2017/10/31 - 2017/11/11
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Salaamさん
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この旅行記のスケジュール
2017/11/05
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朝早起きし、お坊さんをお出迎え。
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お坊さんによる読経。
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お坊さんに食事をお供え。
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家付きの祠で土地神様にご挨拶。
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タイ舞踊でインターバル。
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行列を作って新婦を迎えに行きます。
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色々出される無理難題をワイロを駆使して通過します。
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結納金を新婦母に捧げます。
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晴れて夫婦になりました。
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ロットナムサーンの儀式を行います。
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タイ人大好き記念撮影です。
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この旅行記スケジュールを元に
はじめに…
今回の旅行記は旅行、と言うより私の個人的な結婚式について綴ります。
フォロワーさん皆様はお気付きかと思いますが、我がワイフはタイ人です。従って結婚式はバンコクで純タイ風に実施しました。
正直、私個人の結婚式について旅行ブログを諭旨としている4travelで書くべきか迷う気持ちもありました。
ですが、私が旅行で大切な事はその土地土地の文化を見て、良い所を吸収する(主に栄養分ばかり吸収していますが)事にあると思っており、純タイ風の結婚式を実施したのでこれもタイと言う土地の文化に触れる、と言う事になるのかなと思います。
また、同時に純タイ風結婚式を実施するにあたり、色々と調査しましたが「タイ風結婚式に行ったよ!」的な断片的情報は多々ありましたが、具体的にタイ式結婚式の詳細を記した文献(本でもウェブでも)は極々少数でなかなか見付かりません。
日本とタイは歴史的にも密接な関係にある二ヶ国であり、人的往来も盛んで、これから日泰国際結婚をする人も少なくないでしょう。
そんな新たに結婚される方々、または偶然タイ式結婚式に招待された方々に、「何かやっている」ではなく、軽く触れる程度でも行っている儀式について理解して頂ければこれ幸いと思い、記させて頂く事に致しました。
「おう、俺の事を祝福してくれ!」ではなく、私が愛して止まないタイと言う国の文化紹介に微力ながら貢献できれば、と言う気持ちで綴っているつもりです。
何卒、皆さまのご理解を賜れれば幸甚に存じます。
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時は遡る事2017年。ワイフ様の一時帰国帰省を兼ねた休暇で定期的にタイへとこうしておりましたが、この年は個人的な理由で例年より多く渡タイしました。
今回の渡航は今までの渡航の集大成、結婚式でございます。
我々夫婦は籍を共にしてから既に数年経過しておりますが、諸般の事情で結婚式は上げていませんでした。
日本では戸籍上の婚姻関係が重要視されますが、ワイフの母国タイでは戸籍は役所の手続き、結婚式を挙げたかどうかが重要視されます。
なので日本かタイのどちらかで結婚式を挙げる場合は熟考するまでもなくタイで挙式する事で決定しておりました。
果たしてうまく行くでしょうか?
いや、行かないと困るんだけどね。
【旅程】
1日目 成田→クアラランプール→バンコク
2日目 バンコク滞在 結婚式準備
3日目 バンコク滞在
4日目 バンコク滞在 ロイクラトーン
5日目 バンコク滞在 最終チェック
6日目★バンコク滞在 結婚式
7日目 アユタヤ観光
8日目 バンコク→チェンマイ
9日目 チェンマイ滞在
10日目 チェンマイ→バンコク
11日目 バンコク→クアラランプール→
12日目 →成田
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私事で恐縮ですが、この度結婚式を挙行する事に致しました。(と言っても1年以上前ですが)
日本とタイの双方で結婚式を実施する事も考えましたが、予算的にも手間的にも断念。
日本では籍を一緒にしてしまえば自他共に認める夫婦ですが、タイでは籍は所詮役所の手続きにすぎず、式を実施したかが夫婦として認められるかのポイント。
なのでタイで結婚式をする事にしました。 -
タイの結婚式は大きく分けて3部に分かれます。
1. 世俗的な儀式
2. 宗教的な儀式
3. 披露宴
我々は言語的ハードルにつき披露宴はカット。 -
数日間に渡って結婚式を実施する古来のタイ結婚式では、世俗的結婚式を完了した翌朝に宗教的儀式を行うそうです。
でも流石に二日がかりの結婚式を実施するのは現実的ではないし、実際現代タイでそこまでする人はほぼ皆無なので世俗儀式と宗教儀式を逆転させて1日で実施する事に。 -
タイの結婚式は朝が早いです。
午前7時にお坊さんを歓迎する所から始まります。
なんでこんな早朝に始めるか、その理由はまた後で。 -
日本の披露宴で定番のキャンドルサービス…ではないです。
仏壇のろうそくに夫婦そろって灯りを点し、式が始まります。
ちなみにタイの仏壇はご先祖様的な仏様を祀るのではなく、仏像・仏陀を祀っております。 -
日本では教会式が大半を占めますが、全人口の95%を仏教徒が占めるタイでは信仰する宗教と違う宗教の式を行う事は馴染みません。
私は国外の旅先で「信仰する宗教は?」と聞かれれば「仏教です」と答える程度のなんちゃってながら仏教徒、ワイフは当然仏教徒なので仏前式は当然と言えば当然なのかも知れませんね。
(神道は説明が面倒臭い・笑) -
9名のお坊さんに今後の幸せを祈る読経を上げて頂きます。
9名にこだわる理由として、「9」はタイ語で「ガーオ」、「前進」や「進展」と言う言葉と同じ発音で縁起の良い言葉とされているから。
日本だとあまり縁起の良い数字じゃないけど、所変われば縁起も変わるもんですね。 -
日本語ではお経の一つも解りませんが、サイクリングがてら近所のタイ寺で読経していたら少しパーリー語のお経を覚えてしまいました。
ちなみにタイ仏教のお経はタイ語ではなく古代サンスクリット語の一派パーリー語が使われています。
意味はさっぱり解りませんけど(笑) -
読経が続く中、ご出席頂いた僧侶の皆さまにお食事を提供致しましょう。
タイ人の信仰心で最重要視されているのはタンブンをどれだけできるか、と言う事。
