2019/03/29 - 2019/03/30
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nanochanさん
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春休みに、かねてから行ってみたいと思っていた「熊野古道」を巡る旅に出かけました。
目的は2つ。
1つは、世界遺産となっている「紀伊山地の霊場と参詣道」を歩くこと。
そして、もう1つは、熊野三山の「御朱印」をいただくことです。
熊野古道は、「発心門王子」から熊野本宮大社までの「中辺路ルート」を歩きました。
わずか数時間の参詣道の行脚ではありましたが、古の人々の思いを少しは感じ取ることができたように思います。
御朱印については、熊野三山に加え、「伊勢路」から入りましたので、途中の神社を参拝し、御朱印をいただくことにしました。
日程は、次の通りです。
1日目 自宅・・・伊良湖岬・・<伊勢湾フェリー>・・鳥羽・・・熊野速玉大社・・・熊野本宮大社・・・那智勝浦(「休暇村 南紀勝浦」宿泊)
2日目 那智勝浦・・・補陀洛山寺・・・熊野那智大社・・・花の窟神社・・・猿田彦神社・・・二見興玉神社・・鳥羽・・<伊勢湾フェリー>・・伊良湖岬・・・自宅
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
<伊勢湾フェリー 伊良湖旅客ターミナル>
伊良湖発午前8時10分の始発便に乗るために、朝6時に家を出ました。
特に渋滞もなく、午前7時50分頃にターミナルに到着しました。
車検証を用意し、チケットの購入します。
約1割引きとなる「往復券」を購入しました。道の駅伊良湖クリスタルポルト 道の駅
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<伊勢湾フェリー乗り場>
乗船の順番は、10番目くらいでした。
春休み期間中なので、混雑しているかと思いましたが、人はまばらでした。
日中になると混み合うのかもしれません。
乗船時刻近くになって、続々と車がやってきて、最終的に、ほぼ一杯になりました。伊勢湾フェリー 乗り物
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<伊勢湾を航行中>
伊勢湾フェリーは、愛知県の伊良湖港と三重県の鳥羽港を約55分で結んでいます。
通常は、往復1日8~9便。特別混み合うことが予想される日は13便あります。
静岡県から、三重県や和歌山県に行く場合は、とても重宝します。
甲板に出ると、潮の香りが心地よく感じました。 -
<熊野速玉大社>
鳥羽港から国道42号と紀勢自動車道を通り、ほとんど渋滞もなく約2時間で最初の目的地「熊野速玉大社」へ到着しました。
欧米人が個人、またはツアーで大勢来ていました。
世界遺産認定により、その名が広く世界に知れ渡ったのでしょうね。 -
<熊野速玉大社 大鳥居>
扁額には、「熊野大権現」とあります。
権現とは、日本の神の神号の一つで、仏や菩薩が「神」という仮の姿で現れたものとする本地垂迹思想(ほんじすいじゃくしそう)による神号です。
それにしても、立派な鳥居です。熊野速玉大社 寺・神社・教会
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<御神木の梛(なぎ)の大樹>
大鳥居を過ぎてすぐの所に、国の天然記念物に指定されている、熊野権現の御神木の「梛(なぎ)」の大木があります。
平安末期に熊野三山造営奉行を務めた平重盛の手植えと伝えられ、梛としては日本最大です。
梛の葉は、魔除けとして、熊野詣での帰りの道中を守護してくれるものと信じられ、土産にした人が多かったそうです。 それなら、わたしも一枚・・・熊野速玉大社 寺・神社・教会
