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5月から6月にかけて四国へ歩き遍路にでかけました。<br />3年ぶり5回目の歩き遍路旅。完全歩きは過去にやっているので、今回はバスや鉄道にも乗って時間短縮(それでも9割は歩きましたけど)。37日間の歩き旅です。<br />今回は旅行記というよりはお遍路で起こったトピックスやこれから歩き遍路をしてみたいという方への参考情報を中心に書きたいと思います。<br />

四国八十八ヶ所&別格二十ヶ所を歩く2018/8宿坊に泊まる&62番はなんだかなあ、、、

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2018/05/28 - 2018/05/31

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旅行記グループ 四国遍路2018

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walkingman

walkingmanさん

5月から6月にかけて四国へ歩き遍路にでかけました。
3年ぶり5回目の歩き遍路旅。完全歩きは過去にやっているので、今回はバスや鉄道にも乗って時間短縮(それでも9割は歩きましたけど)。37日間の歩き旅です。
今回は旅行記というよりはお遍路で起こったトピックスやこれから歩き遍路をしてみたいという方への参考情報を中心に書きたいと思います。

同行者
一人旅
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 松尾峠、野井坂峠、歯長峠、鳥坂峠、鴇田峠に久万高原。愛媛にはいってから連続した峠越えも三坂峠をこえればひと段落です。その三坂峠の上りですが、ここは嫌いな道ベスト3に入る道でした。国道33号線の歩道は狭い。それに家の車庫から国道に車が出せるように切れ込みがあって、歩道と車道の高さの差が大きめだから、切れ込みが深い分、足にはつらい。また、歩道の下が水路になっているらしく蓋の上を歩くので、たまに蓋がガクガクする。歩きづらいです。<br />そんな三坂峠の国道を4年ぶりに歩いてみたら、随分きれいになっていました。道路沿いの家を奥に引っ込めて歩道を広げていました。立ち退きのため建て替えられた新しい家が並びます。歩きやすくなったのはいいけれど、税金いくら使ったのかななんて心配になります。

    松尾峠、野井坂峠、歯長峠、鳥坂峠、鴇田峠に久万高原。愛媛にはいってから連続した峠越えも三坂峠をこえればひと段落です。その三坂峠の上りですが、ここは嫌いな道ベスト3に入る道でした。国道33号線の歩道は狭い。それに家の車庫から国道に車が出せるように切れ込みがあって、歩道と車道の高さの差が大きめだから、切れ込みが深い分、足にはつらい。また、歩道の下が水路になっているらしく蓋の上を歩くので、たまに蓋がガクガクする。歩きづらいです。
    そんな三坂峠の国道を4年ぶりに歩いてみたら、随分きれいになっていました。道路沿いの家を奥に引っ込めて歩道を広げていました。立ち退きのため建て替えられた新しい家が並びます。歩きやすくなったのはいいけれど、税金いくら使ったのかななんて心配になります。

  • もっとも、きれいになったのは一部区間で、昔のまま残っているところもあります。

    もっとも、きれいになったのは一部区間で、昔のまま残っているところもあります。

  • 浄瑠璃寺へむかっていたら、すごい家発見。四国も過疎化で空家になってしまったところがたくさんありますが、ここまで蔦に侵略された家はめったにない。玄関を見ると、その内側で植物が繁茂してすごいことになってます。

    浄瑠璃寺へむかっていたら、すごい家発見。四国も過疎化で空家になってしまったところがたくさんありますが、ここまで蔦に侵略された家はめったにない。玄関を見ると、その内側で植物が繁茂してすごいことになってます。

  • 46番札所浄瑠璃寺。いろんな種類の木が植えられています。仏足石や説法石、一願弁天などといったアイテムが多数。<br />限られた境内地にこれでもかと詰め込んだ感じ。僕はどちらかというとすっきり広く空間があるほうが好きなのだけれど、これはこれで個性的でありかなと思います。

    46番札所浄瑠璃寺。いろんな種類の木が植えられています。仏足石や説法石、一願弁天などといったアイテムが多数。
    限られた境内地にこれでもかと詰め込んだ感じ。僕はどちらかというとすっきり広く空間があるほうが好きなのだけれど、これはこれで個性的でありかなと思います。

