2018/05/08 - 2018/05/10
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5月から6月にかけて四国へ歩き遍路にでかけました。
3年ぶり5回目の歩き遍路旅。完全歩きは過去にやっているので、今回はバスや鉄道にも乗って時間短縮(それでも9割は歩きましたけど)。37日間の歩き旅です。
今回は旅行記というよりはお遍路で起こったトピックスやこれから歩き遍路をしてみたいという方への参考情報を中心に書きたいと思います。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
計画ではお遍路5日目に徳島市街から別格3番慈眼寺を打ち坂本に宿泊、6日目に坂本から鶴龍越えをして平等寺まで進む予定でいました。が…。
(写真は16番観音寺)
朝6時30分、徳島駅近くのビジネスホテルを出ました。筋肉痛でふくらはぎは朝からだるい。歩き始めて5日目から10日目あたりは体がつらい時期。これを乗り越えると筋肉が慣れてきて平気なんだけど。
しばらくはこれという特徴のない国道55号をズンズン歩きます。
歩き出しは雨でポンチョをかぶっていたのだが30分ほどで止み、8時頃には日差しが強くなり日焼け止めを塗る事態になりました。 -
10時50分、立江寺。想定よりやや時間がかかりました。疲れと気温の上昇で歩幅がのびていないみたい。
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ちょっと面白いものを発見。民家の軒下に丸い看板。『旭橋』とある。ここはバスの停留所でした。バス停の上部のまん丸の部分だけぶら下がっている。地元の人はいいけど、はじめて来た人はここにバス停があるって気づきにくい。
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15時、今夜の宿ふれあいの里さかもとに到着。
「これから慈眼寺へ行ってくるので、チェックインはいいから荷物だけ置かせてください」と言うと、
「慈眼寺まで2時間かかる。この時間からなら絶対無理。明日にしなさい。」と止められました。
僕は前に一度だけ慈眼寺を訪ねていて、たぶん1時間30分程で行けたと記憶していました。その時は荷物を担いでいたけど、今回は宿に荷物を置いておけるので、その分速く歩ける。帰りは下りだからもっと速いはず、おそらく18時、遅くとも18時30分には戻れると考えていました。片道に2時間かかるとは思えません。
それにどうしても今日中に慈眼寺は打っておきたかった。"
"そこで「大丈夫。前にも行ったことがあるから、18時には戻ります。」と返答したのだけれど、フロントのおばちゃんは頑として譲らない。数回の押し問答。
僕が訪ねたのは6年も前なので、そう強く言われるとこちらの記憶も自信がなくなってきて、とうとう折れてしまった。
おかげで明日以降の行程が難しくなった。慈眼寺に朝寄るとなると、次の宿泊地点に悩むのです。 -
この先遍路コース(別格まわり)は慈眼寺、鶴林寺、太龍寺と山越え三連発。どれも難易度は低いとはいえ500m級の山ですから時間と体力は必要。鶴林寺と太龍寺の間には宿がない(*)ので、山を3つ越えて平等寺まで30km歩かなければなりません。平坦なら問題ない距離だけど山越えだしね。
だからといって慈眼寺だけ打って鶴林寺の手前で泊まるとすると、行程が短すぎる。どっちにする悩んでしましました。
すると宿の方が太龍寺を下りた阿瀬比という所まで車で送迎してくれる宿があると教えてくれました。阿瀬比は平等寺より4km手前にあります。そこまでなら行けるかなと考えました。また、慈眼寺を打ったあと車で鶴林寺への登り口まで送ってくれるというので、だったら阿瀬比まで歩くのもありだなと。
*太龍寺から少し下ったところに宿がありますが、そこは今回僕が歩きたいと思っている加茂遍路道とはずれているので検討から外しました。
(写真は外国人が使っている遍路地図。意外とわかりやすい。日本語版より使い勝手が良さそう) -
