デニス・テンのアイスショー2014inアスタナ編

2014/06/01 - 2014/06/02

ウルムチから帰ってきてまもなく、カザフスタンのフィギュアスケート選手デニス・テンがアイスショーをやるという発表がありました。しかもこの年は高橋大輔・浅田真央という日本のフィギュア界の大スター２人も参加。学生の身で経済的には厳しいが、行かないわけにはいくまい。

この年のショーはアルマトイとアスタナの２都市公演。アルマトイだけなら近いんだけど、留学前にアスタナを案内してくれたカリナちゃんにも会いたい。というわけで大奮発してアスタナも行くことにした。

アルマトイのショーは関係者である知り合いにチケットを貰い、アスタナはカリナちゃんと一緒に行くことに。

今回の旅程
5月30日　ビシュケクからマルシュルートカでアルマトイへ、ショー鑑賞　
5月31日　アルマトイから電車でアスタナへ
6月1日　アスタナ着、ショー鑑賞　★ここから
6月2日　アスタナから飛行機でビシュケクへ　★ここまで

エリア アスタナ(カザフスタン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

13時間電車に揺られた後、アスタナ駅に到着です。カリナちゃんが迎えに来てくれていました。

カリナちゃん宅に旦那様のお姉さまが暫く同居していて部屋がないということで、今回はホテル泊。会場のスポーツパレスの建物内に安いホテルがあり、そこを予約しておいてくれました。

設備は古いが、お湯はちゃんと出ました。

ホテル入口。この裏にアイスアリーナがあります。

表からアリーナを見た図。普段はホッケーの試合などが行われています。

前回会ったときカリナちゃんのお腹の中にいた２人目の娘さんは8ヶ月になっています。旦那さんに預けて迎えに来てくれましたが、ここで一旦カリナちゃんは帰宅。お昼すぎにまた合流します。

それまでの間、近くを散策することに。

すぐ近くに公園があったので散歩してました。

6月1日は旧ソ連の多くの国で「子供保護の日」なる祝日が設定されています。なので、この日は休日。公園には子供連れがたくさんいました。

これ、子供に戻れたらやりたい・・

キャラクターがかなり怪しい遊具。

ホッケー会場の隣なので、こんな植え込みもあります。

シルクロードっぽいオブジェも。

公園、アイスアリーナはちょうど旧市街と新市街の境目にあり、新旧市街を分ける川沿いも綺麗です。

8ヶ月の次女を連れたカリナちゃんが戻ってきました。近くのビュッフェのお店でお昼ご飯。

そして、普通はありえないのですが色々あってショーの練習を見せてもらえることになりました。リハーサル中の真央ちゃんです。

ステファン・ランビエール様と写真撮れた！

カリナちゃんとお話するデニス。赤ちゃん連れの彼女に「大丈夫？寒くない？」と気遣いを見せていました。

で、大の真央ちゃん好きのカリナちゃんは真央ちゃんが練習から上がるところを狙って写真を撮りたかったのですが、ちょうどそのタイミングで次女ちゃんがウンチをしてまい、オムツ替えのために外に出ている間に真央ちゃんは去っていました。残念。

カリナちゃんの旦那さんが次女ちゃんを預かりに来ました。その時に明日のタクシーについて聞いてみたら、近くにいた人が「俺タクシーの運転手だから1500テンゲで明日送ってくよ」と言って連絡先を交換したのですが、明日６時半発だよ？本当に来るのか？と不安が・・・。

ショー本番。反対側にアスタナ在住の日本人が固まっていたようで、こんなバナーが出ていました。

カザフスタンのお客さんは熱狂的なんだけど、子供たちがどんどんフェンス沿いに立ってしまうので全然前が見えなくなる。会場整備のオバチャンも最初は注意してたけどだんだん自分もフェンス沿いに立って動画撮りだす始末。

仕事しろー！！

ちなみにカザフ人ははっきりしているので見えなければちゃんと「見えない！」と文句言います。それで一時的にはどくんだけど、またすぐに前に出てきてしまい「見えない！」の怒号の繰り返し。

ステファン様、すてき。

カリナちゃん念願の真央ちゃんです。

シークレットゲスト、ヤグディンの演技。彼は最近役者などもやっているそうで、このプログラムも小芝居がいろいろ入ったコミカルなものでした。

ダブルＤＴの後ろ姿。

後半はヤグディンも司会に加わります。カザフ語のわからないヤグディンに「フィギュアスケートってカザフ語でなんていうか教えてあげるよ」と言って「フケートの刃を氷面にあてて云々(推定)」とやたら専門的で長いカザフ語を言うというミニコントやってました。

アスタナへようこそのバナーの方々、デニスへのバナーも用意していました。

なおこの会場は通常２階席以上のみで、アリーナ席は日本のツアー客のための特設席が10席ほどあるだけでした。

大輔くん。

ショーの最後に、デニスからの挨拶。

エンディングで、カザフ衣装を来た出演者にデニスが近づいて挨拶する演出。

ショーが終わって、全員集合。とても豪華で楽しいショーでした。

ショーが終わってカリナちゃんと解散し、裏口にあるホテルへ向かおうとするとすごい人。出演者がバスで帰るところで、ファンたちがお見送りしていたのでした。

それを越えて更に裏へ回ると、なにやら警備員がいっぱい。そこにファンが集結している・・・たぶんこれからまだスケーターが出てくるのだろう。

警備員、イケメンだったから写真撮らせてもらったw

そしてファンの歓声とともに現れたのは、ステファン・ランビエール！

そしてデニス！ファンにサインしています。

氷から上がっても品がありますねえデニスは。

夕飯はショーが始まる前に買っておいたドネル。

翌朝、不安は的中。6時半になってもタクシーが来る気配がないので電話してみたら、明らかに寝起きの声で「車盗まれたから行けない」と・・・なんだその苦しすぎる言い訳は！

ホテルをチェックアウトし、タクシーを捕まえようにも空港の方向もわからない。ショーの設備のバラシをやっていた作業員さんにタクシー探してると相談してみたら、通りかかった車が2000テンゲで行ってくれるというので乗っていくことにしました。当初より値上がりしちゃったけど、仕方ない。

車窓から見るアスタナの街は、やっぱりへんな建物がたくさんある。そして建物間が広くて歩くには不便そうな街だと思う。

新市街を抜けて空港へ近づくにつれて、建物はどんどんまばらになり最後には何もない景色に。

そしてアスタナ空港に到着。ビシュケク帰ったらテスト勉強だ。