『タンブン』は直訳すると『功徳を積む』と言う意味で、善行に宗教心を交えたようなもの。日本で言う喜捨のように僧侶へ食事を差し出したりする事から、寺社境内の動物に餌を与える事、その他諸々日常での善行まで幅広くまとめてタンブンと呼びます。 -
お坊さん方が読経して頂いている間に外で並んだ鉢にご飯を盛っていきましょう。
タイでは『一緒にタンブンした人は来世でもその人と一緒にタンブンを実施する』と信じられているので、結婚した二人が僧侶にタンブン(喜捨)をする事は結婚式でもなかなか重要なセレモニーなのです。
来世でも、と言うのがいかにも輪廻転生を信ずる仏教思想らしいですね。
この際、ご飯を盛るしゃもじを持つ手が上になる方が家の実権を握ると言われております。
言わずもがな、我が家は写真の通りの結果になっております(´・ω・`)
ちなみに托鉢をしてまわる僧侶に喜捨する際、誰か(大抵は家長)が鉢に食べ物を入れますが、鉢に食べ物を入れている人に触れる事によって「一緒に」タンブンをした事になります。この場合は「来世も一緒にタンブンする」と言うより、「実施しているタンブンに私もあやかる」的な意味合いが強いかな? -
さて、後述する、と言った早朝に結婚式を実施する理由です。
タイの僧侶(南伝仏教)は戒律が厳しく、食事は午前中にしかとってはいけない事になっており、午前中に食事を完了して頂く為にこんな時間から式を始める形になるんですね。 -
お坊さんの食事が終わりましたら、お越し頂いたお礼にお布施をお渡しいたします。
我々がお渡ししたお布施は現金の他に、ろうそくと線香とお花。
前述の通り、タイ仏教の僧侶は227の戒律を厳格に守る事を求めており、女性との接触もタブーです。女性に触れる事はそれまでの修業が全て無に戻るとされているので、夫婦そろってのお布施も手渡しは不可(ワイフに触れてしまう可能性がある為)。
手前のお坊さんのように、布を敷いてもらい、その上にお布施を置き、後で回収して頂く手順を取ります。 -
お坊さんがいらっしゃる間に2つ、水にまつわる儀式を行います。
一つ目はプロムナームと言う、聖水を新郎新婦及び参列者に掛ける儀式。
お坊さんがお経をあげてろうそくを垂らし清めたお水を竹串の束のような物を浸し、ピャッピャッとかけて回ります。
掛かっても数滴なので、スプラッシュマウンテンのようにビショビショにはならないのでご安心を。
二つ目はクルヮットナームと言う儀式(写真)。
今まで背負ってしまった悪い物を水に流す儀式で、お坊さんが読経している前で夫婦そろって徳利のようなものからちょろちょろちょろと少しづつ器に注いでいきます。
この儀式は他にも自分がタンブンした徳を祖先へ送ると言う意味もあるんだとか。 -
プロムナームとクルヮットナームを終え、最後に新郎新婦より9人のお坊さんをお見送りしてお坊さん側の儀式は終了です。
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ちょっと前後しますが、仏教と言うよりタイ土着の精霊信仰の儀式も行ったのでご紹介。
お坊さんが食事をされている間に実施しました。
タイの家屋には大抵サンパプーンと言う祠があります。
ガネーシャが祀られている事もあるので、ヒンドゥー教に由来するタイ独自の仏教ではない信仰なのですが、いわゆる土地神様や守り神的な精霊を祀ったものです。
時々日本語ではその精霊を「ピー」と表記しているのを見かけますが、正確には「ピー」は悪霊の類であり、「ジャォティー」と言うのが正しいようです。 -
このサンパプーンで最も有名なのがサイヤム近くにあるエラワン廟ですね。
あちらはブラフマー神が祀られておりますが、一般的な家屋にある物は先述の通り精霊を祀っています。
結婚した新郎新婦は祀られている精霊に新たに夫婦として暮らす事を報告し、今後未来のご加護を祈念します。
もちろん我々は大学校舎内に暮らす訳ではないのですが、まぁ形として…ね…ほら、神様は心の中にいるし…さ…。 -
と言う事で、仏教儀式と精霊信仰儀式を終えました。
ここまでが前半になる宗教儀式です。
本来は結婚が成立し、その翌日に実施するのが順番的に正しいのでしょうが、二日がかりの結婚式も現実的ではないので前後逆にし割愛します(笑) -
伝統家屋内に戻るとサプライズ。
仕事だから行けない、と言っていた日本在住のタイ人友達が登場!
実は私は知っていましたが、ワイフには内緒にしていました。
仲人みたいな式進行手助け役(結構重要)を依頼していたので、彼の出身地であるタイ北部の伝統衣装で登場です。
なお、我々もご覧の通り伝統的タイ衣装を纏ってみました。私が履いているズボンはタイ古来のチョンカベーンと言うもので、タイでの着用歴は13世紀頃まで遡るそうです。 -
そして彼が持参してくれた傘、これも北部チェンマイ(正確には隣村のボーサーン)の特産品なんだそうです。
これはシンプルなデザインですが、手漉き紙を貼って作る傘は色とりどりで可愛いことで有名。
仲人的な役割をしてもらったのですが、ワイフ様的には「彼はこれないから他の人に頼まなきゃなの!」と仰せで、ここまで引っ張って誤魔化し続けるのも難儀しました。 -
閑話休題、話は式の流れに戻ります。
宗教的な前半を終え、後半に移るインターバルを設けました。
我々が式をあげたラーチャバット・プラナコーン大学には英語学部と伝統芸能学部があった為、式の流れの説明を英語学部の学生がして下さり、伝統芸能学部がBGM生演奏を奏でてくれました。 -
我々夫婦が挙式をタイで実施した理由として、タイは籍より式を重要視する背景の他に、私側(日本側)の親族にワイフ側(タイ側)の文化に触れて親しみを感じて欲しかったから。そんな考えがあったので伝統芸能学部の存在は大変助かりました。
伝統芸能学部はタイの音楽だけではなく、伝統舞踊も披露してくれるプランが付いてきました。
北部、南部、イサーン(東北部)、中部(バンコク)の4地域それぞれの舞踊から2種類の舞踊を披露してくれます。
ワイフ様はその昔タイ舞踊を習っていたからか特に思い入れがあったようで、北部と中部の躍りにしたかったみたい。でもワイフのルーツの半分、亡き父上様がタイ深南部出身なので、私の希望として南部の躍りをゴリ押ししました(笑) -
来て下さった親戚や友達が飽きる事なく、興味津々に躍りのビデオを撮ったり写真に収めたりする姿を見て、やっぱりタイでやってよかったなぁと安堵。
人と人の繋がり、家族と家族の繋がり、国と国の繋がりに僅かながらでも貢献できれば…と思って実施した甲斐があったかと。特に今回は新郎(私)側を中心に7カ国の人達が参加して下さり、本当に遠路感謝の念が尽きません。 -
2演目ある内、最初の演目は北部の踊り。
舞妓さんが着ている衣装も北部の衣装なんだそうです。 -
花びらが盛られたお盆(?)を片手に優雅に踊り、花びらを撒いて、さらに踊る。
私が今まで見てきたタイ伝統舞踊は歴史や物語のシーンを演じる踊りが主だったので、このようにストーリーに捉われない演目を見るのは多分初めてで興味深かったなぁ(´∀`;) -
2つ目の演目は南部の躍り。
扇子をヒラヒラさせながらくるくる回る躍りは、素人目には先程の躍りとだいぶ違って面白いなぁ…と思いましたが、ガチでタイ伝統舞踊をやっていたワイフ的には「面白くない!」そうで、挙式から1年以上経った今でも「結婚式の三大後悔の一つ」と悪態をつかれております。 -
南部はマレーシアと国境が接している事もあり、どことなく南部の衣装はマレーシアの衣装と似ている気がしますね。先程の北部は肩を出したりしていましたが、こちらは肌の露出が最小限で東南アジア的気候に適していないような…イスラムの影響が強いのも要因の一つかな?