ふれあいの里さかもとは廃校をリノベーションした宿できれい。風呂は泡風呂で体のメンテナンスにはいい。部屋も広くて一人だともったいないほどでした。
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朝食は6時30分から。ササッと済ませて別格3番慈眼寺にむかいます。
昨日、阿瀬比まで送迎してくれるという宿に電話を入れたのですが満室でとれませんでした。
こうなったら、強行するしかない。心の中で平等寺まで行くと決めました。 -
8時に慈眼寺到着。1時間10分で着きました。気持ちが急いていたこともあって、足がドンドンでました。昨日、片道2時間はかかると言われたけれど、実際は半分強のタイムで行けました。
宿の人は事故があるといけないと慎重に案内する傾向にあります。こちらを思って言ってくれているので、批難はできないし。困ったもんだ。
慈眼寺は岩場の修練の寺。穴禅定という行場もあります。興味はありましたが、案内人と一緒でなければ入れません。見学する時間的余裕がないのでパス。
平等寺まで先は長い。急がねば。
慈眼寺で30分弱過ごしてから引き返しました。 -
9時40分、宿到着。助かったのは時間をおかず送迎車を用意してくれたことでした。
10時5分、鶴林寺の上り口である生名着。棚野から登った方が近いのですが、コンビニに寄りたかったので生名までお願いしました。ここで昼食調達。
あわせて生名から、平等寺付近に泊まるべく今夜の宿を予約しました。山茶花という宿。さいわい、部屋はありました。
ところがです。今どこにいるかと聞かれたので生名だと答えると、「それはダメ。もう10時を過ぎているのにここまで歩けるはずがない」と言って、宿泊を受けてくれません。ここでもまた遠い記憶を探ります。鶴龍越えは山を二つとはいえ整備されていて歩きやすかったはず。今日の体力なら8時間あれば十分平等寺までいけるはず。仮に予想より時間がかかっても、加茂遍路道を諦めて舗装路を歩けば遅れは取り返せる。
「過去にも歩いているから大丈夫」と粘ったのですが、宿の女将さんも頑として譲りません。最終的に断られました。やれやれ。
平等寺付近には宿が数軒あります。昔は山茶花しかなかったけれど、新しい宿ができたらしい。他の宿の予約を取ろうと思ったけど、あれだけ強く否定されると、たどり着けない距離かもと不安が芽生えます。当日予約してキャンセルするような恥ずかしいまねはしたくない。
結論のでないことを考えている時間がもったいないので、とりあえず歩き出すことにしました。
“最悪、たどり着けなければ野宿だな”覚悟を決めました。
再びコンビニに入って夕食と明日の朝食分のカロリーを確保。
10時30分、鶴林寺の山にむかって歩き始めます。 -
11時20分、20番鶴林寺。いいペース。
鶴林寺への道は階段が長く、標高差はあって息はあがるのだけれど、足元は比較的安定しているので、呼吸器系がきついのだけ我慢して歩き続ければ筋肉系は大丈夫。それほど時間はかからないのです。 -
鶴林寺は好きな寺のひとつなのでじっくり見たかったけど、気持ちが焦ってそんな気になれず。参拝を済ますとさっさと道を急ぎました。
鶴林寺からは長い下り。僕は足首がかたく、どちらかというと下りが苦手。そんなこともあって集中して歩きました。
12時20分、水井橋のたもとの休憩所に到着。鶴林寺から40分かからずに着いたのは自分としてはかなりの出来。ここで20分休憩。
この日は快晴で那賀川の青と空の青が同じくらい青くて、最高の景色でした。 -
13時50分、21番太龍寺。風格のある大寺です。この時間に太龍寺に着けたら大丈夫。ここまで頑張って歩いて、むしろ貯金ができたほど。
太龍寺から平等寺へはいくつかルートがあって、今回、最近整備されたという加茂遍路道というのを通行したいと考えていました。パンフレットによれば平等寺まで3時間半の行程とあります。遅くとも18時には着けそうです。 -
加茂遍路道。太龍寺からの出だしは上りになります。