  • 浄瑠璃寺からは札所の密集地帯。47番八坂寺、別格9番文殊院、番外だけど訪ねておきたい札始大師堂、48番西林寺、49番浄土寺、50番繁多寺、そして51番石手寺。<br />石手寺以外は境内が狭いので、あまり歩かずにすみますが、それでもお参りに1ヶ寺20分はかかるから、時間がどんどん過ぎていきます。<br /><br />夕方頃に石手寺到着。道後温泉に近いこの寺は、いつも参拝者でにぎわってます。

    浄瑠璃寺からは札所の密集地帯。47番八坂寺、別格9番文殊院、番外だけど訪ねておきたい札始大師堂、48番西林寺、49番浄土寺、50番繁多寺、そして51番石手寺。
    石手寺以外は境内が狭いので、あまり歩かずにすみますが、それでもお参りに1ヶ寺20分はかかるから、時間がどんどん過ぎていきます。

    夕方頃に石手寺到着。道後温泉に近いこの寺は、いつも参拝者でにぎわってます。

  • 石手寺は国宝を保持しているほど古刹でありながら、境内に色々なアイテムがぎっしり。気品に欠けるというか。おそらく、お寺側は威厳とか風格とかを志向していないのでしょうね。<br />東南アジア風のパゴダに南太平洋にありそうな木彫りの像、マントラ洞窟に変な石。訪れるたびになんかアイテムが増えます。<br /><br />既存の敷地だけでは満足できないのか、山門の外側で大掛かりな集団を造成中でした。

    石手寺は国宝を保持しているほど古刹でありながら、境内に色々なアイテムがぎっしり。気品に欠けるというか。おそらく、お寺側は威厳とか風格とかを志向していないのでしょうね。
    東南アジア風のパゴダに南太平洋にありそうな木彫りの像、マントラ洞窟に変な石。訪れるたびになんかアイテムが増えます。

    既存の敷地だけでは満足できないのか、山門の外側で大掛かりな集団を造成中でした。

  • 太山寺は境内が広い。敷地内に一般住宅が建っているというお寺です。本堂の手前にはちょっとした坂があって、距離は短いけれど急です。鎌倉時代に創建されたという本堂は国宝です。<br /><br /><br />僕の前を歩いていたおじさんはスタンプ遍路さんらしく、本堂には向かわずに、納経所に入ってしまいました。<br />俗に、参拝や読経をせずに納経印だけを集めて回るお遍路さんをスタンプ遍路さんといいます。<br /><br />以前、とあるお遍路宿で出会ったお父さんは、「わしは72歳やけど、去年、34日でまわった。速いやろ。」とその健脚を自慢して、他のお遍路さんから顰蹙をかっていました。<br />翌日、そのお父さんと25番津照寺にたまたま同じタイミングで入ったのですが、本堂が石段の上にあるからか立ち寄らず、大師堂で3秒だけ手をあわせて納経所へとむかっていった。スタンプ遍路さんだったんですね。<br />参拝時に読経や献灯香を省くと、1ヶ寺あたり15-20分程度は普通の歩き遍路さんより早いはずだから、これが88ヶ寺となると25~30時間は違ってくるわけで、日数にすれば3日分は違ってくる…。お父さん、34日なら、自慢するほど早くないよ…。<br /><br />

    太山寺は境内が広い。敷地内に一般住宅が建っているというお寺です。本堂の手前にはちょっとした坂があって、距離は短いけれど急です。鎌倉時代に創建されたという本堂は国宝です。


    僕の前を歩いていたおじさんはスタンプ遍路さんらしく、本堂には向かわずに、納経所に入ってしまいました。
    俗に、参拝や読経をせずに納経印だけを集めて回るお遍路さんをスタンプ遍路さんといいます。