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<熊野もうで餅>
「熊野詣で」につきものなのが、「熊野もうで餅」です。
熊野三山の参道か、境内付近でしか購入できません。
これは、お餅であんを包み、玄米粉をかけたもので、熊野のもつ ”素朴さ” ”暖かさ” ”重厚さ” をイメージして作られたそうです。
新宮市にある「珍重庵」で製造・販売しています。
試食をしたらおいしかったので、土産に3箱も購入しました。 -
<熊野速玉大社 神門>
朱色が鮮やかな神門です。
屋根の下には、大きなしめ縄があります。
そして、金枠の扁額には「全国熊野神社 総本宮」の文字。
本宮と新宮と那智の3社とも、「同格」ということでしょうかね? -
<上三殿>
神門で一礼をして、拝殿に向かいます。
正面に見えるのは、「上三殿」です。
ここには、熊野本宮大社の主祭神である「家津御子大神」を祀る「證誠殿」、「天照皇大神」を祀る「若宮」、高倉下命を祀る「神倉宮」があります。
ええっと、お参りする順序があったよね・・・たしか・・・忘れた! -
<熊野速玉大社の拝殿>
手前に見えるのは、上三殿で、その奥が熊野速玉大社の拝殿です。
拝殿には、第一殿(結宮)と第二殿(速玉宮)があり、主祭神の速玉大神(イザナギノミコト)・夫須美大神(イザナミのミコト)の夫婦神が祀られています。
熊野速玉大神の本地仏は「薬師如来」、夫須美大神は「千手観音」とされています。 ここ熊野では、神の後ろには、仏の姿があるのですね。 -
<熊野速玉大社 御朱印>
世界遺産登録15周年の「限定御朱印」です。(※500円)
御朱印帳に書いていただく通常の御朱印もあったのですが、「限定」の言葉に弱くこちらを選びました。 「うん いいっ」
右上の朱印は「梛の葉」を、左下の朱印は「八咫烏(やたがらす)」を表しています。 -
<熊野速玉大社 熊野牛王神符(ごおうしんぷ)>
御朱印と合わせて、「御神符」もいただきました。(※500円)
熊野牛王神符は、熊野権現にゆかりある八咫烏を絵文字化した護符で、熊野三山それぞれに、絵文字は異なります。
熊野速玉大社の牛王は、四十八の烏文字で描かれているところから、よとやの神咒(かじり)とも言い、病気平癒や災難除けなど、人々を救う願いが込められています。
太閤秀吉は、諸国大名との誓約に、この御神符を使ったということです。 -
<熊野本宮大社>
熊野速玉大社参拝を終え、熊野川沿いの国道168号を通り、約40分ほどで「熊野本宮大社」に到着しました。
熊野本宮大社は、熊野三山の一つで、「家都美御子大神」(けつみみこのおおかみ、「熊野坐大神」(まぬにますおおかみ)、「熊野加武呂乃命」(まぬかむろのみこと)を主祭神としています。
鳥居前の標石に「日本第一霊験所」と刻まれていて、いかにも御利益がありそうです。熊野本宮大社 寺・神社・教会
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<熊野速玉大社 大鳥居>
熊野本宮大社の大鳥居で、扁額には「熊野大権現」と書かれています。
熊野速玉大社は朱塗りでしたが、こちらは木肌そのままで、自然の色合いが森の緑とよく合っています。
個人的には、朱塗りよりこちらが好みです。 -
<神の使い八咫烏>
大鳥居を入ってすぐ左手に八咫烏の像がありました。「かっこいい」
八咫烏は三本の足を持つカラスで、熊野の神の使いとされています。
一説によると、三本の足はそれぞれ天(天神地祇)・地(自然環境)・人を表し、神と自然と人が、同じ太陽から生まれた兄弟であることを示しているそうです。 -
<参道>
大鳥居から神門まで、杉木立の間に158段の石段が続きます。
途中には、祓戸大社や手水舎、宝物殿などがあります。
