'17晩秋のチェコ・オーストリア ひとり旅 ⑨ウィーン 夜の街歩き編

2017/11/04 - 2017/11/04

前回のひとり旅から4年の月日が経ち、「そろそろどこかへ出かけたいな。」と思っていたところ、仕事の都合がついたので出かけることにしました。

今回はチェコ・オーストリア。

前回の旅と行き先が被る場所もありますが、もう一度観たくなったプラハ城の夜景や、前回は行くことができなかったチェスキー・クルムロフ、メルク修道院の図書館、まだ知らないウィーンの観光地、美味しい食べ物などを目当てに街歩きをしつつ2カ国5都市を巡ります。

ウィーンに到着してからは買い物を済ませ夜の散歩に向かいます。
夜の街歩きでは結構な箇所を周れたので夜景カタログみたいになりました。

・旅程・
10/31 関空出発→ヘルシンキ（経由）→プラハ　
　https://4travel.jp/travelogue/11300464

11/1 プラハ
　前編　https://4travel.jp/travelogue/11301558
　中編　https://4travel.jp/travelogue/11303314
　後編　https://4travel.jp/travelogue/11308525

11/2 プラハ→チェスキー・クルムロフ
　https://4travel.jp/travelogue/11312574

11/3 チェスキー・クルムロフ→リンツ→メルク
　チェスキー・クルムロフ 朝の街歩き編　https://4travel.jp/travelogue/11328189
　リンツ編　https://4travel.jp/travelogue/11332572

11/4 メルク→ウィーン
　メルク編　https://4travel.jp/travelogue/11334111
　ウィーン 夜の街歩き編　https://4travel.jp/travelogue/11339524

11/5 ウィーン
　ウィーン前編 https://4travel.jp/travelogue/11346801
　ウィーン後編（帰国まで） https://4travel.jp/travelogue/11346806

11/6 ウィーン→ヘルシンキ（経由）→機中泊
11/7 関空到着

※予算は航空券、ホテル代、交通費のみの合計です。
カメラはiPhone 8 plus, RX100 M4, NEX-6

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: フィンランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

メルクからは鉄道の遅延もなく無事に到着。

ウィーンマイドリング駅から地下鉄を経由してウィーン西駅に到着しました。

メルクからウィーン西駅までは地下鉄利用も含めたチケットで17.60EURでした（インターネット上で購入・支払い）。

ウィーン西駅 駅

ホテルは前回と異なる場所にするか迷いましたが、室内に滞在する時間は短くアクセスの良さからウィーン西駅にあるバジェットホテルのモーテルワンウィーン ウェストバーンホフにしました。

モーテル ワン ウィーン - ヴェストバーンホフ ホテル

クイーンベッド仕様の部屋を予約したので、ベッドの上で寝返りし放題です。笑

モーテル ワン ウィーン - ヴェストバーンホフ ホテル

今回は道路側だったので、景色を見ることができました。

防音対策がキッチリと施されていて室内は大通りを走る車の音がかすかに聞こえる程度で室内はとても静かでした。

モーテル ワン ウィーン - ヴェストバーンホフ ホテル

こちらはバスルーム。

写真左手の奥にトイレがあります。

現代的な雰囲気で使い勝手も良好なのですが、シャワーブースとの仕切りがガラス一枚のみで前回と同様にシャワーを浴びると床を濡らしてしまいました。

モーテル ワン ウィーン - ヴェストバーンホフ ホテル

前回宿泊した際はアメニティとして持ち帰り可能な個包装されたオーガニックのボディーソープ＆シャンプーでしたが、据え置きタイプのオーガニックのハンドソープとシャンプーに変更されていました。

