2018/01/09 - 2018/01/15
80位(同エリア242件中)
メビウスさん
この旅行記のスケジュール
2018/01/09
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飛行機での移動
NRT→DOH
2018/01/10
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飛行機での移動
DOH→OTP
-
バスでの移動
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この旅行記スケジュールを元に
何年か前にテレビ番組で紹介され興味をもったブルガリア。
そもそも東欧には足を踏み入れたことが無く、いつか行ってみたいなぁと漠然と思っていたところ、ルーマニア・ブルガリア7日間周遊のパックツアーを割と安値で発見。
2017年は実施至らずだった親子旅、ここ最近は近距離エリアばかりだったので久々に遠出しようか!という事でとんとん拍子に話は進み、即申し込みを決めたのでした。
但しこの時期のルーマニア・ブルガリアは積雪アリないわゆるオフシーズン状態。有名なブルガリアのバラ祭りなんかは時期的に当然コースに含まれておらず、それで低価格だったのだと思います。
でもそれ以前に海外で雪を体験するのは初めてで、この季節だからこその美しい景色を見る事が出来たりして、とても楽しかったです。
01はルーマニア到着までと、吸血鬼ドラキュラ居城のモデルとなったブラン城見学を綴ります。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 観光バス 飛行機
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
PR
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2018年の初旅はカタール航空で。
よく考えたら6年前のチュニジア旅行以来2度目の利用です。成田空港第2ターミナル 空港
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22:20、先ずはドーハに向けて約12時間半の空旅です。
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深夜帯に食べちゃいけないようなメニューをワインと共に食し…
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寝て起きたら悲しいかな空腹を覚え今度は海鮮粥食べて…
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そうこうしていたらドーハの街明かりが眼下に見えてきました。
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現地時間で早朝5時、気分的にはカロリーオーバー状態でドーハに到着です。
だったら残せばいいじゃんって話なんですが…笑 -
到着したハマド国際空港は2014年就航された新空港。
ターミナル中央にデンと構える巨大なクマは正直なんとも微妙な佇まいだったりしますが、何しろ目立つので目印にはなります。
以前のドーハ国際空港は既にお役御免ってカンジなんだろうか。ハマド国際空港 (新ドーハ国際空港) 空港
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次便まで1時間半程度。
油断してたらあっという間だったりするので、トイレとタバコを済ませ、さっさとゲート付近に移動。 -
ところが時間になってもカウンターが開く気配無く…
大丈夫なの?と周囲もざわついてきたところでようやくコールが入り一安心。 -
沖止めなのでバスで移動。
朝焼けは雨の兆しと言うけど、現地はどうかなぁ。 -
今度はルーマニアはブカレストに向け更に約5時間。
ほぼ2年振りの長旅は到着する前から疲れちゃったりして…。 -
『チェリーコンポート』とのフレーズにつられてプディングにしてみましたが、思い描いていたイメージと全然違ってて、しかもオール炭水化物!
更にこれが鬼甘地獄で朝食としては結構キツかった… -
こんな事なら無難にオムレツにしておくんだった、と激しく後悔。
母のオーダーが正解! -
雪山が見えてきた!
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アララト山だろうか?
それともコーカサス山脈だろうか? -
出発は遅れたけど昼前にはアンリコアンダ空港に到着しました。
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『日本円からの両替は低レートか最悪は受け付けてくれないかもしれないので、必ずユーロを持参してください』
旅行会社から事前にそんなアナウンスがありました。
手持ちのユーロが僅かだったので成田で出国後ユーロに両替すればいいやと考えていましたが、出国後には既に営業時間を終えていてユーロ入手できず。
どうしよう?と一瞬アセりましたが、冷静に考えたら別に米ドルでもOKなんじゃん?と至りまして…
空港の小さな両替所の表示を見つけて安堵しました。
やっぱり何処行くにも米ドルは持ってて間違いナシな通貨だったりしますね。 -
預け荷物受取レーンの直ぐ目の前にショップが並んでいます。
小ぢんまりな印象の空港でした。アンリ コアンダ国際空港 (OTP) 空港
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ここからツアーバスで174キロ北上、ブラショフへ向かいます。
因みに今回のツアー、推定年齢over50のベテラン男性添乗員さんが日本から同行してまして。
男性添乗員に当たるのは初めてで最初はどんなものかと思ってましたが、耳心地の良い声質で更には解説が詳細なので、基本オタク気質な私にとっては情報量の多さは有難かったです。 -
この写真の位置よりずっと手前だったけど、途中通過したプロイェシュティは石油産業で栄えた工業都市。なんでも1856年に世界初の製油所が建設されたのだそう。
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1時間ちょっと走り、途中ETU Oil&GasでWC休憩。
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灰皿発見!ここで私も補給します笑
因みに今回のツアーでちょっと気楽だったのは、最近にしては珍しく愛煙家が半数近くいた事! -
今回のツアーバス。大型でゆったり移動出来ます。
いつものように現地旅行会社手配のガイド・ドライバ・アシスタントの三つ巴と共に旅が進んでいきます。 -
休憩地点から少し走った辺りで幹線道路脇に線路が見えてきました。
目的地の途中まで道路と線路が並走してました。
カルパチア山脈で囲まれたトランシルバニア地方には当然ながら平地が少なく、自ずと谷合いに道が出来ていき、やがて鉄道も敷かれたんだろうと想像しました。
因みにトランシルバニアってラテン語で「森の彼方の国」という意味なのだそう。なんか素敵! -
ブカレストからブラショフまで鉄道での移動は3時間ほど。
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雲の切れ間から顔を出したのはモルドベアヌ山。
ルーマニア最高峰の山で標高は 2544m。 -
さすがにこの辺りまで来ると雪が積もってます。
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因みに写真小さくて分かりにくいのですが、空港からずっと走っていた道路にあった『E60』のグリーン標識。
気になって調べてみたところ、これは『欧州自動車道路E60号線』の事で、アジアからヨーロッパを東西に繋ぐ道路なのだそうです。
キルギスの中国国境側の町からフランス大西洋岸の町まで繋がっていて、その距離は6200km。
中国の大河『長江(揚子江)』の長さや東京からウズベキスタンの直線距離が6300km。
地図と地理好きな私としては、書いていてワクワクが止まりません!笑 -
そんなこんなで最初の目的地ブラン城に到着。
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小説に登場するドラキュラ城のモデルになった事で有名。
どんよりした空の色と落葉してしまった樹木の枝とが相まって、ちょっとだけ不気味な感じ。 -
元々は要塞としての役割を担っていたため、城そのものは更に小高い位置に建てられています。
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この十字架は元からあったのか後付けなのか?