    以前、とあるお遍路宿で出会ったお父さんは、「わしは72歳やけど、去年、34日でまわった。速いやろ。」とその健脚を自慢して、他のお遍路さんから顰蹙をかっていました。
    翌日、そのお父さんと25番津照寺にたまたま同じタイミングで入ったのですが、本堂が石段の上にあるからか立ち寄らず、大師堂で3秒だけ手をあわせて納経所へとむかっていった。スタンプ遍路さんだったんですね。
    参拝時に読経や献灯香を省くと、1ヶ寺あたり15-20分程度は普通の歩き遍路さんより早いはずだから、これが88ヶ寺となると25~30時間は違ってくるわけで、日数にすれば3日分は違ってくる…。お父さん、34日なら、自慢するほど早くないよ…。

  • 円明寺そばの八百屋さん。あまりに安いので、思わず写真を撮ってしまいました。その様子を近所の主婦に見られてしまいました。野菜の写真を撮って不思議がられるかと思ったら、「ここ、びっくりするほど安いでしょ。撮りたくなるわよね」と言われました。トマトひと箱(20個)780円って、二度見してしまいました。

    円明寺そばの八百屋さん。あまりに安いので、思わず写真を撮ってしまいました。その様子を近所の主婦に見られてしまいました。野菜の写真を撮って不思議がられるかと思ったら、「ここ、びっくりするほど安いでしょ。撮りたくなるわよね」と言われました。トマトひと箱(20個)780円って、二度見してしまいました。

  • お遍路26日目、市町村合併でとても広くなった松山市がやっと終わり、今治市に入りました。ど昼食は今治名物焼豚玉子飯をいただくことにしました。某、中華料理店。結構有名店らしいです。数人ですが、行列もできてました。フロアの女性がとても面倒くさそうに接客してて、印象悪い。<br />ボリュームたっぷりの焼豚玉子飯。目玉焼きの下は焼豚のスライス。甘めのたれだけど軽めにつくられていて、最後まで食べられました。歩き遍路はお腹がすくから、この程度のカロリーなら太る心配なし。もっとも、野菜がまったくないので、栄養バランスとしては気になるところです。

    お遍路26日目、市町村合併でとても広くなった松山市がやっと終わり、今治市に入りました。ど昼食は今治名物焼豚玉子飯をいただくことにしました。某、中華料理店。結構有名店らしいです。数人ですが、行列もできてました。フロアの女性がとても面倒くさそうに接客してて、印象悪い。
    ボリュームたっぷりの焼豚玉子飯。目玉焼きの下は焼豚のスライス。甘めのたれだけど軽めにつくられていて、最後まで食べられました。歩き遍路はお腹がすくから、この程度のカロリーなら太る心配なし。もっとも、野菜がまったくないので、栄養バランスとしては気になるところです。

  • 今治地区も松山地区同様、札所が短距離で続きます。この日は一日で、54番延命寺、55番南光坊、番外霊場別宮大山祇神社、56番泰山寺、57番栄福寺、58番仙遊寺と6ヶ所参りました。<br />そのほとんどは町場の寺だけど、仙遊寺だけは別。舗装路だけどきつい目の坂を上ります。この山門からは舗装路とはわかれて石畳の階段道。長くはないけれど、息のあがる区間です。

    今治地区も松山地区同様、札所が短距離で続きます。この日は一日で、54番延命寺、55番南光坊、番外霊場別宮大山祇神社、56番泰山寺、57番栄福寺、58番仙遊寺と6ヶ所参りました。
    そのほとんどは町場の寺だけど、仙遊寺だけは別。舗装路だけどきつい目の坂を上ります。この山門からは舗装路とはわかれて石畳の階段道。長くはないけれど、息のあがる区間です。

  • この日は仙遊寺の宿坊に泊めていただきます。四国遍路の場合、歩きでも車でもチェックインは夕方になります。高野山の宿坊などで早めに到着して写経や阿字観などを体験するプランが人気のようですが、四国遍路の宿坊は泊まって、翌朝にお勤めをするだけというのが一般的です。“昼過ぎに着くくらいなら、もうちょっと歩きなさい”とかって言われそうですよね。<br />それでも本堂などにあがって仏様を間近に拝見しながらお勤めができるだけでも、非日常の体験です。たまには宿坊泊まりもいいですよ。

