JALビジネスクラスで行くアメリカ西海岸・グランドサークル　砂漠のダム湖レイクパウエル

2018/02/03 - 2018/02/09

２日目、ラスベガスからグランドサークルへ向かいます。
いわゆるアメリカの西部劇に出てきそうな岩の絶景エリアを右回りにグルリと回る感じに旅は進んでいきます。と言っても、バスの車窓の風景はロサンゼルスからラスベガスへやってきたのとあまり違いはなく、荒涼とした砂漠の雰囲気が流れていくばかりです。

そこには人の生活している痕跡はほとんど見られず、土地は手つかずのままみたい。水がないと言うことは、これほどまでに生命が乏しくなるのでしょうか。アメリカ本土にこんな砂漠が広がるなんて、ちょっと想像してなかった。逆に、日本の国土は少なくとも緑があちこちに見られるのは、ありがたくも思ってしまいます。

人が生活する街らしきところは、ほんの数カ所くらしか目に入りませんでした。
そんな砂漠が続く中で、レイクパウエルを目にしたときはちょっと信じられない風景でした。あんな砂漠に水が貯められているなんて、という感じ。それでも水位は計画の数十メートル下だそうで、砂漠化が進行していました。

エリア グランドキャニオン周辺(アメリカ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 2.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

ラスベガスのホテルを早朝出発。
この日は移動距離が624kmと長時間に渡るためホテルでの朝食もとれずに、移動中のバスでおにぎりを食べることになっていました。

今回お世話になった、ロサンゼルス在住のガイドさん。
お陰様で、アメリカの歴史や西部地域の事情など、勉強になりました。

ラスベガスの街を抜けると、すぐに砂漠が広がります。
そこで、希に見られるのがレアアースの採掘工場でした。

山はところどころ見られますが、概ね平坦な地形に道路が走っています。

雨があまり降らないので、太陽光発電には持って来いの気候です。

砂漠の中を延々と車道と同じように電柱が延びています。

ハイウェイは続くよ、どこまでも

ネバダ州最後の街、メスキート。
夏は暑くて、３５～４０°Cになるそうです。日本でもそのような所、あったような気がします。

水があるところにのみ、集落ができる。人が住めるということです。

とにかく、コロラド高原は荒野でした。

荒野を延々と走って行くと、山並みが出てきました。

アメリカの主流のトラック。
モータリゼーションの波によって、大量輸送のため進化しています。

山並みは、地層がわかるような、浸食した岩の谷に入り込んでいきます。

大地を水が削りこんで、岩と地層が谷になっていました。ここらは、グランドキャニオンの遙か上流部の風景

荒野の果てに、水で削られた断崖部があって、再び広大な平原に出ていきました。

平原が広がった先には、浸食された岩などがあったのでこれがダム湖かと思いましたが、水がまったく見えません。
レイクパウエルはまだまだ先でした。広い！

アリゾナ州からユタ州に入ります。

日本のようにハイウェイにはSAがないので、ウォールマートに入って休憩しました。

世界最大のスーパー、ウォールマート。ここで、買い物兼トイレ借用

お世話になったバス。これでお客は１３名、運転手さんも楽しい人でした。

トイレ休憩の後、またまたしばらく延々と走ると、いよいよレイクパウエルの一部が見えてきました。

遠くには水面らしきものが見え始めます。

このダム湖、長さが約３００ｋｍもあるのだそうです。

これがレイクパウエル本体

入り組んでいるので、ダム湖がどうなっているのか把握できません。

奇岩もあったりします。

ダムの下流川に鉄橋が架けられており、ここがこの辺りではダム湖を渡る唯一のルートです。

橋の横に、ビジターセンターのようなところがありました。

無料なので、中の見学とトイレ休憩。
ハイウェイにはトイレがないので、バスが停車したらトイレに行っておかないとえらいことになります。

３００ｋｍのレイクパウエルの模型やアンティロープキャニオンなどに関する展示があります。

ダムのタービンの水車

グレイキャニオンダム全景

ダムの上流がレイクパウエル。
ここから湖が３００ｋｍも続くなんて、ちょっとスケールがでかすぎます。

どの岩も風景も個性的で、日本離れしている雰囲気が感じられます。

ダム直下。発電設備などがあると思われます。

グレンキャニオンダム堰堤

右岸川にビジター駐車場がありました。それにしても、樹木が見られません。

レイクパウエル上流部。ずーとダム湖が続いていると思われます。

この鉄橋は、峡谷の一番狭いところに架けられていて、効率的な橋のようです。

橋の上から下流部を見下ろしたところ

ページのレストランで昼食を食べます。

ここは、スーパーマーケットみたいですが。

ファミレスの看板が上がっていました。

奥のテーブルには、西部劇に出てくるカウボーイのような人もいます。人形でした！！

ツアー参加者も一緒になって、カントリーロードを大合唱。

これ、クロワッサンのように見えますが、日本のクロワッサンの５倍くらいあって、しかも固い！ちょっと、全部は食べきれません。


食事の後、予約した時間に合わせてアンティロープキャニオンへ向かいました。

この旅行記へのコメント （2）

• PHOPHOCHANGさん 2018/04/17 06:52:45

  同じレストラン

  自分たちはディナーが此処でした。ステーキは美味しかったですが、サービスと演奏は最悪でした。
  朝のおにぎりもウォルマートの休憩も同じ、金網の橋は自分も写真撮りました。
  が、残念ながらダムはスルー(´`:)
  同じくラスベガス発で見学場所も同じなのに、ダムに寄る時間取れて羨ましいです。

  kiyoさん からの返信 2018/04/17 08:04:52

  Re: 同じレストラン

  なるほど、そうでしたか。
  結構バスで走るツアーになりますよね。
  ダムではトイレ休憩の意味もあって、モニュメントバレイの時間調整のため立ち寄りました。しかし、ちょっと驚くほど雄大なところにあるダムでした。日本ではあのようなところ、ないですよね。