モーテル ワン ウィーン - ヴェストバーンホフ ホテル

荷物を部屋に置いて室内のチェックも終わったらすぐにウィーンに街なかに出かけてお目当てのユリウス マインル へ。

ウィーン西駅まではメルクからのチケットで賄えましたが、ここからは地下鉄やトラムなど市内の公共交通機関で使える48時間券（13.3ユーロ）を購入して使いました。

ユリウス マインル スーパー・コンビニ

クリスマス前ということもあり、クリスマスシーズン向けのお菓子や食べ物が沢山並んでいました。

ユリウス マインル スーパー・コンビニ

２階への階段から撮影

店内はそれなりにスペースが取られているように見えますが、土曜日の夜ということもあり大勢の人で賑わっていました。
陳列の仕方はカルディーのお店みたいな感じですが売っているものは普通のスーパーでも売っているものからデパ地下のように少し良いものを売ってました（目利き力が試されます）。

ユリウス・マインルは焙煎コーヒーを世界で初めて販売したお店ということもあり、ここではオリジナルのマグとコーヒー（250g）2種、レイプクーヘンを２つを購入しました。47.7７ユーロ。クレジットカード利用可。

その後、スタバでマグ3個、クリスマスブレンド（250g）6.60ユーロを購入し両手に荷物をぶら下げ一旦ホテルへ戻ることに。計32.30ユーロ

チェコよりオーストリアのスタバの方がお豆は安かった。

ユリウス マインル スーパー・コンビニ

地下鉄を降りてU3 SUPERMARKTというスーパーでお土産のスープ（2袋）を購入。2.9ユーロ。クレジットカード利用不可でした。

部屋に戻る前にウィーン西駅構内にある大好きなノルトゼーに寄って軽めのディナーを購入しに行くことに。定番のエビフライ(5.99ユーロ)とフィッシュサンド（2.99ユーロ）にしました。クレジットカード利用不可。

ミネラルウォーターも切れてたので駅にあるメルキュールで閉店間際に滑り込み購入。0.55EUR。金額が低くクレジットカードの利用は不可でした。

もう少し良いものを食べたかったのですが、今夜は本日3つ目のケーキが待っているので軽く済ませたかったのです。

食事を済ませてホテルを出て地下鉄で移動し、シュテファン寺院からリンク周辺のウィーンの夜景を観て周る夜の街歩きを始めます。

日中、シュテファン寺院の周辺はたくさん人が集まりますが、夜になれば少し落ち着きます。

シュテファン大聖堂 寺院・教会

シュテファン寺院では前回と同じく、またここに来られるよう願いました。

シュテファン大聖堂 寺院・教会

大きなグラーベンという通りを歩きユリウス・マインル方面へ歩くとペスト記念塔が現れます。

このペスト記念柱は1679年にウィーンでペストが猛威を振るい、その終息を記念して建てられたそう。当初は木造だったのが1693年に現在の姿になったそうです。

参考・詳しい説明はこちら
https://www.wien-kanko.com/2015/01/02/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%83%9A%E3%82%B9%E3%83%88%E8%A8%98%E5%BF%B5%E6%9F%B1/

ペスト記念柱 建造物

グラーベン通りをユリウス・マインル側へ歩き、ペスト記念塔（柱）を少し過ぎるとユリウス・マインルへ向かって右手側に伸びる道の先にペーター教会が見えます。

このバロック様式で建てられた教会はベルヴェデーレ宮殿も手がけたルーカス・フォン・ビルデブラントの設計で1701-1733年に建設されました。

前回もこちらに来ましたが、教会内の天井のフレスコ画が必見とガイドブックには書かれていますが、主祭壇の金ピカ具合も負けず劣らずで必見です。

聖ペーター教会 寺院・教会

グラーベン通りの突き当りにあるユリウス・マインルを左に曲がり、ディオールやデメルの前を通過するとミヒャエル広場に到着。

周囲と馴染んで他の建物よりは少し真新しく見える建物がロースハウスです。アドルフ・ロースによって1909～1912年に建設された建物だそうで、当時は装飾を排除したこの建物は非難の的になったそうです。現在は銀行が入っていて店内を外から除いてみましたがぱっと見は銀行というより宝飾品店のような感じでした。

参考・詳しい説明はこちら
https://www.wien-kanko.com/2014/06/19/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9/