女子が二人揃って扇子で舞うって真・三國無双の大喬・小喬かよ!
と、少し古い世代のゲーマーさんしか解らないネタですいません。 -
ひとつひとつの演目もそんなに長くなく、5分程度だったのが飽きない秘訣だったかも知れません。
そして天候が過ごしやすかった事も幸いし、半分屋外で実施される結婚式に追い風となって助かりました。
タイは3月~5月が酷暑期、6月~10月が雨季、11月~2月が乾期で気温も落ち着いているので、11月は結婚式シーズンのピーク。我が家だけでも一昨年は我々、去年は義兄、今年は義従兄と3年連続11月結婚式となる予定。 -
英語学部の学生さんによる通訳もありますが、その通訳はざっくりしたもので細かい式の流れ等の説明はありません。また新郎側の半数以上は日本人なので、時折僭越ながら式の流れを私が説明しております。
新郎兼司会進行(笑) -
さて、これより結婚式の後半、世俗的儀式に移ります。
本来であれば新郎宅から新婦宅まで親族友人筆頭に大勢で行列を成して花嫁を迎えにドンチャン騒ぎの行進をしながら行うのですが、さすがに関東平野からタイ中央平野まで行進したら祝い事が葬列になりかねないです。
ので、伝統建築校舎の外から行列を作って行進する事にしました。
行列は楽団と躍りの方々が先導し、本来では村の人達に新郎が花嫁を迎えに来た事をアピールします。
新郎側の集団は先導人の「ホ~イオーーイオーイオイオーーーイ」と言う掛け声に「ヒューーイ!」と応えて道中新郎が来ている事を示しますが、新郎側の参列者でタイ人は3人…なのでこの掛け声のやりとりがイマイチピンと来ない模様(笑)
地方では新郎が象に乗って迎えに行ったりする事もあるそうですが、バンコク中心部では現実的ではないので泣く泣くカット。
象で迎えに行きたかったゾウ。 -
行列もただ練り歩くのではなく、それぞれ皆さんカンマークと言う結納品を持って花嫁を迎えに行きます。
新郎の真後ろは通常親友が二人、サトウキビの苗(甘い生活の象徴)とバナナの苗(豊作と子沢山の象徴)を持ち、その他には父親が線香とろうそく、母親が結納金(現金と金)、近しい女性親族(我が家は妹)が結婚指輪、他の友人や親族が前々回の旅行記でも紹介したお菓子トン・ヨート(黄色だけど金色で結納金の援護射撃とされる)や果物等々各種縁起物を持って整列。
何故か新郎側の行列に新婦の兄が混じったり、勝手が解らないので上司に果物(重要度として低い結納品)を持たせたりちぐはぐなのはご愛敬。
余談ですがタイ語は発音が命。カンマークの発音を間違えると、結納品ではなく「めっちゃ痒い」って意味になってしまいます。 -
ついさっきまで一緒に式をしていた新婦は便宜上まだ結婚していない事になっていますので、家の中で新郎が来るのを待ちます。
ところで、その昔大っぴらに恋愛する事が推奨されていなかった時代、男性は女性の家の前を通る時に家の中から聞こえてくる料理で使う小型の臼と杵の音を聴いて「この家の娘さんはこんな性格なのかな?」と想像をしたとか。 -
新婦宅でも新郎を迎える準備が進められ、新婦と新婦の両親を除く皆さんは外に集合。
-
家の玄関では新婦側親族の子供(大体女の子)が最初に待ち伏せています。「待ち伏せ」とは言葉的に穏やかではありませんが、すんなりと中に入れてくれる訳ではありません。
先ずは玄関で子供に「今日は何をしに来たんですか?」と聞かれるので「お嫁さんを貰いに来たんだよ」と説明しなければなりません。しかもタイ語で…( ;゚Д゚) -
その先に進むとこんな感じで対になった新婦側の友達や親戚が花でできたチェーンで通せんぼをしてきます。
彼ら彼女らの出してくる課題をクリアしないと通してもらえない仕組みになっているのですが、皆さんあれこれ難題を出してきます。
プラトゥングン・プラトゥトーンと言うお遊び的な儀式ですが、つい先まで結婚を祝福していてくれた方々がとたん妨害する側に回るのでびっくりです。 -
難題は簡単なものでは「新婦を守る体力テスト」と称して腕立て伏せする体育会系、「新婦への愛は本物か?」と確認と称してタイ語・日本語・英語・中国語でバンコクの中心で愛を叫ぶ新郎辱しめ系、何か歌を歌えともはや結婚とは関係性の怪しいリクエストまで千差万別、何をさせられるかはその時になってからのお楽しみ。
この小ネタの連続は結婚式の中でも笑いのポイントとしてはメインイベント。前半の厳かな雰囲気で実施される式とは打って変わって賑やかなお祭りのような雰囲気に包まれます。 -
簡単な会話はできますが、複雑な話や長文になるとついていけないレベルの私のタイ語。一番苦労したのは「何でも良いからタイ語の歌を歌え」かな?