緩やかなカーブの先に、神門が見えてきました。
新宮大社と比べ、参道の長さが「3倍」、高低差「大」の本宮大社は、かなりの御利益があるはずでしょう。きっと・・・。 -
<熊野本宮大社 神門>
檜皮葺のどっしりとした神門です。
屋根の下には、大しめ縄と今年の干支の大絵馬がかかっています。
大しめ縄は、直径が約80㎝、長さが4.5m、重さは250㎏もあり、毎年新しい物が付け替えられているそうです。 -
<熊野本宮大社 社殿>
一番奥の大きな社殿には、熊野速玉大社と熊野那智大社の主神、夫須美・速玉の両神が祀られています。
右側の社殿には、熊野本宮大社の主神「家津美御子神(けつみみこのかみ)」が祀られています。この神様は、すべての樹木を支配し、厄除けのご利益があります。 本地仏は、「阿弥陀如来」です。 -
<熊野本宮大社 社殿>
左側の社殿には主神の「家津美御子神」が、右手の社殿には「天照大神」が祀られています。
熊野三山のそれぞれの大社にお互いの神が祀られているというのは、なんだか不思議な感じがしました。
本殿での正式の参拝順序は、次の通りです。
①主神の「家津美御子神」→②「速玉大神」→③「夫須美大神」→④「天照大神」→⑤「結びの神・祓いの神」
ここでは、順序をきちんと守って参拝しましたよ。
今回は、2日間で多くの寺社に参拝するため、大量の5円玉を用意していきました。 -
<熊野本宮大社 御朱印>
世界遺産登録15周年の「限定御朱印」です。(※500円)
熊野速玉大社では黄色の紙でしたが、ここは緑の紙で、中央に八咫烏の朱印が押されています。
「緑」は、熊野古道の深い森の緑から来ているのかも・・・関係ないか。 -
<熊野本宮大社 熊野牛王神符(ごおうしんぷ)>
ここでも「御神符」もいただきました。(※500円)
熊野本宮大社の牛王神符は、八十八の烏が描かれています。
カマドの上に祀れば火難をまぬがれ、門口に祀れば盗難を防ぎ、懐中して飛行機、船にのれば、船酔い災難をまぬがれる、病人の床にしけば、病気平癒となる・・・。
熊野牛王神符は、熊野信仰の人々をあらゆる災厄から守ってくれるオールマイティーのすごい御神符なのです。 さて、家のどこに祀ろうか・・・。 -
<熊野本宮 大斎原 御朱印>
熊野本宮大社がかつてあった場所が、「大斎原(おおゆのはら)」です。
御朱印は、参拝後にいただくべきものですが、熊野古道を歩いた後だと、大済原の参拝が午後5時過ぎになり、社務所が閉まってしまうため、先にいただくことにしました。(※いつも、必ず先に参拝をしているので、ちょっと後ろめたい。) -
<本宮大社前バス停留所>
熊野古道の参詣道を歩いてみたいという人がよく利用するのが、「中辺路(なかへち)」ルートにある「発心門王子(ほっしんもんおうじ)」と熊野本宮大社とを結ぶ、約7㎞の「古道歩き体験コース」です。
その「発心門王子」行きのバスが、「世界遺産熊野本宮館」前から出ています。
外国人を含めて15人ほどが、バスを待っていました。世界遺産熊野本宮館 美術館・博物館
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<発心門王子行きのバス>
「龍神バス」という会社が、バスを運行しています。
午前7:20を始発に、ほぼ毎時1本間隔で、1日7本、14:57が最終です。
バスは、山道を上っていき、約15分で終点の「発心門王子」に着きました。 -
<発心門王子 休憩所>
発心門王子バス停のすぐ横にある休憩所です。
建物はまだ新しく、休憩ができる机や椅子、水洗トイレがあります。
世界遺産にふさわしく、きちんと整備されていて、海外からの観光客に対して誇らしく思いました。 -
<発心門王子>
休憩所から西に200mほど行くと「発心門王子」があります。