ロースハウス 現代・近代建築

ロースハウスもですが、ミヒャエル広場の前には王宮があり、クリスマスマーケットの準備のため出店の建物が並んでいました。

王宮は13世紀後半から1918年まで約600年以上にわたって住居とされていて増改築の末に現在の姿になったそうです。

この中には様々な見どころがあるのですが、次の日「皇帝の部屋とシシィ博物館」、「銀器コレクション」、「国立図書館プルンクザール」を訪れました。

ホーフブルク宮殿 (王宮) 城・宮殿

王宮の中は通り抜けできるようになっていてこの写真は王宮の入口をくぐりぬけた所にある中庭。

フランツ2世の像が置かれていました。

フランツ2世像 モニュメント・記念碑

王宮を抜けるとヘルデンプラッツ（新王宮前広場）に出ます。

ここにはカール大公の騎馬像がありました。

写真のライトアップされた建物はウィーン市庁舎。

Heldenplatz 広場・公園

そして、新王宮。

1900年頃に最後の造営計画として建てられた新しい王宮でこの建物と同じものをヘルデンプラッツに建設して...と色々と計画があったようですが、帝国が終焉を迎えたため実現はしなかったそうです。

確かに衛星写真で見るとヘルデンプラッツと新王宮の敷地面積がほぼ同じぐらいだし、実際に行ってみると英雄広場の門の位置などからなんとなく中途半端な感じがしましたが、帰国してからこの旅行記を書く際に調べてみて納得でした。

参考・詳しくはこちら
https://www.wien.info/ja/sightseeing/sights/imperial/imperial-palace

新王宮 城・宮殿

新王宮前広場を出てブルク門を出ると目の前には瓜二つの大きな建物が向かい合って建っています。

ミュージアムクォーター側にに向かって左（この写真の建物）が1871～1891年に建設された美術史美術館。

美術史美術館 博物館・美術館・ギャラリー

そして、右側が1889年公開の自然史博物館。

こちらは自然科学全般の博物館だそうで、美術史美術館と自然史博物館は両方ともまだ入ったことがありません。今回の旅行ではどちらも入館せずだったので、またの機会に楽しみにしておきたいと思います。

自然史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

美術史美術館、自然史博物館の建物をちら見した後はリンクに沿って歩き市庁舎の方面へ向かいます。

リンク沿いにはトラムの停留所もいくつか徒歩で通過しましたが、行きだけでも歩きたかったので徒歩で向かいました。

1883年に完成した国会議事堂。

民主主義の発祥の地がギリシアだということもあり、ギリシアの古典様式が国会議事堂に採用されたそうです。

こう見ると他の建物が派手で地味にも見えてしまいます。。

とりあえず徒歩での目標地点だった市庁舎前にたどり着きました。

1873～1883年にネオゴシック様式で建てられた市庁舎だそう。

新王宮前広場やリンク沿いで向かう最中に見えた市庁舎とは異なりライトアップは上部のみ...

残念ながら市庁舎の前の広場には、クリスマスマーケット用の屋台が作られていて撮影したのは21時頃でしたが、その時間でも中で作業をされていました。。

ここまで大掛かりに準備されているのを見ると一度はクリスマスマーケットのシーズンに来てみたいな。。

ウィーン市庁舎 現代・近代建築

1888年に完成したブルク劇場。市庁舎の目の前にあり、同じくネオゴシック様式で建設されています。

1800年代後半にかけて多くの建物が建てられているのですごい勢いだったんでしょう。。その後、終焉してますが。。

ブルク劇場 劇場・ホール・ショー

ブルク劇場の前のトラムの停留所からトラムに乗ってオペラ座前で下車し、1898年に建設されたセセッシオンへ。

前回ウィーンに来た時に近くのカールスプラッツまで来ていたにもかかわらず、場所の把握がうまくできていなくて見られなかった建物の1つ。

こちらは次の日にちらっと館内に入ることができました。

セセッシオン 劇場・ホール・ショー

セセッシオンの次はカールス教会へ。

マリアテレジアの父カール６世がペストの鎮静を祈願して1716～1739年に建設された建物。正面の入り口（現在は右側から入る）の両サイドの柱はローマのトラヤヌス帝記念柱にヒントを得たものだそうです。設計はバロック建築の巨匠フィッシャー・フォン・エアラッハとその息子。