    この日は仙遊寺の宿坊に泊めていただきます。四国遍路の場合、歩きでも車でもチェックインは夕方になります。高野山の宿坊などで早めに到着して写経や阿字観などを体験するプランが人気のようですが、四国遍路の宿坊は泊まって、翌朝にお勤めをするだけというのが一般的です。“昼過ぎに着くくらいなら、もうちょっと歩きなさい”とかって言われそうですよね。
    それでも本堂などにあがって仏様を間近に拝見しながらお勤めができるだけでも、非日常の体験です。たまには宿坊泊まりもいいですよ。

  • 部屋はこんな感じ。建物も部屋もきれいです。宿坊というと貧相な部屋を想像しますが、古い民宿より快適です。<br />こちらの宿坊にはテレビがありません。エアコンはあります。お風呂は温泉です。サラッとした温泉っぽくないお湯ですが、歩き遍路は膝や腰に問題を抱えながら歩いている人が多いだろうから、温泉はありがたいです。

    部屋はこんな感じ。建物も部屋もきれいです。宿坊というと貧相な部屋を想像しますが、古い民宿より快適です。
    こちらの宿坊にはテレビがありません。エアコンはあります。お風呂は温泉です。サラッとした温泉っぽくないお湯ですが、歩き遍路は膝や腰に問題を抱えながら歩いている人が多いだろうから、温泉はありがたいです。

  • 食事は精進料理を提供することで有名です。天ぷら、胡麻豆腐、白和え、煮物など、定番の野菜料理。豪華な食材はないけれど、手間をかけて作られています。煮物の野菜の飾り切りや、胡麻豆腐のあしらいを見れば、心遣いがわかるというもの。<br />昼間、野菜ゼロの焼豚玉子飯を食べたので、バランスがとれました。<br /><br />食後、部屋に戻ります。テレビがないと暇かというと、そんなことはありません。ストレッチやマッサージで体のケアをして、遍路地図を見ながら旅程の計画と宿の位置の下調べをしていたら、2,3時間はあっという間に過ぎていきます。

    食事は精進料理を提供することで有名です。天ぷら、胡麻豆腐、白和え、煮物など、定番の野菜料理。豪華な食材はないけれど、手間をかけて作られています。煮物の野菜の飾り切りや、胡麻豆腐のあしらいを見れば、心遣いがわかるというもの。
    昼間、野菜ゼロの焼豚玉子飯を食べたので、バランスがとれました。

    食後、部屋に戻ります。テレビがないと暇かというと、そんなことはありません。ストレッチやマッサージで体のケアをして、遍路地図を見ながら旅程の計画と宿の位置の下調べをしていたら、2,3時間はあっという間に過ぎていきます。

  • 翌朝は6時に本堂に集まって1時間弱のお勤めです。塗香で浄め、ご住職が読経されるのを聞き、般若心経を唱和し、お説法をうかがいます。この日の説法は副住職でした。<br />そのあと朝食をいただき、歩き遍路をはじめます。朝一番の境内は掃除がされていてすがすがしい。手水舎の柄杓がきれいに揃っているのは、気持ちのいいものです。<br />こちらの宿坊は6000円とリーズナブル。一般的に宿坊は民宿と同等もしくはお安めですが、6番安楽寺のように、民間より高めの宿坊もあります。

    翌朝は6時に本堂に集まって1時間弱のお勤めです。塗香で浄め、ご住職が読経されるのを聞き、般若心経を唱和し、お説法をうかがいます。この日の説法は副住職でした。
    そのあと朝食をいただき、歩き遍路をはじめます。朝一番の境内は掃除がされていてすがすがしい。手水舎の柄杓がきれいに揃っているのは、気持ちのいいものです。
    こちらの宿坊は6000円とリーズナブル。一般的に宿坊は民宿と同等もしくはお安めですが、6番安楽寺のように、民間より高めの宿坊もあります。

  • 今回のお遍路では26番金剛頂寺の宿坊にも泊まっています。こちらもお料理で有名。写真の煮魚やタコの酢の物の他、マグロのお刺身(中トロに近い部位)、海老と野菜の天ぷら、トコブシと野菜の煮物と海の幸満載。新鮮な魚介類をいただいて、6500円は大満足です。

    今回のお遍路では26番金剛頂寺の宿坊にも泊まっています。こちらもお料理で有名。写真の煮魚やタコの酢の物の他、マグロのお刺身(中トロに近い部位)、海老と野菜の天ぷら、トコブシと野菜の煮物と海の幸満載。新鮮な魚介類をいただいて、6500円は大満足です。

