ブカレスト旧市街駆け足散策(親子旅第12弾ルーマニア・ブルガリア 07シナイア→ブカレスト)

2018/01/09 - 2018/01/15

四日目その２
雪のシナイアから約130km南下し、初日降り立ったアンリ・コアンダ空港のある首都ブカレストまで戻ってきました。
ここまでくるとさすがに雪も積もっておらず、でも街歩き中はそれなりに寒かったのですが、現地ガイドの話では例年に比べたら物凄く暖冬との事。
限られた時間ながらも目に楽しい散策でした。

余談ですが、昨年は旅行記作成が思うように進まず、気付けば帰国してから既に１年経過。コンスタントに書いていかないと詳細の記憶が朧気で、更に作成が億劫だったりして…　
溜まりにたまった旅行記をある程度書き終えてから次の渡航先を決めようと思っておりますが、果たしてどうなる事やら…笑

エリア ブカレスト(ルーマニア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

雪のシナイアを出発。

シナイア僧院 寺院・教会

一時間ほどしてロードサイドのGSで休憩。
サンタ衣装の熊が芝生に座ってて何だかほのぼの。
隣接してる売店は新しくてもの凄く広くて、カフェまで併設してました。

一時間もすると車窓がだいぶ都市っぽい感じになってきました。
中心地まではすぐそこです。

ヘラストラウ公園沿い、すっかり葉が落ちた木々の向こうに見えるのは正教会。

ラウンドアバウトの真ん中に建つ凱旋門。
1919年当初は木造漆喰壁だったけど、1930年ルーマニア彫刻家により建て替えられたそう。
第一次世界大戦の勝利を記念して建てられた当初のブカレストは「バルカンの小パリ」と呼ばれていたそうですが、これって小江戸とか小京都みたいなもので、東洋の小パリとか中東の小パリとか、案外他の都市でも言われてるんじゃないかな？なんて思ったり。

凱旋門 史跡・遺跡

革命広場手前の国立美術館前で一旦下車。

ルーマニア国立美術館 博物館・美術館・ギャラリー

フェンスにはたくさんの花やロウソク。

慰霊のためか何かでしょうか？

大通りの反対側にはブカレスト大学の図書館。

大学図書館 建造物

その前にはカロル１世の騎馬像が立っています。

カロル１世の像 モニュメント・記念碑

向こうに見えるのはアテネ音楽堂。
1888年フランス建築家によって建設、建設費の一部がブカレスト市民からの寄付により賄われたそう。
今回の観光コースには含まれていませんでしたが、建物内部のフレスコ画が素晴らしいのだそうです。

