2018/01/09 - 2018/01/15
12位(同エリア20件中)
メビウスさん
この旅行記のスケジュール
2018/01/13
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バスでの移動
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カランザクで両替と休憩
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バスでの移動
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4月20日広場と四月蜂起記念碑
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正教会
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カラチェフ橋
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この旅行記スケジュールを元に
五日目その2
ヴェリコタルノヴォからバスに揺られて3時間半、山あいの村コプリフシティツァに到着しました。
ブルガリアで最初に美術館都市宣言をした事で有名だそうで、小さな村の中に歴史・美術・民俗にかかわる400近くもの記念碑的建造物があり、7軒の屋敷がハウスミュージアムとして一般公開されています。
オスマン帝国侵入で土地を追われた人々が14世紀この地に隠れ住んだ事からこの村の歴史が始まり、その後18世紀から商業が盛んに行われ、経済的に潤った商人たちが建てた豪華な邸宅が今でも村に残っています。
それまで帝国の支配下にあったブルガリアでしたが、18世紀後半になると帝国支配に対する抵抗として民族解放運動が始まります。
そして1876年4月20日、小さな村の小さな石橋の上で放たれた1発の銃声を合図に四月蜂起が勃発。この時はわずか四ヶ月で鎮圧され失敗に終わるのですが、ロシアの力を借りて翌年独立、そして今に至ります。
激動の中心だったとは、時が止まったかの様な長閑な風景からは全く想像もつきませんでした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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断崖の街ベリコ・タルノボを出発し、
ヴェリコ タルノヴォ 旧市街・古い町並み
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バスは55号線をひたすら南下していきます。
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長閑な田舎町を過ぎ、
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1時間半ほどすると比較的大きな街に入りました。
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路地裏のホテル前でバスは停車。
WC休憩とブルガリア通貨への両替の為でした。Hotel Palas ホテル
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メイン通りに歩いていくと・・・あったあった両替所!
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とりあえず50ドル。
足りなくなったらまた替えればイイか。 -
因みにここはカザンラクという街。
バルカン山脈とスレドナ・ゴラ山脈に囲まれた盆地の様なこの辺一帯はダマスク・ローズの一大生産地となっていて「バラの谷」と呼ばれています。
毎年6月にはバラの谷の各地で「バラ祭り」が行なわれますが、カランザクの祭りが大規模で観光客向けなので最も有名らしいです。バラ祭り 祭り・イベント
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が、1月なので民族衣装を纏った地元民や観光客も居ないし、バラの香りも全くしません。
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カランザクから一時間半、幹線道路は山間いに入り、車窓が雪景色に変わりました。
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はぁ、寒そうだなぁ・・・
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ベリコタルノボから3時間半ほどでコプリフシティツアに到着しました。
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相変わらず誰も居ませんね・・・
これも閑散期ならではな風景なのかしら。 -
既に12時を過ぎており、散策前にガレリヤにて昼食となりました。
ガレリヤ 地元の料理
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ブルガリアで有名な三大ビール銘柄のひとつがザゴルカ。
外は寒かったけどレストラン内は暖かい!って事で・・・笑 -
スープは結構ぼんやりした味。いわゆる「優しい味」ってヤツです笑
でもこのスープ、日本人にとっての味噌汁的な毎日の食事に必ずついてくるものだとしたら、このくらいの味付けでも良いのかも。 -
キョフテは結構なボリューム。
トルコで食べた味に似てるなぁと感じたのは、やはり隣国かつオスマン帝国時代の名残りだとか、食文化にも多々影響を残しているんだろうか。 -
デザートのムースも美味しく頂きました。
でもねぇ、いつも思うんだけど、日本人の体格には量は半分でイイかと・・・ -
お腹も満たされたところで散策開始です。
4月20日広場には四月蜂起記念碑が建てられていました。
ブルガリア民族開放の引き金になった地と言われても、静かでのんびりとした雰囲気では正直ピンときません。 -
イチオシ
細い坂道と石積みの塀。
なんだろう、韓国の北村韓屋村の街並みを連想してしまったのは私だけでしょうか? -
最初の見学先はオスレコフの家。
豪商オスレコフが1856年に建てた屋敷です。
本当は右側にも延ばして左右対称にしたかったそうですが、隣のお宅が土地をどうしても譲ってくれなかったそうで・・・オスレコフの家 建造物
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だいぶ色あせてしまってますが、正面アーチには商売の取引先だった3都市(アレクキサンドリア・イスタンブール・カイロ)が描かれています。
それを支える柱は高級木材であるレバノン杉。 -
天井にも随分とお金をかけてる感じ。
そんなに羽振りよさげにしてたらご近所さんからも面白くは思われないでしょうに。 -
これはカウベルか何か?