こちらも教会の前にあるはずの池の水が綺麗に全て抜かれクリスマスマーケットの建物が建てられていました。そして、この暗闇の時間にもかかわらず大きな音を建てて木材を切るスタッフがいらっしゃいました。。

カールス教会 寺院・教会

次は国立オペラ座。ケーキまであと少し。。

パリ、ミラノと並ぶヨーロッパ三大オペラ劇場のひとつで1869年にモーツァルトのドン・ジョバンニでこけら落としが行われたそう。

ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー

国立オペラ座の横を通り過ぎてアルベルティーナ広場へ。
写真中央の建物が美術館のアルベルティーナです。

クリムトやシーレ、ピカソ、モネ・・・美術史に残る錚々たる作品が所蔵されています。前回、来た時もなかなか見応えがあり好きな美術館のひとつになりました。

アルベルティーナ広場 広場・公園

そして、夜の街歩きの終着地、カフェ・ザッハー。

この日、最後のお楽しみ。カフェ・ザッハーでザッハトルテをいただきます。

カフェ ザッハー カフェ

ホテルザッハーの入り口の横にあるカフェザッハーがカフェへの入り口です。

入口の部分がこぢんまりしていてお気に入りです。

カフェ ザッハー カフェ

まずは飲み物から。

前回飲んで美味しかったマリアテレジアというコーヒーにオレンジリキュールが入ったアレンジコーヒーをチョイスしました。

カフェ ザッハー カフェ

もちろん、ケーキはザッハトルテ。

他のケーキも美味しそうなので、次は違うものを食べてみよう。

カフェ ザッハー カフェ

ザッハトルテ　6.9ユーロ
マリアテレジア（アレンジコーヒー）　7.9ユーロ　
クレジットカード利用可。

甘すぎるぐらい甘くてたくさん歩いて疲れていたので本当に美味しかった。

カフェ ザッハー カフェ

入店当初はオペラを観終えたお客さんが出入りしていましたが、23時ごろになると店内は静かになり穏やかな雰囲気になっていました。

朝からメルク修道院、ウィーンの街歩きと移動詰めの1日だったのでお酒の飲めない私は少し酔いが周り過ぎました。。

明日は午前中からまだ一度も行ったことがないウィーンの名所巡りをします。

カフェ ザッハー カフェ

この旅行記へのコメント （2）

• akepi48さん 2019/06/24 22:01:14

  よろしくお願いいたします m(__)m

  Takashiさん、こんばんは☆彡
  
  実は、初めまして～♪ではなく
  以前、中欧行きたいな～と
  ふんわり思っていたころ、
  おじゃましてました m(__)m
  このたび、８月最終週ですが
  中欧行き航空券を予約できたので、
  再びたどり着いた次第です。
  
  旅程はブダペストinプラハoutで、
  ハルシュタットも行く予定です。
  今回はウィーンの夜の街歩きをしっかりと
  拝見しましたが、お写真もきれいだし、
  説明もわかりやすいし、
  クチコミも丁寧に書かれていて
  旅気分が大いに盛り上がりました～.☆*
  ちょくちょくお邪魔しますが
  どうぞよろしくお願いいたします m(__)m
  
  akepi48

  Takashiさん からの返信 2019/06/24 23:36:50

  Re: よろしくお願いいたします m(__)m

  akepi48さん
  
  こんにちは。
  いいねやフォロー、コメントありがとうございます！
  
  こちらも、旅行記を拝見させていただいたりしていたかもです。。最近は旅行記をアップするだけで精一杯で記憶違いでしたらすみません。
  8月末に中欧行きが決まったのですね。今年の予定はまだ未定なので羨ましいです。。
  
  中欧のいいとこ取りないい旅程そうですね！
  旅行記や写真のことをお褒めいただきありがとうございます。
  励みになります！ウィーンは一番好きな都市なので力入れてます笑
  
  ぜひ、またいらしてください。
  
  Takashi