  • お遍路27日目は仙遊寺の山を降りて59番国分寺、別格の興隆寺と生木地蔵とまわり、横峰山には上がらず61番香園寺を打ちました。16時30分でした。<br />こちらは市民会館のような建物。跳ね上げ式の椅子が仏前を取り囲んでいて、コンサートホールの舞台の位置に仏様がいらっしゃるという造りです。ちょっと情緒に欠ける気がしますが椅子に座ってお参りできるのはありがたい。

    お遍路27日目は仙遊寺の山を降りて59番国分寺、別格の興隆寺と生木地蔵とまわり、横峰山には上がらず61番香園寺を打ちました。16時30分でした。
    こちらは市民会館のような建物。跳ね上げ式の椅子が仏前を取り囲んでいて、コンサートホールの舞台の位置に仏様がいらっしゃるという造りです。ちょっと情緒に欠ける気がしますが椅子に座ってお参りできるのはありがたい。

  • 香園寺の次は問題の62番です。62番問題はネットででも調べれば詳しくわかりますが、かいつまんで書くと次のような事です。<br />四国88ヶ寺は浄霊会という団体を作って基本的な取り決めをしたり活動したりしています。先年の開創千二百年記念行事などもその一つ。そんななか、62番宝寿寺は霊場会の取り決めに従わないのでしばしば問題に。例えば、開創千二百年行事として、その期間中、納経した人に特別なお姿(各寺のご本尊のイラスト)を配ったのですが、宝寿寺だけ配らなかったりしました。また、納経時間は朝7時から17時と決まっているのですが、宝寿寺だけは8時からにしたり昼休みをとってみたりとかしてます。そんなこんなで揉めて、とうとう裁判沙汰に。結果、宝寿寺側が勝訴、宝寿寺は霊場会の決まりに従う必要はないとお墨付きを得たのです。<br />これに霊場会が対抗、宝寿寺とは別に62番礼拝所をつくってしまった。理屈としては宝寿寺は納経時間が違ったりしてお遍路さんに迷惑がかかるから、利便性を考慮したということなのでしょう。でも、完全に嫌がらせですよね?。<br /><br /><br />看板にあるように礼拝所は香園寺からすぐ、つまり、宝寿寺の手前に作られました。事情を知らない人は礼拝所で納経してしまうから、宝寿寺には足を向けなくなりますよね。また、バスツアーなんかは霊場会に世話になることも多いだろうから、どちらに立ち寄るかとなると、結果は見えてる。各札所にとって納経料の300円が大きな収入源ですから、宝寿寺にとっては痛手だろうなあ。

    香園寺の次は問題の62番です。62番問題はネットででも調べれば詳しくわかりますが、かいつまんで書くと次のような事です。
    四国88ヶ寺は浄霊会という団体を作って基本的な取り決めをしたり活動したりしています。先年の開創千二百年記念行事などもその一つ。そんななか、62番宝寿寺は霊場会の取り決めに従わないのでしばしば問題に。例えば、開創千二百年行事として、その期間中、納経した人に特別なお姿(各寺のご本尊のイラスト)を配ったのですが、宝寿寺だけ配らなかったりしました。また、納経時間は朝7時から17時と決まっているのですが、宝寿寺だけは8時からにしたり昼休みをとってみたりとかしてます。そんなこんなで揉めて、とうとう裁判沙汰に。結果、宝寿寺側が勝訴、宝寿寺は霊場会の決まりに従う必要はないとお墨付きを得たのです。
    これに霊場会が対抗、宝寿寺とは別に62番礼拝所をつくってしまった。理屈としては宝寿寺は納経時間が違ったりしてお遍路さんに迷惑がかかるから、利便性を考慮したということなのでしょう。でも、完全に嫌がらせですよね?。


    看板にあるように礼拝所は香園寺からすぐ、つまり、宝寿寺の手前に作られました。事情を知らない人は礼拝所で納経してしまうから、宝寿寺には足を向けなくなりますよね。また、バスツアーなんかは霊場会に世話になることも多いだろうから、どちらに立ち寄るかとなると、結果は見えてる。各札所にとって納経料の300円が大きな収入源ですから、宝寿寺にとっては痛手だろうなあ。

