美しき北イタリア　　【15】 オルティゼィ泊　セッラ峠 ～ ポルドイ峠へ

2018/07/06 - 2018/07/06

マッジョーレ湖～クールマイユール～ボルツァーノと２週間晴天続きだったのに、ここオルティゼィに来てからは夕立や雷などと少々不安定な天気。。。
ついに今日は朝から雨です。
行きたい所は沢山あるのに、雨ではね～＾＾；

例によってフロントのお兄さんに相談したら、ガルディナカード（注１）があるので、バスで行ける所を周ったら？という事で、こちらの考えと一致！

晴天のセッラ峠やポルドイ峠を連想していましたが、雲の立ち込める中の訪問となりました。
お陰で（？）渋滞やゴンドラ乗り場等で混み合って待つ事なくスムーズに乗れ、面白い体験ができました。

注１）ガルディナ カード　
（ロープウェイ・リフト・ゴンドラや南チロル地方のバスが乗り放題になるカード。
　無料で乗れる所は、購入時に貰える地図に記載されています。
6日券を購入　89ユーロ／１人　（他にも1日券、3日券あり）

全旅程　　　　　　　　　　＜2018年6月19日～7月11日＞
＊ストレーザ滞在＊
　6/19 ミラノ　マルペンサ空港　→ ストレーザへ　By Bus
　20 ボッロメオ諸島へ
　21 オルタ湖　サン・ジュリオ島へ
　22 ストレーザ→（マルペンサ空港経由）→クールマイユール　By Bus

＊クールマイユール滞在＊
　23 モンブラン・スカイウェイ
　24 クールマイユール散策
　25 フェレの谷ハイキング
　26 シャモニーへ日帰り
　27 アオスタ観光
　28 ヴェニの谷ハイキング
　29 クールマイユール→（ベルガモ空港経由）→ボルツァーノへ By Bus

＊ボルツァーノ滞在＊
　30 カレッツァ湖、ヴィーゴ・ディ・ファッサ、コスタルンガ峠
　7/1 レノンの町へ～レノン鉄道～
　 2 サレンティーナ峡谷
3 ボルツァーノ→オルティゼィへ移動 By Bus

＊オルティゼィ滞在＊
4 シウジ高原ハイキング
5 レシェーザトレイル→ブログレス小屋までハイキング
★6 パッソセッラ、ポルドイ峠（今回初めての終日雨）
7 セチェーダ高原ハイキング
8 オルティゼィ→ミラノへ移動 By Train

＊ミラノ滞在＊
9 ミラノ観光
　 10 マルペンサ→機中泊
11 成田到着

エリア イタリア

• 旅行の満足度: 4.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日は珍しく朝から雨。

こんな日はどう過ごしたら良いんでしょう？？
トレッキングは無理そうだし。。。
ホテル フロントのお兄さんに相談したら
バスでセッラ峠辺りはどうかと勧められました。

ということで、471番のバスに乗ってパッソ　セッラへ。
8:59発のバスです。

バスの車窓からは、聳え立つサッソ ルンゴ 3,081m
峻険な岩峰が神々しい。。。


50分程で パッソ セッラ到着し、
パッソ セッラで下車したものの、雨…雨…あめ…

上の方がひょっとして雲が薄いかも？という淡い期待を込めて
後から来たバスに乗りました。

カナツェイのあたりをバスは走っています。
あちらの山はセッラ山群

カナツェイ・スキーリゾート付近
冬はスキー客で一杯になるんでしょうね！

草原は一面ゲレンデかも。。

10:55 ポルドイ峠　バス停に到着

お土産屋さんの真ん前にバス停はありました。

Passo Pordoi
晴れてたら、こんな青空とドロミティ山塊が見えたのに。。。

この先のロープウェイ乗り場にも行って見ましたが

動いていません。。。

後方に、Sas Bece(2534m)の山

この周辺には、ホテルやレストランの他に土産物屋もあって、ブラブラ。
手芸品や銀細工の小物を買いました。

「Albergo Savoia」の背後にはSas Bece(2534m)