10分ほどで舎心ヶ獄。弘法大師が修行した場所。大きな大師像がありロープウェイで太龍寺にむかって上がるとよく見えるけれど、加茂道からだと背中を向けたアングルになります。 -
像のある岩山を回り込むように歩くと、正面から弘法大師の顔を拝むことができます。写真は逆光になってしまったけれど。
ここは足場が悪いので要注意です。 -
舎心ヶ獄からの風景。こんな感じで山が連なっています。いかにも、ここで修行したかもって感じられる場所です。
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加茂遍路道に戻ります。いわや道ともいいます。
道標が看板が新しい。その奥には古い道標が見えます。昔から歩かれていた道だということがわかります。加茂道は落ち葉がたまって気持ちのいいルートです。 -
阿瀬比方面にどんどん下ります。所々角度があって滑りやすい場所があり、手摺がわりのロープが引いてありました。油断するとこけちゃいそう。
逆打ち(札所を時計回りに歩くことを順打ち、反時計回りに歩くことを逆打ちという)は上りになるので、このルートはきつそうに思います。
16時10分、阿瀬比に着きました。
ここで午前中に電話をして断られた山茶花にもう一度電話して部屋をとりました。別の宿でもよかったのだけれど、山茶花は評判のいい宿なのです。女将さんと話すのはちょっと気まずかったけど。
さすがに二度目の電話は断られませんでした。阿瀬比からは4kmだから、1時間ほどで着くはずです。 -
17時20分、平等寺そばの宿に着きました。だいたい予想した通りの時間でした。
遅い時間に電話をいれたにも関わらず、夕食を用意してくれました。品数たっぷりで満足です。
この日はさすがに疲れました。
さかもとと山茶花、2軒の宿でどちらも自重するよう言われ、計画が狂ってしまい、右往左往しました。
今、お遍路を歩いている人の最多年齢層は65-70歳あたりです。定年退職して歩き遍路している人が多い。ある程度の高齢になって初めてロングウォークしている人が増えているから、無理しないように案内されているのでしょう。
でもなあ、僕はそのちょっとした無理にチャレンジすることで得られる達成感がたまらなくて、お遍路をしているのです。
過去の経験やその日の自分の体調や天候を考慮して決めているので、無謀な判断をしているのではない。乗り越えられる程度の無理はしても、決して無謀な事はしていないと断言できます。
初遍路の人には慎重なアドバイスが必要だけど、何度も歩き遍路を経験していると言っているのだから、僕の言うことにも聞く耳もってほしいなあと思うのでした。 -
"(ご参考)
○13番大日寺→14番常楽寺 2km。楽。大日寺からの出だし、ややわかりにくい。
○常楽寺→15番国分寺 1km。楽。
○国分寺→16番観音寺 2km。楽。
○観音寺→17番井戸寺 3km。楽。
○井戸寺→18番恩山寺 17km。徳島市街地ルートと地蔵峠ルートがある。市街地ルートがオススメ。地蔵峠は坂、車も多い。市街地ルートの方がより車多いが歩道しっかりしている。
○恩山寺→19番立江寺 4km。楽。
○立江寺→生名 10km。県道をゆるく上る。
●生名→20番鶴林寺 3km。長い階段と地道。きつい★★。
□鶴林寺。好き★。
○鶴林寺→21番太龍寺 6.5km。鶴林寺出て2kmの偽木の階段下り。きつい★。太龍寺直前1.5km偽木の階段上り。きつい★★。
□太龍寺。好き★★。
○太龍寺→阿瀬比 ①舗装路ルート 6.5km。最初地道。その後舗装の長い下り。 ②加茂ルート 5.5km。起伏ある、主に下り、所々急。きつい★。好き★。
○阿瀬比→22番平等寺 4km。大根峠ややきつい上り。越えればゆるやか。
[別格ルート]
●生名→坂本 6.5km。舗装路。旭橋付近からゆっくり上り。
●坂本→別3番慈眼寺 4km。舗装と地道混在、特別難しい所ない。
●慈眼寺→20番鶴林寺 10km。棚野までは打戻り。棚野からの山道2kmはきつい★★。"
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