  • その礼拝所は香園寺の駐車場にありました。『霊場会礼拝所』と看板表記。ここはあくまで霊場会が決めた62番と言っているだけで、宝寿寺が四国八十八ヶ所の札所からはずれたとは言っていません。微妙な表記の仕方に大人の事情が見え隠れします。

    その礼拝所は香園寺の駐車場にありました。『霊場会礼拝所』と看板表記。ここはあくまで霊場会が決めた62番と言っているだけで、宝寿寺が四国八十八ヶ所の札所からはずれたとは言っていません。微妙な表記の仕方に大人の事情が見え隠れします。

  • 写真のような、とっても簡易な建物。威厳がない。事務机が置かれて、中小企業の事務所みたいです。それでも、一応、仏像は置かれてました。<br /><br />僕が訪ねたのは16時50分と17時まであと10分でした。香炉は蓋で閉じられ、職員は片付けモード。「17時に閉めますがいいですか」と声がかかりました。納経が必要なら今すぐ申し出てくださいというサインです。<br />清掃済みの香炉を使うのは気が引けるので、線香とロウソクはあきらめます。ガラス戸越しに仏像に手をあわせてから般若心経を唱えます、そうしたら、読経中にスルスルとブラインドがおろされて仏様が見えなくなった。<br />あらら。

    写真のような、とっても簡易な建物。威厳がない。事務机が置かれて、中小企業の事務所みたいです。それでも、一応、仏像は置かれてました。

    僕が訪ねたのは16時50分と17時まであと10分でした。香炉は蓋で閉じられ、職員は片付けモード。「17時に閉めますがいいですか」と声がかかりました。納経が必要なら今すぐ申し出てくださいというサインです。
    清掃済みの香炉を使うのは気が引けるので、線香とロウソクはあきらめます。ガラス戸越しに仏像に手をあわせてから般若心経を唱えます、そうしたら、読経中にスルスルとブラインドがおろされて仏様が見えなくなった。
    あらら。

  • 読経の最中に戸締りされて、二人いた職員は車に乗って帰ってしまった。その段取りの早いこと。時計を見たら16時58分だった。お参りに5分とかからないのに、お遍路さんを残して無人にして帰ってしまうなんて、いくらなんでも、愛想なしだねえ。<br /><br />裏に回ってみたらますますプレハブ感がしました。

    読経の最中に戸締りされて、二人いた職員は車に乗って帰ってしまった。その段取りの早いこと。時計を見たら16時58分だった。お参りに5分とかからないのに、お遍路さんを残して無人にして帰ってしまうなんて、いくらなんでも、愛想なしだねえ。

    裏に回ってみたらますますプレハブ感がしました。

  • その翌日、宝寿寺にも行ってみました。写真の右側に本堂と大師堂があるのですが、手前に鎖が張られていて小屋の前を通らないと近づけないようになっている。その小屋が納経所になっていて、住職のお母さん?らしき女性が待ち構えていました。以前は写真左手に納経所があったのですが、わざわざ場所をかえて、関所のようにになっている。思わず立ち止まったら、「納経はこちらでします」と声がかかりました。。ちょっと意地悪く「でも、さっき納経したし…」と言うと…。「こっちが本物の62番札所、あっちは偽物」「あっちで書いてもらったのは間違い。こっちでちゃんとしたのを書いてあげるから」「仏様のいない所で納経しても意味ないでしょ」と矢継ぎ早にセールストーク。それでも渋っていたら、奥から住職が顔を出して「納経もせずにお参りだけしようなんて図々しい」と吐き捨てるように言われた。<br />さすがにお参りする気になれず退散しました。<br /><br />ちなみに四国遍路の場合、納経料は署名とともにいただくお姿(ご本尊のイラスト)込で300円ですが、宝寿寺ではお姿代として上乗せで100円取られるとか。ちなみに6月1日から300円に値上げし、あわせて600円になったという話も聞きました。

