2019/04/01 - 2019/04/02
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kirinbxxさん
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年度も改まった4月1日、新元号発表のその日、私たちは岡山県の美作三湯の一つである奥津温泉へと向かいました。90歳を超える義母もいるので今回はレンタカーで。予想外の寒さの中、驚きのある旅となりました。
今回泊まる宿は奥津荘。鍵湯と呼ばれるお風呂が有名です。
江戸時代、津山藩の初代藩主である森忠政は、この湯を気に入り、湯治場として利用するため、鍵をかけ、村人や部外者が利用できないようにしたことから「鍵湯(かぎゆ)」と呼ばれるようになったのだそうです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
広島市内で用事をすませ、五日市インターチェンジから山陽自動車道に入り、中国自動車道を通って津山へと向かいました。
院庄で一般道に入ってほどなく、こんな看板を発見。お昼時なので入ってみることにしました。そういえば日本に来てからまだラーメンを食べていませんし。ラーメン大統領 院庄店 グルメ・レストラン
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ランチセットから野菜炒めランチと餃子ランチを選びました。
まぁ味は普通ですね。 -
まずは津山の桜を楽しみたいところです。
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「ようこそ 桜の城下町へ」という石碑がたっています。
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駐車場の桜は見事な花をさかせていました。
駐車料金は500円。津山城(鶴山公園) 名所・史跡
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大抵のお城はそうですが階段を登らなければなりません。
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階段を上ったところの桜も七分程度以上の咲き具合でした。
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沿道には昔懐かしい屋台が出ていました。
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この公園はさくら名所100選に選ばれているようですね。
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こちらは、美作津山初代藩主、森忠政。本能寺の変で死んだ森蘭丸の弟にあたる人です。生まれる前に長兄と父は討死していただけではなく、残った兄たちも一人を残して本能寺で信長とともに死に、森家をついでいた最後の兄も小牧長久手の戦いで討死、という森家最後の生き残り。なかなか苛烈な性格の方だったようで、血なまぐさい逸話が沢山残っている方です。
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空は青く雲は白く、そして風はとても冷たい一日でした。桜も寒いでしょう。
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ですが、菜の花もきれいに咲き誇り、この山間の町にも春はそこまできているようでした。
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体も冷えてきたのでそろそろこの城を後にすることにしましょう。
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お城のマンホールはなぜかかっぱ。
あとで調べたら市民公募で決まった環境キャラクターの一つだそうです。 -
さて、この日の宿はこちら、奥津荘です。昭和2年築という90年の歴史をもち、当時の趣をそのままに2004年にリニューアルを施した昭和の木造建築だそうです。
美作の名湯ここにあり 郷土料理もなかなかのもの by kirinbxxさん奥津温泉 名泉鍵湯 奥津荘 宿・ホテル
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なにはともあれ、お風呂へ。
この日の客は3組、私たちが一番乗りでした。
なのでお風呂は貸切状態です。 -
ひさしぶりの源泉かけ流しはいいものです。
限られた日程での日本滞在だと、源泉かけ流しの温泉ばかりめぐるというわけにもいきません。
これは立ち湯という名の通り立って入る深いお風呂です。こちらも外を流れる吉井川の川底と一枚岩として繋がっています。つまり「鍵湯」と「立湯」は、温泉が湯船の底から湧き出ている正真正銘の源泉湧きたてのすばらしい温泉なのです。 -
さて夕食。こちらの目当ては温泉ですし、奥津は山の中ですから料理への期待薄。季節があえば鴨鍋や河豚会席も選べたのですが4月は特に何もなし。
ということでどこででも食べられそうなしゃぶしゃぶや会席はやめて、「牛肉を使った郷土料理」のコースを選んでみました。
これが最初のようす。 -
先付は干し肉、牛ぬた、にこごり、と作州牛郷土料理です。
お、これはなかなかいけますよ。
前菜は山菜天ぷらとかてまり寿司、玉子シンジョウなどで平凡。でも味はいい。 -
お造りはもちろん作州牛の炙りをポン酢で。
普段は食べない日本の霜降り肉、このくらいの分量ならとても美味しくいただけます。 -
こちらは温泉宿ではよくある、源泉で蒸しあげたという料理です。非凡なのはこのおこわ。日本酒のあてにピッタリです。
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そしてメインの鍋物は作州名物「そずり鍋」です。骨の周りに付いた肉を削いで(そずる、とはこの削るの作州方言なのだとか)作った鍋料理。これが非常に美味しいのです。もっとも旨みの凝縮された部分の肉から出る旨みに、たっぷりの野菜がとてもあっていました。
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鍋の〆は岡山鴨方産の蕎麦。
日本蕎麦を鍋の〆にするのは珍しいですね。特別に打ったのかこしが強く熱々にしても美味しくいただけました。 -
酒は勿論、岡山の地酒をいろいろと。
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寝る前にも一風呂浴びて、ぐっすり眠って目覚めると・・・・
なんということでしょう!
窓の外に広がっていたのは雪景色でした。
4月ですよ、4月。 -
びっくりしながら朝食へ。
卵焼き、味噌汁、湯豆腐、などとともにでてきたこのカマスの干物が秀逸でした。 -
玄関前に回されてきたレンタカーを見てまたまたびっくり。すっかり雪が積もっています。宿の青年がペットボトルのお湯をかけてなんとかフロントガラスの雪は落としてくれました。
いやはや、驚きです。 -
雪の奥津温泉とお別れです。
お湯は非の打ちどころがないし、料理もよかったので奥津荘にはまた来たいものですね。 -
津山には行くべきところがあります。
それはここ、津山まなびの鉄道館です。津山まなびの鉄道館 美術館・博物館
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ここの自慢はこれ、国内に現存する扇形機関車庫の中で2番目の規模をほこる「旧津山扇形機関車庫」です。
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もちろん、そこに収められている車両も自慢の展示物です。
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この日は新人訓練も行われていました。
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津山市のジオラマもあります。
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備中高梁付近で見つけた桜たち。
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もう一か所、岡山で有名な桜の名所だというRSKバラ園にも行ってみましたが、こんな感じでした。
RSKバラ園 公園・植物園
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お昼時になったので、なにか食べようとこんなところへ。
岡山駅前ですから、気合をいれて探せばもう少しマシな店もあったはずなんですが。。。めしや 宮本むなし JR岡山駅前店 グルメ・レストラン
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これは大失敗の大後悔となりました。
kirinこんなもの、私は焼きサバの定食、義母は卵どんぶり、を頼みましたがとにかくご飯がまずい。
ああ、やめておけばよかった。二度と来ないぞ、宮本むなし。
岡山で食べた最後のものがこれとは。。。。。
気を取り直して次の目的地へ。
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