私が歌ったのは以下2曲。
ミーミアデック(唄ポンサック・ソンセーン)
タイ歌謡と言うか演歌と言うか、非ポップス懐メロ的ジャンルのルクトゥーンと言うジャンルの曲。
曲名の直訳は「若い奥さんがいる」(笑)
オラ奥さんが若ェから気苦労が絶えねぇだ、みたいな歌詞。完全ウケ狙い。
https://youtu.be/nlK3svLqa80
コーヂャイターレッバートー(唄インリー)
前述のルクトゥーンの軽快な準ポップス的ジャンル、ラムシン。
オフィシャルYouTubeでは2億再生を越える大ヒットで、2016年タイフェスではパオ・パオワリーがカバーを歌ったら会場大熱狂。知らないオバチャンに「一緒ニオドル!」と言われて踊ったなぁ…。
ちなみにこの曲の知名度とパワーは絶大で、タイのサッカー試合で険悪な乱闘寸前の雰囲気になった際、会場がこの曲を流したら皆踊り狂って乱闘を防いだ実績もある程。
https://youtu.be/Wx3_78QxFHg -
そんな様々な難題をクリアしても通してはくれません。
封筒に入れた寸志を渡してやっと通してくれます。
結局はワイロに頼って未だ見ぬ花嫁に近付いて行くのはなんともタイらしいなぁ、と。 -
無事難関をくぐり抜け、花のチェーンを持った人もいなくなった!やったぜ!
…と思った矢先、親族でも特にテンション高い叔母様がベルトを外して即席通せんぼを実施。
まぁこんな感じで臨機応変に参戦するのでなかなか進みません。
新婦側の参列者はほぼタイ人なので、タイ語でお題目を出され、それを私側の親族に翻訳し、それからお題目に挑むの繰り返し。
まるで自分で罰ゲームを出して自分でこなすような変な光景が繰り広げられていましたが、ビジュアル的にも解りやすいネタが中心で皆さんも飽きずに笑っていてくれた様子に安堵。 -
しかし、こちらの叔母様はワイロの封筒を渡したら「あんた、まさか私に封筒一枚で通してもらおうって魂胆じゃないわよね?」と封筒三枚巻き上げらr…献上させて頂きました。
-
なんとか室内に入れてもらい、待ち構える新婦ご両親に結納の品を渡していきます。
「お義父様、お義母様、これらを献上しますので娘さんを下せぇ…」の図。
タイでは日本ほどお辞儀をする文化はないのですが、親友と両親が結納品を渡す時にお辞儀しながら渡すので、終いにはタイ人参加者の方もお辞儀しながら渡すと言う不思議な光景に。
我が父からも息子(私)との結婚を承諾してもらうべくお願いをしてもらいます。父が張り切って「タイ語でお願いするぜ!」と言ってくれました。
が、タイ語は文法はさておき発音が難解です。前述の通りちょっとした発音の違いで全く別な意味になってしまい、発音次第では支離滅裂に…。
結果、父の発音はタイ人に通じず、タイ語(のつもり)なのでタイ人以外の参列者にも通じず、父以外全員が「?」となった一瞬( ゚Д゚ )
まぁタイミング的に何を言いたいのかタイ人側も解ってくれたから良かったけど(笑) -
ご両親への結納品も納め終わり、花嫁にプロポーズをしに行く承認を得ることができました。
別室で控えるワイフ様も迎えに行きましょう…
…ってオイ!
ここでも叔母様が通せんぼ。
なかなか花嫁にたどり着かないネ(*´Д`) -
最後の関門も通過し、花嫁の待つ部屋の扉を叩きます。
「失礼しまぁーす!」 -
一番最初の写真に乗せたタイ風ブーケを花嫁様に差し出し、結婚の出迎えに来た旨お伝えします。
この時は流れを間違えないか必死だったので、カメラマンさんが写真を撮ってくださる中、後ろの扇風機をどけて下さい、とか細かい記念撮影の指示を出す余裕もなく。
扇風機は結納品ではございませぬ。 -
ようやくワイフ様がプロポーズを受け入れ、参列者が待つ部屋でお披露目の瞬間でございます。
ワイフ様は私が関門を突破するべく悪戦苦闘している間にお色直し。
こちらはチュッタイチャックラパッ(チュッ=服、タイ=タイ、チャックラパッ=皇帝)と言う色々あるタイ衣装の中でも最も格式高い部類に入ります。
肩から斜め掛けするショールには細かい刺繍も施されています。
私はお色直しは無し。
当初、肩から斜め掛けする布を着るものと思っていましたがワイフ様曰く「あんなの田舎者っぽいから今のトレンドじゃない!」とばっさり。
最近は私が履いている伝統的なズボン、チョンカベーンを下に、上半身は所謂タキシード風の19世紀頃風の衣装を着るのが流行っているみたいでしたが、私はせっかくなので混ぜず純タイ風を目指しました。 -
ワイフ様のプロポーズ快諾があった後に行われるのが、スィンソート(結納金)の確認。これ、タイの結婚に於いては最重要なポイント。
タイでは新郎が新婦親(母親)に対して結納金を支払う文化が色濃く残っており、結納金の額が折り合わず結婚が流れる事も珍しくありません。結納金を「女性を金で買う悪習」と言う人もいますが、どちらかと言うと「出会うまでお嬢様を育ててくれたお礼とそれにかかった費用」と言う認識ですね。
その額は新郎の給料数ヶ月~年収分と結構ばらつきがありますが、現金の他に金(ゴールド)、お金持ちの家庭になると土地の権利書や車に株券等様々な物が乱れ飛びます(笑)
ケチが最大級の侮辱であるタイにおいて、「いくらスィンソートを貰ったか」は注目の的ですが、我が家は払う側(私)が外国人なのでそこを考慮+「いくらだ?いくらだ?」となる方々の目を眩ますべくバーツ立てではなく日本円でお支払。金額が金額なので為替レートの影響が万単位になる為、こうなりました。
結納金の額に納得した事を表して、双方の両親が現金とゴールドの上に花びらを撒きます。 -
ここで定番の小芝居。新婦の母親が結納金を包んだ袋を肩に乗せ、「おお、持ち上げられない位にたくさん貰ったわ!」とアピール(笑)
お義母さん、肩に乗せるまでは軽々と持っていましたが、小芝居を演じて下さりありがとうございます。 -
プロポーズも快諾され、結納金の額も合意に至り、初めて夫婦となる瞬間です。
日本もそうですが、古来タイでは結婚指輪と言う概念は無かったのですが、今では一般的。結婚指輪をする事で「はい、夫婦」となる訳ですね。
ピティーラップワーイと言う場面で、新郎新婦の親族へのお披露目です。 -
ワイフ様が結婚してくれたお礼として新郎の膝に合掌しながらお辞儀をします。これはタイの感謝を表現する方法でも最上級の感謝表現です。
そして、頭を撫でる事を良しとしないタイの文化でもこの瞬間は頭を撫でて感謝を受け入れます。
なお、「奥さんにお礼を言われるのは後にも先にもこれが最初で最後」と言われており、新郎にとってはケーキカット以上の写真ポイントとされています。
どうやらタイでは妻が夫を尻に敷くのが定番のようですね…。( ´゚д゚`)アチャー -
この瞬間!この瞬間を記録に納めてくれ!
