なんとなく夕張

2018/07/28 - 2018/07/28

夕張‥
ん〜〜 なんとなく行ってみようかなと‥
しばらく行ってないし

そんな中途半端な気持ちで向かいます。
半分は旅ネタ、後の半分は
「のんきや」のラーメン目当てです。

エリア 夕張(北海道)

夕張に 到着したのは お昼時。
なので「のんきや」に直行。

以前は少しひしゃげた家の傾いたカウンターに、どんぶりを載せるとスープが溢れるほどの年季の入った食堂でしたが、さすがに建物を維持するのは難しかったんでしょうねぇ。前の建物の方が味わいがあって良かったんですけどねぇ。

このラーメン屋さんはかつてはTVで全国に紹介されたこともある有名店で、札幌からわざわざ食べに来るお客さんも結構いたようです。炭鉱が閉山し、三代目になって味が少し変わったかな？ でも昔ながらの味は今でも郷愁を誘います。

壁の品書きが少なくなっていますが‥

こんな腰の曲がったおばあちゃんが一人で店を守っているのですから‥

ムリもありません‥

見るからに昔風でしょう？
厚切りチャーシューが3枚のっていて ￥600

麺も中太でスープとよく合う！ このての味で勝負するラーメン屋さんが少なくなりました。いつのまにか豚骨が増えましたもんね。

「よ〜やく暑くなってきたねぇ」
ばあちゃんが声をかけてきます。
「そだね〜ぇ、でも朝晩はまだ冷えるしょ？」
「そぉだぁ、随分長く生きてるつもりだけんど、6月までストーブ焚くなんて無かったよねぇ? 昔の事、忘れちゃったかぁ？」
「なんもなんも、ほんとだぁ〜 最近なんかおかしいんだよねぇ」

しっかりした声。お元気そうで何よりです。

「今頃は、外からうるさいくらい聞こえてきたんだよぉ〜」
「えっ？」
「走ってなかったしょ。オートバイ」
「あぁ そだね。バリバリ 夕張って言ってたのにねぇ」

万字炭坑の美流渡(ミルト)から夕張に抜ける道路はヘアピンカーブが続くバイク乗りには魅力的なコースみたいですね？

大丈夫だよ、ばあちゃん。バイクの季節はこれからだよ。

さあ、街をブラブラしましょう。

ようこそ 映画のある街 夕張へ
「キネマ街道」

夕張では年に一度、国際映画祭が開かれています。
その名も「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」

なので街の目抜き通りのあちこちには懐かしい映画の看板が掲げられています。

絵師による映画の看板、今ではすっかり見かけなくなりましたね。

猿の惑星。
チャールトン・ヘストンの出世作。彼の主演作を初めて映画館で見たのは「エアポート75」でした。アメリカングラフィティとの二本立てでした。

今、2本立て、3本立てってなくなりましたよね。

地下室のメロディー
アラン・ドロンとジャン・ギャバンの新旧2大スターの共演

ジャン・ギャバンと言えば淀川長治さんが生前、一番心に残る映画は何かと問われた際に、ジャン・ギャバン主演の「大いなる幻影」と言っていました。
ビデオがあるので今度見直してみようかな。

荒野の七人。
言わずと知れた、黒澤 明のパクリですね。

で、こちらが本家の七人。

子供の頃、灯台の下で灯台を守りながら暮らしていた人を、灯台元暮らし、と言うのだと思っていました。(笑)

ジュリー・アンドリュースの代表作はこれと、メリー・ポピンズですよね。
昔、札幌のアイスアリーナに彼女のコンサートを見に行きました。彼女、「アイスアリーナなのに暑いわ」って汗をぬぐっていました。ウチの倉庫に当時の彼女の日本ツアーのライブアルバムがあるはずです。

そう言えば今、札幌の劇団四季でサウンドオブミュージックが上演されていますね。

マイフェアレディ。

元々、ジュリー・アンドリュースが舞台ミュージカルの主演でヒットした作品ですが、結局映画ではオードリー・ヘップバーンが抜擢されました。
一方、同じ年にジュリー・アンドリュースはメリー・ポピンズで映画界にデビュー。アカデミー賞では因縁の対決となり、結局ジュリーが新人にして最優秀主演女優賞をとり、マイフェアレディは最優秀作品賞という形で落ち着きました。翌年、サウンドオブミュージックが最優秀作品賞をとっていますね。

オードリーのマイフェアレディ、良かったんですけどね。ミュージカル映画でゴーストボイスでは最優秀主演女優賞はやっぱりムリですよね。

美空ひばりのデビュー作。

唯一私が持っている彼女のCDは、ジャズやスタンダードを英語で歌ったアルバム。
そう言えば、しばらくして聴いていないなぁ‥

太陽がいっぱい。

これもそうですが、ニーノ・ロータの映画音楽にはいい曲がたくさんありますよね。
道、ロミオとジュリエット、ゴッドファーザー
どれも哀愁のあるいい曲ばかりです。

ウ〜〜ン、ジェイムズ・ディーンならエデンの東か理由なき反抗にして欲しかったなぁ〜

ノータリン、ノータリン‥

任侠ものは見たことがありません。

ポール・アンカの曲が戦争の悲惨さを中和していますね。

最近の映画かな？

長谷川一夫、市川雷蔵、萬屋錦之介。

遥かなる山の呼び声

シェーン カムバ〜〜ック

バリハ〜〜イ

ウ〜〜ン、マンダム。

I was born and raised in Shibamata, in Katsushika. My first bath was ...