と言うか、そもそもドラキュラが十字架に弱いのって何故? -
いよいよ城に潜入です。
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入口上部に五人の肖像画がありました。
歴代の当主一同って感じ?ブラン城 城・宮殿
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1377年築城、現在は長年受け継がれてきた調度品などを展示しているそうです。
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ここは国王フェルディナンド1世の王妃マリアの寝室。
とは言っても1900年代初頭の頃だから、築城から考えたら最近のお話。 -
日本家屋もそうだけど、中庭って空気や光を取り込む為でもあるんだよね。
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今はそれっぽい形のLEDランプだけど、かつては当然ロウソクを灯していたのでしょう。
毎晩使用人たちが踏み台かなんかでセッティングしてたんだろうなぁ、なんて考えただけで気が遠くなります。 -
美しい木扉の細工。
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ここから更に上階へ。
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1~3階を繋ぐ秘密の通路だなんて、なんだかワクワクしちゃいます。
しかも1930年代に入るまで発見されなかったんだとか。 -
サロン。
音楽を楽しんだりするスペース。
大きなクリスマスツリーが設置されていたのは季節柄でしょうね。 -
窓越しからの眺め。
どことなく可愛らしいブランの町並み。 -
サロン脇からみた中庭。
こういう造りも何というか要塞っぽい感じがします。 -
井戸もある!
現在は空井戸だそうですが、その昔は普通に使われていたのでしょう。
高い位置なのに水が豊富だったんですかねー。 -
最上階からの眺め。
ここからだったら敵の侵攻も見張れた事でしょう。 -
かまどかな?
タイルの色合いもそうだけど、動物が描かれてたりもして可愛らしい。 -
このキャビネットの細工は凄い!
もっと近くで見たかった… -
これは十字軍のローブ?
鎖帷子とか凄いなー。 -
反射して見づらいのですが、一番上の肖像画がドラキュラのモデルになったヴラド3世。
重罪人に対しそれが貴族であっても串刺し刑を施行する事で、君主の権威の絶対性を表そうとしたそうですが、その残虐的なふるまいから『串刺し公』との呼び名がつき恐れられていたそう。
でもオスマン帝国の侵攻を受けた時、兵士を大量虐殺し串刺しの林を作ったそうで、それを見てオスマン帝国軍は戦意を失い撤退。
ウラド3世はワラキアを守った英雄でもあるんです。 -
じゃどうして『ドラキュラ伯爵』というフィクション作品のモデルになったのか?
彼の父ヴラド2世がドラゴン騎士団の団員に任じられたことでドラクルと呼ばれ、その息子なのでaがついてドラキュラ。
新約聖書ではドラゴンと悪魔は同一視される事が多く、更には串刺し公としての一見すると残虐なイメージから「悪魔の子」「悪魔公」という不名誉な解釈をされた事が由来。
因みにウラド3世自身はブラン城には住んでいなかったという驚愕の事実!
ドラキュラのモデルになった事で観光的には当たったけど、地元の英雄をモンスター扱いするのも複雑なのでしょうね… -
外の眺めもさることながら、年季の入った木枠の寂れ具合にもシビれた。
さすが古城! -
今度は秘密じゃない普通の階段で降ります。
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部屋の奥にひっそり佇むプレートアーマー2体。
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部屋奥のタイル模様、ポルトガルのアズレージョなんかにも見える。
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この部屋の梁に模様が描かれてた。
気付いたの、この部屋だけだったんだよなー。 -
洗面台。
立水栓があるって事は、ひねれば水が出る今と同様の仕組みがなされてるんだろうけど、見学していた位置からだと配管の類が見えなかったんだよなぁ。
給排水が凄く気になる! -
最上階から見下ろした中庭側の外通路に出ました。
記念に写真の取り合いを。 -
ブラン城、結構見応えありました。
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登った坂道を降りてる時、フラッグのイラストが串刺し刑になってるのに気が付いた!
写真だとちょっと分かりにくいかもですが… -
ブラン城見学はこれで終了。
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バス集合まで20分くらいあったので、お土産屋さんなんかを物色。
小物だとか食品だとかイロイロ売ってました。 -
今回の相方への小物土産はブラン城にしました。
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素朴な雰囲気に惹かれた町のパン屋さん。
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ここでトルコのシミットに見た目そっくりなパンを見つけ、試しに買ってみました。
購入したプレーンとジャム入りはトルコで食べたものより柔らかめだったものの、丸い形と言いゴマで覆われた見た目と言い、やはりシミットかと。
オスマン帝国時代に近隣地域にも広まり、各地特徴の異なる形で今も残っているんでしょうね。
バスの中でこれ食べながらブラショフ市街地に向かいます。
…02に続く
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