我が家でも例外なく、ワイフ様が実権を握り私は尻に敷かれているので、この瞬間を写真だけでも大切に納めたいと思いますので、もう一枚だけお付き合い下さい。
妻「もういいでしょ」
夫「まだ!もうちょっと!」
そんなやり取りはド定番。 -
次いで私がワイフに指輪を貰います。
俺も膝まづいて感謝するの?とやりかけましたが、それはしないようです。まぁその姿勢で笑いを取れたから良いでしょう。
ってか、これから先ワイフ様に膝まづく事はいくらでもあるので焦ってする必要もありません。
ワーイ(合掌)して双方に感謝して指輪交換は完了。 -
晴れて夫婦になったので、参列者近親者の方々からお祝いの言葉とご祝儀を頂きます。
特に家長のお婆ちゃんから抱擁された瞬間は娘を嫁に出す雰囲気で、日本のお母さんへの手紙的なお涙頂戴の雰囲気に包まれました。 -
我々からお盆に乗せた参列お礼の記念品をお渡しし、空になったお盆にご祝儀のお返しを頂戴する流れです。
下にクッションが置いてあるのは、参列頂いた方々にお礼の際に膝まづいての合掌(先程ワイフ様が私にしたような)をするから。
こちらの叔父は体調を崩されていましたが、何とかご出席頂けました。サイクリングがてら近くのタイのお寺で毎回叔父の体調快復を願っていたので、私的には叔父の参列に感無量。
本当にありがとうございました。 -
宗教儀式の方でもやったように、こちらの部でも仏壇よろうそくに灯をともします。
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これからロットナムサーンと言う儀式に移ります。
儀式に先立ち、義両親から花の首かけをかけてもらいます。
この花の首かけはドライフラワー状にして今でも我が家の寝室に飾られています。 -
続いて最年長者で家長のお婆ちゃんに祝福と幸運のマークを額に描いてもらいます。
基本的には白粉で額に3つの点を描いて頂くものでジェームと呼ばれています。
インド人の既婚者の方が額にビンディを貼っているのに似ていますね。 -
余談ですが、結婚式特有なものではなく、車を買った人とかがよくお坊さんに交通安全祈願として新車に描いてもらったりもします。
タイでタクシーに乗ったら運転席の天井に三つの点が描かれていたらそれですが、他にも仏教的に幸運の図柄が描かれていたりする事も。 -
続いてモンコンと言う2つの輪っかを紐で繋いだ頭飾りを年長者夫婦に乗せて貰います。
二人が夫婦として繋がっていますよ、と表すものなので、離婚経験者に乗せてもらうのは縁起が良くないそうです。
幸いうちの両親は離婚経験もなく結婚生活良好のようなのでお願いをしました。
夫婦良縁祈願のような意味もあるので、このモンコンは夫婦の枕の下に置くと良いそうです。我が家も小さい巾着袋に入れて枕元に飾ってあります。 -
が、これが間違い(笑)
前述の通り、夫婦を繋ぐ意味なので、頭に乗せるのは一発勝負。やり直しは結婚やり直しを意味して縁起が悪いからです。なのにうちの父ちゃん、繋ぐ紐を後ろではなく前に垂れるように掛けてしまったのでこっそりやり直し(笑)
ワイフが必死に小声で「逆!逆!」と言っていたのに気付かず、掛けてしまった後に苦笑いしながらササッとやり直し(笑)
我が夫婦が離婚したらこの失敗のせいにします。
…頼むよ、父ちゃん…。 -
準備が整ったここからがロットナムサーンの本番です。
ロットナムは水をかける、サーンは巻き貝。巻き貝に入れた水を新郎新婦の手に掛ける儀式で、水をかけながら祝福の言葉もかけて頂いています。 -
巻き貝はこんな感じで装飾されていますが、聖水は一回分くらいのちょこっとしか入りません。
従妹達が補充しては参列者にお渡しする役目を手伝って下さいました。
基本的にロットナムサーンは歳上の方にやってもらう儀式ですが、せっかくなので明確に分けず日本から参加頂いた私より年下の方にも参加してもらいました。
一回一回の量は少量ですが、かなりの人にやってもらうので最終的に我々の指は長風呂した後みたいにふやけちゃった。 -
タイの結婚式は結構緩い感じで執り行われます。もとい、タイは基本的に何でも緩い感じでリラックスした感じ。
結婚式も例外ではなく、こちらの親戚のオバチャンはキティさんのプリントシャツにジーンズとラフな格好。
別な結婚式では新婦の母親が「THAI ARMY」とプリントされたTシャツ(軍隊とは無関係な一家)で参列していたり、と良くも悪くも適当です。 -
ちなみに新婦のブライズメイドはこの服で統一。新婦側の男友達も一人いましたが、彼も同じ色合いで統一していました。
私の親友もタイの服を着るか?と考えましたが、まずサイズがないだろう事と、寸法確認する時間もないだろうから断念です。
前回紹介したポケGO親友は日本から持参したシャツが入らない事に結婚式前夜に気づくと言うなんとも彼らしい笑いを提供してくれる始末。危うくヨレヨレのTシャツで参加される所でした。 -
ロットナムサーンが終わったらモンコンを外して赤い巾着袋に入れます。お義母さんがこれを我々に渡し、いつまでも仲良く協力していくんだよ、と良い夫婦の心得を添えて下さいます。
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式次第はこれにて全て完了。
後は記念撮影タイム、そして階下では昼食会を実質。
タイ人の写真好きはかなりのもので、写真撮影はかなり延々と続きます。
親族で、友達と、会社関係と…写真撮影も昼食会も明確なエンディングはありません。日本のように閉会の辞がある訳でもなく、流れ解散です。
また始まりも開始時刻は決まっていますが、参列者のやってくる時間はけっこうまちまちで式が始まって少ししたらやってくる事も普通にあります。 -
新婦側の従姉妹や親友はブライズメイドの衣装でバシッと揃えていますが、ちゃっかりうちの妹までもがブライズメイド衣装をまとっています。
兄と違ってファッションに気を使う妹君なので、タイの衣装を着れたのは楽しかったみたい。まぁ結果オーライです。 -
なんか女子十二楽坊みたいな構図(笑)
私が式場であれこれやっている間に外での写真撮影が始まってしまいました。
「早く行ってきな!」と即されるも俺の靴がない!