アテネ音楽堂 劇場・ホール・ショー

再びバスに乗って少し移動。
車窓から見えたのは1864年設立のブカレスト大学。

大学広場 広場・公園

そして5分ほどで再び下車。ここからは徒歩移動。
散策前にCity Grillというレストランでランチタイムと相成りました。

店内は小洒落た感じの内装。
ツアーで予約していた私たち団体は2階席に案内されました。

寒くてもビール！笑
そしてたっぷり注がれたスープ。

メインはロールキャベツ。
なかなか美味しかったんだけど、付け合わせのポテトが結構なボリュームで完食できず。

食後の一服をさせて頂いて…

いよいよ旧市街地の散策スタートです。

先ずは１９世紀初頭アルメニア人によって建てられた隊商宿、ハヌル・マルクを見学しました。

中庭があって二階建てで、まさにキャラバンサライな間取り。

ハーヌル マヌク ホテル

今はテナント貸しされているのか、ルーマニア料理とレバノン料理を提供するレストランやショップが入ってます。
スタバも入店しているみたい。

こういう壺だとかも、いかにも隊商宿っぽいというか…

クルテア・ヴェケ教会と旧王宮跡とは隣り合ってました。

クルテア ヴェケ教会 寺院・教会

さっき通ってきたクルテアヴェケ教会は1554年建造。
ブカレストに残る最も古い教会。
残念ながらこのツアーでは内部見学はありませんでした。

クルテア ヴェケ教会 寺院・教会

旧王宮跡とヴラド像。

旧王宮跡 史跡・遺跡

ドラキュラのモデルになったヴラドは、本当はブラン城ではなくこの王宮に住んでいました。

アイリッシュパブがあったり…

チェーン展開されてるケバブ屋があったり。

旧市街そぞろ歩き。
…ツアーだからホントは違うけど、気持ちはそんな感じで笑

旧市街 旧市街・古い町並み

欧州圏の街並みは約４年振り。
何気ない景色だけど、やっぱり心躍ります。

そして町かどに佇む正教会の多さたるや。

きっと歴史的に何ってわけじゃ無いのでツアーではスルーされちゃうんだろうけど…
フリーだったら多分見学させてもらったな。

…まぁそんな調子でツアー参加でもついウロウロしがちで、いつも最後尾な私なのです笑

このマークはブカレスト市の紋章。

19世紀終わりころに建てられた貯蓄銀行。
現在も本店として使われているそう。

ルーマニア貯蓄銀行 建造物

スタヴロポレオス通りから見た銀行。

カルク・ベレは1879年から続く老舗レストラン。

レストランなのに店内見学のみでもOKなのだそうで。
ま、これが現地ガイド付きパックツアーの強みだったりするのかな？

天井もキャットウォーク的な装飾も歴史を感じられて何とも素敵な内装！
とはいえ写真OKとは言われても食事されてる方々もいらっしゃるので…

カルク ベレ ステーキ・グリル

ざっと見させてもらって、早々に退散しました。

そのまま通りを真っ直ぐ歩いていくと見えてきたのがスタヴロポレオス修道院。

色合いがシック。
例えが変だけど、洋菓子のパッケージとかにそのまま使えそうな…笑

1742年創建、旧市街地では最も古いそうです。

天井のフレスコ画は当時のものなのかしら？

外から見たら小さいのかと思ってたけど、回廊があったりして案外広かったです。

落ち着いた雰囲気のある素敵な教会でした。

内部見学を終えて外に出てきたら、ドラマ「私はラブリーガル」のステイシーにちょい似の美人さんに写真頼まれたので快く応じ、ついでに母とのツーショットをお願いしてみたらOK！って事で、めちゃ素敵な一枚になりました。
彼女、イタリアからの一人旅なんだって。
私たちが母娘2人組だったので声掛け易かったのかな？

スタヴロポレオス教会 寺院・教会

ハイシーズンだったらもっと観光客とか多いのでしょうか？
それとも寒いので皆建物の中に隠れてる？

旧市街の街並みに溶け込んだディスプレイ。

こんなに寒いんじゃテラス席なんて誰も…
と思ったら奥にいた！笑

旧王宮跡に戻ってきました。
ここから30分程でしたが暫しフリータイムとなりました。

この後はブルガリアへ。
余ったわずかなルーマニア通貨を使ってしまおう！
てな訳でドラッグストアで物色。

で、こんなん買ってみました。
現地ガイドさんによればルーマニアではどうも一般的なものらしい。

一見するとリップクリームみたいなんですが、キャップを外し鼻の穴に先端部分を近付けクンクンするとミントの香りがして詰まりを解消するというもの。
でも使用してる姿が若干おマヌケな感じだったりして。
カサカサ唇にサッとメンソレータム的感覚では人前で使いづらかったりします…笑

そろそろ集合時間。
バスに戻る道すがら、最後の最後でハヌル・マルクに入ってるスタバを見つけ、記念の自撮り！笑

ブカレスト最後に立ち寄ったのは国民の館。
ここは(多分)時間と予算の都合で外観撮影タイムのみでしたが、巨大すぎて写真に納まりきれません！
故チャウチェスク大統領による独裁政権時代に1500億円を投じて造らせた宮殿はですが、ルーマニア革命で彼が処刑された後も工事は再開し、13年掛かって竣工。
3000室以上もあるので管理しきれない事を理由に一部のみの公開にしているのだとか。

さ、これから先は陸路での国境越え。
いよいよブルガリアに向かいます。

08に続く…

国民の館 史跡・遺跡

この旅行記へのコメント （2）

• 行き当たりばったりさん 2019/01/17 05:09:23

  2019年始動ですか‥？

  ちょっと時間たちましたが、あけましておめでとうございます。
  
  2019年最初の旅行記はまだ「帰国」してない東欧歴訪ですね。
  
  じっくり紹介せていただき、次控えている分も続けてお待ちしています。
  今年もよろしくお願い致します。
  
  簡単ですが、ご挨拶申し上げます。
  
  そろそろメキシコ行きの準備を始めないとならない行き当たりばったりでした。
  

  メビウスさん からの返信 2019/01/18 18:18:17

  Re: 2019年始動ですか‥？

  遅ればせながら、おめでとうございます。
  こちらこそ宜しくお願い致します。
  
  完結までに未だ二、三記ほど掛かると思うんですよ。
  記憶がこぼれ落ちてしまう前にとっとと帰国したいんですが、相変わらず筆が遅くて…笑
  
  久々のメヒコ旅行記、楽しみにしてますよ！
  
  東欧から帰れないメビウスより