本郷給水所公苑の薔薇がきれいでした♪

2019/05/20 - 2019/05/20

本郷給水所公苑は、東京都水道局が管理する本郷給水所上部の人工地盤上に造成された公苑です。苑内は和風庭園と洋風庭園の2つの区画に分かれています。
本郷給水所公苑がで きたのは１９７７年。水道局の本郷給水所の半地下水層 の屋上部に、高さ60cm から140cmの土を盛 り上げて植栽地盤が作られたといいます。当時としては珍しい大規模な屋上庭園だったそうですが、今ではデパートなどの商業施設の屋上を庭園にしているところが、日本各地の都市で多く見られますよね。
そんな地味な公苑ですが、ふと薔薇園があったことを思い出して訪ねてみました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　（２０１９．７．１　記）

エリア 御茶ノ水・本郷(東京)

JR御茶ノ水駅からお茶の水橋を渡って左手の順天堂病院方面へ。
順天堂病院の先が順天堂大学ですが、その順天堂大学のすぐ裏手がこの東京都水道歴史館。
そして、その隣りが本郷給水所公苑となります。JR御茶ノ水駅から徒歩で７、８分です。

東京都水道歴史館 美術館・博物館

本郷給水所公苑　開苑日
4月から9月まで　　午前7時から午後7時
10月から3月まで　　午前9時から午後5時
12月28日から1月4日の期間は休苑日

入口から階段を上がると和風庭園になっています。
和風庭園は池と四阿（あずまや）を中心として雑木林と流れ、沼を配しており、武蔵野をイメージしているそうです。

本郷給水所公苑 公園・植物園

くつろぐ人、通り抜ける人をたまにみかける程度・・・とても静かな公苑です。

黄菖蒲の咲く観賞池の付近ではザリガニ取りをしている子らがいました。

この木橋を渡ると洋風庭園になります。

街中とは思えない、うっそうとした武蔵野の風景のようです。

和風庭園の奥の一角には、江戸時代の神田上水が復原展示されています。
ここは隣接する水道歴史館の野外展示場ともなっています。

神田上水の復原展示についての説明板です。

「神田上水」についての説明（拡大）

復原展示された神田上水は苑内へと小川のようになって流れています。

洋風庭園の薔薇園にやってきました。
公苑の北側の半分近くを占める薔薇園は、左右対称にデザインされ、さえぎるものがないため、雑木林の和風庭園に比べて明るく開放的なのが特徴となっているそうです。

白いパーゴラ（棚）がおしゃれです。

洋風庭園は、フランス式の幾何学的模様でデザインされ、彫刻を中心に両側にあるパーゴラや地球儀、時計に囲まれた薔薇園となっています。

円形花壇全景
薔薇園では、５月の見ごろに備え、２月初めに冬季剪定を行い、10月の見ごろに備えて、８月ごろに夏季剪定 を行っているようです。そのほか年８回の施肥等の作業を行っているとか、やはり施肥はこまめにしなくてはいけないのですね！！

薔薇園は4ヶ所の花壇とその中心にある円形の花壇で構成されており、53品種、約300株の色とりどりの薔薇が植えられているのだそうです。
円形花壇には素敵な女性の像が立っています♪

薔薇園の入り口付近は広場となっていて、遊具や砂場などが設置された児童遊園ゾーンになっています。
地球儀と薔薇の向こうに後楽園のドームホテル東京が見えます。

白い薔薇　「アイスバーグ」
「ア イスバーグ」は《氷山》の意味で、別名は「シュネービッツェン」つまり、《白雪姫》なのだそうです♪

黄色いのは「ユリイカ」

こちらのピンク色のは「クイーン　マザー」

華やかな色の薔薇は「チャールストン」という名前のようです♪

可愛らしいピンクは「ブライダル　ピンク」

ミニチュア・ローズです。
華やかなピンクの縁取りのある「マジック　キャセロール」

こちらもミニチュア・ローズの「マジック　キャセロール」

全体的には咲ききっていて、見頃を過ぎた感じでしたが、遠目には華やかで存分に楽しめました。

出口付近に、この地域の昔の名前の説明板がありました。
歴史のある町のようです。

帰りは、来た方向と逆方向へ歩いて桜蔭中学の横の坂を降りていきます。
坂を下り切ったところが後楽園横の白山通りです。

白山通りにある文京区のコミュニティーバス「びーぐる」のバス停ミーツポートからバスに乗って帰路に着きます。

コミュニティーバスがやってきました。

雲が多いながら、まずまずのお天気に恵まれたミニ散歩は、徒歩と公共の乗り物利用・苑内散策1時間少々を含めて3時間弱♪
午後のほどよい運動でした♪

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