何故ここに掲げられているのかは不明。 -
階段を半階ほど上がったところが入口です。
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因みに入口下の扉の中は納屋になっていて、井戸もありました。
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階段を上がって建物の中へ。
これは作業スペース。 -
ここも毛織物の作業場。
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イチオシ
商談に使われていた客間。
壁の赤が印象的。 -
壁際のソファだとか、この部屋も何だかモロッコを連想させるなぁ。
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イチオシ
こちらは青。
取引先によって部屋を変えたりとかしてたんだろうか。 -
見学した部屋はそれぞれに特徴があって、それは商談客を飽きさせない工夫なのか、それともオスレコフ氏の趣味なのか。
いずれにせよどの部屋も莫大な富を得た英雄の邸宅らしい贅沢な造り。 -
そんなオスレコフ氏ですが、四月蜂起に参加した事で逮捕され刑務所内で生涯を終えるのでした・・・
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さてさて、お次に向かったのは、
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青が印象的な正教会。
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そして正教会の直ぐ傍に建つのがカブレシュコフの家。
村で最初に一般公開したのがこの家なのだそうですが、今回のツアーでは外観見学のみでした。カブレシュコフの家 建造物
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門の外には拳銃を携えたカブレシュコフの像が立っています。
四月蜂起の指導者で村の英雄だった彼の墓は、さっき通ってきた正教会に安置されているそうです。 -
ハウスミュージアム以外の家屋も綺麗に残されています。
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今でも居住されている家屋もたくさん。
車が停まっているのがその証拠。 -
コプリフシツァに点在する橋の中で代表的なのがカラチェフ橋です。
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1813年に掛けられた、一見すると何の変哲もない小さな石橋なのですが、別名「最初の銃砲」と呼ばれています。
それはオスマン帝国支配から自由を得る為、1876年4月20日にカブレシュコフがこの橋の上で銃を放ったから。
それが四月蜂起のきっかけとなり、オスマン帝国への抵抗がブルガリア全土に広がっていったのだそうです。 -
こちらはリュトフの家。
門扉が開いていたので少し覗かせて貰いました。リュトフの家 建造物
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こういう左右対称の建物が多い印象でした。
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石積みの塀。その上に使い込まれた色合いの木造部分。
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イチオシ
何故か懐かしさを感じてしまったのは、日本の古いお寺だとかで見かける感じとどことなく雰囲気が似ていたからかな。
さっき見かけた建物みたいにカラフルに塗装されていたら、そんな風には感じなかったかも。 -
小さい村でしたが、静かでのんびりしていて程よい散策でした。
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出発時間まで30分ほどあったので、村の土産物屋を物色。
マグネットとカウベル的なものを購入してみました。
11へ続く・・・美術館都市 コプリフシティツァ 旧市街・古い町並み
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この旅行記へのコメント (2)
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- 行き当たりばったりさん 2019/03/23 07:31:48
- 抵抗の村‥
- おはようございます。
強大な力に対抗するため、従っているように見せて虎視眈々と力を蓄えて満を持して実行。
それを見ている人は見ているんですね。
まるで普段の自分達の行動にも当てはまる‥
でも見ていた相手がよかったのか悪かったのか‥。
普段の行動が褒められたものではないオイラこそ行くべきところなのか‥
ただ今メキシコシティの博物館で撮った膨大な量の写真を前に茫然としている行き当たりばったりでした。
- メビウスさん からの返信 2019/03/23 14:34:29
- RE: 抵抗の村‥
ばったりさん、こんにちは。
セカンド海外デビューだったトルコの隣国って事がきっかけで興味を持ったブルガリア。
とはいえ知識としてはバラ祭りとリラ僧院、テレビで見たイヴァノヴォ岩窟教会くらい。
オスマン帝国に侵略された事も、それがあってか首都をトルコから最も遠いソフィアに置いたりとか、行ってみた事で知ったり感じたりした事も多く、毎度ながら海外見聞は楽しいなと改めて思いましたね。
オフシーズンだったからってのもあるかと思いますが、のんびりしてて静かでいいトコロでしたよ。
食事も割と合うし、ビールも安かったし笑
桜が満開になるその前に何とか完結したいメビウスでした。
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