩くたびにミシミシ言うので防犯対策にはいいのかもですが
鑑賞には集中しがたい。
美術館にあるまじき環境が揃っております

絵画も充実。
近代1900年代も少なくないですが
1700年代とか
無名ながら(あるいはこちらが無知なのか)
貴重そうなものも多く。
エジプトに時間配分を多く取りすぎて
ほとんど見られておりません。

無名な作家がほとんど、と申しあげましたが

しれっと
セザンヌ、モネ、ゴッホ
三役揃い踏み？でございます。
マジか、、

例えば、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホさんの作品

柵やガラスがあるわけでもなく
こんなかぶりつきで拝見できるとは。。
入館無料！
どうかしてるよスイス人
ありがとう

あ、ナポレオンだ

さて、退館前に警備員の方に呼び止められ、
かばんの持ち方がおかしいと指摘される。
肩からぶら下げるんじゃない、
前で持つんだ、と。
鑑賞中は注意散漫でスリに狙われるってことなんですね。
お城や美術館に行くと必ず指導されます。
今回も例外なく指導入りました！w
ご丁寧にありがとうございます。

エントランスでお土産購入9フラン。
合計19.7フランご利用で多少は貢献できたかな。

これからは
そうだ美術館(のカフェ)に行こう
これも旅のテーマとさせていただきます
ただし誰も見向きもしないマイナーなところへ。

美術館から出ると
間欠泉？が高く吹き上げてました。
どんだけ高く上がるん？

美術館から坂を下ると
観光客でごった返す市街地へ。
あっちは、、ムリ。。
人混み苦手。

湖の周辺は涼やかな公園(Jardin Anglais)で、
みんなのんびりと。

（追加豆知識）2021.6.16この公園のすぐ東側Villa La Grangeで
バイデンとプーチンによる米露会談が開かれています。スゴ！
以上(￣^￣)ゞ


駄目押しにバスに乗ってジュネーブの中心駅Cornavinへ向かいます。
ただ結局、乗り放題の元を取れた感じはなく。。

1時間前に駅に到着しておきましたが
出発20分前でリオン・パー・デュの駅名がようやく。
あー、今日は帰られる～♪
移動手段があるっていう有り難さがシミるわ。

行きと同じく出国審査場跡を素通り
ホームへ上がる

TER来たね

出発後、結局、帰りも国境を見逃し。。

美しい水辺の景色

行きはなかったものの
帰りは車掌が切符拝見。
ここでは切符に穴を開けてチェック完了。
帰りの電車に乗る前に
念のためコンポスタージュで刻印しておきましたので
セーフです。

旅が終わる、、

リオン着。
フランス国鉄は出発にほぼ遅れなく。
到着も問題なし。

帰ってきて
サラダにバゲット、
豚肉700gの鬼サイズをグリルで一気に焼いてみる。
コンロで表面だけ焼いておいて。
IKEAのオーブンは出力高く、
想定よりもう少し短めでもいけそうです。

本日17283歩
明日7/5は晴れ 34度/21度 33%湿度
と言いながらこの旅行記書いてるのは5日の昼1時過ぎ、、
今日はいつも通り買い物だけかな、、

なお、スイス・ジュネーブに半日滞在しただけで、
物乞い３人に声かけされました。
人の多い観光地に行くと急にこんな感じなんですね。
向こうはこちらの目をじっと見て、丁寧にお金をくださいと言ってくるので
日本人なら思わずポケットのお金を出しそうになるのではないでしょうか。
しかも券売機の近くにスタンバイしていらっしゃいます。
基本「ビジネス物乞い」と私は思ってるので、全部スルーです。
ちなみにフランス・リオンでは少女１名に
お金をくださいとスーパー出たところで言われてしまって少々戸惑いました。

長文お疲れ様でした