「誰々が持ってたよ~」「あっちで見たよ~」とたらい回しになりますが、これは新婦を連れて帰って欲しくない新婦側の策略、と言う設定のお遊び。
最終的には靴を持っている人にワイロを渡して返してもらう流れです。
いや、聞いてないし!
ガチで焦ってそんな遊びを楽しむ余裕は皆無でした (。´-д-) -
そんなこんなで結婚式は終わりました。
最後に、タイの結婚式に招待された方々が知りたいであろう情報をいくつか。
1. ご祝儀
日本の結婚式のように、友達は3万円、とある程度決まった相場はありません。
難しいのは、式を実施している人達の階級水準によって変わる事。
なお、我が家は普通な真ん中の家庭です。それを前提に…。
新郎新婦との新密度や、ご祝儀払う側の収入/社会的立場によってまちまちです。
親密な立場でなければTHB1000くらい、親しければTHB3000がよろしいかと。
ご祝儀を渡すタイミングですが、大抵受付でちょっとしたメッセージを書く芳名帳があります。
芳名帳に記帳するタイミングで受付にある箱へ投函すればOKです。
なお、近しい場合、お盆にご祝儀を渡して記念品を貰う事もあるので、その可能性がある方はそれまで様子見でもいいと思います。 -
2. 引き出物
引き出物ですが、日本のように大々的な物は出ません。
我々はタイ側の参列者はお箸/箸置きセット、日本側はタイ米パックでした。
ケチっているのではなく、出るものは本当に記念品程度なんです。
3. 参加者
もしほとんど繋がりのない方に招待されても驚かないで下さい。
我々は参加者をかなり限定した120名程度の式でしたが、タイでは巨大な式は普通です。
新婦のお婆ちゃんの茶飲み友達の孫のクラスメイトのお隣さんが来ても不思議ではないです。
4. 服装
近しい人でなければノーネクタイの平服でOKです。
うちの両親もノーネクタイのタイシルクシャツでした。
ただ、カラーコードを求める事が流行っているのでそこは要確認。
女性は特に気合いが入っている事が多く、義兄の結婚式でワイフはイギリスからイブニングドレスをオーダーしたりしていました。
が、それも新郎新婦との距離感次第です。フルネームがパッと出ない距離だと小綺麗な服程度、近い親族だったらそこそこ頑張って(日本の結婚式レベル)。
前述の通り、親戚でもキティさんのプリントシャツにジーンズもある位なので、まぁ気楽に。 -
長々と書いた結婚式でしたが、閲覧ありがとうございました。
少しでもタイ文化の紹介に繋がっていれば幸いです。
これからもタイを、我々夫婦を、そしてこの旅行記をよろしくお願い致します(笑)
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この旅行記へのコメント (11)
-
- 唐辛子婆さん 2019/02/07 13:31:14
- 遅ればせながらご結婚おめでとうございます。
- Salaamさん、はじめまして。
morisukeさんのページから結婚式に迷い込んだ唐辛子婆でございます。
こんなに詳しいタイの結婚式の模様を拝見できて大感激です。
よくぞ旅行記にしてくださいました!
とても興味深かったのは
新郎がワイロを払わないと通過できないようになっているところ。
パキスタンにいた頃に招かれた結婚式でも同じような場面がありました。
イスラム教が起こる以前からのアジアの習慣だったのかもしれませんね。
こちらがそのパキスタンの結婚式です。
https://4travel.jp/travelogue/10115027
唐辛子婆
- Salaamさん からの返信 2019/02/09 01:20:38
- Re: 遅ればせながらご結婚おめでとうございます。
- 唐辛子婆さん、初めまして&コメントありがとうございます。
完全な私事を旅行記にすべきか迷いましたが、斯様なご意見を頂戴すると書いてよかった…と実感する次第です。本当にありがとうございます。
そして唐辛子婆さんはパキスタン在住だったのですね!マーシャアッラー!
私は一回だけパキスタン旅行をし、一泊だけしたラワルピンディーでたまたま宿泊したホテルで結婚式をやっていましたが、その際、お写真で拝見したような楽団の方がホテル前でずっと歌えや踊れやの大騒ぎで楽しそうだった事を思い出しました。
ワイロの習慣は遠く離れているとも陸続き、ひょっとしたらどこかで繋がっているのかも、と考えると大変興味深いですね。
これも何かの縁、これからもよろしくお願い致します。
Salaam
- 唐辛子婆さん からの返信 2019/02/09 16:24:30
- シュークリヤ
- Salaamさん
> これも何かの縁、これからもよろしくお願い致します。
フォローさせてくださいね♪
体脂肪なら負けない唐辛子婆^_^;
-
- mishmishさん 2019/02/03 01:21:11
- ついに…!
