2018/10/23 - 2018/10/25
838位(同エリア2969件中)
クッキーさん
仙台市内では ループル仙台を利用して青葉城へ。
帰りに仙台市博物館を訪れ、仙台の歴史を 少しかじってきました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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一関から 新幹線で仙台へ。17:19着。
仙台ワシントンホテル。カジュアルツイン、2泊で23,760円。
日本旅行・My宿オンラインでの予約。
ここはバスルームがすごいんです。バスタブだけでなく、洗い場まであって 使い心地は最高でした。 -
仙台といえば牛たんでしょ、ということで早速 駅3階にある牛たん通りへ。
牛たん善治郎で 牛たん定食をいただきます。 -
翌朝は 生憎の曇り空。
この日は 午前中に青葉城を見学し、午後 松島へ行くことにしました。
その前に 駅のみどりの窓口へ寄らなくては。
実は 昨夕 仙台駅に着いた時、山寺行のチケットを購入していました。
ところが、ホテルに置いてあった観光パンフレットをじっくり見ていると、仙台まるごとパスというものがあることが分かったのです。 -
連続2日間使用でき、予定していた市内の移動、松島往復、山寺往復、空港までの移動が全て網羅されているのです。
みどりの窓口で、昨日購入したチケットをキャンセルし(キャンセル料は2人で440円)、まるごとパスを購入しました。
個別に買うと3670円になりますが、パスは2890円で とてもお得でした。
クーポンも付いていました。 -
駅の構内で 簡単な朝ごはん。
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るーぷる仙台の乗り場は こちら。
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るーぷる仙台ルートマップ。
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階段を下りると るーぷる仙台のバス乗り場。
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9:30
バス停で降りて 坂道を上がり、仙台城跡へ。
黒々とした石垣がお出迎え。 -
青葉城ではなく 仙台城というんですね。
仙台城は、初代仙台藩主 伊達政宗によって造営され、1602年には一応の完成をみたとされています。
城は、東と南が広瀬川と竜の口渓谷の断崖、西が険しい山に囲まれた天然の要害で、石垣は主に本丸の回り築かれました。 -
本丸大広間地絵図。
正宗が座った「上段の間」は 左上の位置。
上段の間は、最も重要な儀式や、藩主が家臣との対面を行った 格式の高い部屋です。 -
右下には 床の間。
狩野左京による「桐と鳳凰の障壁画」が描かれていました。
これって 本物? -
奥州仙台城絵図。
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大広間跡の端から見る城の石垣。
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築城期の石垣モデル。
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仙台の街を遠望。
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伊達政宗の騎馬像です。
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ズームしても 顔立ちはよく分かりません。
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台座に描かれた彫刻。
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明治元年仙台城市之図。
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杜の都 仙台たる所以。
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土井晩翠の胸像と 荒城の月歌碑。
仙台で生まれた 詩人、英文学者。男性的な漢詩調の詩風で、女性的な詩風の島崎藤村と並んで 藤村・晩翠時代を形成。
瀧廉太郎の作曲で知られる『荒城の月』の作詞者としても知られ、校歌・寮歌なども多く作詞。
仙台市名誉市民なのだとか。 -
戦没者慰霊碑は 昭忠碑というそうです。
名前がなんだかなあ… -
青葉城恋歌の歌詞から想像していた広瀬川とは イメージが違いました。
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城跡の周囲は まさに杜の都。
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奥にある 宮城県護国神社。
もう少し足を延ばせば 本丸北西石垣や西門跡を見られたようです。
見て回るところもなくなったようなので、 -
大広間跡に戻って 全景を一枚。
戊辰戦争でも仙台が戦場になることはなかったため、仙台城は創建以来一度も攻撃を受けずに要塞としての役目を終えました。 -
10:10
太平洋戦争末期の1945年7月10日未明、アメリカ軍による仙台空襲の際、米軍のB29により投下された焼夷弾により、大手門、脇櫓(隅櫓)、二の丸表舞台楽屋などが全て焼失しました。 -
るーぷる仙台に乗ると 市内を一周してしまうまで駅には戻れないので、歩いて 三之丸にある仙台市博物館に向かいます。
本丸北壁石垣。 -
本丸北壁石垣。
この辺りは 見事な切込接ぎ、布積みの仕上げ。
布積みは石と石の継ぎ目が横に一直線になるように(目地を通すように)積み上げる方法です。目地(めじ)が通っているので、きれいですが ちょっと強度に問題があるのだそう。
布積みは「整層積み(せいそうづみ)」とも呼ばれます。 -
本丸北壁石垣。
平成に行われた修復工事に伴う発掘調査で、現在の石垣の裏側から、2つの 時期の古い石垣が発見されました。 -
最も古いⅠ期石垣は政宗が築城した17世紀初頭のもので、野面積み。
次の段階のⅡ期石垣は17世紀前半のもの。
現在のⅢ期石垣は 地震の復旧のために17世紀後半に築かれたもので、全面が加工された「切り石」を 目地をそろえて積んでいます。 -
車道を歩いて。
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途中で車道から右折して、曲がりくねった登城路を下ります。
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自然石をそのまま積み上げた 野面積みの石垣。