中辺路には、かつて、道ぞいに九十九王子といわれるほど多くの「○○王子」と名のついた祠がありました。現在では、その多くが失われ、名ばかりが残っているだけですが、ここには、鳥居と祠が残っています。
発心門王子は、王子社の中でも格式が高いとされる「五躰王子(ごたいおうじ)」の一つです。発心門王子 名所・史跡
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<発心門王子>
「発心門」とは、仏道に入る心を発する入り口(門)という意味で、昔の熊野詣での人たちは、この発心門王子で身を清めるお祓いをしました。
ここから先が「熊野本宮大社」の神域となります。
私たちも、道中の無事をおいのりしました。 -
<世界遺産 熊野参詣道 中辺路の碑>
紀伊山地には、いくつかの参詣道がありましたが、最も利用されていたのが、紀伊田辺から熊野本宮大社に至る約60㎞の「中辺路」です。
身分の貴賤・男女のちがいを問わず、誰しもを等しく受け入れてくれる神仏にお参りするため、中辺路には参拝者が押し寄せ、その様子は「蟻の熊野詣」と呼ばれました。 -
<熊野古道の道しるべ>
発心門王子から熊野本宮大社に通じる古道は、起伏も少なく、ほぼ下り道で、歩行距離約7km、所要時間約2時間と初心者にもおすすめのコースとなっています。
道には、各所に道しるべがあり、迷うことはほとんどありません。
自分たちは、のんびりと歩いたので、3時間もかかりました。 -
<無人販売所の店番ネコ>
発心門王子から歩いて5分ほどのところに「それいゆ」という無人販売所がありました。
そこに、ひもでつながれた店番のネコちゃんがいました。
「何か買ってくれないかニャ~」と言っていましたが、荷物になってしまうため、頭をなぜて「ごめん、ニャさい」といってお別れしました。
どなたか、行ったら買ってあげてください。 -
<これが本当に熊野古道?>
発心門王子からしばらくは、民家が続く舗装された道なので、正直「ええっ、これが熊野古道?」という感じです。
ちょっと、がっかり・・・。 -
<熊野古道と桜>
ソメイヨシノが満開でした。
熊野古道が舗装道路というのは、観光客から見るとちょっと残念ですが、住んでいる方にとっては生活の道なのですから、それは仕方ないかもしれませんね。
後ろの建物は、発心門王子地区の集会所のようです。 -
<集落に続く道>
発心門王子から1㎞ほど舗装された道を歩くと、小さな集落が見えました。
農作業をされている方と挨拶を交わしながら、集落に入っていきました。
旅での、ちょっとした人とのふれあいがいいですね。 -
<数字の書かれた道しるべ>
中辺路ルートには、このような道しるべが500mごとに設置されています。
つまり、この場所は、スタートの紀伊田辺から31.5㎞の地点ということになります。
どれだけ歩いたのか把握でき、休憩の目安になります。 -
<路傍の花>
車で走ると見逃してしまうものも、徒歩だと目に入ってきます。
熊野古道には、住民の方が手入れされている花やきれいな野草がたくさんあり、それらを見ながら歩くと、疲れもあまり感じません。 -
<木彫り彫刻販売所?>
集落の中に、近所の方の作品と思われる「木彫り彫刻の販売所?」がありました。
「なんじゃ こりゃあ」
人や動物、鳥、道具・・・思いつくまま作ったという感じですが、素朴な感じがこの「古の道」にぴったりだと思いました。 -
<八咫烏の道しるべ>
この場所にも、通常の道しるべがあるのですが、少し見にくく、この道を下って行ってしまう人が多いと聞きました。
そのため、手作りの「八咫烏の道しるべ」がガードレールに取り付けられていました。
「正しいルートは、右側の上り道だよ。分かったカー?」
「八咫烏さん、ありがとう!わカーったよ」 -
<スギ木立の道>
八咫烏の道しるべを過ぎると、急に深いスギの森の中に入りました。
これぞ、「熊野古道」!!