    その翌日、宝寿寺にも行ってみました。写真の右側に本堂と大師堂があるのですが、手前に鎖が張られていて小屋の前を通らないと近づけないようになっている。その小屋が納経所になっていて、住職のお母さん?らしき女性が待ち構えていました。以前は写真左手に納経所があったのですが、わざわざ場所をかえて、関所のようにになっている。思わず立ち止まったら、「納経はこちらでします」と声がかかりました。。ちょっと意地悪く「でも、さっき納経したし…」と言うと…。「こっちが本物の62番札所、あっちは偽物」「あっちで書いてもらったのは間違い。こっちでちゃんとしたのを書いてあげるから」「仏様のいない所で納経しても意味ないでしょ」と矢継ぎ早にセールストーク。それでも渋っていたら、奥から住職が顔を出して「納経もせずにお参りだけしようなんて図々しい」と吐き捨てるように言われた。
    さすがにお参りする気になれず退散しました。

    ちなみに四国遍路の場合、納経料は署名とともにいただくお姿(ご本尊のイラスト)込で300円ですが、宝寿寺ではお姿代として上乗せで100円取られるとか。ちなみに6月1日から300円に値上げし、あわせて600円になったという話も聞きました。

  • 礼拝所も宝寿寺も、どっちもどっちですね。ひどいもんです。<br />個人的意見を言えば、霊場会は宝寿寺のあとからできた組織ですし、札所だから会が決めたルールに従わなければならないというのはちょっと違う気がしますし、礼拝所を嫌味のように作ってしまうというのも気に入りませんねえ。<br />では宝寿寺に肩入れするかというと、正直、以前訪ねたときからあまり好意的に思っていなかったので、それもないかなと。納経の時間帯の件もそうですが、納経所でお話した感じとか、境内の様子とか、好きになれなかったのです。<br /><br />これは2012年に撮った宝寿寺の燭台。あまりに汚くて思わず写したもの。朝から(おそらく前日の)ロウソクの燃えかすがそのまま。しかも線香まで。前日の夕方、火の始末のため、ロウソクと線香を引っこ抜いて(水があって火事にならない)燭台の水盤に捨ててそのままの状態で置いたものだと想像されます。こんな状態で放置って、お参りに来た人を迎えようという心が感じられないよね。

    礼拝所も宝寿寺も、どっちもどっちですね。ひどいもんです。
    個人的意見を言えば、霊場会は宝寿寺のあとからできた組織ですし、札所だから会が決めたルールに従わなければならないというのはちょっと違う気がしますし、礼拝所を嫌味のように作ってしまうというのも気に入りませんねえ。
    では宝寿寺に肩入れするかというと、正直、以前訪ねたときからあまり好意的に思っていなかったので、それもないかなと。納経の時間帯の件もそうですが、納経所でお話した感じとか、境内の様子とか、好きになれなかったのです。

    これは2012年に撮った宝寿寺の燭台。あまりに汚くて思わず写したもの。朝から(おそらく前日の)ロウソクの燃えかすがそのまま。しかも線香まで。前日の夕方、火の始末のため、ロウソクと線香を引っこ抜いて(水があって火事にならない)燭台の水盤に捨ててそのままの状態で置いたものだと想像されます。こんな状態で放置って、お参りに来た人を迎えようという心が感じられないよね。