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清水門跡まで下りてきました。
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階段を下りたところが、
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巽門(たつみもん)跡です。
こちらの登城路を辿ったために、大手門北側土塀や中門跡を見逃しましたが、しょうがないですね。 -
魯迅の碑と、
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魯迅の胸像。
魯迅は官費留学生として来日。医学の道を志し、1904年に東北大学の前身である「仙台医学専門学校」に入学しました。仙台での生活は、1年半でした。
講義中に幻灯機で見た 日露戦争に関する時事的幻灯画の中で、母国の人々の屈辱的な姿を映し出した幻灯写真を見て、国民国家を創造する力を文学に見いだし 文学の道を進むことを決心しました。 -
伊達政宗の胸像も置かれていました。
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10:35
その奥にある 仙台市博物館へ。 -
縄文時代から 稲作が始まった弥生時代へ。
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国分寺が建てられたのは奈良時代。
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市内に見られる 中世の遺跡。
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石仏。
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どういう謂れがあるのか分かりませんが。
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仙台城の模型。
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菊花図屏風。
金地に 咲き乱れる菊を描いた作品。
現在は屏風になっていますが、もとは 政宗晩年の居城、若林城の襖絵だったと考えられています。 -
余白には 「新古今和歌集」や「和漢朗詠集」などから選んだ和歌を、伊達政宗が書き入れています。
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こちらの屏風は、
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仙台の市街絵地図のようですね。
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海国兵談。
林子平の作と 歴史の授業で習った記憶。
彼は 江戸時代後期の経世家。江戸出身。姉が仙台藩主伊達宗村の側室となったため仙台に移り住みました。江戸や長崎の蘭学者たちと交わり、『三国通覧図説』『海国兵談』そのほか多数の著書を書き 江戸湾防備を説きましたが、幕府から弾圧され蟄居中に病死しました。 -
仙台藩と戊辰戦争。
悲劇の会津藩、会津若松市は福島県なんですね。
東北地方の地理は すんなりと頭に浮かびません。 -
奥羽越列半同盟軍と新政府軍の戦い。
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この船の模型は 何だったかしら?
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慶長遣欧使節行程図。
バルセロナやサラゴサ、マドリード、トレド、コルドバ、セビリアなど 思い出深い地名を見ると、さらに歴史が身近に感じられます。 -
支倉常長の肖像画。
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短剣。
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支倉常長関連のものだそうです。
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慶長遣欧使節関係資料、
西欧で刊行され 慶長遣欧使節の足跡を詳細に記された 伊達政宗遣欧使節記。
一条形式のロザリオを持ち 十字架上のキリスト像に敬虔な祈りを捧げる支倉常長像。
支倉常長がサン・ピエトロ宮で謁見した ローマ教皇パウロ五世像。 -
紫羅背板地・五色水玉模様陣羽織。
羅背板は羅紗より薄手の毛織物。模様の斬新さと 配色の美しさが目を引く陣羽織です。
政宗所用とされてきましたが、江戸中期の制作だとか。 -
堤焼の甕。
仙台市青葉区堤町やその周辺で生産された焼物です。
黒字に白い釉薬(海鼠釉)の甕などが さかんに生産されました。 -
丸窓繋春日野蒔絵見台。
見台とは 書物をのせて読むための台。
丸い板を二つ並べ その外側を装飾的な枠で囲むという珍しい形をしています。
地色の異なる二つの円板には、鹿のいる秋の情景を 蒔絵や螺鈿などを駆使して典雅に表しています。
金具も 銀に七宝細工で竹に雀紋を小さく入れるなど 凝ったつくりになっています。 -
秀衡塗。
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化粧室の案内が 可愛らしい。
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11:30
思っていた以上に 見応えのある博物館でした。
こちらが 博物館の正面入り口です。 -
長沼沿いの石垣を見ながら、
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五色沼へ。
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脇に立つ 日本フィギュアスケート発祥の碑。
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大通りを渡って、国際センターの敷地内へ。
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建物の脇を抜けると、
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地下鉄東西線国際センター駅です。
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駅の前には 見知ったお二人の姿。
これから 駅に戻り、松島へ行きます。
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