ほかに人の姿はなく、遠く鳥の声が聞こえるだけです。
「蟻の熊野詣」のように、押すな押すなの参詣道の風景も見てみたい気もしますが、やはり、静寂につつまれた道の方が、ずっとすてきです。 -
<水呑王子>
発心門王子から約30分。「水呑王子」に到着しました。
ここには、水場とトイレがあるのでひと休みできます。
そうそう、各ポイントには、記念スタンプがあり、外国人のみなさんが「プッシュ」していましたよ。水呑王子跡 名所・史跡
-
<水呑王子の石碑>
緑泥片岩の石碑に「水呑王子」の文字がはっきりと見えます。
長い歴史のある王子社で、中世の参詣記には「内水飲」と記されており、江戸時代の初め頃から、現在の「水呑王子」と表記されるようになったそうです。
残念ながら、当時の水源は涸れてしまって、今は呑めません。 -
<腰痛のお地蔵様>
水呑王子の石碑の横に小さなお地蔵様があります。
右側のお地蔵様は、通称「腰痛のお地蔵様」
写真では分かりませんが、昔、おなかの辺りで折れてしまって、二つに分かれています。腰の部分にお賽銭を挟んで拝むと、腰痛に効くそうです。
何枚か一円玉が挟んでありました。 わたしは、まだ大丈夫です。 -
<マイナスイオンいっぱい>
水呑王子を過ぎると、またスギ木立の山道になりました。
マイナスイオンを体いっぱいに浴びながら、熊野の自然を思う存分堪能しました。 -
<石仏>
参拝道には、いくつかの石仏が祀られていました。
それぞれに謂われがあるのでしょうが、説明書き等はほとんどありませんでした。
しかし、地元の人たちに大切にされていることが、その姿から分かりました。 -
<道休禅門>
伏拝集落に入る手前に「道休禅門」という石仏があります。
これは、その昔、ここで行き倒れた旅の僧のためにたてられたものです。
現在も、地域でこの石仏をまもっていて、冬には寒さをしのぐ藁(わら)をまき、春には赤い前掛けを掛け替えているそうです。 -
イチオシ
<熊野古道と道休禅門>
昔は、熊野詣での途中で病気やけが等で無念の死を遂げた人たちが、きっとたくさんいたことでしょう。
今でこそ気軽に歩ける熊野古道ですが、道休禅門の謂われを知ると、昔は命をかけた修行の道だったことがに痛感させられます。 -
<茶畑が美しい伏拝集落>
細い地道から伏拝(ふしおがみ)集落の道に出ました。
道の両側には、緑がまぶしい茶畑が続きます。
ふと見ると、つぼみが膨らみ花が咲き始めている2本の木がありました。 -
<白いつぼみ>
花の名前に疎いので、何の花かわかりません。
どなたか、教えて下さい。 -
<咲き始めたピンクの花>
こちらも同じで、いったい何の花でしよう。
気になる・・・・・ -
<集落の外れの道しるべ>
集落の外れに道しるべがありました。
発心門王子からは、3.5㎞歩いてきたことになります。
伏拝王子まで、あと少しです。 -
<伏拝王子の石碑>
先ほどの道しるべから5分ほどで「伏拝王子」に到着しました。
この石碑は、かなり古い物のように見えましたが、昭和54年に建てられたものでした。伏拝王子跡 名所・史跡
-
<伏拝王子のいわれ>
熊野大社を目指した参詣者は、ここで初めて熊野本宮大社を目にしました。その姿に感激し、伏して拝んだことから「伏拝王子」となったと伝えられています。
伏して拝むくらい、ここまでたどり着くことは、大変なことだったのでしょうね。 -
<伏拝王子休憩所>
石碑の横に、発心門王子にあったものと同じ作りの休憩所がありました。参詣道にあるいくつかの休憩所の管理は、地元の方々がされているそうです。
おかげさまで、気持ちよく旅をすることができます。
そうそう、ここの名物は「温泉コーヒー」だそうですが、本日はお休みでした。 -
<大斎原遙拝所>
伏拝王子休憩所の横の階段を上ると、遠くが見渡せる場所があります。
ここが「伏拝王子」があった場所です。
現在も、中央の谷の奥に小さく、旧社地の「大斎原」を望むことができます。
熊野本宮大社までは、あと3kmです。 -
<№70の道しるべ>