  • (ご参考)<br />○久万→三坂峠 6.5km。上り。長いのでややきつい。嫌い★。<br />○三坂峠→46番浄瑠璃寺 12km。だらだらと下り。<br />○浄瑠璃寺→47番八坂寺 1km。平坦。<br />○八坂寺→別9番文殊院 1km。平坦。<br />○文殊院→48番西林寺 4.5km。平坦。<br />○西林寺→49番浄土寺 3km。平坦。<br />○浄土寺→50番繁多寺 2km。出だしの道車多いが歩道なし。注意。多少傾斜あるが問題ない。<br />○繁多寺→51番石手寺 3km。概して平坦。<br />○石手寺→52番太山寺 11km。県道187号から松山大学グラウンド横、さらに川沿いと歩くのがおすすめ。川沿いの道と並行する国道はビジーだが遍路道は車こない。自転車はある。<br />石手寺裏側ルートは1ヶ所急角度の坂、きつい★。三津浜ルートは距離が長いだけ損。<br />○太山寺→53番円明寺 2.5km。平坦。円明寺付近は道わかりにくいのに、道が付け替えされた際にステッカーはがされたみたい。<br />○円明寺→54番延命寺 34km。ルートはふたつ。県道347は古い歩道、狭くてあるきにくい。嫌い★。国道196の歩道の方がいいが、風景単調。どっちもどっち。<br />北条の先、鎌大師から峠越え、きつい★。ただし海岸沿いの国道196号より早い。<br />浅海から瀬戸内海の景色ちらほら。時々アップダウンあるがきつくはない。<br />○54番延命寺→55番南光坊 3.5km。くねくね道だが道標はしっかりしている。<br />○南光坊→56番泰山寺 3km。平坦。<br />○泰山寺→57番栄福寺 3km。平坦。<br />○栄福寺→58番仙遊寺 2.5km。上り坂。きつい★。<br />○仙遊寺→59番国分寺 6km。仙遊寺から下りきれば平坦。<br /><br />※59番から64番にかけては複数のまわり方がある。<br />●国分寺→61番香園寺 20km。平坦。<br />●香園寺→62番宝寿寺 1km。平坦。<br /><br />[別格ルート]<br />●国分寺→別10番興隆寺 17km。瀬田薬師付近に坂。それ以外は平易。ただし興隆寺手前2kmは上り坂きつい★★。<br />□興隆寺、好き★★。<br />●興隆寺→別11番生木地蔵 4km。打戻りの下り道を過ぎれば平坦。<br />●生木地蔵→61番香園寺 6km。平坦。<br />

    (ご参考)
    ○久万→三坂峠 6.5km。上り。長いのでややきつい。嫌い★。
    ○三坂峠→46番浄瑠璃寺 12km。だらだらと下り。
    ○浄瑠璃寺→47番八坂寺 1km。平坦。
    ○八坂寺→別9番文殊院 1km。平坦。
    ○文殊院→48番西林寺 4.5km。平坦。
    ○西林寺→49番浄土寺 3km。平坦。
    ○浄土寺→50番繁多寺 2km。出だしの道車多いが歩道なし。注意。多少傾斜あるが問題ない。
    ○繁多寺→51番石手寺 3km。概して平坦。
    ○石手寺→52番太山寺 11km。県道187号から松山大学グラウンド横、さらに川沿いと歩くのがおすすめ。川沿いの道と並行する国道はビジーだが遍路道は車こない。自転車はある。
    石手寺裏側ルートは1ヶ所急角度の坂、きつい★。三津浜ルートは距離が長いだけ損。
    ○太山寺→53番円明寺 2.5km。平坦。円明寺付近は道わかりにくいのに、道が付け替えされた際にステッカーはがされたみたい。
    ○円明寺→54番延命寺 34km。ルートはふたつ。県道347は古い歩道、狭くてあるきにくい。嫌い★。国道196の歩道の方がいいが、風景単調。どっちもどっち。
    北条の先、鎌大師から峠越え、きつい★。ただし海岸沿いの国道196号より早い。
    浅海から瀬戸内海の景色ちらほら。時々アップダウンあるがきつくはない。
    ○54番延命寺→55番南光坊 3.5km。くねくね道だが道標はしっかりしている。
    ○南光坊→56番泰山寺 3km。平坦。
    ○泰山寺→57番栄福寺 3km。平坦。
    ○栄福寺→58番仙遊寺 2.5km。上り坂。きつい★。
    ○仙遊寺→59番国分寺 6km。仙遊寺から下りきれば平坦。

    ※59番から64番にかけては複数のまわり方がある。
    ●国分寺→61番香園寺 20km。平坦。
    ●香園寺→62番宝寿寺 1km。平坦。

    [別格ルート]
    ●国分寺→別10番興隆寺 17km。瀬田薬師付近に坂。それ以外は平易。ただし興隆寺手前2kmは上り坂きつい★★。
    □興隆寺、好き★★。
    ●興隆寺→別11番生木地蔵 4km。打戻りの下り道を過ぎれば平坦。
    ●生木地蔵→61番香園寺 6km。平坦。

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