英語吹き替え版見たら、ドヘェっと力が抜けてしまいました。

エリザベス・テーラーとリチャード・バートン

この二人、結婚して離婚して、また結婚して離婚しましたよね。

今でもたまに見ます。彼女は本当に可愛い。

これは見てませんねぇ。

この映画もよく分からなかった。日本初の総天然色映画。

小学生の頃、時々学校で映画を上映してくれました。当時は理科室に暗幕と小さなスクリーンを張って、映画とは言わず、幻灯と言っていました。ほとんどが白黒でしたがたまにカラー映画が上映される時は、「今日は天然色だぞ、天然色だぞ」ってみんなでワクワクしていました。

任侠ものは見てないんです。

看板はこれくらいですかね。

aterui さん歩しました。

パクってごめんなさい

やっぱり邪念のある者には、いい写真は無理ですね。

飲屋街

映画の中で健さんが喧嘩してうずくまった処がこの辺り

思い出橋からそちらを眺めます。建物が少なくなりました。

さて、場所は変わって「幸せの黄色いハンカチ ー 想い出ひろば ー 」にやって来ました。60歳以上は百円引き。ラッキー

あの頃はみんな若かった

幸せの黄色いハンカチ

炭鉱住宅、略して炭住。当時は山肌に段々畑のように炭住が連なっていました。光熱費と水道代がタダでした。内風呂はありませんでしたが、石炭で沸かす大きな浴場がありました。映画館に集会所。待合にパチンコ屋、そして料亭。山の中のちょっとした都会がここにはありました。

親戚が炭鉱町に住んでいたので、たまに遊びに行っていました。

土管の煙突

中は炭住ではありませんでした。

黄色い紙に願い事を書いて壁や天井に貼り付けます。

ここは当時のまま保存されていますね。
6畳と8畳の二間に台所。
鉄道官舎もこんな感じの長屋でしたね。

任侠ものは見ていませんが、高倉健の映画は、この「幸せの黄色いハンカチ」や「駅 Station」、「鉄道員(ぽっぽや)」なんかが好きです。

軍隊ものもはまり役でしたね。

ファミリア。

フェンダーミラーが懐かしい。
サイドプロテクションモール、流行りました。

さて、カミさんにメロンでも買って帰りましょうか。

この旅行記へのコメント （4）

• マプトさん 2018/08/02 14:50:09

  気づいたこと

  こんにちは。
  暑いですが、昨日・今日は幾分いいような。
  今朝なんか、ひんやり寒いくらいでした。
  
  夕張のラーメンを見て気づいたこと。なると入りが古風だということ。麩は入っていないですね。

  エフサさん からの返信 2018/08/02 19:02:19

  Re:気づいたこと

  毎日暑いですねぇ。
  
  分かりにくい写真で申し訳ない。麩が一つ入っています。あとはほうれん草と支那竹。
  昔は盛りが良くて普通盛りでも大盛りくらいの量があって、チャーシューも倍ぐらい入っていたんですけどねぇ。坑夫の腹を満たすにはそのくらいの量がないと、満足してもらえなかったのでしょう。
  
  今は一般的な量に落ち着いています。

• ふわっくまさん 2018/08/02 12:45:02

  夕張とキネマ・・☆

  エフサさん、こんにちは。
  毎日猛暑ですが、エフサさんの方は幾分涼しいでしょうか・・
  
  さて年季の入った「のんきや」の・・長年に亘っての昔風のラーメン、スゴク美味しそうでした。
  そちらに即行くことが出来ないので、近くの中華そば屋の醤油ラーメンを食べて凌ぐことにします(笑)
  
  そして夕張のキネマ街道は建物の看板がどれもステキで、もし近くに行けたなら是非訪れたい！と感じました。
  表紙にされた「幸せの黄色いハンカチー想い出ひろばー」の願い事を書かれた壁や天井も目に鮮やかで、今時で言うなら(笑)インスタ映えしそうーとも思います。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　ふわっくま

  エフサさん からの返信 2018/08/02 18:55:26

  Re:夕張とキネマ・・☆

  ふわっくまさん、こんばんは。
  
  私のところは幸いに、猛暑日とか熱帯夜にはならずに済んでいますが、寒さには強くても暑さに弱い民族ばかりなので、このところ皆んなしてうだっています。一般の家庭ではエアコンのない所がほとんどなので、ニュースを聴いていると昔の感覚で家の中にいて熱中症で倒れる人が増えているような気がします。
  
  昔の味を守り続けているラーメン屋さんは札幌にも何軒か残っていたんですけど、老夫婦が営んでいるところが結構多くて、知らない内に店をたたんでしまい、もう私の知っているところは無くなってしまいました。こういう所はなかなかタウン情報誌やWebでは取り上げられないので見つけるのが大変なんです。
  
  東京の青梅市も映画の看板で町興ししているみたいなので、機会があったら散策して見たいですね。