伏拝王子からは、再び地道の古道になります。林の中を緩やかに下る道で、快適に歩けます。
№70ということなので、紀伊田辺から約35㎞の地点ということになります。 -
<陸橋?>
視界が少し開け、橋が見えました。
発心門王子に行く際にバスで通った道路と、その上に架かる橋です。 -
<三軒茶屋跡>
伏拝王子から約20分、この橋を渡れば、そこが「三軒茶屋跡」です。
この橋はコンクリート造りですが、景観に配慮して吊り橋風になっています。 -
<三叉路>
「三軒茶屋」は、その名の通り茶屋が三軒あったのが名の由来となっています。
高野山からの小辺路と中辺路が出合う地点のため、多くの参詣者が集まり、それで茶屋も繁盛したのでしょう。 -
<古い道しるべ>
右:紀三井寺(中辺路)左:高野(小辺路)と記された石の道しるべが、当時をしのばせます。
「かうや」っていう言葉が、とてもいいですね。 -
<関所>
道標しるべの前に「九鬼ヶ口関所」があります。
当時は、小辺路を少し下った集落にあったそうです。
当時の通行料は、十文。
誰が設置したのか知りませんが、ずいぶん儲かったでしょうね。 -
<上り道>
三軒茶屋跡を過ぎると、しばらく地道の美しい古道が続きます。
ここへ来ての上り道は、ちょっと苦しい・・・。 -
<蘇生の森>
熊野詣では、「生まれ変わり」や「よみがえり」を目指す巡礼の旅です。
「蘇生の森」と書かれた新しい石碑がありました。
その前のたくさんの小石は、現代の「参詣人」が積んだものでしょう。
わたしも、できることなら、○才頃に戻りたい・・・。 -
<日が傾いてきた>
休み休み歩いてきたため、気が付くと日が傾き始めていました。
少しスピードアップしないと・・・・。 -
<ちょっとより道>
途中に、「ちょっとより道」の表示があります。
古道から少しそれて、高台に上っていくと「見晴台地」という展望台があります。
スピードアップしたいところですが、せっかくなので寄っていきましょう。 -
<現代の「伏拝王子」>
少し急な山道を5分ほど登ると広い場所に出ました。
ここが、「見晴台地」です。
大斎原の森と大鳥居がはっきりと見えます。現代版の「伏拝王子」です。
息が「ゼー ゼー」して、伏して拝むどころではありません。 -
<熊野川と大斎原>
大斎原が熊野川のすぐ横にあることが、よく分かります。
熊野川が氾濫すれば、被害が予想されるのに、なぜ、昔の人はこのような場所に神社を作ったのだろう。
きっと、熊野川と熊野信仰を結ぶ深い理由があったのでしょうね。 -
<和歌山県 朝日夕陽百選>
熊野古道とは直接関係ありませんが、「和歌山県 朝日夕陽百選」の石碑がありました。
大塔山系に沈む夕陽が、熊野の山々を美しく輝かせる・・・とのことです。
そこまで待っていると、暗くなって遭難しそうなので、あきらめました。 -
<石畳の道>
また、熊野古道に戻ってきました。
緩やかな下り坂が続きます。土の道が石畳や石段に変わり、大社が近くなってきた雰囲気が感じられます。 -
<祓殿石塚遺跡>
平成29年秋から、祓殿王子付近の熊野古道沿いの発掘調査をしていたところ、江戸時代後半に築かれたとみられる石塚が発見され、「祓殿(はらいど)石塚遺跡」と名付けられました。
歴史が長いので、発掘調査をすれば、いろいろな遺跡が見つかることでしょうね。 -
<祓殿王子>
古道を進むと、突然視野が開け、前方に住宅地が見えます。
右手に行くと住宅街に行ってしまうので、左手に進み、階段を下り100mほど行くと「祓殿(はらいど)王子」です。(※左手の道は、見付けにくいです。)
この王子は、長かった道中の汚れ・穢れを祓い、身を浄めて本宮大社に参拝するための潔斎所(けっさいしょ)でした。 -
<熊野本宮大社 裏鳥居>
祓殿王子を過ぎてすぐのところに、熊野本宮大社の裏鳥居が見えてきます。
「やっと到着。やれやれ」
これは、現在の熊野本宮大社の裏鳥居なので、当時は、ここからさらに1㎞ほど先の大斎原を目指しました。 -
<熊野本宮大社 社殿>
先ほど参拝したときと反対側から表参道に向かいます。
