冬の近江・美濃（１２）北国街道・安藤家～魯山人の芸術や美しい庭園のある豪商家

2018/12/12 - 2018/12/12

長浜の北国街道歩きは続きます。
近江牛のパンを食べた後はすぐ隣の安藤家へ。
安藤家は室町時代から続く旧家で賤ケ岳合戦では豊臣秀吉公に協力し、その後の長浜の発展に力を尽くしたそうです。
公開中の家屋は明治期から大正期にかけてに建てられたものだそうで、虫籠窓（むしこまど）や紅殻格子（べんがらごうし）がしつらえられた長浜を代表する近代建築なんだそうです。
内部には北大路魯山人の作という「呉服」の看板や美しい「古翠園」と呼ばれる庭園など見所が多くありました。

エリア 長浜(滋賀)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

１２月１２日正午頃。
長浜の北国街道。

風情ある町並みが続いています。

偶然見つけたパン屋さん、グッテンマーマで近江牛のパンを食べた後すぐ隣の安藤家へ。

通りに面した玄関や窓には紅殻格子（べんがらごうし）やが虫籠窓（むしこまど）施されています。

北国街道安藤家 名所・史跡

入り口前の説明書き

内部が公開されています（有料）

この地方では「客を引く」にかけて店先に置かれるという「ひきかえる」
この「ひきかえる」は日本一の大きさだそうです。

立派な書がかかっていました。

美しい中庭・古翠園を見ながら廊下を歩きます。

なんとも趣き深い

屋内の展示物

美しい絹織物

絹織物は長浜を代表する地場産業

室町時代から続く安藤家。
賤ケ岳合戦では豊臣秀吉公に協力したそうです。

安藤家は秀吉公から選ばれた長浜十人衆でそのうちの三年寄の一家として活躍。

古翠園

古翠園は庭師・布施宇吉氏によって造営されたそうです。

古翠園を眺めながら廊下を進み

隣の部屋へ
長浜に逗留した北大路魯山人にちなんだ部屋です。

「古翠園」の文字

呉服店だった安藤家から依頼を受けた魯山人が彫った「呉服」の文字。

床の間

離れの小蘭亭についての説明書き

小蘭亭の天井絵や襖なども魯山人の手によるもの。

この先が離れの小蘭亭

残念ながら小蘭亭は公開されていませんでした。

２階へ

２階の部屋の様子

２階から眺める古翠園

２階から眺める古翠園

萬穀類貯蔵器？。

安藤家をあとにして北国街道歩きを続けます。

（つづく）