- Salaamさん、ご結婚おめでとうございます!
ついに…!結婚式編ですね。
Salaamさんは4traの兄貴的存在ですから、そしてこんなに素晴らしい旅行記を拝見したら、お祝いせずにはいられません!旅行記の趣旨とは反するかもですが、お許しください。
私はタイの結婚式に参列したことがなく、タイ人の知り合いも少ないので、とても勉強になりました。まず儀式の多さに正直びっくりしてしまいました。これら一つ一つを覚えて、意味をきちんと理解して式に臨まれたSalaamさん、本当にすごいです。緊張しませんでしたか?(写真を見る限りでは、してなさそうです笑)
お坊さんをお呼びしての宗教的儀式の部分については、親族や友人等の参列者の方も同席することはできるのですか?
ご夫婦によるタンブンも、意味を知るとより素敵ですね。ちゃっかりワイフ様の手が上に、というのも、ワイフ様のファンとしては、きゅんとするポイントです^^
世俗的儀式の方も、びっくりでした!様々な難題と通せんぼをクリアして、新婦までたどり着く…というのは、何かRPGのゲームを観てるようでした笑。Salaamさんの引き出しの多さにびっくりですし、ワイロの袋、いくつあっても足りませんね!
ご両家を大切に思うSalaamさんご夫妻のお人柄が随所に感じられる素晴らしい式でしたね。これからも、ワイフ様の尻に敷かれて、末永くお幸せに!
mishmishより
- Salaamさん からの返信 2019/02/05 00:01:43
- RE: ついに…!
- mishmishさん、テシュキュルです。
既に同棲から6年、入籍から4年、結婚式から1年、なので今更感甚だしく、記載の通り「俺を祝ってくれ!」的な記事にならないようにしたかったのでお恥ずかしい限りです。
ましてやこんな若輩者を兄貴なんて恐縮の至り…多分mishmishさんに勝ることと言えば食い意地と体脂肪率に限定されると思います(笑)
当日緊張したかしていないかと言えば、前半は緊張していましたが、後半は式の特性上緩みっぱなしだったと思います。緊張したのは頬の筋肉だけで、生まれて初めて頬の筋肉が筋肉痛になりました。
もともと緊張感が足りない男なので、緊張は似合いませんが、時にはメリハリをつけてなければならない事を実感。
正直式の細かい名称までは全て覚えておらず、当日日本人参列者用に作成した式の意味併記式次第を引っ張り出してきて執筆しました(笑)
数年前まではタイの警察の交通取り締まりはワイロで切り抜けられていたのですが、最近は汚職撲滅が盛んになりワイロも効かなくなっています。ので、結婚式もワイロ無しを期待したのですが、そうは問屋が卸さない…。
私は幸い足りましたが、中には用意したワイロ袋が枯渇して財布を没しされる新郎もいるとかいないとか…。
タイの結婚式も然りですが、シリアやトルコの結婚式もかなり大掛かりなのではないでしょうか?
そして宗教的にも(リベラルな地域とは言え)色々と作法や仕来たりがありそうなイメージですが、いかがでしょう。
そして出される食にも興味があります…まさかファラフェルが出るとか?(笑)
そのうちに別な機会に書こうと思いますが、外国人の結婚式には他に2回ほど招待された経験があり、それぞれ地域の特色があるんだなぁと興味深く参加した事があります。
なんだか私よりワイフの方が人気ある釈然としない昨今ですが、尻に敷かれている私もお忘れなきよう、何卒これからも夫婦ともどもよろしくお願い致します。
2月吉日
Salaam
-
- オーヤシクタンさん 2019/01/31 07:54:31
- ご結婚おめでとうございます。
- Salaam様、サワデークラップ。
オーヤシクタンでございます。
この旅(度)は、ご結婚おめでとうございます。
嬉しいときに笑い合い、辛いときに励まし合い、一緒にいるといつでも心が温かくなるような、優しい時間をお二人で育んでいかれますように。素晴らしいご家庭を築きましょう。←この文末は私が旅行記でよく用いるささやくような文末にしました。
いやぁ~
タイの結婚式って派手だけど、たくさんの方が関わって祝福してくれて、新郎様、色々と気遣いが大変だったと思います。
異国の地に娘を嫁に出したワイフ様のご両親、タイ式で結婚式をあげて、さぞ喜ばれたと思います。
さて、私はその結婚式の余韻が残るバンコクにいます。
Thewetと言う、観光客があまり泊まらない地区(カオサンより少し北、タイ国立図書館がある地域)に泊まっています。
現地時間5:50
宿の窓を開けると、近くの市場から美味しそうな匂いが漂ってくる庶民的な所です。
昨夜、スワンナプーム空港に着き、ARLに乗って移動して来ましたが、眼鏡で髭の男性をSalaam様に見えてしまうのは、気のせいでしょうか?
オーヤシクタン。
- Salaamさん からの返信 2019/02/01 01:25:27
- Re: ご結婚おめでとうございます。
- オーヤシクタンさん、サワッディークラップ。
いつもご笑覧頂きありがとうございます。
タイの結婚式はかなり大がかりで、昨年義兄が実施した結婚式はそれこそ日本の大型ホテルの一番大きい会場にテーブルが所狭しと並び、人がわんさか、と行った状況でした。
一方我々の結婚式はそんな大規模に行わないこじんまりとした規模(それでも日本的には普通な規模?)だったので一人一人のご来客の皆様の顔が見れたので気楽でした。
もっとも、それ以外のところでワイフは気苦労が耐えなかったものと思いますが…。
よく東南アジアに旅した方から「現地にいた?」と聞かれますが、あいにく現在の所千葉圏内でまったりと過ごしております。
だいぶ昔から「バンコクでトゥクトゥク運転していなかった?」と頻繁に聞かれるので、ひょっとしたらドッペルゲンガーがいるのかと?と思っております。
時に昨今バンコクの大気汚染は大変話題になっております。学校や学級が休講扱いになるレベルだとか。ご滞在されているティーワット地区はカオサン等があるプラナコーン地区ほどではないにしろ、道が狭くいりくんでいると思いますのでPM2.5に加えて排気ガスもスゴいでしょうし…。
そんな空気の悪いタイでも、今滞在されていると伺うと羨ましくもあり、辛いタイ料理を氷入りビア・チャーンでキュッとやりたい衝動に刈られます。窓から入る匂いはムーピンやサイクロークの焼ける香りでしょうか…ゴクリ
ティーワット地区はチャオプラヤー川に隣接していますね。チャオプラヤー・エクスプレスの出港の儀、楽しみにしております!
