2018/01/09 - 2018/01/15
71位(同エリア171件中)
メビウスさん
この旅行記のスケジュール
2018/01/14
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バスでの移動
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レストランでマス料理を堪能
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六日目その1
実質最終日の前半は、ソフィアから南へ約120km、リラ山脈の山あいにひっそり佇むリラの僧院に向かいました。
イヴァン・リルスキーという修道士の修行から始まり、彼を慕う僧や信者たちが集まり僧院が建てられた事が起源とされています。
14世紀に領主フレリョの庇護を受け、ブルガリアの宗教・文化の中心になっていました。
約500年に亘るオスマン帝国支配下においてはキリスト信仰と自国言語の使用も制限されましたが、僧院の図書館はブルガリアの言葉や文化を所蔵する保管所の役割を務め、そうやって信仰と自国文化を守り抜いたのだそうです
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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実質最終日の朝です。
部屋からの眺め。ラマダ バイ ウインダム ソフィア シティ センター ホテル
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前日のチェックインが遅かったので、早めに朝食を済ませ、出発時間までホテル周辺を軽く散歩。
ラマダ バイ ウインダム ソフィア シティ センター ホテル
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宿泊ホテルの目の前をトラムが走っていきます。
運行開始から100年経過しているそうですが、20世紀終盤から地下鉄整備に力を入れるようになり、以降新規トラム路線は建設されていないのだとか。 -
少し待ってたら色の違う車両がやってきました。
路線によって乗降者数が違ったりするのかな? -
道路の奥に見える建物は(多分)ブルガリア中央駅&バスターミナル。
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前夜スーパーに向かった方向に歩いてみよう。
そういえばこの歩道の階段、暗くて躓きそうになったんだった・・・ -
道路の両脇は白線が引いてあって駐車スペースになってます。
日本の路上パーキングみたいにメーターがある訳でもなく、って事は無料なのか?
というか、駐禁ルールとかがそもそも違うんだろうか? -
周辺のテナントは未だ暗いのに、カジノはやっぱり営業中。
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一本裏通りに入ると、こんな趣ある一軒家があったりします。
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こっちは石畳と街路樹。
そして遥か向こうまで続く路上駐車。 -
ブルーに塗られたスペースには車いすマークが引かれています。
まぁ無秩序という訳でもないんですね。 -
チェックアウトを済ませ、9時に出発。
向こうからやってくるのはトラム。
結構な頻度で走ってるんだな。 -
天気はどんより曇り空。
雨さえ降ってこなければ・・・ -
30分も走るとあっさり郊外の車窓。
あれは貯水池か何か? -
暖かい季節だったら放牧中の家畜だとかが沿道近くまでやってきそうな景色。
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幹線道路をひたすら南下し、1時間ほど走ったところでいわゆる一般道に入っていきます。
その入口脇になぜか巨大石造が立っていました。
一体どなたなのでしょうか。 -
遠くに集落が見えてきました。
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ここコチェリノヴォ村はコウノトリの村として有名で、家屋の屋根なんかに巣を見かけることがあるそうです。
コチェリノヴォ村 旧市街・古い町並み
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でもさすがにこの時期では無理かな?
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平坦な景色だったのが、リラの集落を過ぎた辺りから一変して割と険しい山道に。
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ポツンと一軒家。
別荘だろうな。 -
なんかもう、手付かず感ハンパないです。
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細い山道が突然開け、堅牢そうな石造りの外壁と色鮮やかな門が見えました。
ソフィア中心地から凡そ2時間、リラの僧院に到着しました。 -
入口にあたるデュプニッツァ門。
フロントだけでなく内壁や天井にまでフレスコ画で施されていて、期待が膨らみます。 -
アーチから見えたのは・・・
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これこれ!
ボーダー柄が印象的な聖母誕生教会と、それを囲うように建てられた僧房。
海外旅行や世界遺産が大好きな人ならきっと一度は目にしたことある構図なんじゃないかな? -
最初に目に飛び込んできたのは列柱廊の白黒部分だったんだけど、よくよく見てみると、上部壁面は白オレンジのボーダー柄。
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列柱廊が無い部分は建物の足元までオレンジと白のストライプで構成されていて、入口の軒がある部分だけ白黒のアーチ。
そういう仕様法則なんだ、きっと。 -
14世紀の大地震の影響で今の場所に移されるも、1833年の火災で大半が焼失。
現存する教会は火災翌年から約30年かけて再建されたものです。 -
10世紀、リラ山脈の洞窟で独り修行するイヴァン・リルスキーという修道士がいて、そんな彼を慕う僧や信者たちが集まり、その洞窟からほど近い場所に僧院が建てられた事がリラ僧院の起源とされています。
・・・なんかシッダールタが悟りを開く時の話に似てるなぁなんて思いました。 -
列柱廊の外部は印象的な白黒ボーダー、内側の壁や天井は様々なフレスコ画で埋め尽くされています。
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いやー!凄い!