見えるのは、熊野速玉大社と熊野那智大社の主神、夫須美・速玉の両神を祀った社殿です。 -
<熊野本宮大社 拝殿>
祈祷や神事を行う拝殿です。
サッカー日本代表チームも、ここで必勝祈願をすることで知られています。
八咫烏の石碑や幡など、八咫烏のオンパレードでした。 -
<八咫ポスト>
拝殿前に黒色の「八咫ポスト」がありました。
黒は、全ての色を合わせた尊い色であり、神の遣いである八咫烏の色、熊野本宮の大地を象徴する神聖な色なのだそうです。
このポストは、実際に使え、オリジナルはがきも販売しています。 -
<熊野本宮大社 表参道>
午後5時を過ぎ、帰る人はいても参拝にくる人はいません。
社務所も閉まっていました。
先に「大斎原」の御朱印をいただいておいて、正解でした。 -
<熊野本宮大社から大斎原へ>
午後5時を過ぎると、車も人の姿もあまり見られなくなりました。
休憩所の「瑞鳳殿」も閉まっていて、参道横の「もうで餅」の販売所も、撤収したようで見あたりません。 -
<産田社>
大斎原に向かう途中に、熊野本宮大社の末社である「産田社(うぶたしゃ)」があります。
御祭神は、伊邪那美命(イザナミノミコト)です。産田社 寺・神社・教会
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<産田社>
伊邪那美命は、八百万の神々をはじめ、総てを産みだされた「産土(うぶすな)」の神と崇められていて、「お産」に御利益があるそうです。
うちの子どもたちも、そろそろ身を固めてくれるといいのですが・・・。 -
<大斎原>
熊野本宮大社は、かつて「大斎原(おおゆのはら)」と呼ばれる熊野川の中洲のこの地にあったのですが、明治22年の洪水で多くが流出してしまいました。
そして、流出を免れた社殿が、その後、高台にある現在地に移築されたのです。
と言うことは、昔はさらに立派な社殿があったのですね。旧社地 (大斎原) 名所・史跡
-
<大斎原 大鳥居>
全国にたくさん鳥居がありますが、日本一の高さを誇るのが、この大斎原の大鳥居です。
高さは約34mで、11階建てのビルの高さに相当します。
鳥居の真ん中に、金色の八咫烏がいるのが見えますか? -
<世界遺産の石碑>
中に入ると「熊野本宮大社 旧社地大斎原」と刻まれた世界遺産の石碑がありました。
ここも、世界遺産の構成資産の一つです。 -
<パワースポット>
日本全国に「パワースポット」と呼ばれる場所は、あまたありますが、「奥宮」や「旧社地」などと呼ばれるところは、強力なパワースポットであることが多いといいいます。
ここも、知る人ぞ知るパワースポットです。
とはいうものの、私は霊感が弱く、どこに行っても何も見えず、何も感じません。悲しい・・・。でも、「見える」のも恐ろしいので、このままでいいです。 -
<瑞鳳殿 駐車場>
午後6時になって、車を駐車させてあった瑞鳳殿の駐車場に戻ってきました。
奥に見える三角屋根は、隣接する土産物店ですが、ここの駐車場はロープが渡してあって、ここに駐車した方が車が出せなくなって困っていました。(※後に、店の方に連絡して、無事解決!)
瑞鳳殿の駐車場は無料で、車止めもないので、これから来る方は、こちらに駐車する方がいいですよ。 -
<休暇村 南紀勝浦>
瑞鳳殿の駐車場を出て、予約してあった「休暇村 南紀勝浦」に向かいました。
到着したのは、午後7時過ぎ。
おいしい食事をいただき、温泉にゆっくりつかって「Go! 朱印 Trip in 熊野古道 2019 March ~1日目~」が、無事に終わりました。
最後までごらんいただき、ありがとうございました。
「Go! 朱印 Trip in 熊野古道 2019 March ~2日目~」に続きます。
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旅行記グループ Go! 朱印 Trip 2019
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