ポルドイ峠やトレチーメなどドロミティ一帯は、
第一次世界大戦でオーストリア軍とイタリア軍の戦場となった所なんですね。
あまり想像したくはないですが。。。

「武器よさらば」の物語の舞台となったドロミティ地方
ヘミングウェイ自身も北イタリア戦線に参加したんですね。


「忘れてはいけない歴史の戒め」

青空に映えるサッソルンゴの看板

見る方向で姿形が随分変わる山です！

ここポルドイ峠はサイクリストの聖地として有名
イタリア ロードレースの王者「ファウスト・コッピ」の銅像がありました。

流石にこの雨ではサイクリストを見かける事はありませんでしたが
晴れた日は世界中からサイクリスト達が集まり、賑わうんでしょうね～♪

クールマイユールでもロードレースをやってましたが、
老若男女（むしろ年配の方が多かった様な）

峠の九十九折りの道を自転車で登ってくる訳ですから、その体力たるや凄い！！
日々の鍛錬の賜物。。。( >△< ) ;

近所に住む友人のご主人も走って来た（自転車）とか言ってたけど凄いなぁ。　

12:15
雨も止む気配がないので、再びセッラ峠へ戻りました。

サッソ ルンゴの懐（鞍部）へ続くゴンドラ

ガルディナカードが使えるので、
折角だからこの風変りなゴンドラに乗ってみることにします。

スターウォーズに出てきそうなこのゴンドラ

乗り込むのに結構　”コツ” がいるのです。

右手をフリーにして、左手で乗り口の取っ手を掴み、一気に乗り込みます。
二人乗りで、乗り込む際の立ち位置に印がつけてあり、
係りの人が誘導してくれます。
夫が最初に飛び乗り、少し遅れて私が乗り込む筈でしたが…
私のタイミングが合わず…。
（ゴンドラは動きっぱなしで止まる事はありません）

夫と同じ便に乗り込めず、一人で乗る羽目になってしまいました。

立ったまま乗っています。

風で揺れるので怖かったです。

寒いし。。。

暇なので、キャビンの中を撮影
ふむふむ、前方の山ですね～！

暇なので たくさん写真を撮りましたが、雨粒ばかり。。。

ヒェ～ッ、この悪天候の中、ガレ場を下りてる人がいる！！

こんな急角度ですよ！

ここを！この天候で！下りてみよう！とは？？

「トーニ・デメッツ小屋」到着しました。

テレキャビンに乗ること10分程かな？（もっと長く感じたけれど）

中は暖か～い！！

チロル地方の郷土料理「カネー デルリ」（肉団子のスープ）とペンネ パスタを注文
どちらもとっても不味かったです！（個人的な感想です）

全て雲の中。。。

晴れていたら、ドロミティの最高峰、マルモダーラ山や
この様な3,000m級の山々を望むことが出来るんですね！

風もあり寒いです。
小屋の中には沢山のトレッカーやザイルを持った人達がいますが、
外にはだ～れもいません。

鞍部の反対側に下りるの景色を見たかったのですが
霧で視界悪し。。。

晴れていたらシウジ高原が見えるのかもしれません。。

峠の天気が良くないので、471番→35番 （Plan乗り換え）で、
オルティゼィに戻って来ました。

オルティゼィは雨があがっていました。

オルティゼィのお土産屋さんをブラブラ
木を加工して作った素朴なものが多く、なかなか素敵なものが見つかりました。
チロルの花が描かれた鍋敷きやクリップを購入。

オルティゼィのレストランでオススメのメニューは、
この「鹿肉のカルパッチョ」
ビーフのカルパッチョとの味の違いはわかりませんが＾＾；
どちらもオススメです！

Fillet Steak

チロルの清々しい空気と美味しい牧草で育ったからでしょうか
美味しかったです♪

いつも混み合っているこちらのレストラン
「KELLER」

私達が入った他のレストランも美味しかったです♪

明日は、オルティゼィの北東Secedaセチェーダまでゴンドラ＋ロープウェイで行き
ガイスラー山塊 レ・オドゥレの横顔を伺いながらお花畑トレッキングを楽しみます。

ご訪問いただきありがとうございました。