圧巻です。リラ修道院 寺院・教会
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梁までびっしり描かれています。
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中心にはイエス・12使徒・聖人が描かれてます。
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こちらはブルガリアの聖人・庶民・悪魔・怪物なんかが描かれてます。
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仏教寺院同様に、識字の無い人にも世界観を分かり易く伝える為の手段としてフレスコ画が用いられているんだろうな。
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天井のフレスコ画は19世紀のブルガリア宗教画の傑作とされているそうです。
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ここだけでもお腹一杯になってしまいそうな見ごたえある列柱廊を充分見学した後は、教会内部も入らせて頂きました。
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内部も見事なフレスコ画で埋め尽くされていました。
巨大なシャンデリアでほんのり照らされていてこちらも見事でした。
ただし残念ながら撮影禁止です。 -
聖母教会をぐるりと取り囲んでいる僧院は、城壁の役割を果たしています。
これも長きにわたりオスマン帝国の支配下にあった影響からなのかな。 -
地下+4層の僧院には、300間の住居スペース、4つの聖堂、大修道院長室、キッチン、図書館、寄贈者室等が設置されています。
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僧房には一般人も宿泊できるそうです。
映画「天使にラブソングを」でデロリスがげんなりしちゃう様な質素な設えを勝手に想像しちゃいましたが…
でも、私たちの様な日帰りのツーリストが帰った後は、多分この空間独り占め。
そういう体験も楽しそう。 -
色柄がモダンな雰囲気を醸し出してる。
普通に街にあってもお洒落な感じで違和感なく溶け込みそう。 -
アーチ越しのアーチ。
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僧院内で唯一1833年の火災を免れたフレリョの塔。
14世紀にリラ修道院を現在の場所に移築した領主フレリョの名にちなんで建てられた石造の塔です。 -
側は堅牢な感じなのに、正面からみると随分と繊細。
外壁の壁画もほとんど色褪せしていないそうです。
なんとなくここだけテイストが違う感じがするのは、やはりここだけが残った部分だからかな? -
1階にはお土産物屋になっていて、ポストカードを数枚買いました。
フレリョの塔 建造物
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教会内部は購入したポストカードで紹介。
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窓のアイアンワークが美しくて撮ってみたところ、偶然内部のシャンデリアが入り込んでた。
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教会脇にひっそりと置かれたのは、院長を務めたリルスキさんの墓。
ブルガリア語の文法書を初めて著した人でもあるんだって。 -
たっぷり一時間の僧院見学でした。
ガイドブックやネットなんかで見慣れていたのは緑深い季節の画像でしたが、雪景色の中では寒さから荘厳さが一層際立つというか、これもまたきっとこの季節ならではな雰囲気で、来られて良かったです。 -
僧院から10分ほど戻り、街道沿いのGorski Kut Hotel And Restaurantでランチタイムと相成りました。
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直ぐ下をリラ川が流れており、夏場だったらザ避暑地って感じの雰囲気。
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入口脇に飾ってあったのは馬車か何かかな?
今は全く使っていないと思うけど、一種の演出だよね。 -
店内には暖炉があって、見た目が既に温かみを醸し出しています。
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冷えた体に暖かいスープが沁みます。
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メインはマスのソテー。
リラ川でとれるマスは名物で、この地方の大概のレストランで味わえるらしい。
塩加減も丁度よく、ふわふわで美味しかった。 -
ここからまた2時間かけてソフィア市街地に戻ります。
13へ続く・・・
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この旅行記へのコメント (2)
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- クラッツさん 2019/06/18 14:20:32
- 冬の僧院
- 厳しい冬のリラの僧院がとても良く伝わりました。この厳しい冬が去った喜びがバラ祭りなのですね。
バラ祭りと言えば、バラだけでなく、フォークダンスです。カザンラクのバラ祭りのフィナーレを飾るのはブルガリア各地から集まった愛好家によるフォークダンスコンテストです。こちらは8月に配信しますよ。
ブルガリアの物価は交通が日本のざっと4分の1、スーパー価格が3分の1、レストランが半分と西欧に比べお得ですので、そのメリットが際立つ個別手配がよりおすすめです。
英語もあまり通じませんのでボディーランゲージが勝負です。ぜひ小生の旅行記を参考にトライしてみてください。乱筆乱文、失礼しました。
- メビウスさん からの返信 2019/06/19 19:35:20
- Re: 冬の僧院
- クラッツさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
ピリッと張り詰めた空気が流れている様に感じたのは寒さも要素の一つだったかもしれません。
しんと静まり返った雪の僧院、ホント素敵でした。
物価の安さも結構衝撃でしたね。
ローカルビールとローカルフード楽しむなら個人手配で再訪かなぁ。
度胸がついたらトライしてみたいですね笑
ところでカランザクのフォークダンスコンテストですか!それ楽しそうですね。
と言うのも、移動途中に立ち寄ったGSの売店で戯れに買ったフォークロアCDが心躍るリズムと旋律で、思いのほか心地良くて。
そのコンテスト、体感してみたいなぁ。
メビウス
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