大気汚染からのご自衛も忘れずとも、サバーイ(楽しい)でアローイ(美味いよ)なタイ旅行となりますように。
最後になってしまいましたが、ささやくような祝辞をありがとうございます。
勝手に脳内音声は森本レオさんにお願いしましたが、他にイメージすべきナレーターさんがいらしたらご教示下さいませ。
それでは良いバンコク旅を!
Salaam
-
- mei1110さん 2019/01/28 02:46:23
- おめでとうございます♪
- Salaamさんこんばんは!
改めてご結婚おめでとうございます☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆
タイの結婚式、とっても楽しく拝読させていただきました。
写真も華やかで、皆様とても幸せそう&楽しそうで素敵です。
Salaamさんのガッツポーズから「いい嫁ゲットだぜ!」感あふれてる(笑)
あっ日本と似てる~な部分から
何それ!?な部分まで、面白いですね。
伝統的な挙式であってもやっぱり流行も取り入れて…。
これは日本も同じですね。
神前式でも仏前式でも指輪の交換しますし。
新婦のもとへ行く新郎をに試練を次々と、最終的にはお金でってイベントは
シンガポールの華僑の式で有ると聞いたのですがタイでもそうなんですねえ。
もしかして結構あるパターンなのかしら。
そうそう、この前の旅行記、エラーで書き込みが出来なかったのですが
私の母校のカトリック系大学は校内の礼拝堂で挙式可能でした。
私は神前式希望の仏教徒なので最初から候補外でしたが、友人は母校で挙げてました。
キリスト教系の大学はそういうとこと多いみたいですね。
タイの大学とはまた違う意味で、校内挙式。
最近は船上やら電車内やら水族館やら個性的な場所で挙式する人も増えている日本、
そのうち空港や機内結婚式プランとかやりだすかも・・・?
では、改めましてお幸せに~
Congratulations!!★(*^-゚)⌒☆
mei1110
- Salaamさん からの返信 2019/01/30 03:41:51
- Re: おめでとうございます♪
- meiさん、こんばんは。
たまには日中にお返事を、と思いましたが、なぜかエラーで2回も文面が消滅。結局この時間です(笑)
入籍から既に4年が経過しようとしているので今更結婚式トークも恥ずかしいのですが、タイの文化紹介と今後タイ風結婚式に参加されるかも知れない方々に向けて綴らせて頂きました。
母校での挙式、いいですね!
実は私の中学もチャペルがあり、先輩の中にはそこで挙式した方もいるようなのですが、クリスチャンじゃないし、ワイフには縁も所縁もないし、そもそも私はそこを卒業していない(中高一貫校だった)ので母校のチャペル・礼拝堂の選択肢をすっかり忘れていました(笑)
シンガポールでも無理難題の難関クリアがあるんですね!
思えばシンガポールは華僑の影響が強いし、タイもシンガポール程ではないにしろ中国圏出身者が多いから同じ風習があっても不思議じゃないですね。
とは言え、同じタイでも華僑系家族の結婚式はタイのそれとはだいぶ違うらしいです。ワイフにも僅かながら祖父方から華僑の血が流れているのに、我々の結婚式には華僑要素がないのはタイの家族が完全に女系主権型だからか…等と考えてしまいました。
ちなみに空港挙式、ありますよ!羽田空港で実際に何回かやっているみたいです。
そして、機内も!スターフライヤーやANAでも実施経験があるとか。
飛行機オタクな私としては魅力ですが、肝心要のワイフ様が乗り物酔い体質なので、提案しようものなら「は?」の一文字で却下された事と存じます。
末筆ながら、あのガッツポーズは「良い嫁ゲット」よりも「人生ピークの感無量」です。
タイの男子は結婚生活的な意味での威厳はあの瞬間がピークなのです( ;∀;)
Salaam
-
- ちゃっぷさん 2019/01/27 19:58:38
- 誠におめでとうございます!
- salaamさん、こんばんは!
前回の旅行記からの続きを非常に興味深く、楽しみにしていました。
旅行記でご自身の結婚式をどう描くのか(描くかどうかも含めて)、ご自身も迷われたと思いますが、詳細に描写頂きありがとうございます!
大変楽しく、3回も繰り返し拝読させていただきました!
育った文化や価値観が違う2家族が作る一大イベントは、正解がわからない手探りでの組み立てなので不安も多かったことと思いますが、とても素敵な結婚式になったことをお祝い申し上げます!
お二人がお召しになった衣装も本当に素敵です。
タイの文化を尊重し、溶け込む姿勢を示すことで、奥様のご親族を安心させたいというsalaamさんの気遣いが垣間見えました。
そしてとても美しく可愛いらしい奥様、本当に素敵な方ですね!
どうぞ末永くお幸せに!
続きの旅行記を楽しみにしていますね!
では、失礼しま~す。
奥様の大ファンのちゃっぷ
- Salaamさん からの返信 2019/01/29 18:17:51
- Re: 誠におめでとうございます!
- ちゃっぷさん、こんにちは。
いつもありがとうございます!
自身の結婚式を綴る事は恥ずかしくもあり、旅行か?と批判も想定しておりました中、このように肯定的なコメントを頂戴するた心にあった心配が消え去るような気持ちです。
本当にありがとうございます。
今回の結婚式は両家両国を繋げれば、そして、国が離れている故に、距離と言語の壁に当たり中々深まらないであろう双家の紹介に繋がればと考えました。
ご明察の通り、少しでも双方が解け合えればと切に願っていた次第。
もっとも、私の場合はタイの衣装をまとわずともタイ人に間違われるので十分に(風景として)溶け込んでいる気が致しますが…(笑)
拙い文章ですが、三回も読んでもらえるとは感謝がつきません。
これからも夫婦共々よろしくお願い致します。
>奥様の大ファンのちゃっぷ
…え?いや…え??
Salaam
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